雑談コラム

ChatGPTと歌舞伎談義。本気で語ったら止まらなくなった(笑)

先日、何気なくChatGPTに、

「市川ぼたんのファンクラブってあるの?」

と聞いてみました。

市川ぼたんの舞踊を観て、少し追いかけてみたいと思ったからです。

私は松竹歌舞伎会には入っていますが、歌舞伎座の本公演だけでなく、個人の舞踊会や小規模な会があるなら、そちらにも行ってみたい。

そんな話から始まったのですが、気がつくと、市川ぼたん、新之助君、菊之助君、團十郎、八代目菊五郎と、かなり本気の歌舞伎談義になっていました。

 

市川ぼたんを観て、考えが変わった

私はもともと、市川ぼたんが歌舞伎の舞台に上がることに対して、どちらかというと否定的でした。

歌舞伎は男性が演じるものとして受け継がれてきた芸能です。

そこへ團十郎が娘を舞台に上げようとすることに対して、

「そこまでして舞台に立たせる必要があるのかな」

と思っていたのです。

ところが、実際に市川ぼたんの舞踊を観て、考えが変わりました。

とにかく上手い。

ただ振りを間違えずに踊っているということではありません。

姿勢や手の使い方、視線、間の取り方、舞台上での見え方に、明らかに舞踊の才能を感じました。

あれを見たら、團十郎が反対を押し切ってでも舞台に立たせたいと思う気持ちは分かります。

親だから出したいのではなく、芸があるから舞台で見せたい。

少なくとも、私にはそう見えました。

舞台というのは不思議なもので、理屈で否定していたものでも、実際の芸を見せられると考えを変えざるを得ないことがあります。

私も、まさにその一人です。

今では、歌舞伎座の舞台だけでなく、市川ぼたんが個人の舞踊会を開くことがあれば、ぜひ観に行きたいと思っています。

 

市川ぼたんの大曲を観てみたい

ただし、市川ぼたんが舞踊家としてどのくらいのところまで行けるのかは、まだ分かりません。

舞踊が上手いことは間違いありませんが、本当の意味で力量が見えるのは、やはり大曲を踊ったときではないでしょうか。

『京鹿子娘道成寺』

『藤娘』

『鷺娘』

このあたりを、今後どのように踊るのか観てみたい。

『藤娘』は華やかさや可憐さが目につきますが、それだけでは持たない踊りです。

『鷺娘』は、後半へ向かうにつれて女の情念や苦しさが深くなり、踊り手の表現力が問われます。

そして『娘道成寺』は、踊りの技術、体力、品格、役の変化、舞台を一人で持たせる力まで、すべてが必要になる大曲です。

市川ぼたんが、ああした作品をどこまで踊れるのか。

そこを観てみたいと思わせるだけでも、すでに大したものです。

 

菊之助君は、すでに大曲を踊っている

同世代の菊之助君は、すでに『娘道成寺』を踊っているのを観ています。

若いうちに道成寺を踊るというのは、並大抵のことではありません。

振りを覚えれば何とかなるような踊りではありませんし、周囲も誰にでも踊らせるわけではありません。

それだけの期待と稽古があって、初めて舞台に立てる演目です。

しかも菊之助君は、舞踊だけでなく芝居をしていても落ち着きがあります。

子役らしい元気さだけで押すのではなく、役として舞台に立とうとしているのが伝わってくる。

同世代にこれだけの役者がいるのですから、新之助君は大変です。

正直、現時点では、

「新之助君、頑張れ」

としか言えないところもあります。

ただ、歌舞伎役者は子どもの頃の評価ですべてが決まるわけではありません。

むしろ、近くに同世代の優れた役者がいることを、バネにしてほしい。

将来、二人が大きな役を競うようになったときに、

「あの頃はずいぶん差があったのに、新之助もここまで来たか」

と思わせてくれたら、それはそれで非常に面白いと思います。

 

團十郎を再評価した『勧進帳』

若い頃の評価が、そのまま将来の評価になるとは限りません。

その一番分かりやすい例が、私にとっては團十郎です。

海老蔵の頃は、あまり高く評価していませんでした。

発声が鼻に掛かって聞こえ、何を言っているのか分かりづらいことがあった。

存在感はあるのですが、その存在感が舞台全体と調和せず、一人だけ前へ出てしまうように感じることもありました。

数年前に『勧進帳』を観たときもそうでした。

團十郎の弁慶は力が入りすぎ、独りよがりに空回りしているように見えました。

一方、富樫を演じていた当時の菊之助が非常に良かった。

弁慶を見抜きながらも、義経一行を通す富樫の心情がよく伝わり、私は弁慶よりも富樫ばかり観ていました。

『勧進帳』は、弁慶一人が目立てば成立する芝居ではありません。

弁慶、富樫、義経の三者の緊張感がかみ合って、初めて作品全体が立ち上がります。

ところが、昨年の八代目菊五郎襲名興行で、同じ組み合わせの『勧進帳』を観たとき、團十郎の印象が大きく変わりました。

とにかく良かった。

以前のように、自分の弁慶だけを見せようとする感じが薄れ、富樫との呼吸や舞台全体を意識しているように見えました。

力強さはそのままに、余計な力が抜けていた。

弁慶が前に出ることで舞台を壊すのではなく、弁慶が中心にいることで舞台全体が締まっていた。

あの『勧進帳』を観て、私は團十郎を再評価しました。

以前は良くないと思っていた役者でも、良くなれば評価は変わります。

役者を長く観る面白さは、そこにあると思います。

 

