- 2026年05月20日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
1年半前に、我が家にネコがやってきたんです。
僕は大の猫好きなんですが、うちの奥さんがネコ嫌いで、しかも猫アレルギー持ち……。そのため「人生で猫を飼うことはないんだろうな」と諦めていたんです。
そんなある日、奥さんが突然こんなことを言い出しました。
「ねえ、猫を引き取ってもいい?」
「えっ? でもネコ嫌いじゃん! しかもアレルギーあるでしょ、どうしたの!?」と僕。
理由を聞いてみると、なんだかかなり混み合った事情があったんです。
実は奥さんは社会福祉協議会(社協)で働いているのですが、そこに「後見人」の依頼が来たそうなんです。
対象の方は高齢の女性で、1年ほど前に脳梗塞を患って寝たきりに。そして、その女性はなんと猫のブリーダーをやっていた方だったんですね。
では、残された猫たちはどうなっていたかというと……女性が倒れてからは、同居する息子さんが面倒を見ていたそうなんです。
ただ、そこに大きな問題が!
その息子さんには知的障害があり、とても猫の面倒を見られる状態ではなかったのです。
奥さんが実際に猫たちのいるアパートに行ってみると、そこは本当にひどい状態だったそうです。
アパートの一室を猫のために借りて、そこに通いでお世話をしていたそうなのですが、本人は「毎日ご飯をあげている」と主張するものの、どう見ても気が向いた時にしか行っていない様子。週に1回程度しか行っていない形跡もあったようです。
しかも、5匹の猫たちは狭いケージに閉じ込められたまま。
奥さんが見つけた時には、猫たちはすっかり衰弱しきっていて、「いつどうなってもおかしくない状態」なのが素人目にも一発で分かったそうです。
だからといって、息子さんが拒否すれば無理に連れて行くこともできません。本人は「ちゃんと面倒を見ている」と思い込んでいるため、保護施設への移動なども拒否していたそうです。そこで、社協の職員さんたちで「私たちが飼おう」と話し合い、なんとか説得したということでした。
僕にとっては、まさに**「渡りに船」**!
一生猫は飼えないと思っていたところに、まさか奥さんの方からそんな提案をされるなんて。もちろん二つ返事で了承しました。
すると、その翌日に「明日連れてきていい?」との連絡が。
「えー! なんにも準備できてないじゃん!」と焦りましたが、息子さんの気が変わらないうちに引き取らなければいけないこと、そして悲しいことに、5匹のうち1匹がその日に亡くなってしまったことを知らされました。本当に一刻を争う事態だったんです。
というわけで、急ピッチで我が家に猫を迎え入れました。
下の写真が、うちに来た数日後の姿です。


ね、ドブネズミみたいでしょ(苦笑)。
抱っこをすると、本当に軽くてスカスカでした。
後日、獣医さんのところで体重を測ってもらったら、2キロもなかったんです。
しかも、犬歯が折れていました。
他の場所に引き取られた3匹も、みんな犬歯が折れていたそうです。きっと「ここから出して!」という強い気持ちと、お腹が空きすぎて、必死にケージをかじっていたのでしょう。歯が折れるほどなんて、よっぽどの環境ですよね……。
うちの子は、元々は「しおり」と呼ばれていたそうです。
ペットショップで売られていたのを、ブリーダーのお母さんが「顔が可愛いから」という理由で繁殖用に連れてきて、それ以来ずっとその名前だったとか。
でも、そんなおぞましい経験をした時の名前をそのままつけておくのは可哀想で、新しい名前をつけることにしました。
僕は「ラナ」という名前を激推ししました。『未来少年コナン』のラナちゃんが大好きなので(笑)。
家族それぞれがアイデアを出し合ったのですが、北海道の大学に行っている息子が、こんな提案をしてくれたんです。
「『よつば』っていう名前がいいよ」
理由を聞くと、
「あの過酷な環境を生き延びられたのは本当に幸運だし、うちに来られたのも幸運。だから、幸運の象徴の『四葉のクローバー』にちなんで、よつばがいいんじゃない?」と。
すごい! 僕より圧倒的に深いこと考えてる!(笑)
結局、他へ引き取られたもう1匹の猫ちゃんも、1ヶ月ほどで脳梗塞で亡くなってしまったそうです。でも、最後の一ヶ月だけでも、温かい場所で幸せに過ごせて本当によかったと心から思います。そう思うと、生き残ってくれた我が家の「よつば」は、本当に幸運の塊なんです‼️
……と言いつつ、結局普段は誰も「よつば」とは呼ばず、「よっちゃん、よっちゃん」と呼んでいます(笑)。
本人もすっかり自分の名前を「よっちゃん」だと思っているようで、呼ぶとちゃんと振り向いてくれます。
そんなよっちゃん、夜な夜な僕の頭をペロペロと舐めてくるんです。
特にお風呂上がりなのですが、それを見た奥さん曰く、
「それ、毛繕い(グルーミング)してくれてるんだよ」とのこと。
へえ~、可愛いな、なんて思っていたら、奥さんが続けて、
「よっちゃんがあなたの毛繕いをするなら、私はよっちゃんの毛繕いをしてあげる!」と、ちょっと意味の分からないことを言い出しました。
「???」と思いつつ、ある日ふとリビングを見てみると……
うちの奥さん、よっちゃんの頭を直接ペロペロ舐めてるじゃん!!!😱
ちょっと待って、猫嫌いじゃなかったの!? 猫アレルギーはどこ行ったの!?(笑)
どうりで最近よっちゃんの頭から、奥さんのツバの匂いがすると思ったよ……😅(笑)




