目からうろこの整体コラム

「手術相当」と言われた私の膝。でも、痛みはありません。

今回は、私自身の膝についてお話ししたいと思います。

実は先日まで、左膝の人工関節手術を受ける予定でした。

レントゲンを見ると、確かに変形はかなり進んでいます。

アライメントも正常な位置から大きく逸脱しており、整形外科の先生からは、

「これは手術を考えてよい状態です。」

という説明を受けました。

私自身もレントゲンを見て、

「確かにこれは仕方がないかな。」

と一度は納得しました。

ところが、ちょっと変なんです。

私、膝が痛くないんです(笑)。

 

レントゲンは悪い。でも普通に歩けます

診察の際、先生に現在の状態をお話ししました。

痛みはほとんどありません。

普通にスタスタ歩けます。

階段も問題ありません。

膝の伸展には制限がありますが、曲げる方は最後まで曲がります。

そして、今でも正座ができます。

そのことを伝えると、

「この状態の膝で、そこまで曲がって正座までできるのは非常に珍しい。」

と言われました。

確かに、病院で周囲を見ると、これから膝の手術を受けると思われる方が何人もいらっしゃいました。

皆さん歩くこと自体がかなり大変そうです。

その中を私は普通にスタスタ歩いている。

「僕、本当に手術するんだよな……?」

だんだん、そんな疑問が出てきました。

 

それでも一度は手術を決めました

では、痛くないのになぜ手術を受けようと思ったのか。

理由は将来のことを考えたからです。

現在は生活に大きな支障がなくても、これだけ膝のアライメントが崩れていれば、今後さらに変形が進むかもしれません。

そして膝の状態が悪化することで、将来的に股関節など他の場所へまで負担が広がる可能性もあるのではないか。

そう考えて、

「今のうちに手術をしておいた方がいいのかもしれない。」

と一度は決断しました。

ところが、手術後について詳しく聞いていくと、正座をすることは難しくなると言われました。

仕事への復帰にも1か月半ほどかかるという説明でした。

今は痛くない。

普通に歩ける。

階段も使える。

正座までできる。

その膝を手術することで、今できていることを一度失うことになります。

そこで改めて、

「今、この膝を手術する理由は何だろう?」

と考えるようになりました。

 

理学療法士さんの評価で、さらに考えが変わりました

その後、理学療法士さんに膝の状態を詳しくチェックしてもらいました。

実際に膝を動かしながら、痛み、可動域、筋力などを調べてもらいました。

その結果、

痛みの評価は10段階で「0」。

伸展には制限があるものの、屈曲は最後まで可能。

歩行にも大きな問題はありません。

そして理学療法士さんから、

「こういう膝は見たことがありません。」

と言われました。

さらに、

「先生が手術をすすめたんですか?」

とも聞かれました。

私は、将来的に変形が進み、股関節などへ負担が広がる可能性も考えて、一度は手術に納得したことを説明しました。

理学療法士さんからは、左脚の筋力が右より弱いので、そこは鍛えた方がいいという指摘も受けました。

そして、私が整体師で普段から自分の体をケアしていることも知ったうえで、この状態なら自分でケアを続けながら様子を見ていく選択肢もあるのではないか、というニュアンスのお話をしてくれました。

その時、私も思いました。

「もしこれが自分ではなく、患者さんだったら、僕も同じことを言うだろうな。」

痛みがない。

日常生活にも大きな支障がない。

可動域もかなり保たれている。

それなら筋力をつけ、筋肉の状態を整えながら経過を見ていく。

私なら、まずそう考えます。

そこで今回、予定していた手術を見送ることにしました。

 

なぜ、これだけ変形しているのに痛くないのでしょうか?

ここからは、整体師としての私自身の考えです。

私の膝の骨の変形がなくなったわけではありません。

アライメントが正常になったわけでもありません。

レントゲンを撮れば、今でも変形した膝がそこにあります。

では、なぜ私はこれだけ変形している膝で、痛みをほとんど感じずに生活できているのでしょうか。

私は、普段から筋肉のケアを続けてきたことが大きいのではないかと考えています。

私は自分の手だけでなく、フォームローラーやソフトボールなども使って、日常的に自分の筋肉を触っています。

「今日はここが張っている。」

「ここが固まると、この動きをした時に痛みが出る。」

「ここを緩めると動きやすくなる。」

自分の体ですから、どこを押すとどこへ痛みが出るのかもよく分かります。

ある意味、ずっと自分の体を実験台にしてきたようなものです(笑)。

そして、こうして自分の体で分かったことが、患者さんを施術する時のヒントになることも少なくありません。

もちろん、

「変形した膝でも筋肉をほぐしていれば大丈夫」

という意味ではありません。

変形の程度や痛み、可動域、筋力、日常生活への影響は一人ひとり違います。

手術が必要な方も当然いらっしゃいます。

ただ、今回自分自身の膝を改めて見て、

レントゲンに写る骨の状態だけではなく、その周囲の筋肉がどのような状態なのかも、痛みや動きを考えるうえで大切なのではないか

と改めて感じました。

 

実は、私の体は故障だらけです(笑)

私がこれほど自分の体をケアするようになったのには理由があります。

若い頃、私は柔道をやっていました。

それなりの成績も残すことができましたが、その代償は正直かなり大きかったと思います。

今回の左膝だけではありません。

左肩には脱臼を繰り返した経験があります。

右肩では腱板も傷めています。

そうしたケガを抱えながら、

「どうすれば痛みを出さずに動けるのか。」

「どこの筋肉が痛みに関係しているのか。」

「ここを緩めると、なぜこの動きが楽になるのか。」

自分の体で何度も試してきました。

 

