目からうろこの整体コラム

マッサージチェアは長く使うほど効果がある?実は逆かもしれません

昔、銭湯などに20円で動くマッサージチェアがありましたよね。

普通の椅子に背中や腰を押す突起が付いていて、数分間だけ動くあのタイプです。

最近のマッサージチェアは本当に進化しました。

リクライニング機能が付き、ローラーが背中を動き回り、腕や脚まで空気圧で刺激してくれます。

空港などにも設置されていて、待ち時間につい利用したくなる方も多いでしょう。

昔とは比べものにならないほど性能は良くなっています。

 

どうして10分くらいで止まるのでしょう?

街中のコイン式マッサージチェアを見ると、多くは約10分で終了します。

「もう少しやりたいな。」

そう感じたことがある方も多いと思います。

もちろん、回転率や料金設定などの理由もあるでしょう。

しかし私は、それ以上に筋肉への刺激時間が関係していると考えています。

約30年間の施術経験で感じていること

私は約30年間、さまざまな肩こりや腰痛の患者さんを施術してきました。

その経験から感じているのは、

筋肉は長時間刺激し続ければ良くなるわけではない

ということです。

むしろ、同じ場所に刺激を与え続けることで、一時的には気持ち良く感じても、その後かえって筋肉が硬くなってしまう方を数多く見てきました。

筋肉への刺激は、強ければ強いほど、長ければ長いほど良いわけではありません。

自宅のマッサージチェアは注意が必要です

実際に問題になりやすいのは、自宅のマッサージチェアです。

テレビを見ながら長時間使う。

そのまま寝てしまう。

終わっても、また動かす。

これを繰り返してしまう方が少なくありません。

すると、

筋肉が硬くなる

さらに気になる

またマッサージする

という悪循環に入ってしまうことがあります。

気持ちがいいからといって、長時間続けることが筋肉にとって良いとは限らないのです。

マッサージガンも同じです

最近人気のマッサージガンも同じです。

コリが強い場所だからといって、ずっと当て続けてしまう方がいます。

しかし、強い刺激や長時間の刺激を与え続けると、筋肉はかえって緊張し、硬くなってしまいます。

「もっと効かせたい」

「もっと奥まで届かせたい」

と思って強く押し付けたり、同じ場所へ長時間当て続けたりする必要はありません。

※マッサージガンの使い方については、別の記事で詳しくご紹介します。

実は施術でも同じ考えです

患者さんから、

「今日は2コマ続けてお願いできますか?」

と相談されることがあります。

しかし私は、お断りしています。

理由はシンプルです。

続けて長時間施術するよりも、一度筋肉を休ませてから、日を空けてもう一度施術した方が良いと考えているからです。

筋肉には、刺激を受けた後に休む時間が必要です。

長時間施術すれば、それだけ早くコリが取れるわけではありません。

むしろ刺激が強すぎたり、長すぎたりすれば、筋肉を必要以上に緊張させてしまいます。

だから私は、施術時間をむやみに長くすることはしていません。

セルフチェック

次の項目に当てはまりませんか?

□ マッサージチェアで20分以上座ることが多い

□ マッサージチェアで寝てしまう

□ マッサージガンを同じ場所に何分も当てている

□ 「長くやるほど効く」と思っている

一つでも当てはまる方は、筋肉へ刺激を与え過ぎているかもしれません。

まとめ

マッサージチェアもマッサージガンも、使い方次第では体を楽にしてくれる便利な道具です。

しかし、

「長くやればやるほど効果が高い」

というわけではありません。

大切なのは、

強さ

時間

そして、

刺激する方向です。

私は約30年間の施術経験から、力や時間よりも、**「筋肉を正しく捉え、適切な角度から刺激すること」**の方がはるかに重要だと考えています。

長時間、力任せに刺激するのではなく、必要な場所へ必要な刺激を加える。

そして、刺激した後は筋肉を休ませる。

筋肉は、強く長く刺激すれば良くなるものではありません。

これが、約30年間筋肉を施術してきた私が大切にしている考え方です。

 

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整体やマッサージに行っても、すぐに元へ戻ってしまうのはなぜ?

患者さんから、よくこんな質問をいただきます。

「整体やマッサージを受けた直後は楽になるのですが、数日するとまた肩こりや腰痛が戻ってしまうんです。」

せっかく楽になったのに、またつらくなってしまうと、

「このままずっと繰り返すのかな……」

と不安になりますよね。

私は、その理由の一つが**「長年蓄積したコリ」**にあると考えています。

 

コリは毎日少しずつ蓄積していきます

肩こりや腰痛で悩んでいる方も、昔は、

「肩が凝ったな。」

と思っても、一晩寝れば楽になっていた時期があったのではないでしょうか。

それは、筋肉にまだ十分な余裕があったからです。

しかし、デスクワークやスマートフォン、車の運転、家事などで毎日同じような負担がかかり続けると、筋肉には少しずつ疲労が蓄積していきます。

一時的な疲労であれば、睡眠や休息によって回復します。

ところが、回復する以上の負担が毎日のように続けば、筋肉にはコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

