目からうろこの整体コラム

ねんざは一生治りません!

久しぶりなので何を書こうかと思ったのですが、どうせならあまり知られていない事を書こうという事で捻挫の話しを書きます。

 

タイトルのように「ねんざは一生治りません」なんて書くと「この人何言ってるの?」って思う方もいるのではないでしょうか。

 

捻挫なんて冷やしてしばらく安静にしていれば治るとほとんどの方が思っているでしょう。

 

しかしそうではありません。

 

軟部組織を痛めるという事はそんな生やさしいものではなく、一生ついて回るものなのです。

 

どういう事でしょう?

 

足首の捻挫が一般的なのでそれを例に話しをしますが、学生時代などに足首の捻挫をした経験のある方も少なくないかと思います。

 

やった時は腫れて熱を持ちとにかく痛い。

 

そもそも捻挫とはどういう事かというと、靱帯が伸びる事です。

 

そのせいで炎症が起こり強い痛みが出るのです。

 

しかしその炎症が治れば痛みは無くなります。

 

これでみなさん治ったと思っているのですが、実はそうではありません。

 

伸びた靭帯は縮まらないのです。

 

捻挫をした時点で靭帯は伸びっぱなしという事です。

 

足首の靱帯はどういう作用があるかというと、足先を上げる、足首が内側に入らないようにする作用があります。

 

その靱帯が緩むという事は足先を上げにくくなるのと、足首が内側に入りやすくなるという事です。

 

「足首の捻挫は癖になる」と言われますが、これは足首が内側に入るとこにより足を挫きやすくなるからです。

 

もう一つ足先を上げるという作用がありますが、これは最初のうちは問題なく足先を上げるとこが出来ます。

 

しかし、月日が経つに従い徐々に足先が上げにくくなって行きます。

 

これは何が起こっているのかというと、靱帯が伸びて効かなくなった分、補助の役割であるスネの筋肉が足先を上げているのです。

 

元々は補助の役割しかないものが、メインで使われていくと徐々に疲労が溜まり筋肉が固まる事により足先を上げる事が出来なくなって行きます。

 

段差が無いところで躓きやすいという方は昔捻挫をした経験がある方が多いと思います。

 

そういう症状が出た時はどう対応すればいいのかというと、伸びた靭帯は縮まらないのでそれをどうこうする事は出来ません。

 

スネの筋肉、前脛骨筋に柔軟性を持たせてその筋肉が作用しやすくしてあげるしか出来ないのです。

 

しかし、疲労が溜まり前脛骨筋が固まって来るとまた足先が上がりにくくなって行きます。

 

前脛骨筋を固めにくくするには履き物に注意が必要です。

 

踵に何もないサンダルやスリッパは脱げないように無意識に足先を上げようとする為、前脛骨筋に疲労が溜まりやすくなります。

 

過去に捻挫の経験があり、つまずきやすい、足先が上げにくい、足の甲が痛いという方はスネの筋肉に問題があるのです。

 

つまり、捻挫は一生ついて回る怪我なのです。




酸素の効果

今回は酸素の効果について書いていきます。

前回の続きになりますので、前回の分を読んでいらっしゃらない方はまずそちらからお読み下さい。

https://kusunoki-chiro.com/seitai/酸素の話の前に、僕の施術を受けると免疫力が向

 

「すべての病気の根源は酸素不足にある」

 

この言葉は野口英世博士が生前おっしゃっていた言葉です。

またドイツの研究者オットー・ワールブルクは「がんの原因は酸素の不足による」という事を突き止めノーベル賞を受賞しています。

 

これらの事はいつしか忘れ去られ酸素が病気の原因、ましてがんが酸素不足から増殖するとは一般的には言われなくなりました。

 

しかし近年これらの研究が見直され酸素の重要性が取り上げられる機会が増えて来たのです。

 

僕自身は健康な状態を維持するには血流と酸素は切っても切り離せないものだと思っています。

少し長くなるかもしれませんが、酸素について書いて行きます。

前回の血流と免疫の分と合わせてお読み下さい。

 

《現代人は酸素不足?》

 

大気中の酸素は何%くらいあるかご存知ですか?