『鏡獅子』に見る役者の総合力

團十郎の成長を感じたのは『勧進帳』だけではありません。

『春興鏡獅子』もそうです。

『鏡獅子』は、前半の小姓弥生と、後半の獅子の精を一人で踊らなければなりません。

前半では、女方としての柔らかさ、品、繊細さが必要です。

後半では一転して、獅子の精としての力強さ、躍動感、舞台を圧倒する迫力が求められます。

どちらか一方だけできても駄目です。

まったく異なる二つの芸を、一つの作品の中で成立させなければならない。

その分、踊り手の総合力が問われます。

以前の團十郎は、後半の獅子には迫力があっても、前半の弥生に課題があると感じていました。

しかし、その弥生もずいぶん良くなりました。

本人も課題を分かって稽古を重ねたのだと思います。

ただ、それでも総合力という点では、立役と女方の両方を高い水準でこなし、舞踊にも優れる八代目菊五郎や勘九郎の方が上だと私は思っています。

もちろん、何を重視するかによって評価は変わります。

荒事の大きさや華を最も重視する人なら、團十郎を一番に挙げるかもしれません。

私は役柄の幅、舞踊、芝居の細やかさを含めた総合力を重視しているので、見方が違うのでしょう。

 

やはり八代目菊五郎が一番

現在の役者で誰が一番かと聞かれたら、私はやはり八代目菊五郎を挙げます。

立役もいい。

女方もいい。

舞踊もいい。

役によって見せ方を変えられ、どの分野でも高い水準にある。

何か一つだけが突出している役者ではなく、歌舞伎役者として必要な芸を、総合的に備えているように思います。

ただ一つだけ欲を言えば、父親である七代目菊五郎のようなユーモアや洒脱さが、もう少しあれば言うことがありません。

七代目には、舞台で力まずに観客を笑わせる軽さがありました。

芝居の中に少し遊びがあって、それが江戸歌舞伎らしい味になっていた。

八代目は技術的には申し分ありませんが、やや真面目で端正すぎるところがあります。

もっとも、あのユーモアや余裕は、年齢を重ねてから出てくるものかもしれません。

これからどのように芸が変わっていくのかも楽しみです。

 

AIと話したことで、自分の見方が整理された

ChatGPTと歌舞伎の話をして面白かったのは、AIが歌舞伎について何でも知っているからではありません。

むしろ、ときどき私の方が、

「それは少し違う」

「そこはそういう見方ではない」

と訂正することもありました。

ただ、相手がいることで、

「なぜ市川ぼたんを評価したのか」

「なぜ以前の團十郎を良く思わなかったのか」

「なぜ八代目菊五郎が一番だと思うのか」

という、自分の中にあった感覚を言葉にすることができました。

役者の評価は、人気や家柄だけで決まるものではありません。

また、一度決めた評価が一生変わらないものでもありません。

実際の舞台を観て、以前より良くなれば評価を改める。

期待していた役者が物足りなければ、厳しく見ることもある。

そして、若い役者がこれからどう伸びていくのかを見守る。

私は、そういう見方で歌舞伎を楽しんでいるのだと思います。

市川ぼたんが、いつか『娘道成寺』や『鷺娘』を踊る日が来るのか。

菊之助君と新之助君が、これからどんな役者になっていくのか。

八代目菊五郎に、父親のようなユーモアと余裕が加わるのか。

そして團十郎が、さらにどこまで芸を深めていくのか。

役者の成長を何年もかけて観られる。

それが、歌舞伎を長く観続ける一番の面白さなのかもしれません。

 

あと20年は歌舞伎を観続けたい。

いや、30年かな。

……。

その頃には、車椅子で歌舞伎座へ行っているかもしれません。

その時は、どなたか押してください(笑)。

 

 

北海道のソールフードといえば…

ちょっと前に姪の結婚式で旭川へ行ってきました。

奥さんと娘も一緒だったのですが、うちには猫がいるので二人は一足先に東京へ帰宅。

私はお墓参りなどもあったので、一人だけ北海道に居残りです。

一人なんだから、せっかくだし北海道らしいものを食べようと毎日楽しんでいました。

帰省すると必ず行くラーメン屋さんへ行き、居酒屋ではザンギにホッケ。

「北海道を満喫してるなぁ。」

そんな感じでした。

でも…

何かが足りない。

ジンギスカン?

いや、一人焼き肉はちょっと寂しい…。

毛ガニ?

一人で黙々とカニをほじくるのも、なんだか寂しい…。

焼きとうきび?

う~ん、それだけじゃ夕飯にならない(笑)。

そんなことを考えながら夕方イオンをぷらぷら歩いていました。

「何か北海道らしいもの、ないかなぁ。」

すると…

ありました!

これです!!