トリガーポイントとの出会いが大きな転機になりました

そして、この仕事に就いてから出会ったのが、トリガーポイントという考え方でした。

筋肉に蓄積し、深部まで固まったコリは、その場所だけではなく、離れた場所へ痛みを出すことがあります。

この考え方を知った時、それまで自分の体で経験していたさまざまな現象と結びつくものがありました。

そこから、

自分の体で試す。

患者さんを施術する。

そこで気付いたことを、また自分の体で試してみる。

そんな試行錯誤を約30年間繰り返してきました。

 

自分のケガが、今の施術につながっています

考えてみれば、私の現在の施術方法は、教科書を読んだだけで出来上がったものではありません。

自分自身がケガをして、

自分自身が痛みを経験して、

自分の筋肉を触り、

「なぜここが痛むんだろう?」

「なぜここを緩めると楽になるんだろう?」

と考え続けてきました。

そして、自分の体で分かったことを患者さんの施術に生かし、今度は患者さんの体からまた教えてもらう。

その積み重ねが、現在の私の施術スタイルになっています。

柔道を続けた代償は、正直かなり大きかったと思います。

でも、それなりの成績も残すことができました。

そして、もし柔道でこれだけのケガをしていなかったら、私はこの仕事をしていなかったかもしれません。

トリガーポイントという考え方にも出会わず、今のように筋肉の深部のコリを重視する施術にもたどり着かなかったかもしれません。

今回、手術をすすめられるほど変形した自分の膝を見ながら、改めてそんなことを考えました。

ケガをしたこと自体は、もちろん良いことではありません。

でも、そのケガがあったから今の仕事があり、今の施術があります。

そして今度は、その30年間で身につけてきたものを、自分自身の膝に使っている。

そう考えると、これも必然だったのかなと思ったりします。

 

 

 

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膝痛は「膝だけ」の問題ではありません ~負担が広がることで、コリも広がっていきます~

これまで2回にわたり、

「なぜ日本人にO脚が多いのか」

そして、

「なぜO脚になると膝が痛くなるのか」

についてお話ししてきました。

ここまで読んでくださった方は、私が「膝だけを診る」のではなく、「脚全体を診る」理由が少しお分かりいただけたのではないでしょうか。

今回は、その最後のお話です。

 

膝だけ施術しても良くならない方がいます

患者さんから、

「膝だけ押してもらえば治るんじゃないですか?」

と聞かれることがあります。

もちろん、痛みが出始めて間もない方であれば、膝周囲の筋肉を緩めるだけで改善することもあります。

しかし、数年単位で痛みを我慢してきた方は、そう簡単にはいきません。

なぜなら、長期間にわたって膝をかばい続けることで、膝だけではなく脚全体の筋肉へ負担が広がっているからです。

コリはその場に留まりません

私は約30年間施術を続ける中で、筋肉のコリには一つの特徴があると考えています。

コリは時間とともに深部まで蓄積し、さらに周囲の筋肉へも広がっていきます。

最初は膝の周囲だけだった負担も、痛みをかばいながら生活することで、別の筋肉がその働きを補うようになります。

その状態が続けば、今度はその筋肉にも負担が蓄積します。

そして、その筋肉にもコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

こうして、一つの場所から始まった問題が、少しずつ脚全体へ広がっていくのです。

私が実際によく見る流れです

最初は膝周囲の筋肉だけだったものが、やがて、

太ももの前(大腿四頭筋)

太ももの裏(ハムストリング)

お尻の筋肉(臀筋)

へと広がっていきます。

さらに長期間になると、歩き方まで変わり、反対側の脚や腰へ負担が及ぶこともあります。

つまり、最初は膝だけだった問題でも、何年もかばいながら生活していれば、脚全体の筋肉にコリが蓄積していくのです。

なぜ広がるのでしょうか

痛みがあると、人は無意識にその場所をかばいます。

すると、別の筋肉が代わりに働きます。

その筋肉は、本来よりも大きな負担を受け続けることになります。

その状態が長期間続けば、その筋肉にもコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

そして、その筋肉が固まれば、さらに別の筋肉がその働きを補います。

この繰り返しによって、コリの範囲は少しずつ広がっていくのです。

私はこの状態を日々の施術で数多く見てきました。

だから膝だけでは足りません

この状態になると、膝だけを施術しても、その場では楽になることがあります。

しかし、太ももやお尻に長年蓄積した深部のコリが残っていれば、脚全体の筋肉のバランスは十分には戻りません。

だから私は、膝だけではなく、太ももの前後、お尻など、脚全体の筋肉を確認します。

そして、長い年月をかけて蓄積し、深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていくことを大切にしています。

これは膝だけの話ではありません

実はこの考え方は、膝だけではありません。

肩こり

腰痛

坐骨神経痛

首こり

肘の痛み

股関節痛

どの部位でも、痛みをかばった状態が長期間続けば、周囲の筋肉にも負担が広がります。

そして、その筋肉にもコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だから私は、「痛い場所だけ」を施術することはほとんどありません。