 

現在大気中の酸素の割合は21%あります。

 

「現在は」と書いたのは、100年前には24%あったからです。

 

僅か100年で3%も大気中の酸素は減少したのです。

 

ちなみに酸素欠乏と言うのは18%を下回った状態です。

 

あと100年もしたら酸素欠乏状態が慢性化する可能性もあるのです。

 

よく、低気圧が近づくと頭痛がしたり身体がだるくなったりしますが、あれは気圧が下がることにより酸素濃度が下がり酸素欠乏の状態に近づくため起こる症状です。

 

また世代間によっても酸素の吸入量が変わる事もわかっています。

 

20代を100とした場合、60代には50しか酸素を吸入出来ていないのです。

 

つまり60代には20代の半分しか酸素を吸えていないのです。

 

 

そして近年はマスクの着用によっての酸素不足も指摘されています。

 

マスクをする事で酸素吸入が3割減少することがわかっています。

 

高齢者の方が今でもマスクをする率が高いようですが、元々酸素吸入量が減っているのにさらに3割も低下し隠れ酸欠状態になっているとも言えます。

 

《何より大切な栄養素は酸素》

 

現代人は酸素が不足している状態にある事はなんとなくご理解頂けたかと思います。

 

そうは言っても酸素がそこまで重要なものなのかをまだご理解頂けない方も多いのではないでしょうか。

 

病院で造影剤を入れて検査した事がある方はお分かりだと思いますが、血液は体内を目まぐるしい勢いで巡っています。

 

一瞬で体内をまわると言っても過言ではありません。

 

そこで何を運んでいるのかと言えば栄養素ですが、その中でも特に酸素です。

 

もちろん、食事から栄養を取らなければ人は死んでしまいます。

 

しかし、食事を取らないからと言ってすぐに死ぬわけではありません。

 

食物で数週間、水分で数日取らなくても生きられるでしょう。

 

しかし、酸素は数分取り入れないだけで死に至ります。

 

血液があれだけ目まぐるしく体内を巡っているのは酸素がなければ生物は生きていけないからです。

 

《酸素カプセルと高濃度酸素の違い》

 

斎藤佑樹君が甲子園で活躍した際に話題になったのが酸素カプセルです。

 

酸素カプセルに入る事で疲労を除去し連投出来たと言う事でした。

 

当時の酸素カプセルは気圧を高める事で酸素濃度を上げ、酸素の吸収を良くするというものでした。

 

しかし、近年は高濃度酸素発生器が開発され酸素の吸入がより効果的になっています。

 

京都大学大学院の石原昭彦教授の研究レポートによると酸素カプセルだけだと筋肉の疲労回復は限定的だが、そこに高濃度酸素を一緒に吸入する事で筋疲労の回復がさらに増進されるという研究結果が出ています。

 

それはなぜかというと、疲労物質である乳酸を分解するには大量の酸素が必要になるからです。

ここでも酸素です!

 

疲れた時に寝ても疲れが取れず、少し運動をした方が疲れが取れるのは運動する事で血流が良くなりさらに通常以上の酸素を吸入できるからです。

 

酸素カプセルが悪いとは言いませんが、酸素カプセルと高濃度酸素を組み合わせなければあまり意味は無いように思います。

 

それよりも僕の施術のように直接的に血流を良くした状態で高濃度酸素を取り入れた方がよほど効果が高いと考えられます。

 

《高濃度酸素の有効性》

 

ここまで色々と書いて来ましたが、そもそも高濃度酸素にはどのような効果があるのでしょう?

 

一般的に言われるのは次の通りです。

 

・疲労回復

・集中力アップ

・意欲、活力の向上

・睡眠不足解消

・冷え性改善

・ケガの回復の促進

・美肌、アンチエイジング

・ダイエット効果

・二日酔いの予防、回復

・免疫の向上

 

身体が熱を発するには酸素が必要です。

 

運動した時に息が上がる、風邪などで発熱した時に息が荒くなるのは体内で熱を発する場合、酸素を必要としているからです。

 

免疫を上げるには体温を上げましょうと言われます。

 

つまり体温を上げるには血流を良くするだけではなく酸素も必要だという事です。

 

そして近年ではがん治療に温熱療法、高濃度酸素が使用されています。

 

《がん治療と高気圧、高濃度酸素》

 

がん細胞が低体温、低酸素、高糖質を好むという事は前回書きました。

 

それらを利用した電磁温熱療法と高気圧酸素療法を組み合わせた治療を行っている病院が複数あります。

 

その根拠となるのが2019年のノーベル医学生理学賞を受賞した米国のジョンズホプキンス大学のグレック・セメンザ先生らが受賞した内容に則しています。

 

どういう内容かというと身体が低酸素状態になると体内で「HIF」と呼ばれる特別なタンパク質が大量に作られ、身体が低酸素状態に適応するようになるということです。

 

がん腫瘍内では正常な細胞よりも酸素分圧がはるかに低い数値である事がわかっています。

 

