- 2011年05月30日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- このような症状に
僕の治療院にも膝が痛いと訴えて来院される方が少なくありません。
膝が痛いといっても半月版や靭帯損傷のように外傷を伴う場合以外にも膝痛を起こすケースが多々あります。
最近よくテレビなどで見かける軟部組織の磨り減りや潤滑油の減少などよりももっと大きな原因があるのです。
それは腿の筋肉のハリです。
特に腿の前側の大腿四頭筋と呼ばれる筋肉は腿から膝のお皿の奥を通りお皿の下部に付着しています。
四頭筋が張った場合、筋肉が収縮を起こすためお皿を引っ張る形になり膝が痛く感じるようになります。
四頭筋が張ればその裏側の筋肉のハムストも張ってしまいます。
ハムストと膝の裏側の筋肉の膝下筋も関連しあっていますから、そちらにも痛みが生じてしまいます。
また、運動不足などにより腿の内側の筋肉が張った場合も膝下筋に影響を与えます。
そのため、膝が痛くなる場合膝の内側の痛みを訴える方が多くなります。
では、どのようにすれば腿の筋肉がこりずらくなるのでしょう。
やはり、筋肉が強い方がこりずらいということはありますし、血行をよくしていた方がこりずらいと言えます。
すなわち、こまめな運動とストレッチなどにより筋肉を伸ばすということを怠ってはなりません。
膝が痛いという老人が多いのは決して潤滑油が無くなっているわけではなく、筋力不足により膝周りが張ってしまっていると考えていいのではないでしょうか。
その証拠に、筋肉の深部より張りを取り除けば60歳以上の方でも膝の痛みはほぼ解消します。