どこの筋肉が負担を受け、それをどこの筋肉が補ってきたのか。

そこまで確認しながら、深部まで固まったコリを取り除いていくことを大切にしています。

我慢するほど改善には時間がかかります

膝の痛みは、我慢すれば自然に治るとは限りません。

我慢している間にも筋肉への負担は続き、コリは蓄積して深部まで固まっていきます。

さらに膝をかばうことで、太ももやお尻など別の筋肉へも負担が広がっていきます。

そして、長い年月をかけて深部まで固まり、広い範囲に蓄積したコリほど、取り除くためには時間がかかります。

だからこそ、

「少しおかしいな」

「歩くと違和感があるな」

そう感じた時点でケアを始めることが、結果的には早い改善につながると私は考えています。

まとめ

私は約30年間、膝の痛みを施術してきました。

その中で変わらず感じていることがあります。

筋肉への負担が長期間続けば、コリは蓄積して深部まで固まっていきます。

さらに、痛みをかばって別の筋肉が働き続ければ、今度はその筋肉にもコリが蓄積し、コリの範囲そのものが脚全体へ広がっていきます。

だから私は、膝だけではなく、脚全体の筋肉を確認します。

そして、

「どこに深部のコリが蓄積しているのか」

「どの筋肉が長年、代わりに頑張り続けてきたのか」

を見ながら施術しています。

膝痛は、「膝だけ」の問題ではありません。

脚全体に蓄積した深部のコリを一つひとつ取り除き、筋肉の柔軟性を取り戻していくことが、改善への近道だと考えています。

 

 

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📌「なぜ日本人にO脚が多いのでしょうか? ~私は『重心のかけ方』が大きく関係していると考えています~

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O脚なのに痛くない人、痛い人。その違いは何でしょう? ~私は筋肉への負担が大きく関係していると考えています~

前回は、

「なぜ日本人にO脚が多いのか?」

というお話をしました。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた中で、

長年の重心のかけ方やアライメント(脚の軸)の変化が、O脚につながる

と考えています。

では今回は、その続きです。

患者さんからよくこんな質問を受けます。

「O脚だから膝が痛いんですよね?」

実は私は、少し違う考え方をしています。

 

O脚だから痛いとは限りません

実際には、

O脚でも全く痛みのない方もいれば、

それほどO脚が強くないのに歩くのもつらいという方もいます。

この違いは何でしょうか。

私は、

筋肉への負担の違い

が大きいと考えています。

本来は骨格が体を支えています

正常な脚では、体重の大部分を骨格が支えています。

そのため、筋肉は体を動かすという本来の役割を中心に働くことができます。

ところが、O脚になると脚のアライメントが変わります。

すると、骨格だけでは体重を支えきれなくなり、筋肉がその不足分を支えるようになります。

私は、この状態が長期間続くことが問題だと考えています。

筋肉は支え続けることで固まります

筋肉は本来、体を動かすための組織です。

しかし、毎日体重を支えるために本来以上の仕事を続けることになれば、筋肉への負担は積み重なっていきます。

そして、その状態が何年も続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

深部まで固まった筋肉は柔軟性を失い、それ自体が痛みを出すようになります。

さらに、深部のコリは、その場所だけではなく離れた場所へ関連痛を起こすこともあります。

私は、O脚の方に起こる膝の痛みには、このような長年の筋肉への負担が大きく関係していると考えています。

O脚の角度が強いほど負担も増えます

O脚の角度が小さい方と、大きい方では、筋肉への負担は同じではありません。

角度が強くなるほど、筋肉が支えなければならない力も大きくなります。

つまり、O脚が進行するほど筋肉への負担も大きくなり、コリが蓄積して深部まで固まりやすくなるのです。

だから、O脚そのものの見た目だけではなく、長年その脚を支えてきた筋肉がどのような状態になっているのかを見ることが大切だと考えています。

私が施術で見ているところ

私は、膝だけを見て施術をしているわけではありません。

太もも、

お尻、

ふくらはぎなど、

膝を支えている筋肉全体を確認します。

なぜなら、O脚の状態で長年体を支えてきた筋肉には、それぞれ負担が蓄積しているからです。

そして、どこの筋肉にコリが蓄積し、どこまで深部が固まっているのかを確認しながら施術しています。

もちろん例外もあります

変形性膝関節症が進行し、軟骨が大きく失われている場合などは、整形外科での治療や手術が必要になることもあります。

ですから、すべての膝痛を筋肉だけで説明できるわけではありません。

ただ、骨や関節の状態だけではなく、その膝を何年も支え続けてきた筋肉の状態を見ることも大切だと私は考えています。

実際に筋肉の状態を整えていくことで、歩きやすくなったり、痛みが軽くなったりする患者さんを数多く見てきました。

まとめ

私は約30年間、膝の痛みを施術してきました。

その中で感じているのは、

O脚そのものだけではなく、O脚によって増えた筋肉への負担が、膝の痛みに大きく関係している

ということです。

アライメントが崩れた状態で何年も体を支え続ければ、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だから私は、膝だけではなく、膝を支えている筋肉全体を確認し、

長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリを取り除いていくこと

を大切にしています。

次回は、

「膝の痛みは、なぜ慢性化してしまうのか?」

についてお話ししたいと思います。

 

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なぜ日本人にO脚が多いのでしょうか? ~私は「重心のかけ方」が大きく関係していると考えています~

街を歩いていると、高齢の方にO脚の方が多いことに気付きます。

実は、日本人は欧米人と比べてもO脚が多いと言われています。

「年齢のせいだから仕方ない。」

そう思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし私は、約30年間の施術経験から、年齢だけが原因ではないと考えています。

その大きな理由の一つが、

普段の重心のかけ方です。

 


O脚には二つのタイプがあります

O脚には大きく分けて、

仮性O脚

真性O脚

があります。

若い方に多いのが仮性O脚。

高齢になるほど増えてくるのが真性O脚です。

同じO脚でも、その成り立ちは少し違います。

 


