- 2026年08月04日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
患者さんから、
「先生、肩を回すとゴリゴリ鳴るんです。」
というご相談をよくいただきます。
また、中には
「パキパキ鳴るんですが、大丈夫でしょうか?」
と心配される方もいらっしゃいます。
実は、この**「ゴリゴリ」と「パキパキ」は少し意味が違う**と私は考えています。
今回は約30年間の施術経験から、その違いについてお話ししたいと思います。
「パキパキ」は関節の音であることが多い
まず「パキパキ」という乾いた音です。
これは以前のブログでもお話ししましたが、関節の中にある関節液が変化することで音が鳴る現象や、関節周囲の組織が動く際に生じる音と考えられています。
痛みがなく、一瞬だけ鳴る程度であれば、過度に心配する必要はないケースがほとんどです。
もちろん、痛みや腫れを伴う場合は別ですので、その場合は整形外科などで診てもらうことをおすすめします。
「ゴリゴリ」は筋肉が関係していることが多いと考えています
一方、「ゴリゴリ」という擦れるような音や感覚。
私はこちらの方が、肩こりとの関係が深いと考えています。
肩を動かすときには、多くの筋肉が同時に働いています。
しかし、長年の肩こりによってコリの蓄積が起こると、筋肉は柔軟性を失い、常に少し縮んだような状態になります。
私は約30年間の施術経験から、この状態になると筋肉が肩関節を引っ張り、肩の動きが滑らかではなくなるため、ゴリゴリという音や感覚が出やすくなるのではないかと考えています。
音だけを見るのではなく、肩の状態を見ることが大切です
肩を回して音が鳴ることだけを気にされる方は多いのですが、
私が施術で重視しているのは音ではなく筋肉の状態です。
肩が軽く動く人もいれば、
肩こりが強く、肩甲骨がほとんど動かない人もいます。
同じ「ゴリゴリ」でも、肩の状態は人によってまったく違うのです。
コリの蓄積が減ると動きも変わってきます
実際に施術を続けていると、
肩こりが軽くなるだけではなく、
「肩が回しやすくなった」
「ゴリゴリが気にならなくなった」
とおっしゃる方も少なくありません。
もちろん、すべての音がなくなるわけではありません。
しかし、コリの蓄積を減らすことで、肩本来の滑らかな動きを取り戻していく方は多くいらっしゃいます。
あなたの肩は大丈夫?簡単セルフチェック
鏡の前で、左右の肩をゆっくり10回ずつ回してみてください。
次のようなことはありませんか?
✅ 片方だけ「ゴリゴリ」と音がする
✅ 左右で肩の回しやすさが違う
✅ 回す途中で引っ掛かるような感じがする
✅ 肩を回すとすぐに疲れてしまう
このような場合は、肩の周りの筋肉にコリが蓄積し、肩の動きが滑らかでなくなっている可能性があります。
もちろん、音がするだけで必ず異常があるとは限りません。
しかし、肩こりや動かしにくさもある場合は、一度肩周りの筋肉の状態を確認してみることをおすすめします。
まとめ
肩を回したときの
「パキパキ」
と
「ゴリゴリ」
は、同じように聞こえても意味が違うことがあります。
音だけで判断する必要はありませんが、肩こりが強い方では、筋肉のコリの蓄積が肩の動きを悪くしているケースも少なくありません。
当院では音を止めることではなく、
肩の動きを妨げているコリの蓄積を減らすことを大切にしています。
その結果として肩が動かしやすくなり、「ゴリゴリが気にならなくなった」とおっしゃる患者さんも多くいらっしゃいます。

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