最初のうちは、まだ筋肉に余裕があるため、一晩寝れば症状を感じなくなります。

しかし、コリの蓄積が増え、筋肉の余裕が少なくなるにつれて、一晩寝ただけでは元の状態まで回復できなくなります。

私は、これが肩こりや腰痛が慢性化していく大きな理由の一つだと考えています。

長年蓄積したコリは、一度では取り切れません

慢性的な肩こりや腰痛は、数日でできたものではありません。

毎日の負担が何年、何十年と積み重なり、コリが蓄積して深部まで固まった状態です。

ですから、一度の施術で楽になったからといって、長年蓄積したコリがすべてなくなったわけではありません。

表面や比較的取りやすい部分の緊張が減れば、その場ではかなり楽になります。

しかし、深部に強いコリが残っていれば、最初のうちは再び肩こりや腰痛を感じるようになります。

これは、

「施術を受けても元に戻ってしまった」

というより、

「まだ深部に取り切れていないコリが残っている」

と私は考えています。

改善とは「コリの蓄積を減らしていくこと」

当院では、一度ですべてのコリを取り切ろうとは考えていません。

無理に強い刺激を加えたり、長時間施術したりすれば良いわけではないからです。

筋肉の状態を確認しながら、深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていく。

それを繰り返すことで、少しずつ筋肉に余裕が戻ってきます。

すると、最初は2〜3日しか楽な状態が続かなかった方でも、

  • 1週間
  • 2週間
  • 3週間

というように、楽に過ごせる期間が少しずつ長くなっていきます。

改善までに必要な期間は、コリの蓄積量や生活で受ける負担などによって違います。

しかし、深部のコリが減るほど筋肉に余裕が生まれ、肩こりや腰痛が戻るまでの期間も長くなっていく。

これは約30年間、多くの患者さんを施術する中で繰り返し見てきた変化です。

「自然に治った」と思っていても……

患者さんから、

「先週は肩が凝っていたけれど、今は何ともありません。」

「腰痛があったけれど、数日したら自然に治りました。」

というお話を伺うことがあります。

もちろん、症状がなくなること自体は良いことです。

しかし、症状を感じなくなったことと、蓄積したコリがなくなったことは同じではありません。

筋肉にまだ余裕があるうちは、休息によって症状を感じなくなることができます。

しかし、その間にも同じ生活による負担が続けば、コリは少しずつ蓄積していきます。

そして、

「昔は一晩寝れば治っていた。」

「最近は数日かかるようになった。」

「いつの間にか、ずっと肩が凝っている。」

という状態へ変わっていきます。

私は、これが慢性的な肩こりや腰痛ができていく一つの流れだと考えています。

当院が大切にしていること

当院が目指しているのは、その場だけ楽にすることではありません。

長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリを少しずつ取り除き、筋肉に余裕のある状態へ戻していくこと。

これを大切にしています。

肩こりや腰痛は、ある日突然できあがるものではありません。

毎日の生活の中で筋肉への負担が積み重なり、それが何年も続くことでコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だからこそ、一度の施術ですべてを変えようとするのではなく、長年かけて蓄積したコリを一つひとつ取り除いていくことが大切です。

「施術を受けても、すぐ戻ってしまう。」

そんな方は、

「どれだけ長い年月をかけてコリを蓄積してきたのか」

という視点から、ご自身の体を考えてみてください。

 

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温泉は肩こりや腰痛に本当に効果があるのでしょうか?

「先生、温泉に入ると肩こりが楽になるんですよ。」

患者さんから、このようなお話を聞くことがあります。

温泉地へ行くと、効能の欄には、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 神経痛
  • 疲労回復

など、さまざまな症状が書かれています。

では、なぜ温泉に入ると肩こりや腰痛が楽になるのでしょうか?

今回は、整体師としての視点からお話ししたいと思います。

 

温泉が気持ち良く感じるのには理由があります

温泉へ入ると、

「体が軽くなった。」

「肩や腰が楽になった。」

と感じる方は少なくありません。

これは単に気分の問題だけではありません。

入浴すると体が温まり、血流も変化します。

また、お湯の中では浮力によって体重の負担が軽くなるため、筋肉や関節も休みやすくなります。

さらに、水圧による刺激や、ゆっくりお湯につかることで心身がリラックスすることも関係しています。

こうしたことが重なって、温泉に入った後に体が軽く感じられるのだと思います。

温泉と家庭のお風呂は何が違うのでしょうか?

温泉には、泉質によってさまざまな成分が含まれています。

そのため、泉質による違いもあります。

一方で、毎日の家庭のお風呂にも十分メリットがあります。

ゆっくり湯船につかることで筋肉が温まり、血流が良くなることで、体もリラックスしやすくなります。

つまり、

「温泉だから」というだけではなく、体を温めてゆっくり休ませること自体にも意味がある

と私は考えています。

ただし、深部のコリが取れたわけではありません

ここは、とても大切なところです。

温泉やお風呂に入って肩こりや腰痛が楽になったとしても、長年の負担によって筋肉の深部に蓄積したコリまでなくなったわけではありません。

体が温まり、血流が良くなり、筋肉の緊張が和らぐことで、一時的に体が動かしやすくなったり、痛みや重さを感じにくくなったりします。

だから、

「温泉に入るとすごく楽になるけれど、翌日にはまた肩がこっている。」

ということが起こります。

長期間同じ筋肉へ負担がかかり続ければ、コリは少しずつ蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

慢性的な肩こりや腰痛では、この深部に蓄積したコリをどうするかが大切だと私は考えています。

それでも入浴はおすすめです

だからといって、

「お風呂に入っても意味がない。」

ということではありません。

むしろ私は、毎日の入浴はおすすめしています。

深部のコリそのものを取り除くことは難しくても、体を温めて血流を良くし、筋肉をリラックスさせることは、これ以上疲労やコリをため込まないためのケアとして役立ちます。

特に一日中デスクワークをしている方や、肩や腰に力が入りやすい方にとって、湯船につかって体を休ませる時間を作ることは大切です。

忙しい方でもできる健康習慣です

「温泉に行きたいけれど、なかなか時間が取れない。」

そんな方も多いと思います。

もちろん、毎日のように温泉へ行く必要はありません(笑)。

自宅でシャワーだけで済ませず、時間がある時には湯船につかる。

それだけでも、疲れた筋肉を休ませる時間になります。

特別な健康器具を買わなくてもできる、身近なセルフケアの一つです。

まとめ

温泉やお風呂に入ると肩こりや腰痛が楽になるのは、体が温まり、血流が良くなり、筋肉がリラックスしやすくなることが関係しています。

ただし、

温泉に入って楽になった=長年蓄積したコリがなくなった

ということではありません。

長期間の負担によって筋肉の深部まで蓄積したコリは、温めるだけで取り除けるものではないと私は考えています。

だからこそ、

日常では入浴などで筋肉に疲労をため込まない。

そして、すでに深部まで固まってしまったコリについては、しっかりと取り除いていく。

この両方が大切です。

温泉が好きな方は、ぜひ楽しんでください。

そして温泉へなかなか行けない方も、毎日の入浴を上手に使って、疲れた筋肉を休ませる時間を作ってみてください。

 

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疲れが抜けにくい、体が重いなどの「なんとなく不調」について詳しく知りたい方は、ホームページの「なんとなく不調」ページもご覧ください。

 

 

運動不足が続くと、体はどう変わるのでしょうか?

