目からうろこの整体コラム

ストレスで体調を崩す理由とは? ~筋肉・血流・自律神経の関係~ 【高濃度酸素シリーズ①】

「ストレスは体に悪い。」

誰もが一度は聞いたことがある言葉です。

では、なぜストレスが続くと肩こりや疲れ、体調不良につながりやすくなるのでしょうか?

今回は、約30年間、筋肉を中心に施術を続けてきた私の考えも交えながら、できるだけ分かりやすくお話しします。

 

ストレスを感じると体は「戦う準備」をします

私たちの体は、強いストレスや緊張を感じると、身を守るための防御反応を起こします。

例えば、暗い夜道で突然物音がしたとします。

「何かいるかもしれない。」

そう思った瞬間、体には自然と力が入り、周囲に意識を集中します。

これは人間が昔から持っている大切な防御反応です。

短時間であれば問題ありません。

しかし、この状態が仕事や人間関係などのストレスによって毎日続くと、話が変わってきます。

ストレスが続けば、コリは深部まで固まっていきます

ストレスが続くと、無意識に筋肉へ力が入った状態が続きます。

肩や首が張る。

背中が硬い。

腰が重い。

こうした経験をしたことがある方は多いと思います。

一時的な緊張であれば、ストレスから解放されることで筋肉も緩みます。

しかし、仕事や人間関係などによるストレスが毎日のように続けば、筋肉が十分に緩む時間がないまま、次の緊張が加わります。

それを何年も繰り返すことで、筋肉にはコリが少しずつ蓄積し、深部まで固まっていきます。

私は約30年間、多くの患者さんの筋肉を施術してきましたが、慢性的な肩こりや腰痛では、こうして長い年月をかけて深部まで固まったコリを取り除くことが大切だと考えています。

筋肉が固まれば、血流にも影響します

筋肉が長期間固まった状態になれば、血流にも影響します。

血液は筋肉へ酸素や栄養を運んでいます。

その流れが十分でなくなれば、

  • 疲れやすい
  • 回復しにくい
  • 体が重い

といった状態にもつながります。

つまり私は、ストレスによる一時的な筋肉の緊張だけを問題にしているのではありません。

その緊張が長期間続くことでコリが蓄積し、深部まで固まってしまうこと

を問題だと考えています。

自律神経にも影響すると考えられています

ストレスが続くと、自律神経にも影響を与えることが知られています。

特に緊張状態では交感神経が優位になりやすく、

  • 筋肉が緊張する
  • 血管が収縮しやすくなる
  • 心拍数が上がる

などの変化が起こります。

これが長く続くと、リラックスしにくくなり、

「疲れているのによく眠れない」

「寝ても疲れが取れない」

という状態につながる方も少なくありません。

そして、眠っても十分に回復できなければ、筋肉の疲労も抜けにくくなります。

私は、ストレス・自律神経・筋肉の緊張は、それぞれ別々のものではなく、お互いに影響し合っていると考えています。

免疫との関係も研究されています

近年では、ストレスと免疫の関係についても研究されています。

免疫の仕組みは非常に複雑で、単純に「ストレスがあると免疫が下がる」と言い切れるものではありません。

ただ、慢性的なストレスが自律神経やホルモンなどを介して、免疫機能にも影響を及ぼすことは研究されています。

そのため私は、長期間ストレスを抱え続けることは、肩こりや腰痛だけではなく、体全体のコンディションを考えるうえでも無視できないことだと思っています。

施術中に体が温かくなる理由

施術後、

「体がポカポカしてきました。」

「手足まで温かくなりました。」

と言われる患者さんは少なくありません。

当院では、長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリを取り除いていくことを大切にしています。

私は、固まっていた筋肉が緩むことで血流が良くなりやすくなり、その結果として体が温かく感じられるのではないかと考えています。

もちろん、それだけですべての不調が改善するわけではありません。

しかし、筋肉の緊張を取り除き、柔軟性を取り戻していくことは、体のコンディションを整えるうえで大切だと考えています。

まとめ

私は、ストレスが体へ与える影響を次のように考えています。

ストレス・緊張

筋肉に力が入る

その状態が長期間続く

コリが蓄積し、深部まで固まる

血流にも影響する

疲れやすさや重だるさなど、さまざまな不調につながる

さらにストレスが続けば、自律神経にも影響し、睡眠や体の回復にも影響することがあります。

だから私は、肩こりや腰痛という症状だけを見るのではなく、長い年月をかけて蓄積し、深部まで固まったコリを取り除くことを大切にしています。

そして、その良い状態をさらにサポートできる方法はないか。

約30年間考え続け、その一つとして導入したのが高濃度酸素です。

次回は、

「なぜ当院では高濃度酸素を取り入れているのか?」

について、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。

 

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📌「なぜ当院では高濃度酸素を取り入れているのか?」【シリーズ②】

高濃度酸素や、当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもぜひご覧ください。

📌高濃度酸素のページはこちら

マッサージチェアは長く使うほど効果がある?実は逆かもしれません

昔、銭湯などに20円で動くマッサージチェアがありましたよね。

普通の椅子に背中や腰を押す突起が付いていて、数分間だけ動くあのタイプです。

最近のマッサージチェアは本当に進化しました。

リクライニング機能が付き、ローラーが背中を動き回り、腕や脚まで空気圧で刺激してくれます。

空港などにも設置されていて、待ち時間につい利用したくなる方も多いでしょう。

昔とは比べものにならないほど性能は良くなっています。

 

どうして10分くらいで止まるのでしょう?