若い方に多い「仮性O脚」

仮性O脚は、

内股や膝の過伸展(伸ばし過ぎ)など、

姿勢や立ち方の影響を受けていることが少なくありません。

内股になると、

股関節が内側へ向き、

膝のお皿も内側を向きます。

その結果、

膝と膝の間が開き、

見た目にもO脚のようになります。

この段階では、

姿勢や歩き方を見直すことで改善できる可能性があります。

 


私が注目しているのは「小指重心」です

ここからが、私が施術で特に大切にしている考え方です。

内股の姿勢では、

足裏の重心が少しずつ外側へ逃げやすくなります。

つまり、

小指側へ体重をかける歩き方

になりやすいのです。

この状態が何年、何十年と続くと、

歩くたびに膝の内側へ負担がかかり続けます。

私は、この積み重ねが真性O脚へ進んでいく大きな要因の一つではないかと考えています。

 


真性O脚は長年の積み重ねです

一般的には、

膝の内側の軟骨などがすり減ることでO脚になると言われています。

もちろん、それも間違いではありません。

しかし私は、

なぜ内側ばかりがすり減るのか

ということが大切だと思っています。

長年、小指側へ体重をかける歩き方が続けば、

膝の内側への負担は少しずつ増えていきます。

その結果として、

膝の内側がすり減り、

真性O脚へ進行していくのではないかと考えています。

 


O脚は突然できるものではありません

O脚はある日突然できるものではありません。

日々の立ち方、

歩き方、

そして重心のかけ方。

その積み重ねが、

何十年という時間をかけて脚の形を変えていきます。

だからこそ、

若いうちから体の使い方を見直すことが大切です。

 


まとめ

私は約30年間の施術経験から、

O脚は単なる加齢ではなく、

長年の重心のかけ方や体の使い方の積み重ね

によって進行していくことが多いと考えています。

特に、

小指側へ体重をかけるクセ

は、膝の内側への負担を増やし、O脚を進行させる要因の一つになる可能性があります。

そして実は、O脚で本当に問題になるのは脚の形だけではありません。

次回は、

「なぜO脚になると膝が痛くなるのか?」

について、筋肉との関係を交えながらお話ししたいと思います。

 

 

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昔のねんざが、今の「つまずき」の原因かもしれません

学生時代やスポーツで、足首を捻挫した経験はありませんか?

当時は腫れて痛かったけれど、しばらくすると普通に歩けるようになり、「もう治った」と思っている方がほとんどだと思います。

しかし、私は約30年間の施術経験から、過去の捻挫が何年、何十年後の体の不調につながっているケースを数多く見てきました。

今回は、その理由についてお話しします。

足首の捻挫とは?

足首の捻挫では、足首を支える靱帯を傷めます。

炎症が治まり、痛みがなくなれば日常生活には戻れます。

しかし私は、強く傷めた靱帯では、本来の働きが十分に戻らないケースもあると考えています。

痛みがなくなったことと、傷める前とまったく同じ状態に戻ったことは、必ずしも同じではありません。

ここが大切なところです。

私が施術で確認していること

施術では、患者さんに仰向けで寝ていただき、力を抜いた状態で足先の向きを確認することがあります。

過去に足首を捻挫された方では、左右で足先の向きが違っているケースをよく見かけます。

私はこれを、靱帯の働きが十分ではなくなったサインの一つとして考えています。

足首を支える筋肉に負担がかかります

靱帯の働きが弱くなると、その不足を補おうとして周囲の筋肉が頑張ります。

私が施術で特に注目しているのが、すねの前にある前脛骨筋です。

最初は問題なく歩けます。

筋肉が足首を支えてくれるからです。

しかし、その筋肉は本来以上の仕事を毎日続けることになります。

一日や一週間なら大きな問題にはなりません。

しかし、その状態が何年、何十年と続けば、前脛骨筋にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

昔の捻挫と現在の症状が、一見まったく関係ないように見えるのはこのためです。

つまずきやすくなる理由

前脛骨筋には、足先を持ち上げる大切な働きがあります。

ところが、長年の負担によってコリが蓄積し、深部まで固まると、筋肉は柔軟に働きにくくなります。

すると、

  • 段差のない所でもつまずく
  • 足先が上がりにくい
  • 歩幅が小さくなる

といった症状が現れることがあります。

「最近、何もないところでつまずくようになった」

という方でも、原因をたどっていくと、何十年も前の足首の捻挫が関係していることがあるのです。

足の甲が痛くなることもあります

前脛骨筋にコリが蓄積し、深部まで固まると、その影響で足の甲に痛みを感じることもあります。

実際に痛いのは足の甲でも、原因となっているコリは別の場所にある。

これは関連痛と呼ばれるものです。

私は施術の際、痛みが出ている場所だけではなく、その痛みを出している筋肉はどこなのかということも確認しています。

サンダルやスリッパにも注意

かかとのないサンダルやスリッパは、脱げないように無意識に足先を持ち上げながら歩くことになります。

そのため、前脛骨筋への負担が増えやすくなります。

特に、過去の捻挫によってすでに前脛骨筋が長年頑張り続けている方では、さらに負担を増やすことになります。

過去に捻挫をした経験がある方は、履き物にも少し注意してみてください。

セルフチェック

次の項目に当てはまりませんか?