つまり腫瘍内で「HIF」が発生し活性化し結果として血管の生成や転移など腫瘍にとって生き残るために都合がよい状態になるという事です。

 

「HIF」が発生する事で、腫瘍の周りに堀のようなガードが出来て抗がん剤等が腫瘍に届きにくくなるのです。

 

腫瘍に直接酸素を送り込む事で腫瘍も縮小に転じる報告も数多く報告されています。

 

つまり、低酸素の状態が常態化する事がいかに悪かという事です。

 

もっと詳しく知りたい方は下記の動画をご覧下さい。↓

https://www.youtube.com/watch?v=2kcAxHRL8Co&list=LL&index=7

「成田記念病院 2023がん治療市民公開講座」

 

(今回、当院で行う酸素療法はがん治療などを行う目的ではありません。ただ、酸素が身体に如何に有用なものかという事をご理解頂きたくここに書かせて頂きました。)

 

《まとめ》

 

前回と今回にわたって血流と酸素の重要性について書いて来ました。

 

僕自身、25年以上に渡って様々な患者さんを診させて頂いて、体の痛みの9割以上が筋肉のこりで説明出来るのではないかと考えています。

 

また深部から硬直したこりを取り除く事で自律神経の正常化も期待出来ます。

そこに高濃度酸素を取り入れたら…….

 

これらを通して、酸素が私たちの健康にどれほど影響を与えているか、そして血流と高濃度酸素がそのサポートにどれほど有益かが伝わると嬉しいです。




酸素の話の前に、僕の施術を受けると免疫力が向上するってご存知ですか?

年明け2月頃から施術に高濃度酸素を取り入れたいと思っています。

 

こう言うと「高濃度酸素ってなに?」「どういう効果があるの?」という質問を必ず受けます。

それだけまだ酸素に対する認識は一般的ではありません。

 

僕が高濃度酸素を取り入れようと思った理由は、酸素と僕の行う施術と組み合わせる事によって大きな健康効果が期待出来ると考えたからです。

 

酸素によって疲れが取れる、疲れにくい、美肌効果があるなどとよく言われていますが、僕が本当にやりたいのはそこではなく、免疫の関係なんです。

 

酸素を説明する前に免疫についてわかっていないと、僕の施術と組み合わせる意味がわからないと思いますので最初に免疫について書いていきます。

 

僕なりに簡潔にわかりやすく書くつもりなので最後までお付き合い下さい。

 

🔳ストレスとは何か

 

近年、多くの病気の原因はストレスだと言われます。

それはわかっていてもなぜストレスが病気の原因になるのか正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。

 

僕に言わせると「ストレス=緊張=集中」と言えると思います。

 

ストレスを感じるというのは外から攻撃を受けているのと同じことです。

 

人類の祖先が生活をしている中で、夜道を歩いている時暗闇で猛獣が襲って来る恐怖は必ずあったでしょう。

そういう時、暗闇に目を凝らし、どこから何が出てくるかわからない状態で緊張していたとします。

 

この状態がストレスを感じ、緊張し、集中している状態です。

 

それと同じ事が現代でもストレスを感じているあなたの身体で起こっているのです。

 

身構えている状態ですね。

 

その時は身体に力が入り、血流は悪くなります。

 

なぜか?

 

襲われた時の痛みを軽減し、少しでも出血を抑える為の防御反応なんです。

 

それが短時間なら問題はありませんが、長時間そして長期間に及ぶと筋肉の硬直が取れなくなり、常に緊張状態になってしまいます。

 

これが深部からの筋肉のコリです。

 

🔳ストレスと自律神経の関係性

 

ストレスや緊張状態が続くと筋肉だけではなく自律神経にも影響を与えます。

 

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられますが、前者は興奮状態、後者はリラックス状態を作ります。

 

ストレスや緊張を感じると交感神経が優位になり、筋肉が緊張し、血管が収縮し、脈も早くなります。

 

ストレスを感じた時に起こるこれらの症状は交感神経の影響なんです。

 

長時間パソコンをしていて、肩をすくめて肩こりが出てくるのもこれが原因です。

 

そして筋肉が深部から凝り固まり慢性のコリの症状が取れなくなった場合、これらの交感神経優位の状態が慢性化します。

 

近年、ヤクルト1000が睡眠の質向上を謳って爆発的に売り上げを伸ばしました。

 

その事実からも筋肉が深部から凝り固まり、交感神経優位な状態が慢性化し、睡眠の質が落ちた人がとても多い事が伺えます。

 

疲れていても眠れない、寝ても疲れが取れない、常にダルいなどはその典型的な症状です。

 

🔳自律神経の白血球支配

 

体温が高い方が免疫は強いと言われます。

それはなぜでしょう?