「最近、階段を上るのがつらくなった…」

「少し歩いただけで疲れてしまう。」

「以前より肩こりや腰痛がひどくなった気がする。」

このような変化を感じている方はいませんか?

「年齢のせいだから仕方ない。」

と思ってしまいがちですが、その背景には筋肉量や筋力の低下が関係していることがあります。

今回は「サルコペニア」についてお話しします。

 

サルコペニアとは?

サルコペニアとは、加齢などに伴って筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下した状態です。

筋力が落ちてくると、

  • 歩くのがつらくなる
  • 階段の上り下りが大変になる
  • 転びやすくなる
  • 日常生活で疲れやすくなる

といった変化が現れます。

そして体を動かすことがつらくなると、さらに活動量が減り、筋力が低下するという悪循環にもつながります。

40代、50代から運動習慣を意識することが大切です

サルコペニアというと、高齢者の問題というイメージが強いと思います。

実際にサルコペニアそのものは、主に高齢者で問題になるものです。

しかし、その年代になってから突然筋力が低下するわけではありません。

リモートワークが増えた。

車で移動することが多い。

デスクワーク中心で歩く機会が少ない。

こうした生活を続けている40代、50代の方も、今のうちから筋肉を使う習慣を持つことが大切です。

そして私は、運動不足そのものだけではなく、長時間同じ姿勢を続けることによる筋肉への負担にも注意してほしいと思っています。

デスクワークなどで同じ筋肉へ負担がかかる状態が毎日続き、それが何年も積み重なることで、筋肉にはコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

これが慢性的な肩こりや腰痛につながっていくと、私は考えています。

筋肉は使わなければ衰えます

私自身、Apple Watchで活動量を確認していますが、仕事の日と休日では消費カロリーにかなり差があります。

整体師という仕事は体を動かす機会が多いので特に感じますが、普段の通勤や買い物なども意外と大切な運動になっています。

「少し歩く。」

「エスカレーターではなく階段を使う。」

そんな日常生活の積み重ねも、筋力を維持するためには大切です。

特別な運動をすることだけが運動ではありません。

普段から体を動かすことそのものが大切なのです。

急に頑張りすぎるのは逆効果です

「運動不足だから今日から頑張ろう!」

その気持ちはとても大切です。

しかし、長い間運動をしていなかった方が、突然激しい運動を始めることはおすすめしません。

筋力が落ちているところへ急激に大きな負荷をかければ、筋肉や関節を痛める原因にもなります。

まずは無理のない範囲で、

  • 少し長めに歩く
  • 軽いスクワットをする
  • ストレッチをする

などから始め、少しずつ体を慣らしていくことが大切です。

中高年は「鍛えること」と「ケア」の両方が大切です

私は約30年間、多くの患者さんの筋肉を触ってきて、中高年では筋肉を鍛えることと同じくらい、柔軟性を保つことが大切だと考えています。

運動をすれば筋肉には負荷がかかります。

適度な負荷であれば筋力を維持するために必要ですが、疲労をためたまま運動を繰り返せば、筋肉にはコリが蓄積していきます。

特に長年の負担によって深部まで固まったコリは、運動をするだけで取り除けるものではありません。

だからこそ、

筋肉を使う。

そして、

疲労やコリをため込まないようにケアする。

この両方が大切だと考えています。

まとめ

サルコペニアは、主に高齢者で問題になる筋肉量・筋力・身体機能の低下です。

しかし、筋肉はある日突然衰えるわけではありません。

40代、50代のうちから体を動かす習慣を持ち、筋力を維持していくことが大切です。

そして中高年では、ただ筋肉を鍛えればよいというわけでもありません。

筋力を維持すること。

そして、

筋肉の柔軟性を保ち、深部にコリをため込まないこと。

私は、この二つをセットで考えることが、年齢を重ねても元気に動き続けるために大切だと思っています。

筋肉は年齢を重ねても、適切に使うことで変化していきます。

今日少し歩くことからでも構いません。

今から体を動かす習慣を作ることが、10年後も自分の足で元気に動くための準備になります。

 

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朝起きると腰が痛い・肩がこるのは、寝具のせいなのでしょうか?

朝起きた時に、

「腰が痛い」

「肩がいつも以上にこっている」

「首が重い」

と感じる方は少なくありません。

そんな時、

「布団が合っていないのかな?」

「枕が悪いのかな?」

と考える方も多いのではないでしょうか。

実際、患者さんからも、

「朝起きると肩がこっているので、枕を何度も買い替えました。」

というお話をよく伺います。

テレビやインターネットでも、「腰痛にはこのマットレス」「肩こりにはこの枕」といった情報をよく見かけます。

では、本当に寝具が原因なのでしょうか?

私は約30年間、多くの肩こりや腰痛の患者さんを施術してきましたが、朝の症状を寝具だけの問題として考える必要はないと思っています。

 

朝つらい方は、もともとのコリが強いことがあります

私がまず確認するのは、枕や布団よりもその方の筋肉の状態です。

慢性的な肩こりや腰痛では、長期間にわたって同じような負担が続くことで、筋肉の深部までコリが形成され、蓄積していきます。

日中は歩いたり、体を動かしたり、姿勢を変えたりしています。

ところが睡眠中は、長時間あまり体を動かさない時間が続きます。

そのため、もともと深部までコリが蓄積している方ほど、朝起きた時に、

「固まっている」

「動き始めが痛い」

「肩がいつも以上に重い」

と感じやすいのではないかと、私は考えています。

起きてしばらくすると楽になりませんか?

ここで一つ、思い当たることはないでしょうか。

朝起きた直後はつらい。

ところが、顔を洗って、朝食をとって、仕事へ行く準備をして……

2〜3時間もすると、いつの間にか朝より楽になっている。

このような方は少なくありません。

体を動かし始めることで筋肉も動き、血流も変化していきます。

私は、この**「動き始めると楽になる」**という特徴も、朝の症状に筋肉の状態が関係していると考える一つの材料にしています。

もし枕や布団だけが原因なのであれば、起きて数時間後に症状が軽くなることを、それだけでは説明しにくいケースもあると思います。

では、枕や布団は何でもいいのでしょうか?