☑ 昔、足首を捻挫したことがある

☑ 最近つまずきやすくなった

☑ 足先が上がりにくいと感じる

☑ 足の甲が痛くなることがある

☑ スネの外側を押すと痛い

当てはまる項目が多い方は、前脛骨筋に長年負担がかかり、コリが蓄積している可能性があります。

まとめ

私は約30年間の施術経験から、足首の捻挫は「痛みがなくなれば終わり」というものではないと考えています。

傷めた靱帯の働きが十分に戻らなければ、その不足を周囲の筋肉が補います。

そして、その状態が何年、何十年と続けば、本来以上に働き続けた筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

その結果が、何十年も経ってから「つまずきやすい」「足先が上がりにくい」「足の甲が痛い」といった症状として現れることもあります。

だから私は、今痛い場所だけを見るのではありません。

昔どんなケガをしたのか。

その後、どの筋肉が代わりに働き続けてきたのか。

そして、どこに深部のコリが蓄積しているのか。

そこまで考えながら施術を行っています。

 

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膝が痛い=軟骨のすり減りとは限りません

テレビを見ていると、

「膝の痛みの原因は軟骨(関節のクッション)がすり減ることです。」

というCMをよく目にします。

もちろん、変形性膝関節症など、関節そのものの状態が痛みに関係している場合もあります。

しかし私は約30年間、延べ数万人の施術を行う中で、

「膝だけを見ていては分からない膝の痛み」

を数多く見てきました。

 

膝の痛みには筋肉も大きく関係しています

歩く。

階段を上り下りする。

椅子から立ち上がる。

私たちは毎日の生活の中で、何度も膝を使っています。

そして、その膝の動きを支えているのが、太ももやお尻、ふくらはぎなどの筋肉です。

長時間の立ち仕事や歩行、スポーツ、体重のかけ方などによって筋肉への負担が長期間続けば、筋肉には少しずつコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

すると筋肉の柔軟性が失われ、膝を動かすたびに周囲の筋肉へ大きな負担がかかるようになります。

その結果、

  • 歩くと膝が痛い
  • 階段の上り下りがつらい
  • 椅子から立ち上がると痛む
  • 膝を曲げ伸ばししにくい

といった症状につながることがあります。

痛い場所と原因となる場所が同じとは限りません

膝が痛ければ、

「膝に原因がある」

と思うのは当然です。

しかし、膝の周囲には太ももの筋肉が付着しています。

そのため、太ももの筋肉が深部まで固まると、その影響が膝の周囲にまで及びます。

実際に施術をしていると、膝そのものではなく、太ももの筋肉の深い部分に強いコリが蓄積している方を非常によく見かけます。

つまり、

痛みを感じている場所と、その痛みに関係している場所が同じとは限らない

ということです。

これが、膝だけを温めたり湿布を貼ったりしても、なかなか改善しない方がいる理由の一つだと私は考えています。

長く痛みが続くほど、見る範囲も広くなります

膝の痛みが出始めたばかりの頃であれば、膝周囲の筋肉への負担が中心かもしれません。

しかし、その状態で何年も生活していると、痛い膝を無意識にかばうようになります。

すると今度は、

太ももの前側

太ももの内側・外側

太ももの裏側

お尻

というように、周囲の筋肉にも負担が広がっていきます。

さらに長期間になれば、歩き方そのものが変わり、反対側の脚や腰にまで負担が及ぶこともあります。

だから私は、慢性的な膝痛ほど膝だけを見ていてはいけないと考えています。

当院では脚全体の筋肉を確認します

当院では、膝が痛いからといって膝だけを施術することはほとんどありません。

まず、

  • 太ももの前側
  • 太ももの内側・外側
  • 太ももの裏側
  • お尻
  • ふくらはぎ

など、膝を支えている筋肉を広く確認します。

そして、どこの筋肉に負担が集中し、どこまでコリが蓄積しているのかを確認しながら施術を行います。

長年かけて深部まで固まったコリは、一度ですべて取り除けるものではありません。

少しずつコリの蓄積を減らし、筋肉に余裕を取り戻していくことで、膝への負担も減らしていく。

これが当院の膝痛に対する基本的な考え方です。

レントゲンだけでは分からないこともあります

もちろん、膝の痛みには、

  • 変形性膝関節症
  • 半月板損傷
  • 靱帯損傷
  • 炎症

など、さまざまな原因があります。

強い痛みや腫れがある場合や、急に歩けなくなった場合などは、まず整形外科で状態を確認することが大切です。

一方で、レントゲンで変形が見つかったからといって、変形の程度と痛みの強さが必ず一致するとは限りません。

実際、変形があっても痛みがほとんどない方もいれば、それほど大きな変形がなくても強い痛みを感じる方もいます。

私は約30年間の施術経験から、この違いを考えるうえでも、膝を支えている筋肉の状態を見ることが非常に大切だと考えています。

まとめ

膝が痛くなると、

「軟骨がすり減ったから仕方がない」

と思ってしまう方は少なくありません。

もちろん、関節そのものの状態が痛みに関係している場合もあります。

しかし私は約30年間の施術経験から、膝を支えている筋肉への長期間の負担によってコリが蓄積し、深部まで固まっていることも、膝の痛みを考えるうえで重要だと考えています。

だから私は、痛みが出ている膝だけではなく、太もも、お尻、ふくらはぎまで含めて脚全体の筋肉を確認します。

膝が痛いからといって、原因まで膝にあるとは限りません。

長年膝の痛みで悩んでいる方ほど、膝だけではなく、その膝を支え続けている筋肉の状態にも目を向けてみてください。

 

 

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人間の体は、本当に左右対称であるべきなのでしょうか?

