- 2023年09月10日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方肩こり
首や肩がこると、つい自分で首を「ボキボキ」と鳴らしてしまう方がいらっしゃいます。
施術中にも、
「先生、つい首を鳴らしちゃうんですよ。」
というお話をよく伺います。
その瞬間は少し楽になるような気がしますが、本当に続けても大丈夫なのでしょうか?
首を鳴らしたくなる理由
首をボキボキ鳴らしたくなる一番の理由は、首や肩にコリが蓄積しているからです。
筋肉が緊張し続けると首が重く感じたり、動かしにくく感じたりします。
その違和感を何とかしたくて、無意識のうちに首を鳴らすクセがついてしまう方は少なくありません。
なぜ鳴らすと楽になるのでしょう?
首を鳴らした直後に「少し楽になった」と感じることがあります。
これは骨が元の位置へ戻ったからではありません。
現在考えられている理由としては、次のようなものがあります。
- 関節が一時的に動きやすくなる
- 神経の働き(ゲートコントロール)によって、一時的に痛みや違和感を感じにくくなる
- 「楽になった」という心理的な安心感(プラシーボ効果)
これらの作用によって、一時的に症状が軽く感じられることがあります。
でも、コリの蓄積はそのままです
ここで大切なのは、
首をボキボキ鳴らしても、首や肩に蓄積したコリが減ったわけではない
ということです。
例えるなら、警告ランプを一時的に消しただけで、原因そのものは残っている状態です。
そのため、しばらくするとまた違和感が出てきて、もう一度鳴らしたくなります。
これを繰り返しているうちに、「鳴らさないと気持ち悪い」と感じるクセになってしまう方も少なくありません。
鳴らし続けることには注意が必要です
一日に何度も首をボキボキ鳴らすことを長期間続けると、関節やその周囲の組織に負担がかかる可能性があります。
体は関節を安定させようとして、周囲の筋肉や靱帯を緊張させることがあります。
その結果、かえって首の動きが悪くなったり、首や肩のコリが強くなったりすることも考えられます。
「楽になるから」と繰り返していることが、結果的に悪循環になってしまうこともあるのです。
大切なのはコリの蓄積を減らすことです
首をボキボキ鳴らしたくなる原因は、首そのものではなく、首や肩に長年蓄積したコリにあります。
当院ではボキボキと音を鳴らす施術ではなく、筋肉の深部に蓄積したコリを一つひとつ減らしていくことを大切にしています。
コリの蓄積が減ってくると、
- 首が動かしやすくなる
- 肩こりが軽くなる
- 首を鳴らしたいというクセが自然と減ってくる
という方も少なくありません。
まとめ
首をボキボキ鳴らすと、一時的に楽に感じることはあります。
しかし、それは根本的な改善ではありません。
本当に大切なのは、首を鳴らさなくても楽に過ごせる状態をつくることです。
そのためには、首や肩に長年蓄積したコリを少しずつ減らしていくことが重要だと私は考えています。

当院がボキボキする施術を基本的に行わない理由については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
→「カイロプラクティックなのに、ボキボキしないんですか?」
肩こりについて詳しく知りたい方は、ホームページの「肩こり」ページもご覧ください。