 

筋肉が凝り固まり血流が悪くなると手足など末端は特に冷えやすくなります。

それは体幹も同じで背中や腰、臀部や大腿部等が固まると全体的に体温が低下します。

 

体内温度は37度が適正とされていますが、それよりも下がってしまう可能性も高くなります。

 

僕の施術を受けているうちに身体がポカポカ温かくなって来たと仰る方は少なくありません。

 

血流が悪くなるという事はその事自体が体温を下げる事につながるのです。

 

血流だけが体温低下の全ての原因だとは思いませんが、原因の大部分を占めているとは思います。

 

また血液には栄養や酸素を運ぶ赤血球と免疫をつかさどる白血球があります。

それらが滞るわけです。

 

ここでは白血球に焦点を当てます。

 

現在わかっている事実として自律神経の白血球支配があります。

 

自律神経の白血球支配?

どういう事でしょう?

 

白血球には大きく分けて3種類あります。

マクロファージと顆粒球、そしてリンパ球です。

簡単に働き方を表すと以下の通りです。

 

・マクロファージ・・・体内のパトロール役

 

・顆粒球・・・:細菌を駆逐する役割

 

・リンパ球・・・ウイルスやがん細胞を駆逐する役割

 

自律神経の状態によってそれぞれの白血球の割合が変化するのがわかっています。

 

交感神経が優位な場合、リンパ球の割合が減るのです。

 

交感神経優位が常態化するとウイルスに感染しやすくなったり、がんになりやすくなるという事が言われます。

 

つまり交感神経優位な状態が続くとウイルスやがんに対する免疫が下がるという事です。

 

がん細胞は体内で1日に5000〜10000個発生していると言われます。

 

また、ウイルスに感染するには体内に入った時のウイルスの数が重要です。

 

少量のウイルスでは感染は起きません!

 

しかし、リンパ球の割合が減ればがん細胞を取り逃す可能性も高まりますし、体内に少量のウイルスが侵入した場合にもインフルエンザや風邪に感染し発症してしまいます。

 

体温が1%上がればリンパ球の働きが40%向上するという調査結果もあります。

 

体温、血流と免疫は密接に関連し合っているのです。

 

(がんの発病には諸説あり、いまだに正確なところはわかっていませんが、がん細胞が低酸素、低体温、高糖質を好むというのはわかっています)

 

🔳まとめ

 

ストレスや仕事による緊張が長時間、長期間続くとなぜ病気になりやすくなるのかなんとなくわかって頂けましたか?

つまりこういう事です。

 

長期間のストレスや緊張

身体の防御反応が働き筋肉の硬直化と血流悪化

交感神経優位の常態化

白血球の内リンパ球の減少

ウイルスやがんに対する免疫が下がる

 

ここまで読んで頂いたらご理解頂けると思いますが、僕の筋肉の深部からコリを取り除くという施術は直接的に肩こりや腰痛を取り除くだけではなく、自律神経のバランスを整え、免疫機能の改善にも大きな効果を発揮するという事です。

 

定期的に僕の施術を受けて下さっている多くの方々が「風邪をひきにくくなった」と言って下さいますがその理由はこういう事です。

 

血液の流れには免疫だけではなく体内の細胞に栄養を届けるという役割もあります。

 

ここまでのことを踏まえて次回は酸素について書いていきたいと思います。




<参考文献、参考資料>

「免疫革命」 安保徹著 講談社α文庫

「笑いと治癒力」 ノーマン・カズンズ著 岩波現代文庫

「50歳の分岐点」 和田秀樹著 大和書房

「なぜ人は病気になるのか?」 寺田武史著 クロスメデイア・パブリッシング

「ガンが消えていく生き方」 船戸宗史著 ユサブル

「ヨーガ呼吸による白血球の変動〜神経・内分泌・免疫系の相互関係」 坂本佳壽美

テルモHP

マッサージチェアにご用心

昔銭湯などにマッサージチェアってありましたよね。

普通の椅子に背中と腰のところに指圧する突起のような物が出てるやつ。

確か20円入れると数分動いてくれた記憶があります。

 

そのマッサージチェアも年々進化してリクライニング式で背面はローラーが動いたり、手足も空気圧で刺激を入れたり人の手を科学的に表現してなんてうたい文句がついています。

 

空港に行くと待合ロビーの隙間を見つけてはマッサージチェアが置かれています。

飛行機の待ち時間で利用して下さいということなのでしょう。

空間を遊ばせておくよりはそれを置くことで少しでも収益を上げられたらという事ですね。

 

先ほども書きましたが、最近のマッサージチェアは確かに進化していてクイックマッサージに行くのとそんなに変わらないくらいにはなって来ているのかなとも思います。

 

町中に置いてあるコイン式のマッサージチェアを見ているとだいたい10分くらいに設定されています。

 

ちょっと短いな、もう少し続けて欲しいなと思う方が多いと思いますがどうしてあのような設定になっているかわかりますか?