 

 

甘納豆入り赤飯!😄

「えっ?それ?」

と思った方も多いでしょう(笑)。

でも、これこそ私にとっては北海道なんです。

 

実は北海道の赤飯は、小豆ではなく甘納豆が入っているんですよ。

北海道というと、

ラーメン。

ジンギスカン。

海鮮。

そんなイメージですが、家庭料理となると全然違います。

実は…

 

結構甘い(笑)。

なんと納豆に砂糖を入れて食べる家庭も珍しくありません。

私も子どもの頃は、納豆には砂糖と醤油。

だから東京へ来て初めて納豆を食べた時は、

「砂糖、入れ忘れてますよ。」

と本気で思いました(笑)。

逆に、なんでカラシが付いているのか不思議だったくらいです。

 

ちなみに北海道には「黒飯」というものもあります。

こちらは紅色を付けないおこわで、小豆が入っています。

これはお葬式とかに食べられます。

 

昔は甘いものがご馳走だったので、お祝い事には甘納豆入りの赤飯が広まったと言われています。

そういえば、お正月のお雑煮は我が家では私が担当です。

出汁を取った後は…

砂糖と醤油。

これが北海道風。

最初は家族も「えっ?」という顔をしていましたが、今では

「この味じゃないと物足りない。」

と言ってくれます。

 

そして今回、どうしても懐かしくなって買ったのがこちら。

 

 

久しぶりに食べましたが…

やっぱり甘い(笑)。

でも、この甘さが懐かしいんですよね。

 

北海道へ行くと、どうしてもラーメンや海鮮に目が行きます。

でも機会があったら、ぜひ北海道の家庭料理にも目を向けてみてください。

「えっ、こんなもの食べるの?」

なんて発見があるかもしれません。

ちなみにセブン-イレブンでは甘納豆入り赤飯のおにぎりも売っています。

見かけたらぜひ一度食べてみてください。

ただし…

 

北海道民に普通の赤飯を出したら「あれ?甘くない…」。

本州の人に甘納豆入り赤飯を出したら「あれ?赤飯が甘い…」。

 

たぶん、お互い同じ顔をすると思います(笑)。

歌舞伎をド直球に解説してみた【第2回】〜知らなきゃ謎すぎる「5つのルール」〜

前回は歌舞伎の正体が「化け物(なんでも飲み込むエンタメ)」だというお話をしました。

今回は、歌舞伎を観るにあたって**「絶対に知っておいた方がいいお約束(ルール)」**をいくつかご紹介します。

これらを知らずに観ると、劇場で「えっ、何これ?」「なんじゃこりゃ…」とポカンとしてしまうのですが、ルールが分かると一気に面白くなりますよ!

スポーツも、ルールを知らないで観たら何が凄いのかサッパリ分からないのと同じですね。

 

① 顔のグラフィックで「一発でネタバレ」している

歌舞伎のメイク(化粧)は、ただ目立つために白塗りをしているわけではありません。実は、顔を見ただけでそのキャラクターの役割が大体分かるようになっています。

 ベースの肌色: 「白塗り」は善人(いい人)。「茶色い化粧」は悪人。

 隈取り(くまどり): 血管や筋肉を強調したあのド派手なライン。「赤い隈取り」は正義のヒーローで、**「青い隈取り」は冷酷なダークヒーロー(大悪人)**です。

分かりやすく映画『スター・ウォーズ』に例えるなら、赤い隈取りは「ジェダイ」で、青い隈取りは「シス」ってことですね(笑)。(余計にややこしくなったらごめんなさい!大体合ってます!笑)

https://youtu.be/_AetkKrnV2g?si=2IXjkUQIARtZ9Gbg

 

② 花道の穴「すっぽん」から出るのは、人間じゃない!?

歌舞伎といえば、客席を縦断するステージ「花道(はなみち)」が有名ですよね。これが劇空間を立体的に見せる最高の演出効果を発揮しています。

この花道の、舞台寄りの場所(七三の位置)に、床下から役者がせり上がってくる正方形の小さな穴があるのをご存知ですか?

あれを**「すっぽん」と呼ぶのですが、実は歌舞伎界には「すっぽんから登場する役は、人間ではない」**という超重要ルールがあります。

妖怪、化け物、幽霊、あるいは何かの妖精や精霊……。

映画『国宝』の中でも、吉沢亮と横浜流星が演じた「二人道成寺(ににんどうじょうじ)」の場面で、ここから上がっていったのを覚えているでしょうか?

あの瞬間、観客には**「いま上がってきた白拍子花子は、ただの可愛い女の子じゃない(=人間ではない何かだぞ…)」**という裏設定が1秒で伝わっているんです。だからこそ、物語のラストで激しい執念から「蛇(大蛇)」に変身して鐘に登る、あの鳥肌もののクライマックスに繋がっていくわけです。シブいですよね……!

https://youtu.be/GPDeY3nNmSM?si=mWFInBLmKkmdJJ17

 

③ 「ドンドンドンドン…」という太鼓は、実は「風」

お芝居の途中で、舞台がちょっと薄暗くなった時などに、裏方から「ドンドンドンドンドンドン……」と低く響く太鼓の音が聞こえてくることがあります。

これは**「風の音」**を表しています。

あの音が鳴り響いたら、観客は頭の中で「あぁ、今は風がビュービュー吹き荒れる、不気味な夜なんだな」と脳内変換すればOKです。歌舞伎は、音ひとつで大自然の景色まで表現しちゃうんです。

 

④ 急にスローモーションになる「だんまり」

歌舞伎には**「だんまり」**という独特の表現方法があります。

それまで普通に動いていた役者さんたちが、突然めちゃくちゃゆっくりな動き(スローモーション)になり、お互いに手で「お、お前は誰だ…?」と探り合うような不思議なポーズを取り始めます。

これ、実は**「舞台の上は、街灯ひとつない真っ暗闇」**という設定なんです。

本当は照明が当たって明るいのですが、「客席からは見えているけど、登場人物たちには1ミリも周りが見えていないリアルな暗闇」を、あえて様式美としてゆっくり動くことで表現しています。

これを知らないと、「え、みんな急にどうしたの?😂」って話になっちゃいますよね。

 

⑤ 時間と空間の支配者になれる

歌舞伎の世界では、時間の流れもアインシュタインの相対性理論ばりに自由自在です。

 ・花道を一歩歩くだけで、実際には「数キロメートル」進んでいる。

 ・花道をトボトボ歩いている数秒の間に、作中では「何日も」経過している。

 ・役者が「見得(みえ)」を切ってビシッと止まっている間は、世界の「時間がストップ」している。

観客もそのルールを分かって観ているので、誰も「いや、そんなのおかしいだろ!」なんて野暮なツッコミは入れません(合意の上のファンタジーです!笑)。

 

どうでしょう。最低限このあたりの「お約束」を頭に入れておくだけでも、次に歌舞伎を観るときの見え方が180度変わる気がしませんか?