街中のコイン式マッサージチェアを見ると、多くは約10分で終了します。

「もう少しやりたいな。」

そう感じたことがある方も多いと思います。

もちろん、回転率や料金設定などの理由もあるでしょう。

しかし私は、それ以上に筋肉への刺激時間が関係していると考えています。

約30年間の施術経験で感じていること

私は約30年間、さまざまな肩こりや腰痛の患者さんを施術してきました。

その経験から感じているのは、

筋肉は長時間刺激し続ければ良くなるわけではない

ということです。

むしろ、同じ場所に刺激を与え続けることで、一時的には気持ち良く感じても、その後かえって筋肉が硬くなってしまう方を数多く見てきました。

筋肉への刺激は、強ければ強いほど、長ければ長いほど良いわけではありません。

自宅のマッサージチェアは注意が必要です

実際に問題になりやすいのは、自宅のマッサージチェアです。

テレビを見ながら長時間使う。

そのまま寝てしまう。

終わっても、また動かす。

これを繰り返してしまう方が少なくありません。

すると、

筋肉が硬くなる

さらに気になる

またマッサージする

という悪循環に入ってしまうことがあります。

気持ちがいいからといって、長時間続けることが筋肉にとって良いとは限らないのです。

マッサージガンも同じです

最近人気のマッサージガンも同じです。

コリが強い場所だからといって、ずっと当て続けてしまう方がいます。

しかし、強い刺激や長時間の刺激を与え続けると、筋肉はかえって緊張し、硬くなってしまいます。

「もっと効かせたい」

「もっと奥まで届かせたい」

と思って強く押し付けたり、同じ場所へ長時間当て続けたりする必要はありません。

※マッサージガンの使い方については、別の記事で詳しくご紹介します。

実は施術でも同じ考えです

患者さんから、

「今日は2コマ続けてお願いできますか?」

と相談されることがあります。

しかし私は、お断りしています。

理由はシンプルです。

続けて長時間施術するよりも、一度筋肉を休ませてから、日を空けてもう一度施術した方が良いと考えているからです。

筋肉には、刺激を受けた後に休む時間が必要です。

長時間施術すれば、それだけ早くコリが取れるわけではありません。

むしろ刺激が強すぎたり、長すぎたりすれば、筋肉を必要以上に緊張させてしまいます。

だから私は、施術時間をむやみに長くすることはしていません。

セルフチェック

次の項目に当てはまりませんか?

□ マッサージチェアで20分以上座ることが多い

□ マッサージチェアで寝てしまう

□ マッサージガンを同じ場所に何分も当てている

□ 「長くやるほど効く」と思っている

一つでも当てはまる方は、筋肉へ刺激を与え過ぎているかもしれません。

まとめ

マッサージチェアもマッサージガンも、使い方次第では体を楽にしてくれる便利な道具です。

しかし、

「長くやればやるほど効果が高い」

というわけではありません。

大切なのは、

強さ

時間

そして、

刺激する方向です。

私は約30年間の施術経験から、力や時間よりも、**「筋肉を正しく捉え、適切な角度から刺激すること」**の方がはるかに重要だと考えています。

長時間、力任せに刺激するのではなく、必要な場所へ必要な刺激を加える。

そして、刺激した後は筋肉を休ませる。

筋肉は、強く長く刺激すれば良くなるものではありません。

これが、約30年間筋肉を施術してきた私が大切にしている考え方です。

 

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腹筋をしても、お腹は引っ込みません。

患者さんから、

「先生、お腹を引っ込めたいので腹筋を頑張っているんです。」

というお話をいただくことがあります。

テレビや雑誌でも、お腹を引き締めるために腹筋運動をしている映像をよく見かけますよね。

でも実は、腹筋運動だけでお腹の脂肪を減らすことはできません。

今回は、その理由についてお話ししたいと思います。

 

なぜ中年になるとお腹が出てくるのでしょう?

「中年太り」という言葉があります。

若い頃は気にならなかったのに、40代、50代になるとお腹周りが気になり始める方は少なくありません。

年齢とともに筋肉量が減りやすくなったり、日常生活での活動量が少なくなったりすると、消費するエネルギーも減っていきます。

そこへ若い頃と同じような食生活を続けていれば、摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回り、脂肪がつきやすくなります。

ですから中高年では、食事だけでなく、筋肉量や日頃の運動量を維持することも大切になってきます。

腹筋をしても脂肪は筋肉になりません

ここでよくある勘違いがあります。

「腹筋をすれば脂肪が筋肉に変わる」

そう思っている方もいらっしゃいますが、それは違います。

脂肪と筋肉はまったく別の組織です。

脂肪が筋肉に変わることも、筋肉が脂肪に変わることもありません。

筋トレとは、筋肉に負荷をかけて筋力や筋肉量を高めていく運動です。

つまり、腹筋を鍛えれば腹筋そのものは鍛えられますが、その上にあるお腹の脂肪だけが直接減るわけではありません。

部分痩せは基本的にはできません

「お腹だけ痩せたい。」

「二の腕だけ細くしたい。」

このようなお話もよく聞きます。

しかし、特定の場所を運動したからといって、その場所の脂肪だけを狙って落とすことは基本的にはできません。

お腹の脂肪を減らしたい場合も、腹筋運動だけではなく、体全体の脂肪を減らしていくことを考える必要があります。

お腹を引っ込めるために大切なこと

お腹周りをすっきりさせるためには、

  • 食事内容を見直す
  • 全身の筋肉を鍛える
  • ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる

この3つを組み合わせることが大切です。

特に脂肪を減らすためには、食事の見直しが重要です。

そのうえで筋トレや有酸素運動を続け、筋肉量や活動量を維持していく。

腹筋だけを何百回も行うより、私はその方が健康的だと考えています。

中高年の筋トレは少し考え方が違います

そして、ここは私が約30年間患者さんの筋肉を施術してきて、とても大切だと感じているところです。

40代、50代になってから、

「運動不足だから鍛えなければ」

と急に強い筋トレを始める方がいます。

もちろん、筋肉を鍛えることは大切です。

しかし、強い負荷を繰り返し、その疲労を十分に回復させないまま運動を続ければ、筋肉には疲労が蓄積し、次第に固くなっていきます。

せっかく健康のために運動を始めたのに、肩や腰、膝を痛めて運動をやめてしまっては本末転倒です。

特に中高年では、

「鍛えること」と「筋肉の柔軟性を保つこと」

この両方を考えることが大切だと思っています。

まとめ

「腹筋をすればお腹が引っ込む。」

そう思われがちですが、実際はそう単純ではありません。

腹筋を鍛えることと、お腹の脂肪を減らすことは別の話です。

お腹周りをすっきりさせたいのであれば、

食事を見直し、全身を動かし、筋肉量を維持する。

そして中高年では、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、疲労をため込まず、筋肉の柔軟性を保つことも忘れないでください。

健康のための運動なのですから、無理をして体を痛めるのではなく、長く続けられることが一番大切です。

 

 

中高年の筋力維持や運動については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
📌「40歳を過ぎたら筋力維持を始めましょう

首をボキボキ鳴らすクセ、続けても大丈夫?

首や肩がこると、つい自分で首を「ボキボキ」と鳴らしてしまう方がいらっしゃいます。

施術中にも、

「先生、つい首を鳴らしちゃうんですよ。」

というお話をよく伺います。

その瞬間は少し楽になるような気がしますが、本当に続けても大丈夫なのでしょうか?

 

首を鳴らしたくなる理由

首をボキボキ鳴らしたくなる方の多くは、もともと首や肩に強いコリがあります。

長時間のパソコンやスマートフォン、仕事中の姿勢、ストレスなどによって首や肩の筋肉へ負担がかかり続ける。

その状態が長期間続くことで、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

すると首が重い、動かしにくい、何となく詰まっているような感じがする。

その違和感を何とかしたくて、首を鳴らすようになります。

そして一度鳴らして楽になると、違和感が出るたびに繰り返すようになり、いつの間にかクセになってしまいます。

なぜ鳴らすと楽になるのでしょう?

首を鳴らした直後に、

「少し楽になった。」

と感じることがあります。

しかし、これは骨が元の位置へ戻ったからとは限りません。

関節が一時的に動きやすくなったり、関節周囲への刺激によって痛みや違和感の感じ方が一時的に変化したりすることが関係していると考えられています。

そのため、鳴らした直後には首が軽くなったように感じることがあります。

でも、深部まで固まったコリはそのままです

ここが一番大切なところです。

首をボキボキ鳴らしても、長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリが取れたわけではありません。