もちろん、そういうわけではありません。

寝具が体へ与える影響もあります。

例えば、体が大きく沈み込むほど柔らかい寝具では、寝ている間に腰へ負担がかかる方もいます。

枕についても、高すぎるものでは首が不自然に曲がった状態が長時間続くため、首や肩へ負担がかかることがあります。

ですから、

「極端に柔らかく沈み込む寝具」

「首が大きく曲がってしまうほど高い枕」

などは避けた方がよいでしょう。

そのうえで、私は寝具に必要以上に神経質になる必要はないと考えています。

枕を何度替えても肩こりが変わらないのはなぜ?

これも患者さんからよく伺う話です。

「肩こりに良いと言われる枕を買った。」

「オーダーメイドの枕も作った。」

「それでも朝の肩こりが変わらない。」

なぜでしょうか。

私は、枕を替えても、すでに首や肩の深部に蓄積しているコリそのものがなくなるわけではないからだと考えています。

何年もかけて深部まで固まった筋肉が、枕を替えただけで柔らかくなるわけではありません。

これは腰痛でも同じです。

マットレスを替えることで寝心地が良くなったり、睡眠中の体への負担が減ったりすることはあります。

しかし、長年蓄積している腰の深部のコリまで、それだけでなくなるわけではありません。

だから私は、寝具を替えても朝の症状が変わらない方ほど、寝具だけではなく筋肉の状態を見ることが大切だと考えています。

昔は同じ布団で寝ても平気ではありませんでしたか?

私はここも大切なポイントだと思っています。

今使っている布団や枕で、以前は普通に眠れていた。

ところが、いつの頃からか朝起きると腰が痛くなったり、肩がこるようになった。

そんな方もいらっしゃいます。

寝具が大きく変わっていないのであれば、

変わったのは寝具ではなく、自分の筋肉の状態かもしれません。

毎日の仕事や家事、パソコンやスマートフォン、姿勢などによる負担が何年も続くことで、筋肉の深部には少しずつコリが蓄積していきます。

そして筋肉の余裕が少なくなってくると、以前なら何ともなかった睡眠中の姿勢や長時間動かないことでも、朝につらさを感じるようになることがあります。

高価な寝具を買う前に考えてほしいこと

私は、腰痛や肩こりがあるからといって、必ずしも高価なマットレスや枕を購入する必要はないと考えています。

もちろん、寝心地が良く、自分に合った寝具を使うことは大切です。

しかし、

「朝腰が痛いからマットレスが悪い」

「朝肩がこるから枕が悪い」

と、すべてを寝具のせいにしてしまうのは少し違うと思います。

寝具を何度替えても症状が変わらないのであれば、一度、寝具ではなく自分の筋肉の状態にも目を向けてみてください。

まとめ

朝起きた時の腰痛や肩こりは、寝具だけが原因とは限りません。

私は約30年間の施術経験から、朝の症状が強い方では、首・肩・腰などの筋肉に長期間の負担がかかり、深部までコリが蓄積しているケースを数多く見てきました。

特に、

朝起きた直後はつらいのに、動き始めて2〜3時間すると楽になる

という方は、筋肉の状態にも目を向けてみてよいと思います。

もちろん、自分に合った寝具を使うことも大切です。

しかし、枕やマットレスを替えるだけでは、長年かけて深部に蓄積したコリそのものがなくなるわけではありません。

大切なのは、

寝具による負担を減らすことと、深部まで蓄積したコリを少しずつ取り除き、筋肉に余裕を取り戻していくこと。

私は、こちらの両方から考えることが、慢性的な朝の腰痛や肩こりには大切だと思っています。

 

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ぎっくり腰は、痛みが引いてからが大切です

ぎっくり腰を起こした時の対処法について、患者さんから聞かれることがよくあります。

以前にもこのテーマで記事を書いたことがありますが、今読み返すと、当時は「発症直後にどう対処するか」という部分に重点を置いていました。

もちろん、ぎっくり腰を起こした直後の対応は大切です。

ただ、約30年間患者さんの腰を見てきた現在は、ぎっくり腰は急性期が終わった後のケアこそ重要だと考えています。

痛みが引いたからといって、腰の状態まで元に戻っているとは限らないからです。

 

