- 2023年10月11日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方
中年太りという言葉があります。
お腹周りに脂肪がついて貫禄が出る状態ですね。
そもそもなぜ中年に差し掛かるとお腹周りに脂肪が付くかというと、年齢と共に全体的に筋力が落ちて来るのが一つの原因です。
特に手足の筋力が目に見えて落ちて来ます。
いわゆる昆虫体型というやつですね。
筋力が落ちるという事は基礎代謝が落ちるという事ですので、食生活を変えなければ自然に太りやすくなるのは当然です。
ではなぜお腹なのか?
心臓や肺など胸部は肋骨に守られています。
しかし、腹部には肋骨がありません。
腹部にまで肋骨で覆われると、身体を動かせなくなるというのはわかりますよね。
腹部は無防備な為、その周りに脂肪が付きやすくなると言われています。
また、脂肪がそこに付いても体を動かすのに支障があまり無いという体の運動機能上のメカニズムになっています。
腹部に脂肪が付きやすくなる理由はなんとなくわかって頂けたかと思います。
メディアなどを見ているとお腹を引っ込める為に腹筋運動を頑張っている映像がよく出て来ます。
そういうイメージから腹筋を鍛えればお腹が引っ込むという間違った情報が流れたという事でしょうか。
あとは、腹筋運動をする事で脂肪が筋肉に変わると思っている方もいらっしゃいます。
そんな事は絶対にありません😤😤
脂肪は脂肪であり、筋肉は筋肉です。
人体の筋肉図を見て頂ければわかりますが、脂肪はこの筋肉の上に乗っているものです。
脂肪は筋肉に変化する事は無いのです。
では筋トレをするというのはどういう事かと言うと、この筋肉を太らせる事です。
筋肉を太らせる?
腹筋をしたらお腹が引っ込むのではなく太る?
厳密に言うとそうなんです。
腹筋も筋肉なので負荷を掛けて鍛えれば大きくなります。
胸や足、腕の筋肉のような肥大化はしませんが、腹筋も鍛えれば厚みを増して来ます。
ですから、なぜいまだに腹筋運動をするとお腹が引っ込むのというわけのわからない理屈が通るのか理解できません。
ジムなどでダンベルを持ってお腹の横を鍛えている人を多く見かけますが、「それ続けてたらウエスト太くなっちゃいますよ」って言ってあげたくなります😊
確かに刺激を入れるのは一つの方法だとは思いますが、それならツイスト運動でいいと思います。
そもそもですが部分痩せは無理です‼︎
お腹を引っ込めるにはカロリー計算の上に立った食事制限等で絞っていくしかありません。
それを効率的に行う為に筋肉を鍛えて、基礎代謝を上げるという作業があるのです。
お腹だけではなく、女性が気にする腕の三頭筋部分(ふりそでと言われる部分)も三頭筋を鍛えたらそれが締まるというのはちょっと違います。
全体的に鍛えて代謝を上げて行くしか無いのです。
中高年の筋トレは難しい点もあるということを以前書いたかな?
書いてなかったら今度書きます(笑)
健康的なダイエット、筋トレについてもアドバイス出来ると思いますので何でも聞いて下さいね😊