だから、その瞬間は楽になっても、しばらくするとまた首が重くなります。

すると、

首が重い・動かしにくい

ボキボキ鳴らす

一時的に楽になる

また首が重くなる

もう一度鳴らす

という繰り返しになります。

そのうち、

「鳴らさないと気持ち悪い。」

という状態になってしまう方もいます。

鳴らし続けることには注意が必要です

首を自分で強くひねり、一日に何度もボキボキ鳴らすことを習慣にするのはおすすめしません。

首には関節だけでなく、筋肉や靱帯、神経、血管などさまざまな組織があります。

「もっと鳴らしたい」と無理に大きくひねったり、勢いをつけたりすれば、それらの組織へ必要以上の負担をかけてしまいます。

一度自然に音が鳴った程度で過度に心配する必要はありませんが、自分で繰り返し強く鳴らす習慣はやめた方がよいと私は考えています。

大切なのは、なぜ鳴らしたくなるのかです

私は、音そのものよりも、

「なぜ何度も首を鳴らしたくなるのか?」

を見ることが大切だと考えています。

首や肩の筋肉へ長期間負担がかかり続ければ、コリが蓄積して深部まで固まっていきます。

その結果として首が重くなったり、動かしにくくなったりして、それを解消するために首を鳴らしたくなる。

それなら、鳴らすことを繰り返すよりも、原因となっている深部のコリを取り除いていくことの方が大切です。

当院では首をボキボキ鳴らしません

当院では、首をボキボキ鳴らして動きを変えるのではなく、首や肩の筋肉の状態を確認します。

そして、長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていきます。

実際に施術を続けて深部のコリが減ってくると、

「首が動かしやすくなった。」

「肩が軽くなった。」

そして、

「そういえば、最近首を鳴らさなくなりました。」

と言われることもあります。

無理に「首を鳴らすのをやめてください」と我慢してもらうのではありません。

鳴らしたくなる原因そのものを減らしていく。

私はその方が大切だと考えています。

まとめ

首をボキボキ鳴らすと、一時的に楽に感じることはあります。

しかし、長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリが取れたわけではありません。

だから、しばらくするとまた首を鳴らしたくなります。

大切なのは、

首を鳴らすことではなく、なぜ首を鳴らしたくなるほど重く、動かしにくくなっているのかを見ること。

首や肩へ長期間負担がかかり続ければ、コリは蓄積し、深部まで固まっていきます。

私は、その深部のコリを取り除き、

「首を鳴らさなくても楽な状態」

へ戻していくことが大切だと考えています。

 

 

肩こりについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

当院がボキボキする施術を基本的に行わない理由については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
📌カイロプラクティックなのに、ボキボキしないんですか?

肩こりについて詳しく知りたい方は、ホームページの「肩こり」ページもご覧ください。

📌肩こりページはこちら


「施術を受けたら、別の場所が気になってきた…それはなぜ?

施術を受けていただいた患者さんから、こんなお話をいただくことがあります。

「腰はずいぶん楽になったのですが、今度は肩こりが気になるようになりました。」

あるいは、

「肩こりは良くなったのですが、今度は膝が痛く感じるんです。」

「痛みが移ったのでしょうか?」

そう不安に思われる方もいらっしゃいますが、私は痛みが別の場所へ移ったわけではないと考えています。

 

一番つらい場所に意識が向きます

私たちの体に複数の不調があっても、一番つらい場所がどうしても気になります。

例えば腰痛が強ければ腰ばかり気になりますし、肩こりが強ければ肩ばかり気になります。

しかし、だからといって他の場所の筋肉に問題がないわけではありません。

実際に患者さんの体を触ってみると、腰痛で来院された方でも肩や首、背中などの筋肉が固まっていますし、肩こりで来院された方でも腰や脚など、ほかの場所に強いコリが見つかります。

本人がまだ症状として感じていないだけで、体の中ではすでに筋肉への負担が蓄積しているのです。

一番つらい場所が楽になると、次の場所が気になってきます

施術によって一番つらかった場所の深部のコリが減ってくると、それまであまり気にならなかった二番目、三番目の不調を感じるようになることがあります。

これは、新しい痛みが出てきたわけではありません。

以前からあった筋肉のコリを感じるようになったということです。

例えば、

「腰が10、肩が5」

という状態なら、どうしても腰の方が気になります。

ところが施術によって腰が「3」まで楽になれば、それまで隠れていた「5」の肩こりの方が気になるようになります。

患者さんからすると、

「腰の痛みが肩へ移った。」

ように感じるかもしれません。

でも、肩のコリは以前からあったのです。

長年のコリは、一か所だけではありません

ここは、私が約30年間施術をしてきて大切だと感じているところです。

パソコン作業やスマートフォン、仕事中の姿勢、家事、スポーツ、ストレスなど、私たちの筋肉には毎日さまざまな負担がかかっています。

その負担が長期間続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

そして、長年の生活の中で負担がかかる筋肉は一つだけではありません。

首にも負担がかかる。

肩にも負担がかかる。

腰にも負担がかかる。

脚にも負担がかかる。

その積み重ねによって、体のさまざまな場所に深部のコリが形成されていきます。

その中で一番強く症状を出している場所を、私たちは「今悪いところ」と感じているのです。

だから私は痛い場所だけを見ません

当院では、その時に痛い場所だけを追いかける施術はしていません。

もちろん、その日の一番つらい場所は重点的に確認します。

しかし同時に、その周囲や関連する筋肉、そして長年負担がかかってきた場所も確認します。

なぜなら、今痛い場所だけにコリがあるとは限らないからです。

深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていくことで筋肉に余裕が生まれ、体全体が少しずつ楽な状態へ変わっていきます。

「痛みが移った」と感じても不思議ではありません

「肩が良くなったら、今度は腰。」

「腰が楽になったら、今度は首。」

こうした変化があると、

「次から次へと悪くなっているのでは?」

と心配される方もいます。

しかし、必ずしもそうではありません。

一番つらかった場所が楽になったことで、それまで隠れていた次の不調を感じるようになったということがあります。

ですから私は、患者さんにも、

「痛みが移ったのではなく、今まで一番つらいところに隠れていた場所が気になるようになったんですよ。」

と説明しています。

まとめ

長年にわたって筋肉へ負担がかかり続ければ、コリは蓄積し、深部まで固まっていきます。

しかも、それは一か所だけとは限りません。

体のさまざまな筋肉へ長年の負担が積み重なっています。

その中で一番つらかった場所が施術によって楽になると、それまで気にならなかった二番目、三番目の場所を感じるようになることがあります。

それが、

「痛みが移ったように感じる」

理由の一つです。

私は、一番痛い場所だけを見るのではなく、体全体を見ながら、長年蓄積して深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていくことを大切にしています。

その積み重ねによって、

「最近、体全体が楽になりました。」

と感じる患者さんも多くいらっしゃいます。

 

 

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体の不調は、今痛みを感じている場所だけを見ても分からないことがあります。

過去のケガをきっかけに周囲の筋肉が長年負担を受け続け、それが何年、何十年後の症状につながることもあります。

当院が「痛い場所だけ」ではなく、長年頑張り続けている筋肉まで確認する理由について、こちらの記事でも詳しくお話ししています。

📌「昔のケガは、本当に治っているのでしょうか? ~筋肉が代わりに働き続けるという考え方~

整体やマッサージに行っても、すぐに元へ戻ってしまうのはなぜ?