ぎっくり腰と慢性腰痛は同じではありません

慢性的な腰痛では、仕事や家事、長時間の座り姿勢などによる負担が長期間続くことで、腰やお尻の筋肉の深部にコリが少しずつ蓄積していきます。

一方、ぎっくり腰は、

「朝、顔を洗おうとして前かがみになった時」

「床の物を取ろうとした時」

「靴下を履こうとした時」

「立ち上がろうとした時」

など、何気ない動作をきっかけに突然強い痛みが出ます。

しかし私は、その時の動作だけが原因ではないと考えています。

長年の負担によって腰やお尻の深部にコリが蓄積し、筋肉の柔軟性や余裕が少なくなっている。

そこへ前屈やひねりなどの動作が加わり、最後のきっかけとなって筋肉やその周囲の組織を傷める。

私は、ぎっくり腰の多くをこのように考えています。

ぎっくり腰の直後には、筋肉やその周囲の組織を傷め、炎症を疑う反応が見られることも多いため、発症直後から深部を強く施術することはしていません。

まずは急性期の反応が落ち着くことが大切です。

ぎっくり腰は朝に起こりやすい

約30年間患者さんを見ていると、ぎっくり腰を朝の時間帯に起こしたという方がとても多くいらっしゃいます。

「朝、顔を洗おうとして前かがみになった時」

「起きて靴下を履こうとした時」

「朝、床の物を取ろうとした時」

などです。

私は、これには朝という時間帯の体の状態も関係していると考えています。

睡眠中は長時間ほとんど体を動かしません。

そのため、起床時は日中に活動している時に比べて筋肉の血流が少なく、腰の筋肉も固まった状態になりやすくなります。

特に慢性的な腰痛がある方では、長年の負担によって、すでに腰やお尻の筋肉の深部にコリが蓄積しています。

そこへ睡眠中の長時間の不動が加わるため、朝起きた時には、さらに腰が固まった状態になりやすいのです。

実際、慢性腰痛の方から、

「朝起きた時が一番つらい」

「起きてしばらく動いていると楽になる」

という話をよく伺います。

体を動かし始めることで筋肉も動き、血流も増えてくるため、時間が経つにつれて腰が動かしやすくなっていきます。

逆に考えれば、起床直後は、慢性腰痛のある方にとって、ぎっくり腰を起こすリスクが高くなる時間帯だと私は考えています。

深部にコリが蓄積し、さらに朝で固まっている腰へ、前かがみやひねりなどの動作が加わる。

それが最後のきっかけとなって、ぎっくり腰を起こすのです。

そのため、慢性腰痛がある方や、ぎっくり腰を繰り返している方は、朝起きてすぐに深く前屈したり、腰を強くひねったりしないことも大切です。

まずはゆっくり起き上がり、少し体を動かしてから一日の動作に入るようにしてください。

発症直後は、無理をしないことが第一です

ぎっくり腰を起こした直後は、仕事や家事を無理に続けず、腰へ大きな負担をかける動作を避けてください。

特に、

  • 重い物を持つ
  • 中腰を繰り返す
  • 痛みを我慢して強く伸ばす
  • 無理に運動する
  • 強く揉む

といったことは避けた方がよいでしょう。

ただし、「安静」といっても、何日間も寝たきりになる必要はありません。

トイレや食事など、痛みが強くならない範囲の日常動作は行いながら、無理な動きだけを控えるという考え方です。

冷やすか温めるかは、体の反応を見ます

発症直後に熱っぽさやズキズキする痛みがあり、冷やすと楽になる場合は、保冷剤をタオルで包み、10〜15分ほど当てる方法があります。

冷やし続けるのではなく、皮膚の状態を確認しながら短時間にしてください。

一方で、温めた方が楽に動ける方もいます。

そのため、すべてのぎっくり腰に対して、

「必ず3日間冷やす」

「お風呂は絶対に禁止」

と一律に決める必要はないと考えています。

ただし、発症直後に長風呂をしたり、熱い湯に無理に入ったりする必要はありません。

浴槽への出入りが不安な場合は、シャワーで済ませる方が安全です。

翌朝に痛みが強くなることがあります

ぎっくり腰は、痛めた瞬間よりも、その日の夜から翌朝にかけて痛みが強くなることがあります。

傷めた組織の反応に加え、寝ている間は腰を動かす機会が少ないため、起床時には筋肉もこわばっています。

そのため、発症当日に無理をして動き続けると、翌朝さらに動きにくくなることがあります。

最初のうちは、動作をゆっくり行い、寝返りや起き上がりで腰を大きくひねったり、一気に立ち上がったりしないようにしてください。

「痛みが引いた=治った」ではありません

ぎっくり腰の強い痛みは、数日かけて少しずつ落ち着いていくことがあります。

この段階で多くの方は、

「もう治った」

と思います。

しかし、私はここからが非常に重要だと考えています。

急性期の炎症や強い痛みが落ち着いても、傷めた場所や、それをかばって働いた周囲の筋肉には硬さが残ります。

さらに、ぎっくり腰を起こす以前から深部に蓄積していたコリも、そのまま残っています。

つまり、

痛みがなくなったことと、腰の筋肉が元の良い状態へ戻ったことは同じではありません。

痛みは軽くなっても、

「腰が重い」

「前屈がしにくい」

「朝だけ腰が固い」

「長時間座ると張る」

「また同じ動作で痛めそうで怖い」

といった状態が残ることがあります。

私は、この状態をそのままにすることが、慢性腰痛やぎっくり腰の再発につながる一因になると考えています。

ぎっくり腰を繰り返す方の腰には特徴があります

約30年間施術をしていると、ぎっくり腰を何度も繰り返している方には、共通する特徴を感じます。

痛みがない時でも、腰やお尻の深部に強いコリが蓄積している方が非常に多いのです。

一度目のぎっくり腰の後、強い痛みだけが引き、そのままにしてしまう。

すると、筋肉の柔軟性が十分に戻らないまま、仕事や家事を再開することになります。

そこへ再び毎日の負担が積み重なり、深部のコリがさらに蓄積していく。

そして筋肉の余裕が少なくなったところで、何気ない動作をきっかけに再びぎっくり腰を起こす。

このような経過を、私は数多く見てきました。

最初は数年に一度だったものが、

「年に一度」

「数か月に一度」

「少し疲れるだけで腰に不安を感じる」

という状態へ変わっていく方もいます。

「ぎっくり腰は癖になる」と言われることがありますが、私は、ぎっくり腰そのものが癖になるというより、腰の深部にコリが残り、再び傷めやすい状態が続いていることが大きいと考えています。

急性期が終わった後に、深部の筋肉を整えます

当院では、ぎっくり腰の痛みが強い急性期に、無理に深部を刺激することはしません。

強い痛みや熱感が落ち着き、少しずつ動けるようになってから、腰やお尻の筋肉の状態を確認します。

そして、傷めた場所の周囲だけではなく、かばうことで固くなった筋肉、腰を支えている臀部、そしてぎっくり腰を起こす以前から深部に蓄積していたコリまで確認していきます。

ここが、私はとても大切だと考えています。

ぎっくり腰になって固くなった部分だけを見るのではありません。

なぜ、その腰がぎっくり腰を起こすところまで余裕を失っていたのか。

そこまで考えて筋肉の状態を整えていく必要があります。

私は約30年間の施術経験から、ぎっくり腰は急性期を乗り切って終わりではないと強く感じています。

炎症が落ち着く前に無理な施術をするのではありません。

急性期が終わった後だからこそ、腰やお尻の深部に残っているコリを少しずつ取り除き、筋肉の柔軟性を取り戻していく。

それが、慢性腰痛への移行や再発を防ぐうえで大切だと考えています。

すぐに医療機関へ相談した方がよい症状

次のような症状がある場合は、単なるぎっくり腰と決めつけず、早めに医療機関へ相談してください。

  • 足に強い力が入らない
  • 両脚にしびれが広がる
  • 尿や便が出にくい、または漏れる
  • 股の周囲の感覚がおかしい
  • 発熱や強い体調不良がある
  • 転倒や事故の後に強い痛みが出た
  • 痛みが急速に悪化している