整体院などで、

「骨盤が歪んでいますね」

「左右の足の長さが違いますね」

と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。

私の整体院に通われている方はご存じだと思いますが、私は骨盤の位置だけを見て、それを無理に左右対称にするような施術は行っていません。

それよりも大切にしているのが、骨盤を支えている筋肉がどのような状態になっているのかを見ることです。

そして、もう一つ確認していることがあります。

それが、

「普段、どちらの足で体を支えているのか」

です。

人間には「利き足」と「軸足」があります

右利き、左利きというように、人間には利き手があります。

足にも左右で役割の違いがあります。

例えば、ボールを蹴る時には、一方の足で体を支え、反対側の足を動かします。

この時、

動かす側が利き足、体を支える側が軸足

と考えると分かりやすいでしょう。

何気なく立っている時にも、左右均等に体重をかけているとは限りません。

片方の足へ体重を乗せ、反対側の足を楽にしていることがあります。

つまり、私たちの体は普段から左右をまったく同じように使っているわけではありません。

左右それぞれに違った役割があるのです。

左右の筋肉の硬さが違うのは不思議ではありません

軸足は、立っている時や動作をする時に体を支える役割を担います。

そのため私は、施術をしていると、軸足側の臀部の筋肉が反対側より硬くなっている方をよく見ます。

これはそれほど不思議なことではありません。

左右で役割が違えば、使われ方も違います。

使われ方が違えば、筋肉への負担も左右で同じにはなりません。

そして同じ筋肉へ負担が長期間かかり続ければ、その深部にはコリが形成され、蓄積していきます。

ですから私は、

「左右の筋肉の硬さが違う=体が異常に歪んでいる」

とは考えていません。

左右差があること自体は、人間の体にとって自然なことです。

私が「骨盤の歪み」だけを見ない理由

骨盤の左右差を見ると、

「骨盤が歪んでいるから筋肉がおかしくなった」

と考えたくなるかもしれません。

しかし私は、逆の見方も必要だと考えています。

骨盤の周囲には、臀部をはじめ多くの筋肉があります。

そうした筋肉の緊張に左右差があれば、骨盤の位置や姿勢にも影響します。

つまり、

骨盤の位置が違う



だから骨盤だけを元に戻す

という単純な話ではありません。

なぜその位置になっているのか。

左右の筋肉はどうなっているのか。

普段どちらの足へ体重をかけているのか。

私は、こちらを見ることの方が大切だと考えています。

左右の足の長さが違って見える場合も同じです。

それだけを見て「骨盤が歪んでいる」と判断するのではなく、筋肉の緊張や姿勢、体重のかけ方なども含めて考える必要があります。

私が特に気にしているのは「軸足が変わっている人」です

ここからが、私が約30年間患者さんを見てきて興味深いと感じているところです。

例えば、もともと左足を軸足として使っていた人が、左足首をひどく捻挫したとします。

痛みがあるため、無意識に左足をかばいます。

すると、それまで右足が「動かす足」、左足が「支える足」だったものが、右足でも体を支えるようになります。

ケガそのものが治った後も、この体の使い方が残る方がいます。

すると右足は、

「動かす」という本来の役割に加えて、「支える」という役割まで担う

ことになります。

私は、このように昔のケガなどをきっかけに軸足が変わっている方では、新しく軸足になった側の臀部や腰へ、通常以上の負担が集中していることがあると感じています。

普通の軸足のコリと何が違うのでしょう?

ここは少し分かりにくいところなので、分けて考えてみましょう。

もともとの軸足でも、体を支えているのですから臀部の筋肉には負担がかかります。

ですから、

軸足側の臀部が硬いこと自体は珍しいことではありません。

もちろん、その通常の軸足側に腰痛や臀部痛などの症状が出る方もいます。

一方、昔のケガなどをきっかけに軸足が反対側へ変わると、それまでとは違った負担のかかり方になります。

本来よく動かしていた側が、今度は体を支える仕事まで担う。

その状態が長期間続けば、臀部や腰の筋肉にはさらに強い負担が蓄積していきます。

私が問題だと考えているのは、単純に**「左右差があること」ではなく、「本来の役割分担が変わり、一方へ通常以上の負担が集中していること」**なのです。

昔のケガと、現在の腰痛や臀部痛がつながっていることもあります

患者さんに、

「昔、足首や膝を大きくケガしたことはありませんか?」

と聞くと、

「そういえば20年前に右足首をひどく捻挫しました」

「学生時代に左膝の靱帯を傷めました」

といった話が出てくることがあります。

患者さん自身は、

「そんな昔のケガが今と関係あるんですか?」

と驚かれることがあります。

ケガそのものは、とっくに治っているかもしれません。

しかし、ケガをかばったことで体重のかけ方が変わり、その後も同じ使い方を何年、何十年と続けていれば、筋肉への負担は積み重なっていきます。

その結果、片側の臀部や腰の深部に強いコリが蓄積している方がいます。

そして、そこにできたトリガーポイントなどが、臀部痛や脚への関連痛を出しているケースもあります。

私は約30年間の施術経験から、昔のケガなどをきっかけに軸足が変わっている方では、片側の臀部や腰への負担がより強くなり、腰痛や坐骨神経痛のような症状につながりやすい傾向があると感じています。

もちろん、坐骨神経痛には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを含め、さまざまな原因があります。

