- 2015年08月23日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 背中・腰の症状
腰が痛くて足がしびれている状態でよく言われるのが、椎間板ヘルニアと坐骨神経痛ですよね。
椎間板ヘルニアについてはちょっと前に書いたんでご理解頂けたのではないかと思うのですが、ではもう一方の坐骨神経痛とはどういうものなのでしょう?
神経痛と言うくらいだから神経が悪さをしているって考える方が多いでしょうね。まあ、腰痛に増して足のシビレもともなっているんですからそう考えるのも無理はありませんよね。
僕の整体院にいらっしゃる方でも整形外科のお医者さんから「坐骨神経痛」と言われたという方は少なくありませんし、何の診断も受けていなくてもご自身の判断で坐骨神経痛とおっしゃる方もいらっしゃいます。
一般的に整形外科のお医者さんの場合、レントゲンやMRIなどで椎間板の脱出が確認されたり脱出が疑われる場合に椎間板ヘルニアの診断となりますが、坐骨神経痛の場合はそうではありませんし、特に神経を調べるわけでもありません。
レントゲンやMRIを撮っても何の発見も出来ず腰の状態は綺麗でそれにも関わらず腰痛や足へのしびれが出ている場合に坐骨神経痛と言う表現を使っています。
つまり坐骨神経痛とは病名では無く、腰には特段の異常は無いけれでも腰痛と足のしびれがある状態のものを言うのです。
簡単に言うと原因はよくわからないけれども腰痛とシビレが出ている状態という事なんですよね。
では、レントゲンやMRIにも何も写らない腰痛や足へのしびれはどこから来るのでしょう?
答えは椎間板ヘルニアで書いたように腰やお尻の筋肉のコリだと僕は考えます。
椎間板ヘルニアの診断を受けても腰やお尻の筋肉のコリを取れば痛みやしびれは改善するのです。
ましてや腰の状態に異常が無い坐骨神経痛と言われた状態の場合も全く同じという事が言えます。
整形外科のお医者さんは筋肉から痛みやシビレが出るとは考えていない為このような事が起こるのです。