また、強い痛みが長く続く場合も、一度きちんと検査を受けることが大切です。

ぎっくり腰は、その後のケアまでが対処です

ぎっくり腰を起こした直後は、無理をせず、急性期の反応が落ち着くのを待つ。

少し動けるようになったら、無理のない範囲で日常生活へ戻していく。

そして痛みが引いた後は、腰やお尻の深部に残っているコリを少しずつ取り除き、筋肉の柔軟性を取り戻していく。

私は、この三段階が大切だと考えています。

そして、ぎっくり腰を繰り返している方には、もう一つ覚えておいてほしいことがあります。

朝起きた直後は、腰が一日の中でも固まっている時間帯です。

特に慢性腰痛があり、すでに腰の深部にコリが蓄積している方では、朝はさらに腰に余裕がなくなっています。

顔を洗う、靴下を履く、床の物を取る。

そんな何気ない動作が最後のきっかけになることがあります。

痛みが引いた=腰が元の状態に戻った、ではありません。

ぎっくり腰を何度も繰り返している方や、その後から慢性的な腰痛が続いている方は、「痛みがなくなったから大丈夫」で終わらせず、急性期が終わった後の筋肉の状態にも目を向けてみてください。

 

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花粉症とぎっくり腰。一見関係ないようで実は深い関係があります。

「花粉症とぎっくり腰に関係があるの?」

意外な組み合わせに思われるかもしれません。

花粉症そのものが、ぎっくり腰を起こすわけではありません。

ただ、花粉症の方に多い**「朝のくしゃみ」**は、もともと腰に強いコリを抱えている方にとって、ぎっくり腰を起こす最後のきっかけになることがあります。

今日は、花粉症の季節だからこそ気をつけていただきたい、朝のぎっくり腰についてお話しします。

 

ぎっくり腰は「朝に起こした」という方が多い

約30年間患者さんを施術してきて、私が強く感じていることがあります。

それは、ぎっくり腰になった患者さんに話を聞くと、朝から午前中に痛めたという方が非常に多いことです。

例えば、

「朝、顔を洗おうとして前かがみになった瞬間に痛くなった」

「靴下を履こうとかがんだら動けなくなった」

「床の物を取ろうとしただけなのに痛めた」

といった話をよく聞きます。

なぜ、重い物を持ったわけでもないのに、こんな何気ない動作でぎっくり腰になってしまうのでしょうか。

私は、その動作だけが原因なのではないと考えています。

ぎっくり腰は、その瞬間だけを見ても分かりません

慢性的に腰へ負担がかかっている方では、長期間の負担によって腰や臀部などの筋肉の深部にコリが形成され、蓄積していきます。

深部のコリが増えていけば、筋肉の柔軟性が失われ、少しずつ余裕がなくなっていきます。

そして睡眠中は、日中に比べて体を動かす時間が大きく減ります。

そのため、もともと深部に強いコリを抱えている方では、起床直後に

「腰が固まっている」

と感じることがあります。

実際、慢性的な腰痛のある方から、

「朝が一番腰がつらい」

「起きてしばらく動いていると楽になる」

という話を聞くことも少なくありません。

私は、こうしたもともと腰に余裕がない状態に、睡眠中の長時間の不動が重なった朝は、ぎっくり腰を起こしやすい時間帯の一つだと考えています。

そこへ花粉症の「朝のくしゃみ」が重なります

花粉症の方では、起床後にくしゃみや鼻水などの症状が強く出ることがあります。

いわゆる「モーニングアタック」と呼ばれるものです。

ここで、ぎっくり腰との条件が重なります。

長年の負担によって腰の深部にコリが蓄積している



睡眠中あまり動かない



起床時は腰がさらに固い



花粉症による強いくしゃみ



ぎっくり腰を起こす最後のきっかけになる

という流れです。

つまり、花粉症がぎっくり腰の原因なのではありません。

もともと負担が蓄積して余裕がなくなっている腰へ、くしゃみという急激な動きが加わることが問題なのです。

くしゃみは思っている以上に体を大きく動かします

くしゃみをする瞬間、自分の体を観察してみると分かります。

一瞬ですが、腹部や背中に力が入り、体が大きく動きます。

腰の状態が良ければ、それだけですぐ問題になるわけではありません。

しかし、朝起きたばかりで腰が固く、さらに慢性的な腰痛がある方では、この突然の動きが負担になることがあります。

特に、

前かがみになった瞬間にくしゃみをする

という組み合わせには注意してほしいと思います。

洗面所で顔を洗っている時。

靴下やズボンを履こうとしている時。

床の物を取ろうとしている時。

こうした朝の動作中にくしゃみが出そうになったら、少し気をつけてください。

くしゃみが出そうになったら、手をついてください

私がおすすめしている方法は、とても簡単です。

くしゃみが出そうになったら、壁や机などに手をつくこと。

立っている時なら、近くの壁や机などに手を添えて体を支えます。

座っている時でも、可能なら手をついて体を安定させます。

特に前かがみになっている時は、そのまま勢いよくくしゃみをするのではなく、一度体を安定させてからくしゃみをするようにしてください。

これだけでも、くしゃみをした瞬間に体が大きく動くのを抑えやすくなります。

花粉症で朝から何度もくしゃみが出る方は、ぜひ意識してみてください。

ただし、本当の問題は「くしゃみ」ではありません

ここが一番大切なところです。

ぎっくり腰になった時、

「くしゃみをしたら腰を痛めた」

「顔を洗おうとしたら腰を痛めた」

「床の物を拾ったら腰を痛めた」

というと、その動作が原因だったように思います。

しかし私は、その一回の動作だけで考えないようにしています。

それまで何年も腰へ負担がかかり続け、深部にコリが蓄積していた。

筋肉の柔軟性が失われ、すでに余裕が少なくなっていた。

そこへ最後の一押しとして、くしゃみや前屈動作が加わった。

そのように考えた方が、繰り返しぎっくり腰になる方の状態も理解しやすいと思います。

花粉症の季節こそ、朝の腰に気をつけましょう

花粉症の方に、

「くしゃみをしないでください」

と言っても無理な話です(笑)。

ですから、くしゃみそのものを恐れる必要はありません。

朝起きたばかりの時間は、いきなり大きく前かがみにならない。

くしゃみが出そうになったら、壁や机などに手をついて体を支える。

そして何より、普段から腰へ長時間・長期間の負担をかけ続けないことが大切です。

すでに慢性的な腰痛がある方では、腰や臀部の深部に蓄積したコリを少しずつ減らし、筋肉に余裕を取り戻しておくことも、私は大切だと考えています。

花粉症とぎっくり腰。

一見まったく関係なさそうですが、

「腰が固まりやすい朝」と「くしゃみが出やすい朝」が重なる。

そこに、ちょっとした注意点があります。

花粉症で朝からくしゃみが続く方、そして慢性的な腰痛がある方は、ぜひ覚えておいてください。

 

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腰痛には腹筋運動?その前に知ってほしいこと。

腰痛になると、

「腹筋が弱いから腰痛になるんですよ。」

「腹筋を鍛えれば腰痛は良くなります。」

このように言われた経験はありませんか?