ルールを知れば知るほど、歌舞伎って決して堅苦しい高尚なものではなく、むしろ観客のイマジネーションを刺激してくれる、すごく親しみやすいエンタメなんです😊

次回はいよいよ、歌舞伎の最大の特徴であり、映画『国宝』の核でもある**「女方(おんながた)の成り立ちと存在意義」**について、ド直球に解説したいと思います。男が女性を演じる、その本当の凄さとは……?

どうぞお楽しみに!

歌舞伎をド直球に解説してみた【第1回】

映画『国宝』を観て、「歌舞伎にちょっと興味が出てきた!」という人も少なくないんじゃないでしょうか。

でも、正直歌舞伎ってよく分からないですよね。 綺麗な踊りがあったり、シリアスなお芝居があったり、かと思えば顔を真っ白に塗った役者が「ミエ」をしたり、ド派手に髪の毛をグルグル振り回したり……。要素が多すぎて頭が混乱します(笑)。

もし、人から「歌舞伎を一言でいうと何?」って聞かれたら、僕ならこう答えます。 「怪物」、もしくは「化け物」です!

なぜかというと、歌舞伎は「面白い流行り物なら何でも飲み込んでしまう」化け物のような演劇だからです。 江戸時代、あちこちにあった芝居小屋は、お客さんの奪い合いで熾烈なバトルを繰り広げていました。だから「今、これが流行ってるらしいぞ!」となれば、何でもかんでもすぐ取り入れて歌舞伎にしちゃっていたわけです。

生前、18代目中村勘三郎が「歌舞伎役者がやれば、何でも歌舞伎だよ」と言っていたけど、まさにその通り。側から見て捉えどころがないのは当然なんです。

とはいえ、ある程度ジャンルが分かっていないと観る時に迷子になってしまうので、今回は僕なりの分かりやすい「ジャンル分け」を解説します!

① 時代物(じだいもの)

一言でいうと、当時の「時代劇」。主に武家社会のドロドロした事件などを扱います。 ただ、ここで面白いのが、当時の武士のリアルなスキャンダルをそのまま舞台に上げると、幕府から一発で怒られて打ち切りになっちゃう。だから、劇中では舞台設定をわざと「鎌倉時代」とかにタイムスリップさせて誤魔化していたんです(笑)。

有名な『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』もそう。実際に起きた赤穂浪士の討ち入り事件をベースにしていますが、幕府の目を欺くために、浅野内匠頭は「塩冶判官(えんやはんがん)」、吉良上野介は「高師直(こうのもろなお)」、大石内蔵助は「大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)」といった風に、全員の名前を変えています。

ちなみに、この時代物の多くは、人形浄瑠璃(文楽)のヒット作を歌舞伎に移植したもの。舞台の右側(上手側)に語り手(太夫)と三味線弾きがいて、ストーリーをゴリゴリに語りながら進行していくのが特徴です。(義太夫狂言と言います)

② 舞踊・舞踊劇(ぶようげき)

いわゆる「踊り」です。主に日本舞踊ですね。ストーリー性を持たせたものが舞踊劇と呼ばれます。 映画『国宝』で吉沢亮や横浜流星が猛特訓して踊っていた「鷺娘」や「藤娘」もこれ。三味線、太鼓、笛、鼓などの生演奏と、美しい唄(長唄など)に乗せて華やかに展開します。ストーリーが分からなくても、視覚的に一番「綺麗だな〜!」と楽しめるジャンルです。

③ 世話物(せわもの)

江戸時代の「現代劇(トレンディドラマ)」です。 登場人物は僕らと同じ「一般庶民」なので、幕府に気を使う必要もなく、リアルな人間模様や恋バナ、時には実際の殺人事件などを生々しく描きました。よりリアルさを追求した「生世話物(きぜわもの)」なんて分類もありますが、そこまで細かく覚える必要はありません(笑)。

④ 松羽目物(まつばめもの)

格式高い「能や狂言」からストーリーを引っ張ってきたもの。 舞台の後ろに「デカデカとした松の木」が描かれているので、幕が上がった瞬間に一発で分かります。 当時、能や狂言は将軍や大名しか観られない高級演劇でした。庶民は観ることができなかったので、「じゃあ俺たちが分かりやすく噛み砕いて、みんなに観せてあげるよ!」と歌舞伎化した、いわば大衆向けリメイク版です。

⑤ 新歌舞伎(しんかぶき)

明治〜大正時代以降に作られたジャンル。 江戸時代の歌舞伎は「いや、いくら何でもそりゃ無理があるだろ!」という荒唐無稽でぶっ飛んだ話が多かったんです。それを見た当時の政府が「これじゃ海外からバカにされる!もっとリアルで歴史に忠実なお芝居を作りなさい!」と奨励して生まれた、ちょっとリアル路線の劇です。