患者さんから、よくこんな質問をいただきます。

「整体やマッサージを受けた直後は楽になるのですが、数日するとまた肩こりや腰痛が戻ってしまうんです。」

せっかく楽になったのに、またつらくなってしまうと、

「このままずっと繰り返すのかな……」

と不安になりますよね。

私は、その理由の一つが**「長年蓄積したコリ」**にあると考えています。

 

コリは毎日少しずつ蓄積していきます

肩こりや腰痛で悩んでいる方も、昔は、

「肩が凝ったな。」

と思っても、一晩寝れば楽になっていた時期があったのではないでしょうか。

それは、筋肉にまだ十分な余裕があったからです。

しかし、デスクワークやスマートフォン、車の運転、家事などで毎日同じような負担がかかり続けると、筋肉には少しずつ疲労が蓄積していきます。

一時的な疲労であれば、睡眠や休息によって回復します。

ところが、回復する以上の負担が毎日のように続けば、筋肉にはコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

最初のうちは、まだ筋肉に余裕があるため、一晩寝れば症状を感じなくなります。

しかし、コリの蓄積が増え、筋肉の余裕が少なくなるにつれて、一晩寝ただけでは元の状態まで回復できなくなります。

私は、これが肩こりや腰痛が慢性化していく大きな理由の一つだと考えています。

長年蓄積したコリは、一度では取り切れません

慢性的な肩こりや腰痛は、数日でできたものではありません。

毎日の負担が何年、何十年と積み重なり、コリが蓄積して深部まで固まった状態です。

ですから、一度の施術で楽になったからといって、長年蓄積したコリがすべてなくなったわけではありません。

表面や比較的取りやすい部分の緊張が減れば、その場ではかなり楽になります。

しかし、深部に強いコリが残っていれば、最初のうちは再び肩こりや腰痛を感じるようになります。

これは、

「施術を受けても元に戻ってしまった」

というより、

「まだ深部に取り切れていないコリが残っている」

と私は考えています。

改善とは「コリの蓄積を減らしていくこと」

当院では、一度ですべてのコリを取り切ろうとは考えていません。

無理に強い刺激を加えたり、長時間施術したりすれば良いわけではないからです。

筋肉の状態を確認しながら、深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていく。

それを繰り返すことで、少しずつ筋肉に余裕が戻ってきます。

すると、最初は2〜3日しか楽な状態が続かなかった方でも、

  • 1週間
  • 2週間
  • 3週間

というように、楽に過ごせる期間が少しずつ長くなっていきます。

改善までに必要な期間は、コリの蓄積量や生活で受ける負担などによって違います。

しかし、深部のコリが減るほど筋肉に余裕が生まれ、肩こりや腰痛が戻るまでの期間も長くなっていく。

これは約30年間、多くの患者さんを施術する中で繰り返し見てきた変化です。

「自然に治った」と思っていても……

患者さんから、

「先週は肩が凝っていたけれど、今は何ともありません。」

「腰痛があったけれど、数日したら自然に治りました。」

というお話を伺うことがあります。

もちろん、症状がなくなること自体は良いことです。

しかし、症状を感じなくなったことと、蓄積したコリがなくなったことは同じではありません。

筋肉にまだ余裕があるうちは、休息によって症状を感じなくなることができます。

しかし、その間にも同じ生活による負担が続けば、コリは少しずつ蓄積していきます。

そして、

「昔は一晩寝れば治っていた。」

「最近は数日かかるようになった。」

「いつの間にか、ずっと肩が凝っている。」

という状態へ変わっていきます。

私は、これが慢性的な肩こりや腰痛ができていく一つの流れだと考えています。

当院が大切にしていること

当院が目指しているのは、その場だけ楽にすることではありません。

長年の負担によって蓄積し、深部まで固まったコリを少しずつ取り除き、筋肉に余裕のある状態へ戻していくこと。

これを大切にしています。

肩こりや腰痛は、ある日突然できあがるものではありません。

毎日の生活の中で筋肉への負担が積み重なり、それが何年も続くことでコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だからこそ、一度の施術ですべてを変えようとするのではなく、長年かけて蓄積したコリを一つひとつ取り除いていくことが大切です。

「施術を受けても、すぐ戻ってしまう。」

そんな方は、

「どれだけ長い年月をかけてコリを蓄積してきたのか」

という視点から、ご自身の体を考えてみてください。

 