ですから、すべての坐骨神経痛を軸足だけで説明することはできません。

骨盤だけを見るのではなく、「なぜそうなったのか」を見る

私は骨盤の左右差そのものを否定しているわけではありません。

大切なのは、左右差を見つけて、

「歪んでいるから戻しましょう」

で終わらせないことです。

なぜ左右差があるのか。

どちらが軸足なのか。

左右の臀部の筋肉はどう違うのか。

昔、足首や膝をケガしていないか。

立っている時、どちらへ体重をかけているのか。

そして、その状態が何年続いているのか。

こうしたことを一つずつ見ていくと、現在の腰痛や臀部のコリにつながる理由が見えてくることがあります。

人間の体は、もともと完全な左右対称ではありません。

だから私は、左右差を無理にゼロにすることを目標にはしていません。

それよりも、

「なぜ今、この筋肉にこれほど負担がかかっているのか」

を考え、深部に蓄積したコリを少しずつ取り除いていく。

それが、骨盤周辺を見る時にも私が大切にしている考え方です。

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40歳を過ぎたら筋力維持を始めましょう。

前回のブログでは、膝の痛みには筋肉の状態が大きく関係しているケースがある、というお話をしました。

では、膝の痛みを予防するためには何が大切なのでしょうか。

私は約30年間の施術経験から、筋力を維持することがとても重要だと考えています。

もちろん年齢とともに筋力は少しずつ低下していきます。

しかし、そのスピードを遅らせることは、日頃の運動習慣によって十分可能です。

 

私自身も膝に不安を抱えています

この話をするのには理由があります。

実は私自身、若い頃に柔道で左膝の靭帯や半月板を何度も痛めました。

その影響もあり、現在は変形性膝関節症と診断され、長年左膝と付き合っています。

外から見ても左膝の変形が分かるほどです。

幸い、自分で筋肉のケアを続けているため、日常生活には大きな支障はありません。

しかし、筋力が落ちれば膝を支える力も低下します。だからこそ、筋肉の柔軟性を保つためのケアと同時に、筋力を維持することも大切だと、自分自身の体を通して感じています。

だからこそ、患者さんにも筋力維持の大切さをお伝えしているのです。

 

私が「40歳」を目安に考える理由

私は、運動を習慣にするなら40歳頃から始めるのが理想だと考えています。

40歳を過ぎると、筋力の低下を実感する方が少しずつ増えてきます。

筋力が十分残っているうちであれば、「維持する」という目的で無理なく運動を続けられます。

一方、60歳頃になって筋力が大きく落ちてから取り戻そうとすると、想像以上に大変です。

もちろん50代や60代から始めても決して遅くはありません。

ただ、「維持する」のと「失った筋力を取り戻す」のでは、必要な努力が大きく違ってきます。

 

どんな運動がおすすめ?

「運動」と言っても、特別なことを始める必要はありません。

例えば、

  • 歩幅を広めにして少し早歩きで歩く
  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 自分の体力に合ったスロージョギングを取り入れる
  • テニスやバレーボールなど、好きなスポーツを楽しむ

こうした運動でも十分です。

ジムでウエートトレーニングができれば理想ですが、費用や時間の問題もあります。

まずは無理なく続けられる運動を見つけることが何より大切です。

 

続けることが一番大切です

筋力は、一度運動しただけでは維持できません。

私が患者さんによくお話しするのは、

「点ではなく、線にしてください。」

ということです。

休日だけ頑張るのではなく、毎日の生活の中に少しずつ運動を取り入れる。

その積み重ねが、将来の膝を守ることにつながります。

 

将来の自分への投資

膝の痛みは、年齢だけで決まるものではありません。

筋肉の柔軟性を保ち、筋力を維持することは、膝への負担を減らし、将来の膝痛予防にもつながります。

40歳を過ぎたら、ぜひ運動を「イベント」ではなく「習慣」にしてみてください。

未来の自分の膝は、きっとその積み重ねに感謝してくれるはずです。

 

 

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膝の痛みは軟骨だけが原因なのでしょうか?

整体院へ来院される患者さんの中で、肩こりや腰痛と並んで多いのが膝の痛みです。

膝が痛いと言うと、

「軟骨がすり減っているからですね。」

「年齢だから仕方ありません。」

このように説明を受けたことがある方も多いのではないでしょうか。

もちろん、変形性膝関節症が進行し、軟骨のすり減りが大きく関係しているケースもあります。

しかし私は、約30年間の施術経験から、変形が軽度な段階では、筋肉の状態が痛みに大きく関係しているケースも少なくないと考えています。

 

5年間改善しなかった膝の痛み

先日、こんな患者さんが来院されました。

その方は5年前から膝の痛みに悩み、整形外科やいくつもの整体院へ通われていたそうです。

しかし症状は改善せず、階段だけでなく坂道を歩くこともつらい状態になっていました。

紹介で当院へ来院されたのですが、きっと半信半疑だったと思います。

施術後に感想を伺うと、

「痛みが半分くらいになりました。」

と、とても喜んでくださいました。

私が行ったことは特別な治療ではありません。

膝の周囲の筋肉に柔軟性をつけ、動きやすい状態へ整えただけです。

 

なぜ筋肉が関係すると考えるのでしょうか?

年齢を重ねると、多くの方は少しずつ筋力が低下していきます。

特に運動不足になると、太ももの筋肉は落ちやすくなります。

「昔より足が細くなった。」

そう感じている方も多いのではないでしょうか。

筋力が低下した筋肉は硬くなりやすく、柔軟性も失われやすくなります。

その状態が続くことで、膝の動きが悪くなり、関節周囲へ負担が集中しやすくなると私は考えています。

特に太ももの内側の筋肉が弱くなると、膝の内側に負担がかかりやすくなります。

痛みがちょうど関節の内側に出ることが多いため、

「軟骨がすり減ったから痛い。」

と思われやすいのかもしれません。

 

筋肉を整えることが大切

私は膝の痛みを改善するためには、

まず筋肉の柔軟性を取り戻すことが大切だと考えています。

筋肉が柔らかくなり、膝が動きやすくなることで、痛みが軽減する方を数多く見てきました。

もちろん、すべての膝痛が筋肉だけで説明できるわけではありません。

強い変形や炎症など、医療機関での治療が必要なケースもあります。

しかし、変形が軽度なのに長年痛みが続いている方は、一度筋肉の状態にも目を向けてみる価値があると思います。

 

将来の膝のために

膝の痛みを予防するためには、筋肉の柔軟性だけでなく、筋力を維持することも大切です。

私は40歳を過ぎた頃からは、無理のない範囲で筋力トレーニングを取り入れることをおすすめしています。

筋力を維持することは、膝への負担を減らし、将来の膝痛予防にもつながります。

この筋力トレーニングについては、別の記事で詳しくお話ししたいと思います。

 

 

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冬になると肩こり・腰痛・膝痛が悪化する理由とは?