確かに、筋力を維持することは腰痛予防にとって大切です。

しかし、腰痛がある時に、いきなり腹筋運動を始めることが本当に良いのでしょうか?

私は約30年間の施術経験から、慢性的な腰痛の方は筋力強化より先に行うべきことがあると考えています。

 

筋力をつけることは大切です

私は、腰痛の方に筋力トレーニングが必要ないと言っているわけではありません。

むしろ、筋力を維持することはとても大切だと考えています。

筋力が強ければ、同じ動作や姿勢でも筋肉に余裕が生まれ、負担に耐えやすくなります。

そのため、筋力がつけば、コリができにくい体づくりにもつながると私は考えています。

ただし、筋力が強ければ絶対にコリができないということではありません。

筋力があっても、同じ筋肉に長時間・長期間負担がかかり続ければ、深部にはコリが形成され、蓄積していきます。

大切なのは、今の筋肉がどのような状態なのかを考えることです。

慢性的な腰痛がある時の筋肉はどうなっている?

慢性的な腰痛がある方では、長期間にわたって腰や臀部などの筋肉に負担がかかり続け、その深部にコリが蓄積しています。

その結果、筋肉の柔軟性が低下し、余裕がなくなっている方も少なくありません。

私は、このような状態の時に、

「腰痛だから腹筋を鍛えよう」

と、いきなり筋力トレーニングを始めることには注意が必要だと考えています。

すでに余裕がなくなっている筋肉へ、さらに強い負荷を加えることになるからです。

実際、腰痛を改善しようと思って腹筋運動を始めたところ、かえって腰がつらくなってしまったという方もいらっしゃいます。

だからといって、筋力トレーニングが悪いわけではありません。

問題は「鍛えること」ではなく、「どの状態で鍛えるか」なのです。

大切なのは「順番」です

私が慢性的な腰痛の方に大切だと考えているのは、

まず筋肉の状態を整える



深部に蓄積したコリを少しずつ減らす



筋肉に柔軟性と余裕を取り戻す



そのうえで筋力トレーニングを行う

という順番です。

長期間かけて深部に蓄積したコリを、一度ですべて取り除くことはできません。

少しずつ筋肉の状態を整え、動きやすい状態をつくっていく。

そして、筋肉に余裕が出てきたところで、その人の状態に合わせて無理のない範囲から筋力トレーニングを始める。

私は、この順番が大切だと考えています。

腹筋だけを鍛えればいいわけではありません

もう一つ大切なのは、

「腰痛=腹筋が弱い」

と単純に考えないことです。

腰や骨盤周辺を支えているのは腹筋だけではありません。

背中や臀部、脚など、多くの筋肉が協力して体を支えています。

ですから、腰痛を予防するために筋力をつけるのであれば、腹筋だけにこだわるのではなく、体全体を動かしていくことも大切です。

ウォーキングやスクワットなど、自分の体力や腰の状態に合った運動から始めてもいいでしょう。

大切なのは、無理をせず続けることです。

「まず鍛える」ではなく「まず筋肉の状態を見る」

腰痛があると、

「運動不足だから鍛えなければ」

と思う方は少なくありません。

もちろん、筋力を維持することは大切です。

筋力に余裕があれば、日常生活で同じ負担がかかっても筋肉への負担を小さくすることができ、コリができにくい体づくりにもつながります。

だからこそ私は、筋力トレーニングをおすすめしています。

ただし、慢性的な腰痛があり、すでに深部に強いコリが蓄積しているのであれば、まずその筋肉に余裕を取り戻すこと。

そして、その後に筋力をつけていく。

「腰痛だから腹筋を鍛える」ではなく、「今の筋肉がどんな状態なのかを確認してから鍛える」。

私は、腰痛のある方の筋力トレーニングでは、この順番がとても大切だと考えています。

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冬になると肩こり・腰痛・膝痛が悪化する理由とは?

冬になると、

「肩こりがいつも以上につらい…」

「腰痛が悪化した気がする…」

「膝の痛みが強くなる…」

そんな経験はありませんか?

寒くなると「年齢のせいかな」「冬だから仕方ない」と思われる方も多いのですが、寒い季節には筋肉への負担が増え、症状が強くなりやすい理由があります。

今回は、冬に肩こりや腰痛、膝痛が悪化しやすい理由と、自宅でできる簡単な対策についてお話しします。

 

寒さだけが肩こりや腰痛を作るわけではありません

寒くなると、私たちは無意識に肩をすくめたり、体を縮めたりします。

外を歩いている時などを思い浮かべてみてください。

寒い日は自然と肩が上がり、首をすくめ、体全体に力が入っていませんか?