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30年間、患者さんの体を見続けて感じていること

船橋で開業して27年。

整体師として施術を始めてから30年になります。

振り返ると、本当にあっという間でした。

この30年間で、私が一貫して変わらなかったことがあります。

それは、筋肉を重視した施術を続けてきたことです。

 

この30年で患者さんの症状は大きく変わりました

施術を始めた頃は、肩こりや腰痛が中心でした。

もちろん今でも肩こりや腰痛は多いのですが、それ以上に増えたと感じるのが、現代の生活習慣と深く関係している症状です。

例えば、

  • 首こり
  • 頭痛
  • 背中の張りや疲労感
  • 手や腕の痛み・しびれ
  • 腱鞘炎やばね指
  • お尻の痛みや足のしびれ
  • 足裏の痛み
  • 膝の痛み

こうした症状を訴える方が以前よりも明らかに増えています。

時代の変化が体にも表れています

この30年間で、私たちの生活は大きく変わりました。

パソコンは仕事に欠かせない存在となり、スマートフォンは生活の一部になりました。

さらにリモートワークが普及し、一日中座ったまま過ごす方も珍しくありません。

便利になった反面、長時間同じ姿勢を続けることが当たり前になり、筋肉への負担は確実に増えています。

こうした負担が毎日続き、それが何年も積み重なることで、首や肩、背中、お尻などの筋肉にはコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

そして、その深部のコリがさまざまな痛みや不調につながっていく。

私は30年間、多くの患者さんを施術する中で、このような状態を繰り返し見てきました。

私が30年間変わらず大切にしてきたこと

施術方法や考え方は整体院によってさまざまです。

その中で私は30年間、筋肉の状態を丁寧に確認し、深部に蓄積したコリを見つけて取り除くことを大切にしてきました。

もちろん、すべての症状が筋肉だけで説明できるわけではありません。

しかし、肩こりや腰痛をはじめ、私が日々施術している多くの症状では、筋肉の状態が大きく関係しています。

だからこそ今でも、

「まず筋肉の状態をしっかり診る」

という考え方は変わりません。

これから先も必要とされる仕事だと思っています

スマートフォンやパソコンを使う時間は、これから減ることはないでしょう。

AIが発達しても、デスクワークがなくなることは考えにくく、むしろ体を動かす時間は少なくなるかもしれません。

そう考えると、筋肉への負担が長期間続き、深部にコリを蓄積させてしまう方は、これからも増えていくのではないかと感じています。

だからこそ、施術者には知識だけでなく、患者さん一人ひとりの体を丁寧に診る姿勢がますます大切になると思っています。

一人で施術している理由

私は開業以来、一人で施術を続けています。

一日に施術できる人数には限りがあります。

ですが、その分、お一人おひとりとしっかり向き合い、その日の体の状態を確認しながら施術を行うことを大切にしています。

「ここへ来て良かった。」

そう思っていただける施術を、これからも積み重ねていきたいと思っています。

まとめ

船橋で開業して27年。

整体師として30年間、多くの患者さんの体と向き合ってきました。

時代は大きく変わりましたが、私が大切にしていることは変わりません。

長期間の負担によって筋肉の深部に蓄積したコリを見つけ、一つひとつ取り除いていくこと。

これが、30年間続けてきた私の施術の基本です。

これからも初心を忘れず、お一人おひとりとのご縁を大切にしながら、地域の皆さまの健康づくりをお手伝いしていきたいと思っています。

 

 

当院の施術方法や、筋肉の深部に蓄積したコリへの考え方について詳しく知りたい方は、ホームページの「施術のご案内」ページご覧ください。


睡眠の質が悪いのは、背中のコリが原因かもしれません

「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない。」

「朝から体が重い。」

「睡眠時間は足りているのにスッキリしない。」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。

最近では、「睡眠の質」をうたったサプリメントや飲料、寝具なども数多く販売されています。

もちろん、それらが役立つ方もいるでしょう。

しかし、私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた経験から、睡眠の質には筋肉の緊張も深く関係していると感じています。

 

寝付きが悪くなる理由の一つは「緊張状態」です

寝る前にスマートフォンを見ると寝付きが悪くなると言われています。

これは、興味のある情報を見続けることで脳が興奮し、リラックスしにくくなるためと考えられています。

また、仕事や勉強に集中している時も同じです。

集中している間は体にも自然と力が入り、筋肉は緊張します。

このような状態では、自律神経のうち「交感神経」が優位になりやすく、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりすることがあります。

スマホを見ていなくても眠れない人がいます

「私は寝る前にスマホは見ません。」

それでも眠れない方はたくさんいらっしゃいます。

そのような方を施術していると、首や背中の筋肉が非常に硬くなっているケースをよく見かけます。

もちろん、睡眠にはストレスや生活習慣、病気などさまざまな要因があります。

しかし、首や背中の筋肉が慢性的に緊張し、体がリラックスしにくくなっていることが睡眠に影響しているケースも少なくないと私は考えています。

私が特に注目しているのは「背中の筋肉」です

私が施術で特に重視しているのが、背中や首の筋肉です。

人は緊張すると無意識に筋肉へ力が入ります。

短時間であれば、休むことで筋肉も元の状態へ戻りやすいでしょう。

しかし、

デスクワークで前かがみの姿勢が続く。

長時間パソコンに向かう。

スマートフォンを見る時間が長い。

精神的なストレスが続いている。

こうした負担が毎日のように続き、それが何年も積み重なることで、首や背中の筋肉にはコリが蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

