- 2026年06月10日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 肩の症状
気づけば、船橋で開業して今年で27年になります。
その前の助手時代や、雇われ院長だった期間も合わせると、この業界にどっぷり浸かって丸30年。いや〜、自分でもびっくりですが、すっかり大ベテランになってしまいました(笑)。
実は、この約30年という長い時間のなかで、皆さんが悩む**「肩こりの種類」**も時代と共にガラリと変化してきているんです。
僕が30年前にこの業界に入ったばかりの頃は、大まかにいうと**「女性は肩こり、男性は腰痛」**というはっきりとした傾向がありました。
当時、僕は五反田の治療院で働いていたのですが、ある「特定の会社」の人たちだけ、なぜか男性なのにひどい肩こりを訴える患者さんが多かったんです。
まだExcel(エクセル)が世の中に普及する前、オフィスでの表計算といえば『ロータス1-2-3』というソフトが主流だった時代です。そう、その会社こそが「ロータス」の日本法人だったんですね。そこの社員さんたちだけが、時代の最先端で男だらけのガチガチ肩こり集団になっていたわけです(笑)。
本来、男性は筋力が強いので、昔は多少のデスクワークなら筋力でカバーできていたんです。ところが、四六時中パソコンに向かうロータスの社員さんたちは、さすがにカバーしきれなくなっていた。その後、誰もが仕事でパソコンを使う時代になり、男性の肩こりは一気に急増していきました。
さらに面白かったのが、昔の女性の肩こりです。
当時はどちらかというと、なぜか**「左肩」**に症状が出ている人が多い印象でした。
ところがそれも、数年が経つと圧倒的に**「右肩」**ばかりになっていったんです。
この2つの大変化、何が原因か分かりますよね?
答えは、「パソコン」と「マウス」の普及です。
昔の事務仕事の女性は、おそらく左手で紙の書類を押さえたりめくったりしながら、右手でペンを走らせていたんだと思います。無意識に左肩をすくめる姿勢が続いていたので、左が凝っていた。
しかし、マウスがやってきたことで形勢逆転。誰もが右手でカチカチとマウスを操作するようになり、圧倒的に右の肩こりばかりになってしまいました。
ちなみに今でも、右肩が凝る人は「マウス操作」、両肩ともパンパンな人は「キーボードのタイピング頻度が高い」という傾向がはっきり出ています。
そんな「マウス&キーボード時代」がしばらく続いていましたが、実はここ最近、また新たな変化が出てきているんです。
なんと、また**「左側」に症状を訴える人が増えてきました。
それも、昔のような肩のてっぺん(首の付け根)ではなく、「肩関節の周辺(腕の付け根や前側)」**を痛がる人が多い。
さあ、今回の黒幕は何でしょうか?
……そうです、**「スマホ」**です!
「ベッドに横になりながら、左手一本でスマホを掲げてYouTubeを観ている」
「通勤電車の中、吊り革に捕まりながら、左手でスマホを持ってSNSをスクロールしている」
そんな時間が何時間も続いた結果、左の肩関節にじわじわと限界がきている方が急増しています。右手はフリーにしておきたいから、無意識に左手ばかり酷使しちゃうんですよね。
30年の間で、紙の事務仕事からパソコン・マウスへ、そしてスマホへと時代は変わりましたが、**「同じ姿勢で、長時間ずーっと筋肉に力が入り続けている」**という根本の原因は、今も昔もまったく同じです。
「そういえば最近、左の肩の付け根がズキズキするな……」というあなた。それは現代病の『スマホ肩』かもしれません。
時代に合わせたオーダーメイドの施術でしっかりほぐしますので、ガチガチになる前にいつでも頼ってくださいね!

