- 2018年07月26日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 肩こり肩の症状頭・首の症状
整体の仕事を始めてから30年近くになりますが、時代とともに患者さんの体のこり方も変わってきたように感じます。
最近、施術をしていて特に気になるのが、首の深い部分にたまった強いこりです。
首こりの原因として、スマートフォンの使い過ぎはよく知られています。
画面を見るためにうつむく時間が長くなると、首から肩にかけての筋肉へ負担がかかりやすくなるからです。
ただ、私の臨床では、もう一つ大きな原因があると考えています。
それが、ノートパソコンです。
ノートパソコンは目線が下がりやすい
ノートパソコンは、画面とキーボードが一体になっています。
そのため、机の上にそのまま置いて使うと、どうしても画面の位置が低くなりやすく、自然と目線も下がります。
目線が下がると、首が前へ出て、背中も丸まりやすくなります。
この姿勢のまま長時間作業を続けると、首や肩の筋肉は頭を支え続けなければなりません。
しかも、仕事に集中していると、本人はその姿勢にほとんど気づいていないこともあります。
気がついた時には、
「首が重い」
「肩が張っている」
「頭痛がする」
「目の奥まで疲れる」
といった状態になっていることも少なくありません。
画面を高くすれば解決するのでしょうか?
そこで、ノートパソコンを台の上に置き、画面を高くすればよいのではないかと考える方もいます。
確かに、画面の位置が上がれば、目線は下がりにくくなります。
ただし、ノートパソコンは画面とキーボードが一体です。
画面を高くすると、キーボードまで高くなります。
すると今度は、腕を持ち上げた状態で入力することになり、肩や腕の付け根に力が入りやすくなります。
つまり、画面だけを上げればすべて解決するわけではありません。
おすすめは外付けキーボードとマウスです
ノートパソコンを長時間使う方には、
- ノートパソコンスタンドで画面を上げる
- 外付けキーボードを使う
- 外付けマウスを使う
という組み合わせがおすすめです。
これなら、画面は見やすい高さにしながら、キーボードとマウスは腕を自然に下ろした位置で使えます。
大切なのは、画面の高さだけでなく、
- 首が前に出ていないか
- 肩をすくめていないか
- 肘が浮いていないか
- 腕に力が入り続けていないか
まで確認することです。
タブレットはさらに目線が下がりやすいことがあります
近年では、タブレットを仕事に使う方も増えました。
タブレットを机に平置きしたまま使うと、ノートパソコン以上に目線が下がりやすくなります。
画面をのぞき込む姿勢が続くため、首や背中への負担も強くなりやすいです。
タブレットを長時間使う場合も、スタンドで画面を上げ、必要に応じて外付けキーボードを使う方がよいでしょう。
デスクトップでも首こりは起こります
では、デスクトップ型のパソコンなら安心かというと、そうとも限りません。
画面の位置が高くても、長時間作業を続ければ、次第に画面をのぞき込む姿勢になったり、肩をすくめたりすることがあります。
つまり、機器の種類だけでなく、同じ姿勢をどれだけ長く続けているかも大きく関係します。
一番大切なのは、姿勢を固定し続けないこと
どれほど良い机や椅子を使っていても、同じ姿勢のまま長時間動かなければ、筋肉には負担がたまります。
私は、30分から1時間に一度は、
- 椅子から立つ
- 肩を回す
- 首をゆっくり動かす
- 数分歩く
- 画面から目を離す
といった小さな休憩を入れることをおすすめしています。
大きなストレッチをする必要はありません。
同じ姿勢を一度リセットするだけでも、筋肉への負担は変わります。
パソコンを使わない選択はできません
今の時代、仕事の効率を考えると、パソコンやタブレットを使わないという選択は現実的ではありません。
だからこそ、
「パソコンが悪い」
で終わらせるのではなく、できるだけ体に負担をかけない使い方を考えることが大切です。
私の臨床では、首こりが強い方ほど、スマートフォンだけでなく、仕事中のノートパソコンの使い方が影響していることがあります。
首こりの原因は、首そのものだけにあるとは限りません。
画面の高さ、腕の位置、肩の力、作業時間。
そうした日常の小さな積み重ねが、首の深いこりにつながっていくことがあります。
まずは一度、ご自身の作業姿勢を確認してみてください。

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