一時的な筋肉の緊張ではなく、休んでも十分に緩まない慢性的な状態になっていくのです。

筋肉がリラックスすると、眠りも変わることがあります

施術後に患者さんから、

「その日はぐっすり眠れました。」

「朝まで目が覚めませんでした。」

というお話をいただくことがあります。

もちろん、すべての方に同じ結果が出るわけではありません。

しかし、深部に蓄積したコリを取り除き、筋肉の緊張が和らぐことで体がリラックスしやすくなり、その結果として眠りにも変化を感じる方がいらっしゃいます。

寝具だけでは解決しないこともあります

枕やマットレスが体に合っていないことで睡眠に影響が出ることもあります。

そのため寝具選びも大切です。

しかし、寝具を変えても改善しない場合は、体そのものが慢性的に緊張している状態なのかもしれません。

そのような時は、寝具だけではなく、首や背中の筋肉が深部まで固まっていないかにも目を向けてみてください。

まとめ

朝起きても疲れが取れない。

寝ても体が休まった感じがしない。

このようなお悩みは、睡眠時間だけでは説明できないこともあります。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた中で、首や背中の筋肉が慢性的に緊張し、深部までコリが蓄積している方を数多く見てきました。

長期間の姿勢やストレスによる負担が続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だからこそ当院では、睡眠そのものを改善しようとするのではなく、体がリラックスしやすい状態をつくるために、筋肉の深部に蓄積したコリを丁寧に取り除くことを大切にしています。

「寝ても疲れが取れない」と感じている方は、睡眠時間や寝具だけではなく、一度、首や背中の筋肉の状態にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

なんとなく不調を感じている方、当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもぜひご覧ください。

👉 睡眠、なんとなく不調のページはこちら


温泉は肩こりや腰痛に本当に効果があるのでしょうか?

「先生、温泉に入ると肩こりが楽になるんですよ。」

患者さんから、このようなお話を聞くことがあります。

温泉地へ行くと、効能の欄には、

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 神経痛
  • 疲労回復

など、さまざまな症状が書かれています。

では、なぜ温泉に入ると肩こりや腰痛が楽になるのでしょうか?

今回は、整体師としての視点からお話ししたいと思います。

 

温泉が気持ち良く感じるのには理由があります

温泉へ入ると、

「体が軽くなった。」

「肩や腰が楽になった。」

と感じる方は少なくありません。

これは単に気分の問題だけではありません。

入浴すると体が温まり、血流も変化します。

また、お湯の中では浮力によって体重の負担が軽くなるため、筋肉や関節も休みやすくなります。

さらに、水圧による刺激や、ゆっくりお湯につかることで心身がリラックスすることも関係しています。

こうしたことが重なって、温泉に入った後に体が軽く感じられるのだと思います。

温泉と家庭のお風呂は何が違うのでしょうか?

温泉には、泉質によってさまざまな成分が含まれています。

そのため、泉質による違いもあります。

一方で、毎日の家庭のお風呂にも十分メリットがあります。

ゆっくり湯船につかることで筋肉が温まり、血流が良くなることで、体もリラックスしやすくなります。

つまり、

「温泉だから」というだけではなく、体を温めてゆっくり休ませること自体にも意味がある

と私は考えています。

ただし、深部のコリが取れたわけではありません

ここは、とても大切なところです。

温泉やお風呂に入って肩こりや腰痛が楽になったとしても、長年の負担によって筋肉の深部に蓄積したコリまでなくなったわけではありません。

体が温まり、血流が良くなり、筋肉の緊張が和らぐことで、一時的に体が動かしやすくなったり、痛みや重さを感じにくくなったりします。

だから、

「温泉に入るとすごく楽になるけれど、翌日にはまた肩がこっている。」

ということが起こります。

長期間同じ筋肉へ負担がかかり続ければ、コリは少しずつ蓄積し、やがて深部まで固まっていきます。

慢性的な肩こりや腰痛では、この深部に蓄積したコリをどうするかが大切だと私は考えています。

それでも入浴はおすすめです

だからといって、

「お風呂に入っても意味がない。」

ということではありません。

むしろ私は、毎日の入浴はおすすめしています。

深部のコリそのものを取り除くことは難しくても、体を温めて血流を良くし、筋肉をリラックスさせることは、これ以上疲労やコリをため込まないためのケアとして役立ちます。

特に一日中デスクワークをしている方や、肩や腰に力が入りやすい方にとって、湯船につかって体を休ませる時間を作ることは大切です。

忙しい方でもできる健康習慣です

「温泉に行きたいけれど、なかなか時間が取れない。」

そんな方も多いと思います。

もちろん、毎日のように温泉へ行く必要はありません(笑)。

自宅でシャワーだけで済ませず、時間がある時には湯船につかる。

それだけでも、疲れた筋肉を休ませる時間になります。

特別な健康器具を買わなくてもできる、身近なセルフケアの一つです。

まとめ

温泉やお風呂に入ると肩こりや腰痛が楽になるのは、体が温まり、血流が良くなり、筋肉がリラックスしやすくなることが関係しています。

ただし、

温泉に入って楽になった=長年蓄積したコリがなくなった

ということではありません。

長期間の負担によって筋肉の深部まで蓄積したコリは、温めるだけで取り除けるものではないと私は考えています。

だからこそ、

日常では入浴などで筋肉に疲労をため込まない。

そして、すでに深部まで固まってしまったコリについては、しっかりと取り除いていく。

この両方が大切です。

温泉が好きな方は、ぜひ楽しんでください。

そして温泉へなかなか行けない方も、毎日の入浴を上手に使って、疲れた筋肉を休ませる時間を作ってみてください。

 