 

隙間時間にやるので10分くらいがちょうどいい時間だから。

物足りなさを感じる事であと200円入れてもらう為。

確かにそれらもあるでしょう。

しかしそれ以上に長時間やり過ぎるのはよくないという事があります。

 

これは僕の経験上ちょうどいい時間と言えます。

 

筋肉に対して長時間刺激を与え続けると筋肉は弛緩するのではなく逆に固まってしまうからです。

 

肩こりや腰痛を持っている方で自宅にマッサージチェアを購入される方がいらっしゃいますが、あれが一番問題です。

 

ずーっと座ってしまうんです。

 

マッサージチェアに座りながらテレビを見たり、そのままうたた寝をしたり。

 

そうなると間違いなく筋肉は硬直します。

 

リラクゼーションを追求しているので、暇さえあれば乗ってしまう。

 

乗りすぎて筋肉がさらに固まるのでまた長時間乗ってしまう。

 

そのような悪循環で筋肉の硬直がさらにひどくなって行くのです。

 

最近、持っている方も多いマッサージガンも同じで、コリが酷いところにずっと当てているのでその後にはコリ酷くなる。

(マッサージガンの使い方も今度書きますね)

 

筋肉に対して強い力や長時間の刺激はその反発を招きます。

 

力で押すともみ返しが出るのもその一つです。

 

僕のところでも2コマ続けて取って下さいという方がたまにいらっしゃいますが、そういう申し出はお断りしています。

 

続けてやるよりも数日空けて筋肉を休ませた後にもう一度施術する方がはるかに効果が高いからです。

 

ではどのくらいの時間が適切なのでしょう?

 

はっきりとした研究はありませんが、一カ所に長くて10分くらいかと思います。

 

僕は患者さんには湯船に浸かっている時に押すのがいいですよと言っています。

 

チェアやガンでもやはり10分くらいだと思います。

 

極論を言えば力で押したり、時間を掛けてもコリは取れるものではなく、筋肉に対して押す角度が全てだと思います。




腹筋運動をしてもお腹が引っ込まないって知ってます?

中年太りという言葉があります。

お腹周りに脂肪がついて貫禄が出る状態ですね。

 

そもそもなぜ中年に差し掛かるとお腹周りに脂肪が付くかというと、年齢と共に全体的に筋力が落ちて来るのが一つの原因です。

 

特に手足の筋力が目に見えて落ちて来ます。

 

いわゆる昆虫体型というやつですね。

 

筋力が落ちるという事は基礎代謝が落ちるという事ですので、食生活を変えなければ自然に太りやすくなるのは当然です。

 

ではなぜお腹なのか?

 

心臓や肺など胸部は肋骨に守られています。

しかし、腹部には肋骨がありません。

腹部にまで肋骨で覆われると、身体を動かせなくなるというのはわかりますよね。

腹部は無防備な為、その周りに脂肪が付きやすくなると言われています。

また、脂肪がそこに付いても体を動かすのに支障があまり無いという体の運動機能上のメカニズムになっています。

 

腹部に脂肪が付きやすくなる理由はなんとなくわかって頂けたかと思います。

 

 

メディアなどを見ているとお腹を引っ込める為に腹筋運動を頑張っている映像がよく出て来ます。

 

そういうイメージから腹筋を鍛えればお腹が引っ込むという間違った情報が流れたという事でしょうか。

 

あとは、腹筋運動をする事で脂肪が筋肉に変わると思っている方もいらっしゃいます。

 

そんな事は絶対にありません😤😤

 

脂肪は脂肪であり、筋肉は筋肉です。

 

人体の筋肉図を見て頂ければわかりますが、脂肪はこの筋肉の上に乗っているものです。

 

脂肪は筋肉に変化する事は無いのです。

 

では筋トレをするというのはどういう事かと言うと、この筋肉を太らせる事です。

 

筋肉を太らせる?

腹筋をしたらお腹が引っ込むのではなく太る?