⑥ スーパー歌舞伎

3代目市川猿之助(のちの猿翁)が始めた、エンタメ性を限界まで高めた超ド派手な歌舞伎です。 1人の役者が何役も一瞬で早替わりしたり、ワイヤーアクションで客席の3階席まで飛んでいく「宙乗り」があったりと、とにかくお祭り騒ぎ! ちなみに、来月(7月)から上演される『もののけ姫』の歌舞伎版も、まさにこのスーパー歌舞伎(スーパー歌舞伎II)の流れを汲むものです。ジブリと歌舞伎の融合、めちゃくちゃ気になりますよね。

大雑把に分けると、歌舞伎の引き出しはだいたいこの6つです。

「あ、今日観る演目は、江戸時代のトレンディドラマ(世話物)なんだな」とか、「これはド派手なアクション系(スーパー歌舞伎)か!」と分かるだけでも、グッと観やすくなるんじゃないかと思います。

いや〜、それにしても歌舞伎を説明するのって本当に難しい!😅 普段、難しい事を分かりやすく説明するのは得意な方なんですけど、なんせ相手が「化け物」ですからね(笑)。

次回は、歌舞伎の「見どころ」について、もう一歩踏み込んでお話ししようと思います。お楽しみに!

みんなに「観た?」って聞かれまくった映画「国宝」を、歌舞伎通が観てみたら……

このブログは1年前にインスタにアップした記事の再録です。

 

僕が歌舞伎好きなことを知っている人たちから、この1ヶ月間ずーーっと「『国宝』観た?」「『国宝』観た?」と聞かれ続けてきましたが……。

やっと観てきましたーー!😂(笑)

これまでなかなか観に行けなかったのには理由があって、実は先週、先々週と、映画じゃなくて本物の「歌舞伎座」に足を運んで、生の歌舞伎を観ていたからなんだけどね😁(贅沢な言い訳!)

映画を観終えての率直な感想は、とにかく**「吉沢亮くんと横浜流星くんが凄すぎる!!」**ということに尽きます。

劇中、場面場面とは言え、「鷺娘(さぎむすめ)」「藤娘(ふじむすめ)」「京鹿子娘道成寺(むすめどうじょうじ)」という、女方(おんながた)の最高峰とも言われる大曲が次々と登場します。これらは日本舞踊をしっかりと稽古しなければ、絶対に踊れない演目。

2人の踊りを見て、スクリーンから凄まじい「役者魂」を感じました。

もう一つ面白いなと思ったのは、この映画を「東宝」が製作したという点。

歌舞伎といえば「松竹」ですが、もし松竹が作っていたら、本物の歌舞伎役者を使ってキャスティングしていたかもしれないですよね。であれば、こんなに注目されなかった。東宝だからこそ、この布陣が実現したんだろうな。

劇中に出演している寺島しのぶさんがインタビューで「本当の歌舞伎の世界ではあり得ない」と言っていたけど、数年前の澤瀉屋(おもだかや)の一件などを見ても、リアルな歌舞伎界は「最後は血(血筋)」という厳しい現実があります。もしかしたら原作者の吉田修一氏も、歌舞伎界の様々な歴史や出来事からこの小説のアイディアを思いついたのかもしれないな、なんて想像してしまいました。

映画を観ながら、僕の頭の中では実際の歌舞伎界のいろんな出来事が駆け巡っていました。

澤瀉屋の騒動のあと、後ろ盾を失った現在の市川右團次(うだんじ)のこと。(当時の亀治郎が4代目猿之助を襲名し、実の息子の香川照之が市川中車として、孫は市川團子として歌舞伎役者になり、今の右團次の居場所がなくなった件。3代目猿之助の行為は右團次に取っては裏切り以外の何物でもない)

右團次は市川團十郎に拾ってもらった形になり、現在も舞台に上がっています。今年の7月も歌舞伎座で新歌舞伎十八番の演目を一曲踊るけど、後ろ盾がないといい役がつかない世界。生涯、團十郎には頭が上がらないでしょうね。

また、女方の大名跡「歌右衛門」の襲名数週間前に脳梗塞で倒れ歌右衛門を継げなくなった中村福助のこと、そしてその息子である児太郎の現在の苦悩(本来であれば児太郎は今頃福助を名乗っていたはず)。

成駒屋(なりこまや)の全員に、きっといろんな思いがあるはず。

一方で、強い後ろ盾がない中で這い上がってきた中村獅童や尾上松也のような存在もいます。彼らは映像(映画やドラマ)の世界で圧倒的な実績を積んで、松竹に実力を認めさせた部類です。(生前の勘三郎が、若い頃の獅童をよく大抜擢していたのも懐かしい!)

血筋の重み、隠し子のことなども含めて、この映画は歌舞伎界の「綺麗事だけじゃない率率な裏側」をリアルに描いていたと思います。

ちなみに、冒頭のシーンで主人公の2人が高校時代、学校帰りに稽古場に向かうくだりがありますが、それを見ながら

「今の市川團十郎と、新しく尾上菊五郎を襲名した2人(同い年で同じ学校に通っていた)も、若い頃はあんな風に一緒に稽古に行っていたのかなぁ」

なんて、ファンならではの妄想をしてニヤニヤしてしまいました。先日の8代目菊五郎襲名の口上でも、團十郎がそんな2人の思い出話をしていました。

この映画を観て、「本物の歌舞伎を直に観てみたい!」と思った人も多いんじゃないでしょうか?