冬になると、

「肩こりがいつも以上につらい…」

「腰痛が悪化した気がする…」

「膝の痛みが強くなる…」

そんな経験はありませんか?

寒くなると「年齢のせいかな」「冬だから仕方ない」と思われる方も多いのですが、寒い季節には筋肉への負担が増え、症状が強くなりやすい理由があります。

今回は、冬に肩こりや腰痛、膝痛が悪化しやすい理由と、自宅でできる簡単な対策についてお話しします。

 

寒さだけが肩こりや腰痛を作るわけではありません

寒くなると、私たちは無意識に肩をすくめたり、体を縮めたりします。

外を歩いている時などを思い浮かべてみてください。

寒い日は自然と肩が上がり、首をすくめ、体全体に力が入っていませんか?

この状態では、首や肩、背中などの筋肉がいつも以上に働くことになります。

ただ、私は寒さだけが肩こりや腰痛を作っているわけではないと考えています。

慢性的な肩こりや腰痛がある方では、それまでの長期間の負担によって筋肉の深部にコリが形成され、少しずつ蓄積しています。

すでに筋肉の余裕が少なくなっているところへ、寒さによる筋肉の緊張がさらに加わる。

そのため、冬になると肩こりや腰痛をいつも以上に強く感じる方がいるのだと考えています。

寒くなると筋肉への血流も低下しやすくなります

寒くなると、体は体温を逃がさないように皮膚の血管を収縮させます。

さらに、先ほどお話ししたように寒さによって体に力が入り、筋肉も緊張しやすくなります。

もともと深部に強いコリがある方では、こうした寒さによる変化が加わることで、いつも以上に筋肉の硬さや重さを感じることがあります。

これは腰でも同じです。

寒い日に体を縮めたり、腰周辺に力を入れた状態が長く続けば、すでにコリが蓄積している腰の筋肉にはさらに負担が加わります。

膝についても、もともと太ももや膝周辺の筋肉に強いコリがある方では、寒さによって筋肉がさらに硬くなることで、動きにくさや痛みを強く感じることがあります。

冬の対策は「冷やさないこと」

そこで冬の肩こりや腰痛対策として私がおすすめしているのが、

「筋肉を冷やさないこと」

です。

「温シップを貼っています」

という方も多いのですが、私は約30年間の施術経験から、慢性的な肩こりや腰痛では、使い捨てカイロなどでしっかり保温した方が楽に感じる方が多いという印象を持っています。

もちろん、感じ方には個人差があります。

肩こりには肩甲骨周辺を温める

肩こりがある方には、肩甲骨の内側、やや上のあたりを冷やさないようにすることをおすすめしています。

貼るタイプの使い捨てカイロを衣類の上から使用すると、肩周辺を保温することができます。

特に屋外にいる時間が長い方は、マフラーなどで首元を冷やさないことも大切です。

寒さによって無意識に肩をすくめ続けないようにすることも意識してみてください。

腰痛には腰周辺の保温を

腰痛がある方も、腰周辺を冷やさないようにしてみてください。

貼るタイプの使い捨てカイロなどを衣類の上から使用し、腰周辺を保温するのも一つの方法です。

特に慢性的な腰痛がある方では、もともと腰や臀部の深部にコリが蓄積しています。

冬はそこへ寒さによる筋肉の緊張が加わりますから、普段以上に腰を冷やさないことを意識するといいでしょう。

膝痛には保温性のあるサポーターも

膝は肩や腰と違い、使い捨てカイロを使いにくい場所です。

そのため、ウール素材など保温性の高いサポーターを利用するのもいいと思います。

膝そのものだけでなく、太ももやふくらはぎなど、膝を支えている筋肉を冷やさないことも大切です。

カイロを使う時は低温やけどに注意してください

使い捨てカイロは便利ですが、一つ注意があります。

背中や腰などに貼ったまま眠ってしまうと、長時間同じ場所が温められたり、体重で押さえつけられたりすることで、低温やけどを起こすことがあります。

そのため、カイロを貼ったまま就寝することは避け、日中の活動時に使用してください。

また、肌へ直接貼らず、必ず製品に書かれている使用方法を守って使いましょう。

「寒いから仕方ない」と諦めないでください

冬になると肩こりや腰痛、膝痛が強くなる方は少なくありません。

ただ私は、寒さだけが原因なのではなく、もともと長期間の負担によって深部にコリが蓄積しているところへ、寒さによる筋肉の緊張が加わることで症状が強くなると考えています。

ですから冬は、

体を冷やさない。

筋肉を温かく保つ。

寒さで体に力が入りすぎないようにする。

こうしたちょっとした工夫も大切です。

そして、すでに慢性的な肩こりや腰痛、膝痛がある方は、保温するだけではなく、長年かけて筋肉の深部に蓄積してきたコリを少しずつ減らし、筋肉に余裕を取り戻していくことも大切だと私は考えています。

「冬だから仕方ない」と我慢せず、寒い季節だからこそ体を冷やさないようにして、上手に冬を乗り切っていきましょう。

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