 

厳密に言うとそうなんです。

 

腹筋も筋肉なので負荷を掛けて鍛えれば大きくなります。

 

胸や足、腕の筋肉のような肥大化はしませんが、腹筋も鍛えれば厚みを増して来ます。

ですから、なぜいまだに腹筋運動をするとお腹が引っ込むのというわけのわからない理屈が通るのか理解できません。

 

ジムなどでダンベルを持ってお腹の横を鍛えている人を多く見かけますが、「それ続けてたらウエスト太くなっちゃいますよ」って言ってあげたくなります😊

 

確かに刺激を入れるのは一つの方法だとは思いますが、それならツイスト運動でいいと思います。

 

そもそもですが部分痩せは無理です‼︎

 

お腹を引っ込めるにはカロリー計算の上に立った食事制限等で絞っていくしかありません。

 

それを効率的に行う為に筋肉を鍛えて、基礎代謝を上げるという作業があるのです。

 

お腹だけではなく、女性が気にする腕の三頭筋部分(ふりそでと言われる部分)も三頭筋を鍛えたらそれが締まるというのはちょっと違います。

 

全体的に鍛えて代謝を上げて行くしか無いのです。

 

 

中高年の筋トレは難しい点もあるということを以前書いたかな?

書いてなかったら今度書きます(笑)

健康的なダイエット、筋トレについてもアドバイス出来ると思いますので何でも聞いて下さいね😊




首を鳴らすとなぜ悪い

僕の施術を受けているみなさんは、背骨をボキボキ鳴らすのは何の意味もないというのはご存知だと思います。

 

では自分で首をボキボキ鳴らす人がいますがあれはどうなのでしょう?

 

ボキボキ鳴らす事に何の意味も無いと先に書きましたが、一応効果は3つあると言われています。

 

ボキボキ鳴っている音の正体は、関節包にある液体が内圧が高まる事によって気化する時の音です。

液体が気化するので容積が増える為、関節内に隙間が出来動かしやすくなります。

それが一点目。

 

もう一つは、ボキボキ鳴らす事で神経レベルで痛みを遮断するゲートコントロールという作用が起こります。

ですから、一定時間痛みを軽減させる作用があると言われています。

一定期間ってどのくらいかというと大体20分程度です。

気化した物が再び液化するまでの時間と考えていいでしょう。

 

あと一点はプラシーボです。

ボキボキ鳴らす事で骨格が矯正されたような気がして痛みが改善したような気がするという物です。

暗示にかかるという事ですね。

 

自分で首を鳴らす場合、首や肩のこり感が気になり鳴らし出すでしょうから、鳴らす事で少し楽になる感じがするのです。

 

上にあげた3つの効果のうち主にゲートコントロールが作用していると考えられます。

動かしやすくなるからというのもあるかもしれませんが、少なくともプラシーボでは無いでしょう。

 

少しでも楽になるのであれば、ボキボキ鳴らしていればいいと思われるかもしれませんが、決してそういう物では無いのです。

 

上に書きましたが、一度骨を鳴らすとその後20分するとまた鳴らすことが可能になります。

つまり、1日に何度もボキボキ鳴らしてしまうのです。

1日に一度程度では特に悪影響は無いのですが、何度も何度も鳴らすのを長期間続けて行くと関節が緩んで来ます。

関節が緩むのでそれを保護しようと頚椎の周りの靭帯が硬直して来ます。

 

つまり、自分でムチウチの症状を作り、首を硬直化させて行くのです。

 

最近はスマホやノートパソコンの影響で首のこりは国民病と言えるほど増加しています。

 

これは確証が取れた話ではありませんが、そういう人が増えているという事は首をボキボキ鳴らす人も増えていると考えられるのではないでしょうか。




痛みが移動するってどういうこと?

腰痛や肩こりで来院頂く方が多いですが、施術を受けて行くにつれて「腰は痛くなくなったんですが、肩こりが」とか「今度は膝が痛いんです」とおっしゃる方が案外多いんですよね。

 

肩こりなどでは、「右肩のこりがきつかったんですが、最近は背中が重くて」という事もあります。

痛みが移るなんて言われたりしますがこれはどういう事なのでしょうか?

 

人の身体はそもそも痛みを感じる場合、1番きつい場所に意識がいってしまいます。

腰痛がきつければ腰、肩こりがきつければ肩という具合です。

 

しかし、腰痛が辛いからと言って肩が凝っていないわけではありません。

腰痛を持っている方は肩こりもあるケースがとても多いんですよね。

あまりに腰痛が辛いんで肩こりが気にならなかっただけなんです。

 

施術をして行くと、徐々に痛みが解消されて行きますので2番目に辛いところが辛く感じるようになるんです。

 

2番目が解消して来ると3番目がという感じです。

 