肩こりについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事おすすめです。

疲れが抜けにくい、体が重いなどの「なんとなく不調」について詳しく知りたい方は、ホームページの「なんとなく不調」ページもご覧ください。

 

 

肩こりに湿布って効果あり?

「先生、肩こりがつらいので湿布を貼っているんですが、本当に効いているんでしょうか?」

患者さんから、このような質問をいただくことがあります。

テレビCMなどでは、

「有効成分が患部まで届いて痛みを抑える」

という表現を目にすることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。

今回は、整体師としての考えをお話しします。

 

湿布はどのような時に使われるのでしょうか?

最近では、ロキソプロフェンやフェルビナクなどの鎮痛成分を含んだ湿布も販売されています。

湿布には、炎症による痛みを和らげたり、痛みを軽減したりする目的があります。

ただし、すべての痛みに同じような効果が期待できるわけではありません。

痛みの原因によって、その役割も変わってきます。

急性の痛みには役立つことがあります

例えば、

  • ぎっくり腰
  • 寝違え
  • 捻挫

などでは、発症直後に炎症を伴っている場合があります。

そのような時には、症状に応じて患部を冷やしたり、湿布を使用したりすることで、痛みを和らげる方法があります。

当院でも、ぎっくり腰の患者さんには、

「熱っぽさやズキズキする痛みがあり、冷やして楽になるようでしたら、短時間冷やしてみてください。」

とお話しすることがあります。

ただし、これはあくまで急性期の痛みに対する対処です。

ぎっくり腰については、強い痛みが引いた後に筋肉の硬さが残ることもあるため、急性期が終わった後のケアも大切だと私は考えています。

慢性的な肩こりは少し考え方が違います

一方、慢性的な肩こりは、ぎっくり腰や捻挫のような急性の痛みとは少し違います。

長時間のデスクワークやスマートフォン、同じ姿勢、ストレスなどによる負担が毎日続くことで、肩や首の筋肉には少しずつコリが蓄積していきます。

そして、それが何年も続くことで、コリは深部まで固まっていきます。

私は約30年間、多くの肩こりの患者さんを施術してきましたが、慢性的な肩こりの方ほど、この深部のコリが強くなっています。

そのため、湿布を貼って痛みが楽になったとしても、長年かけて深部まで蓄積したコリそのものがなくなったわけではありません。

ここが、急性の痛みに湿布を使う場合との大きな違いだと考えています。

「湿布を貼ると楽になる」のは悪いことではありません

もちろん、

「湿布を貼ると楽になります。」

という方もいらっしゃいます。

それなら、症状を一時的に和らげる目的で使うことは一つの方法だと思います。

大切なのは、

「楽になったこと」と「原因となっている深部のコリがなくなったこと」は別

と考えることです。

湿布を貼ると楽になる。

しかし、しばらくするとまた肩がこる。

これを繰り返しているのであれば、湿布だけではなく、筋肉そのものの状態にも目を向けた方がよいでしょう。

温湿布は体を温めているのでしょうか?

「温湿布なら筋肉が温まるのでは?」

と思われる方もいらっしゃいます。

温感タイプの湿布は、温かく感じる成分によって温感を得ているもので、使い捨てカイロのように患部そのものを長時間温めるものとは少し違います。

筋肉を温めたいのであれば、ゆっくりお風呂に入るなど、体そのものを温める方法もあります。

ただし、これも先ほどと同じです。

温めて筋肉が楽になったとしても、深部まで蓄積したコリそのものが取り除かれたわけではありません。

慢性的な肩こりでは深部のコリを見ることが大切です

肩こりは一日でできるものではありません。

毎日の仕事や生活の中で同じ筋肉へ負担がかかり続け、その積み重ねによってコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

だから私は、慢性的な肩こりでは、

  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 適度に体を動かす
  • 入浴などで筋肉を休ませる
  • すでに深部まで蓄積したコリを取り除く

ということが大切だと考えています。

まとめ

湿布はとても便利なお薬です。

ぎっくり腰や捻挫など、急性期の痛みを和らげる目的で役立つ場面もあります。

また、慢性的な肩こりでも、湿布を貼ることで一時的に楽になる方はいらっしゃいます。

しかし、

「痛みが楽になったこと」と「長年蓄積したコリがなくなったこと」は同じではありません。

慢性的な肩こりでは、長期間の負担によって筋肉の深部までコリが蓄積しています。

私は、その深部のコリを一つひとつ取り除き、筋肉に余裕を取り戻していくことが大切だと考えています。

湿布を貼っても何度も肩こりを繰り返している方は、湿布だけに頼るのではなく、一度、筋肉そのものの状態にも目を向けてみてください。

 

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