断言します、実際の歌舞伎は、映画の100倍面白いです!😁

ちなみに、僕のスマホの待ち受け画面は、坂東玉三郎、尾上菊五郎、尾上菊之助の「三人道成寺」の写真です(笑)。

 

 

「でも、歌舞伎って難しそうだし、ルールが分からない……」という人のために!

次回以降の雑談ブログでは、**【院長流!ゆる〜く分かる歌舞伎の基礎講座】**を連載していこうと思います!

これを読めば、歌舞伎座に行くのがちょっと楽しみになるはず。ぜひお楽しみに!

ディズニーにやられました(笑)

今回は、ちょっと(いや、かなり?)マニア向けのお話になってしまうことをお許しください(笑)。

先日、映画館で**『スター・ウォーズ:マンダロリアン&グローグー』**を観てきました。

 

 

正直に言うと、観る前はあまり期待していなかったのですが……これがまた、もの凄く面白かったんです!

 

僕が初めて『スター・ウォーズ:新たなる希望(エピソード4)』を観たのは、小学3年生の時でした。

当時は今と違って映画館での「吹き替え上映」なんて無くて、小3の僕にとって字幕映画はかなり難易度が高かったのですが、とにかくワクワクしてスクリーンにしがみついていたのを覚えています。内容は半分くらいしか理解できていませんでしたけどね(笑)。

つまり何が言いたいかというと、僕はこれまでの作品をすべて劇場でリアルタイムで観てきた**「筋金入りのオールドファン」**だということです😄

ずっと追いかけてきた「旧三部作(4・5・6)」と「新三部作(1・2・3)」は、スカイウォーカー家の物語として見事に完成されていました。スピンオフ映画の『ローグ・ワン』も大傑作でしたし、NHKで放送されていたアニメ『クローン・ウォーズ』もばっちり追いかけていました。

 

それを……。

それをすべてぶち壊したのが、続三部作と言われる「エピソード7・8・9」です!!!

特に『8』!!

かつて銀河に調和をもたらしたあの英雄ルーク・スカイウォーカーを、とんでもない短気で後ろ向きな「こまったちゃん」に仕立て上げたのは、今でも絶対に許せません!

さらに『9』では、なぜか死んだはずの帝国のパルパティーンが突然生き返っているし、もうめちゃくちゃ……😮‍💨

これで完全に、僕の40数年におよぶスター・ウォーズ愛は冷めきってしまいました。

 

僕が小学3年生の頃から「スター・ウォーズは全9部作になる」と言われていましたが、生みの親であるジョージ・ルーカスは一体どんな7・8・9を考えていたんだろう……。小説でもいいから書いて残してほしい、と今でも切に願っています。

「スター・ウォーズを壊したのは、ディズニーの商業主義だ!ディズニーなんかに売却するからこうなるんだ!」と、当時は本気で怒っていました(笑)。

しかもその後、新作は劇場公開されなくなり、配信サービス(Disney+)のみでの制作に移行。「フン、もう余計に観る気が起きんわ!」と完全に拗ねていたわけです。

そんな僕が、今回「久々の劇場公開だから、ちょっと小突いてやるか」くらいの、めちゃくちゃ斜に構えた姿勢で観に行ったんです。「どうせスピンオフだしね」と。

 

それが、どうですか。

……めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!!

マンドー、最高にカッコいいじゃないですか!

グローグー(ベビーヨーダ)、めちゃくちゃ可愛いじゃないですか!

 

時代設定はエピソード6『ジェダイの復讐』(あえて僕は『ジェダイの帰還』ではなく、当時の『ジェダイの復讐』と呼ばせていただきます😄)の後の話。

古き良きスター・ウォーズの世界観がしっかりと丁寧に描かれていて、新共和国側の「賞金稼ぎに頼らざるを得ない不安定な情勢」や、帝国側の残党が「じわじわと息を吹き返してきている危うさ」の描写が本当に絶妙なんです。

どうやら、Disney+で配信されていたドラマシリーズがベースになって、今回の映画化に至ったとのこと。

「ヤバい、これ最初からちゃんと配信で観たい……!」と、映画館の席で震えました(笑)。

 

この『マンダロリアン&グローグー』は、スター・ウォーズを知らない若い世代の入り口としてはもちろん、あの続三部作で完全に愛想を尽かした僕のようなオールドファンを、再びあの銀河の世界に引き戻す「最高の一本」になったのではないかと思います。

やばい……。完全にディズニーの術中にハメられてしまいました😅

ちょっとこれから、過去の配信シリーズを徹夜で一気見してきます(笑)!

 

うちの”よっちゃん”

1年半前に、我が家にネコがやってきたんです。

 

僕は大の猫好きなんですが、うちの奥さんがネコ嫌いで、しかも猫アレルギー持ち……。そのため「人生で猫を飼うことはないんだろうな」と諦めていたんです。

そんなある日、奥さんが突然こんなことを言い出しました。

「ねえ、猫を引き取ってもいい?」

「えっ? でもネコ嫌いじゃん! しかもアレルギーあるでしょ、どうしたの!?」と僕。

理由を聞いてみると、なんだかかなり混み合った事情があったんです。

 

実は奥さんは社会福祉協議会(社協)で働いているのですが、そこに「後見人」の依頼が来たそうなんです。

対象の方は高齢の女性で、1年ほど前に脳梗塞を患って寝たきりに。そして、その女性はなんと猫のブリーダーをやっていた方だったんですね。

では、残された猫たちはどうなっていたかというと……女性が倒れてからは、同居する息子さんが面倒を見ていたそうなんです。

ただ、そこに大きな問題が!