僕の施術は基本全体的にやらせて頂きますが、1番気になる箇所にかける時間はどうしても多くなります。

時間の制約の中で施術をする関係上、コリ感が移動するという事どうしてもが起こるのです。

 

ここまで読んで頂いておわかりのように、新たに痛みが発生したわけでは無く、固まっていた箇所が気になり出したという事なんです。

ではどのように改善させて行くかというと、一箇所一箇所潰して行くしか方法はありません。

 

固まっているものを一度崩せれば、その箇所も徐々に取れやすく、コリにくくなって行きます。

 

このように一度固めてしまったコリというものは一般的に言われている以上に厄介なんです‼︎




筋肉とコリの性質を知ってください。

「マッサージや整体に行ってもその時だけですぐに戻っちゃうんです」という事をよく聞きます。

どうしてすぐにこり感が戻るのか考えた事がありますか?

 

世間では全くと言っていいほど言われていませんが、こりは日々溜まって行くものなんです。

こりは蓄積して行くという事です。

 

どういう事でしょう?

 

肩こりや腰痛で悩んでいる方は昔を思い出して頂きたいのですが、肩が凝ったなぁと思っても一晩寝れば治っているという事があったと思います。

腰痛も同じで昔は一晩寝れば落ち着いていたと思います。

それがいつの日からか寝てもいっこうにこり感が取れない、むしろ年々酷くなってくるという状態になって来ます。

 

どうしてそういう事が起こるのかというと先程言ったようにこりは蓄積するからです。

 

最初のうち一晩寝て楽になったからと言って決してコリが取れているわけではありません。

筋肉も柔軟性があってコリ感を感じなくなるのです。

一晩寝て楽になったからと言ってコリが取れているわけではないのです。

 

日々肩が凝るような生活を続けて行くと筋肉が深部で固まり徐々にコリ感が一晩寝ても取れなくなります。

筋肉の許容範囲を超えてしまうのです。

 

これが慢性の肩こりの入り口です。

 

そんな生活を我慢して続けて行くとどんどん深部で固まり肩こりだけではなく、手が痺れたり頭痛が出たりとそんな二時的な症状も引き起こして行くのです。

 

痺れの原因も神経からのものではなく、筋肉のコリが引き起こすものが圧倒的に多いですし、頭痛もしかりです。

 

普通のマッサージや整体は基本的に筋肉の表面しか押しません。

深いところのコリを取るという概念が無いんです。

 

もう一つ筋肉のコリを取り除いて行くには固めてしまってからの年月が重要になって来ます。

固まって1、2年のものでしたらすぐに深部まで取れ、コリの戻りもあまり起こりません。

しかし、10年・20年と固めてしまったコリは深部まで取るにも時間が掛かりますし、何より戻りが出ます。

 

10年・20年固まった状態が普通になっていた物を急にコリを取っても、固まった状態が普通になっているものですから何もしなくて固まる方向に行ってしまいます。

 

では、深部まで固まったコリを出ないようにして行くにはどうしたらいいでしょうか?

 

答えは一つしかありません。

 

まずは深部のコリまでしっかりと取り、その後は筋肉は凝る方に引っ張られますからそれをまた取り除く。

コリが出ては取り、出てはコリを定期的に繰り返しながら筋肉に余裕を持たせて行くのです。

 

最初は2、3日しか保たなかったものが、1週間持つようになり、2週間保つようになりという具合にコリ感が出にくくなってくるのです。

 

「昨日は肩凝ってたんです。今は治っちゃいました」とか「先週腰痛があったんですが、自然に治っちゃいました」という話もよく聞きます。

 

上で書いた事をご理解頂ければ、それはまだ筋肉に余裕があるだけだというのがわかります。

 

もう一つ大切なのは筋肉が凝り固まった場合自然にコリが取れるという事は無いという事です。

表面的なコリでしたら有酸素運動やストレッチで取ることは可能です。

しかし、深部まで固まったコリは有酸素運動やストレッチでは取れません。

筋肉はゴムと同じ性質があり、ストレッチをしても本当に固まっている場所は伸びず周りの余裕のあるところが伸び、本当に固まっているところは伸びません。

深部まで固まった筋肉は押圧で強制的に取り除くしか方法はありません。

 

こんな事を書くとよっぽど強押しだと思われるかもしれませんが、深部のコリを取り除く技術は力ではありません。

押す角度なんです。

その証拠に力で押すと揉み返しが出やすいですが、僕の施術で揉み返しが出る事はまずありません。

 

最後は宣伝のようになってしまいましたが、筋肉の性質を知って頂くと解決の方法が見えて来ると思います。




顔の筋肉も凝るんです

先日新たな発見をしたんです。

何気なく頬っぺたの頬骨の下を押したら奥歯の方に関連痛が起こったんです。

 

関連痛は普通に凝っただけでは起こりません。

よっぽど凝り固まらないと起こらないんです。

 

顔の筋肉が凝って頭痛が出たりする事例はあるんですが、まさか頬っぺたを押して歯に響くとは。

そこで顔の色々な箇所を押してみたんです。

頭皮を押してもどこかに響いてるし、顎関節周りを押しても歯に響く。

顎を押してもやはり響きがあるんですよ。

首と顔の付け根を押しても響くし、極め付きは顎の下を押すと舌に響くんです。

これどうなってるの?