この状態では、首や肩、背中などの筋肉がいつも以上に働くことになります。

ただ、私は寒さだけが肩こりや腰痛を作っているわけではないと考えています。

慢性的な肩こりや腰痛がある方では、それまでの長期間の負担によって筋肉の深部にコリが形成され、少しずつ蓄積しています。

すでに筋肉の余裕が少なくなっているところへ、寒さによる筋肉の緊張がさらに加わる。

そのため、冬になると肩こりや腰痛をいつも以上に強く感じる方がいるのだと考えています。

寒くなると筋肉への血流も低下しやすくなります

寒くなると、体は体温を逃がさないように皮膚の血管を収縮させます。

さらに、先ほどお話ししたように寒さによって体に力が入り、筋肉も緊張しやすくなります。

もともと深部に強いコリがある方では、こうした寒さによる変化が加わることで、いつも以上に筋肉の硬さや重さを感じることがあります。

これは腰でも同じです。

寒い日に体を縮めたり、腰周辺に力を入れた状態が長く続けば、すでにコリが蓄積している腰の筋肉にはさらに負担が加わります。

膝についても、もともと太ももや膝周辺の筋肉に強いコリがある方では、寒さによって筋肉がさらに硬くなることで、動きにくさや痛みを強く感じることがあります。

冬の対策は「冷やさないこと」

そこで冬の肩こりや腰痛対策として私がおすすめしているのが、

「筋肉を冷やさないこと」

です。

「温シップを貼っています」

という方も多いのですが、私は約30年間の施術経験から、慢性的な肩こりや腰痛では、使い捨てカイロなどでしっかり保温した方が楽に感じる方が多いという印象を持っています。

もちろん、感じ方には個人差があります。

肩こりには肩甲骨周辺を温める

肩こりがある方には、肩甲骨の内側、やや上のあたりを冷やさないようにすることをおすすめしています。

貼るタイプの使い捨てカイロを衣類の上から使用すると、肩周辺を保温することができます。

特に屋外にいる時間が長い方は、マフラーなどで首元を冷やさないことも大切です。

寒さによって無意識に肩をすくめ続けないようにすることも意識してみてください。

腰痛には腰周辺の保温を

腰痛がある方も、腰周辺を冷やさないようにしてみてください。

貼るタイプの使い捨てカイロなどを衣類の上から使用し、腰周辺を保温するのも一つの方法です。

特に慢性的な腰痛がある方では、もともと腰や臀部の深部にコリが蓄積しています。

冬はそこへ寒さによる筋肉の緊張が加わりますから、普段以上に腰を冷やさないことを意識するといいでしょう。

膝痛には保温性のあるサポーターも

膝は肩や腰と違い、使い捨てカイロを使いにくい場所です。

そのため、ウール素材など保温性の高いサポーターを利用するのもいいと思います。

膝そのものだけでなく、太ももやふくらはぎなど、膝を支えている筋肉を冷やさないことも大切です。

カイロを使う時は低温やけどに注意してください

使い捨てカイロは便利ですが、一つ注意があります。

背中や腰などに貼ったまま眠ってしまうと、長時間同じ場所が温められたり、体重で押さえつけられたりすることで、低温やけどを起こすことがあります。

そのため、カイロを貼ったまま就寝することは避け、日中の活動時に使用してください。

また、肌へ直接貼らず、必ず製品に書かれている使用方法を守って使いましょう。

「寒いから仕方ない」と諦めないでください

冬になると肩こりや腰痛、膝痛が強くなる方は少なくありません。

ただ私は、寒さだけが原因なのではなく、もともと長期間の負担によって深部にコリが蓄積しているところへ、寒さによる筋肉の緊張が加わることで症状が強くなると考えています。

ですから冬は、

体を冷やさない。

筋肉を温かく保つ。

寒さで体に力が入りすぎないようにする。

こうしたちょっとした工夫も大切です。

そして、すでに慢性的な肩こりや腰痛、膝痛がある方は、保温するだけではなく、長年かけて筋肉の深部に蓄積してきたコリを少しずつ減らし、筋肉に余裕を取り戻していくことも大切だと私は考えています。

「冬だから仕方ない」と我慢せず、寒い季節だからこそ体を冷やさないようにして、上手に冬を乗り切っていきましょう。

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朝起きると肩こりや腰痛がひどい…その原因とは?

「朝起きると肩がガチガチ…」

「寝る前より腰が痛くなっている…」

このような経験はありませんか?

こうした症状があると、多くの方は

「枕が合わないのかな?」

「マットレスが悪いのかな?」

と考えます。

もちろん寝具が影響するケースもありますが、私は約30年間の施術経験から、寝具そのものが主な原因であるケースは、それほど多くないと感じています。

では、なぜ朝になると肩こりや腰痛が強くなるのでしょうか?

朝に症状が強くなる理由

朝起きた時に肩こりや腰痛がひどくなる方の多くは、もともと慢性的なコリを抱えています。

夜眠っている間は活動量が減り、心拍数もゆっくりになります。

そのため筋肉への血流は日中より少なくなり、慢性的にコリがある筋肉はさらに硬くなりやすい状態になります。

その結果、

「朝起きた時が一番つらい」

という状態になるのです。

時間が経つと楽になるのはなぜ?

「朝は痛いのに、お昼頃には楽になってくる。」

このような方も多いのではないでしょうか。

起床後は体を動かし始めることで血流が徐々に改善し、硬くなっていた筋肉が少しずつ柔らかくなります。

そのため、朝感じていた肩こりや腰痛も軽くなっていくのです。

ぎっくり腰が朝に多い理由

ぎっくり腰は、朝から午前中に起こることが少なくありません。

私はその理由も、朝の筋肉の硬さが関係していると考えています。

慢性的にコリがある筋肉は、朝は特に硬くなっています。

その状態で、

  • 顔を洗う
  • 靴下を履く
  • 荷物を持ち上げる

といった何気ない動作をした時に、筋肉へ急な負担がかかり、ぎっくり腰につながることがあります。

そのため、朝は特に無理な動きをしないよう注意することが大切です。

改善の目安は「朝」です

施術を続けている患者さんにも、私はよくお話ししています。

朝起きた時の症状は、改善の一つの目安になります。

朝の肩こりや腰痛が少しずつ気にならなくなってきたら、それだけ深部のコリも改善してきていると私は考えています。

逆に、

「朝だけはまだつらい」

という場合は、深部のコリがまだ残っているサインかもしれません。

朝の痛みを当たり前にしないでください

「朝だけだから大丈夫。」

そう思っている方も少なくありません。

しかし、朝に症状が強く出るということは、慢性的なコリが積み重なっている可能性があります。

放っておくと、肩こりや腰痛がさらに悪化したり、ぎっくり腰などを起こしやすくなることもあります。

朝の肩こりや腰痛が続いている方は、「寝具が悪い」と決めつける前に、一度筋肉の状態にも目を向けてみてください。

慢性的なコリを改善することが、朝のつらさを軽減する近道になると私は考えています。

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