 

その息子さんには知的障害があり、とても猫の面倒を見られる状態ではなかったのです。

奥さんが実際に猫たちのいるアパートに行ってみると、そこは本当にひどい状態だったそうです。

アパートの一室を猫のために借りて、そこに通いでお世話をしていたそうなのですが、本人は「毎日ご飯をあげている」と主張するものの、どう見ても気が向いた時にしか行っていない様子。週に1回程度しか行っていない形跡もあったようです。

しかも、5匹の猫たちは狭いケージに閉じ込められたまま。

奥さんが見つけた時には、猫たちはすっかり衰弱しきっていて、「いつどうなってもおかしくない状態」なのが素人目にも一発で分かったそうです。

だからといって、息子さんが拒否すれば無理に連れて行くこともできません。本人は「ちゃんと面倒を見ている」と思い込んでいるため、保護施設への移動なども拒否していたそうです。そこで、社協の職員さんたちで「私たちが飼おう」と話し合い、なんとか説得したということでした。

 

僕にとっては、まさに**「渡りに船」**!

一生猫は飼えないと思っていたところに、まさか奥さんの方からそんな提案をされるなんて。もちろん二つ返事で了承しました。

すると、その翌日に「明日連れてきていい?」との連絡が。

「えー! なんにも準備できてないじゃん!」と焦りましたが、息子さんの気が変わらないうちに引き取らなければいけないこと、そして悲しいことに、5匹のうち1匹がその日に亡くなってしまったことを知らされました。本当に一刻を争う事態だったんです。

というわけで、急ピッチで我が家に猫を迎え入れました。

 

下の写真が、うちに来た数日後の姿です。

ね、ドブネズミみたいでしょ(苦笑)。

 

抱っこをすると、本当に軽くてスカスカでした。

後日、獣医さんのところで体重を測ってもらったら、2キロもなかったんです。

しかも、犬歯が折れていました。

他の場所に引き取られた3匹も、みんな犬歯が折れていたそうです。きっと「ここから出して!」という強い気持ちと、お腹が空きすぎて、必死にケージをかじっていたのでしょう。歯が折れるほどなんて、よっぽどの環境ですよね……。

 

うちの子は、元々は「しおり」と呼ばれていたそうです。

ペットショップで売られていたのを、ブリーダーのお母さんが「顔が可愛いから」という理由で繁殖用に連れてきて、それ以来ずっとその名前だったとか。

でも、そんなおぞましい経験をした時の名前をそのままつけておくのは可哀想で、新しい名前をつけることにしました。

 

僕は「ラナ」という名前を激推ししました。『未来少年コナン』のラナちゃんが大好きなので(笑)。

家族それぞれがアイデアを出し合ったのですが、北海道の大学に行っている息子が、こんな提案をしてくれたんです。

「『よつば』っていう名前がいいよ」

理由を聞くと、

「あの過酷な環境を生き延びられたのは本当に幸運だし、うちに来られたのも幸運。だから、幸運の象徴の『四葉のクローバー』にちなんで、よつばがいいんじゃない?」と。

すごい! 僕より圧倒的に深いこと考えてる!(笑)

 

結局、他へ引き取られたもう1匹の猫ちゃんも、1ヶ月ほどで脳梗塞で亡くなってしまったそうです。でも、最後の一ヶ月だけでも、温かい場所で幸せに過ごせて本当によかったと心から思います。そう思うと、生き残ってくれた我が家の「よつば」は、本当に幸運の塊なんです‼️

 

……と言いつつ、結局普段は誰も「よつば」とは呼ばず、「よっちゃん、よっちゃん」と呼んでいます(笑)。

本人もすっかり自分の名前を「よっちゃん」だと思っているようで、呼ぶとちゃんと振り向いてくれます。

 

そんなよっちゃん、夜な夜な僕の頭をペロペロと舐めてくるんです。

特にお風呂上がりなのですが、それを見た奥さん曰く、

「それ、毛繕い(グルーミング)してくれてるんだよ」とのこと。

へえ~、可愛いな、なんて思っていたら、奥さんが続けて、

「よっちゃんがあなたの毛繕いをするなら、私はよっちゃんの毛繕いをしてあげる!」と、ちょっと意味の分からないことを言い出しました。

 

「???」と思いつつ、ある日ふとリビングを見てみると……

 

うちの奥さん、よっちゃんの頭を直接ペロペロ舐めてるじゃん!!!😱

 

ちょっと待って、猫嫌いじゃなかったの!? 猫アレルギーはどこ行ったの!?(笑)

 

どうりで最近よっちゃんの頭から、奥さんのツバの匂いがすると思ったよ……😅(笑)

 

 

今年の大河は卒業します(笑)

毎年なんとなく観ている大河ドラマですが、今年は途中で“卒業”することにしました。

「脱落しました」だとちょっと悔しいので、あえて“卒業”ということにしておきます(笑)

 

3年前?の「どうする家康」も頑張って観ていたんですが、3月くらいで振り落とされました😄

理由はいろいろあるんですが、やはり史実との違いが気になってしまって…。
どうしても「そこ、そうなる?」と考えてしまうんですよね。

その反省もあってか、今回は最初から“マンガを見るような感覚”で観ていました。

秀長のように記録が少ない人物であれば、ある程度自由に描けるのは分かりますし、
そういう楽しみ方もありだと思います。

 

ただ、それでも時々「おや?」と思う場面がありまして…。

特に先日の放送!