 

僕は1年前からプライベートではマスクを外してましたが、整体院ではしてました。

という事はほとんどマスク生活だったと言っていいんですよね。

このマスク生活の3年で起こった自覚症状と言えば

 

・口が開けにくくなった

・唾が飲み込みにくくなった

・ずっと喋っているとロレツが回らなくなった

・ほうれい線とマリオネット線がくっついて超老け顔になった😱

 

という事でしょうか。

試しに二日間顔のコリを取っていったところ

 

・頭と目がスッキリした

・目が少し大きくなった(ような気がする)

・口が開けやすくなった

・喋りやすくなった

・唾が飲み込みやすくなった

 

という変化が生まれ、見た目にもコロナ前の顔に少し戻った感じがします。

マスク生活が長期化し顔と首が凝り固まったという事でしょう。

顎の下の筋肉を押して舌に響くという事はそこのコリを取ると誤嚥の予防にもなるのではないでしょうか。

 

また、高齢になって表情が乏しくなるのも感情の問題だけではなく顔の筋肉のこりも影響しているのかもしれません。

 

これから僕の技術を駆使し、自分の顔を実験台に3ヶ月程度を掛けて頭皮、顔、首の筋肉のコリを取り除いてどのような変化があるかやってみたいと思います。

 

3ヶ月後乞うご期待‼︎

シップの効能

湿布薬って巷に氾濫してますよね。

 

昔「えっ」て思ったのが、「ごんべさんの赤ちゃん」って童謡があるでしょ。

 

♪ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、そこで慌ててシップした♪

 

って歌詞。

風邪ひいてシップ?って凄い違和感があったんですが、これの原曲は米国民謡のようでそこに歌詞を当てたんですが、その当時湿布薬は万能と考えられていたんでしょうね。

 

その万能という考えは昔程では無いですが、今でもあるように思います。

 

腰が痛かったり肩が凝っていたりしたら、とりあえずシップって事に今現在なっているように思います。

整形外科に行っても必ずと言っていい程湿布薬が処方されますものね。

 

本当に肩こりや腰痛に対して湿布薬は効果があるのでしょうか?

答えはcase-by-caseという事になります。

 

湿布薬の基本的な考え方は患部の熱を奪う消炎作用です。

 

ですから寝違えやぎっくり腰・捻挫などでは湿布薬は効果が期待出来ます。

しかし、慢性の腰痛や慢性の肩こり等ではどうかというと感覚的な作用だけという事になります。

 

あのスースーする感覚で痛みや違和感が紛れるだけという事です。

 

慢性の肩こりや腰痛は血流が悪い状態ですからそこにシップを貼っても効果が無いのはお分かりですよね。

 

最近はインドメタシン等痛みを取ると言われる成分を配合している物も発売されています。

TVCM等で皮膚を通って患部に直接作用しているイメージ図が紹介されてますが、そんなに浸透するのかは甚だ疑問です。

 

これも炎症を起こしているものには一定の効果が期待出来るでしょうが、慢性のこりから来るものは効果は無いと言っていいと思います。

 

最近はあまり見なくなりましたが温湿布等もサーモグラフィーで見てみると冷湿布と同様皮膚の熱を奪っているので効果は無いと言っていいと思います。

 

以前から温湿布を貼るくらいなら使い捨てカイロを貼った方がよっぽど効果があると言って来ましたが、それは正しかったという事でしょう。

 

商品名は出せませんが、シップのような薄い貼る商品もありますが、鎮静作用や血流を促す成分が含まれているようですが、表面的にそれを貼ってもどれだけ効果があるのかは疑問です。

 

やはり、スースーする感覚的な物と貼ったという安心感、いわゆるプラシーボ以上のものではないと思います。

もっと言わせてもらえれば、キネシオテープ(肌色の伸縮性のあるテープ)を筋肉に沿って貼っただけでも同じ効果があるのではないかと思います。

 

湿布薬はあくまでも急性期の痛みに対して貼るものですね。





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