- 2026年01月04日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方
昔、アントニオ猪木という人が好きではありませんでした。
「この道を行けば〜」とか「元気があればなんでも出来る」と聞いても「何を当たり前の事を言っているんだ」と思っていたんです。
しかし、50を過ぎた頃から猪木の言ってた事って単純だけど凄い事を言ってたんだって気付いたんです。
世の中インフレの流れが止まりません。
長い間日本はデフレだったのでインフレに対して理解出来ていない人が多いように思います。
今の日本は3%のインフレと言われています。
体感ではそれ以上ですけどね。
デフレ下でのアベノミクスはインフレターゲットと言っていい政策でしたが、それでもデフレは解消できなかったのにここに来て一気にインフレに振れました。
これは国外での資源物価の高騰、そして円安によるものでコストプッシュ型のインフレです。
ですから一般的には悪いインフレという事になりますが、政府はこれをディマインドプル型(いいインフレ)のインフレに移行させたい意向のようですがはっきり言って無理です。
少なくても短期的には無理です。
今後は世界的な景気後退により一時的にデフレに陥るかもしれませんが、仮にそうなってもその後はさらなるインフレが待っているのではないかと思います。
インフレとは何かという事ですが、物の値段が上がる事。
何を当たり前の事を言っているんだと言われそうですが、見方を変えれば貨幣の価値が下がる事とも言えます。
政府は通常時でも2%のインフレ目標を掲げています。
2%のインフレが続くとどうなるか考えた事がありますか?
頑張って100万円貯金したとします。
インフレ率2%だと1年後にはその100万円は実質で98万円に目減りしています。
名目は100万円で変わらないですが、物価が2%上がっているので実質的には98万円に目減りしているという事です。
単純に考えて10年後にはその100万円は80万円強に目減りしているわけです。
インフレがインフレ税と言われる所以です。
だから投資しているんだよという声も聞こえてきそうです。
政府も新NISAなどを導入し、投資に資金を振り向けようとしています。
しかし、みんながみんなそんなに金融リテラシーが高いでしょうか?
新NISAが始まったのでよくわからないけど、銀行の言われるままに投資信託を買ったという方が多いのではないでしょうか?
新NISAを使って何を買いましたか?と聞いてもわからないという返答がとても多いのは言われるがままに買っている方が多いからだと思います。
また、ネットでオルカンとS&P500のインデックスファンドが最強だというのでそれをガチホするという意見もとても多いです。
では昨年の年初来のパフォーマンスを見てみましょう。
最強と言われたS&P500のインデックスファンドは10数%のアップに留まっています。
しかし、オワコンと言われた日本株は20数%上げています。
日本株の方がパフォーマンスが良かったという事です。
しかも、金(ゴールド)に関しては70%、銀・プラチナに関しては140%以上のパフォーマンスです。

世の中のゲームチェンジの流れを敏感に察知し、金・銀・プラチナに投資をしていた人はとても大きなリターンを得たことになります。
何が言いたいのか?
投資は水物だという事です。
誰でも勝てたこの5、6年が異常なんです。
過去のパフォーマンスが良かったから将来も良くなるという事はないという事です。
過去のパフォーマンスで語るのは前を見ずバックミラーを見て車を運転するに等しいと思います。
過去の延長線上に未来はありません。
以前は投資は余剰資金で行いましょうと言われました。
それが今では政府をあげて老後の資金は投資でとなっています。
本当におかしな事になってきています。
株はいつか必ず暴落します。
僕はリーマンショックも経験していますが、当時退職金をライブドア株に全額ぶち込んだというとても悲惨な話も聞きました。
大切な老後資金をリスク資産で運用するのはリスクが高過ぎると思うのです。
いやいや、株価は必ず戻るから大丈夫という声も聞こえて来そうですが、日本ではバブルの破綻以降最高値を更新するまで30年以上かかっています。
いつかは戻るでしょうが時間軸はわからないのです。
資産の大部分を投資に回してもいい人もいると思います。
それは、マクロ経済をある程度理解し、日々の日本の政治経済の動向や世界の動きを常にチェックするような金融リテラシーの高い人です。
それだって必ず勝てるとは限りません。
少なくてもブームで投資をした人は必ず失敗します。
基本的に個人投資家は負けるように出来ていますから。
投資とは誰かが儲かれば誰かが損をするものです。
全員が儲かるなんてあり得ないんです。
では何に投資をすればいいのか。
まずは自分の身体、自分の健康だと思います。
現在、名目賃金は徐々に上がって来ていますが、実質賃金は下がり続けています。
しかし、いずれは追いつくでしょう。
老後も働き続けていられる健康な身体があれば将来の不安も軽減するのではないかと思うのです。
過度な節約はせず栄養のある食事を取り、日々適度な運動をし、睡眠をしっかり取り身体のケアを行うという具合です。
ここからは宣伝です😄
痛みを伴うほどコリをため込んでしまっては、将来働き続けられないのです。
コリは肩こり、頭痛、しびれ、腰痛、膝痛など身体の痛みを出すだけではなく、自律神経のバランスを崩し、睡眠を低下させ、免疫力も低下させます。
コリを溜めない生活が重要なんです。
健康はいいけどそんなに働き続けるのは嫌だという人もいると思います。
以前、僕のところに93歳のおばあちゃんが来てくれていました。
その年齢で1人で鎌倉に行ったり上野の美術館に行ったりとても元気なおばあちゃんでした。
そのおばあちゃんが僕のところに来てくれたきっかけは足のしびれが出て、歩行がままならなくなり、整形や数カ所の整体に行ったにも関わらずよくならず、色々探した結果、娘さんが僕のところを見つけて来てくれたのです。
数回の施術でしびれも消え、また1人で外出出来るようになり、それ以来メンテナンスで通ってくれていたのです。
実はそのおばあちゃん、現役の書道の先生でした。
しかもご自身で教室を持っていたんです。
そのおばあちゃんにいつも言われていた事があります。
「歳を取っても引退しようとか隠居しようなんて絶対に考えちゃダメよ。自分の食い扶持は自分で稼がなきゃ」って。
人生の先輩としてその言葉は今でも重く受け止めています。
僕も身体が動くうちは今の仕事は続けて行くだろうと思います。
「いやいや、あなたにしてもそのおばあちゃんにしても早くから開業していたんでしょ。」と思うでしょ。
確かに僕は30歳から今のところでやっていますが、そのおばあちゃんは60歳を過ぎてから開業されたんです。
ご主人を亡くされて一念発起し開業されたそうです。
人生、健康で元気と気力があればなんだって出来るんです。
これからの生きにくい不確実性の時代も元気があればなんでも出来るんです。
猪木は単純だけど深い言葉を残してくれました。
最後にもう少しマクロ経済の話をすると、本来であればインフレ率が3%であれば日銀の政策金利も3%にしていかなければ中立金利ではありません。
それがまだ0.75%の為に資産が目減りしてしまうのです。
だから、中立金利に追い付くまでの間、その実労働で稼いだお金をインフレに負けないように何かに変えておけばいいんです。
それは投資で儲けようとか一発当てようとかという話ではありません。
投資で儲けようとするからおかしな事になるのだと思います。