例えば、足利義昭が信玄に会いに行く場面。
あれ、よく考えると甲斐まで行っているということになりますよね。

信長に会いに行くよりも距離的にはかなりありますし、
ちょっと頭の中で距離感が追いつかなくなりました(笑)

信長にも会いに行ったというのもどうかと思いましたが、さらに信玄とは。

なんといってもぶっ飛んでいたのが、浅井長政の最期の場面。
お市の方が介錯をする、という描写がありましたが、
あれは思わず吹き出してしまいました。

あれは事実ですか?幻想ですか?

横で一緒に観ていたうちの奥さんも
「これはすごいね…」と、ある意味で印象に残っていたようです。

 

今年は視聴率自体はそこそこらしいのですが、
周りの話を聞いていると、普段大河を観ている人ほど途中で離れている印象もあります。

自分もその一人ということで、今年はここで“卒業”ということにしました。

もう、ついていけません(笑)

とはいえ、歴史そのものは好きなので、
話題になった場面だけ後から見たり、解説を読んだりするのはやっぱり面白いです。

また来年は来年で、「今度こそは」と思いながら観始めるんだろうなと思います。

しかも来年は小栗上野介ですしね。

もし最後まで観ている方がいらっしゃったら、どんな感じだったかぜひ教えてくださいね。

あ〜あ、「葵 徳川三代」のような作品が懐かしい(笑)

 

歌舞伎を観てきました(ちょっと考えさせられました

先日、4月の歌舞伎座昼の部を観てきました。

今回のお目当ては、八代目の尾上菊五郎による「裏表先代萩」。

通し狂言で三役をこなす舞台です。

 

 

昔から菊五郎が好きで、立役も女方も両方できるところに魅力を感じています。

今回も女方の大役・政岡を安定して演じていて、「やっぱりいいな」と安心して観ていられる舞台でした。

 

一方で、その前に上演された「廓三番叟」は少し複雑な気持ちになりました。

 

中村梅玉さんのお大尽役はさすがでしたが、花魁として前に出ていた中村魁春さんと中村福助さんの動きが少し気になりました。

魁春さんはここ最近、年齢の影響なのか動きに重さを感じる場面があり、福助さんは脳梗塞の後遺症もあって、立ち上がるのにも後見の支えが必要な状態です。

舞台に立ち続けることの大変さは理解しているつもりですが、正直なところ「大丈夫なのかな」と感じてしまったのも事実です。

 

その分、若い中村莟玉さんや中村玉太郎さんの動きに自然と目がいきました。

やはり体が自由に動くこと、それ自体が舞台の魅力の一つだと改めて感じます。

 

とはいえ、歌舞伎の世界では「体が動かなくなってからが本物」と言われることもあります。

技術や若さだけではない、長年積み重ねてきた芸の深み。そういうものも確かにあるんだろうなと思います。

 

魁春さんは歌右衛門の芸養子ですし、福助さんも本来は次の歌右衛門を襲名するはずだった方です。

そうした背景を考えると、舞台に立つ意味は単純な良し悪しでは測れないのかもしれません。

 

自分の見方がまだ浅いのかな、とも思いつつ、いろいろ考えさせられる一日でした。

もし歌舞伎がお好きな方がいらっしゃったら、ぜひお話ししましょう。

 

凄い時代になりました

技術の進歩は目覚ましく、日々ついて行くのがやっとですが、みなさんついて行けていますか?

 

携帯やパソコンが普及して30年。

スマホが普及して10年ちょいという事で、技術革新は凄いものがあります。

 

イーロン・マスクなんて将来的に自動車の数よりも人型ロボットの数の方が多くなるという発言もしてますし、日本の内閣府のHPにはムーンショット計画の概要も記されています。

 

この計画はあまり知られていませんが、そこでも2050年には人型ロボットのアバターが人間の代わりに仕事を行い、社会を動かして行く目標が掲げられています。

ちなみにムーショットの第一段階は2030年とされています。

今からたった6年後です😨

しかも自動車の自動運転も2028年から本格的に導入に向けての研究が本格化するようです。

 

このような技術革新が進めばベーシュクインカムも現実味を帯びて来るのでしょうか。

で、あれば年金の心配はしなくていいですね😄

 

前置きはそれくらいにして、今でも凄いことが起こっているというのを先日体験しました。

 

この春から下の子が北海道の大学に進学して家から出たんです。

上の子も声楽の勉強でウィーンに行っていて、子供が2人とも家から出たんです。

 

昔だったら連絡をするにも長距離電話や国際電話になるのですが、今ではLINE電話で事足りてしまう😳

しかも、顔を見ながら話せる訳ですからね。

 

でもこれだけじゃない‼︎

 

先日、ウィーンにいる娘と話していると「シゲも呼ぼうよ」と言う。

どういうこと?って思っていると、北海道にいる息子も呼び出して、ウィーン、網走、東京と3ヶ所を繋いで会話出来たんですよね。

 

それがスマホ一つで出来るって全く凄い時代になったと驚くばかりです。

 

でも技術革新もほどほどでいいんじゃないかな。

 

将来、アバターが世の中を動かすと人間は何をして、何を目標に生きて行けばいいんでしょうね🤔

 

また、ターミネーターの世界が現実化しますよ。




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