- 2017年02月04日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 膝・足の症状
前回膝痛は筋力の低下が関係しているという話を書きました。
膝の痛みの予防としては筋力維持がとても大切になって来るんです。
年齢と共に筋力の低下は免れません。しかし、自身の習慣で筋力の低下に歯止めをかける事は可能です。
運動を習慣付ける事です。
しかもある程度の年齢から。
なぜ僕がこのようなお話をするのかというと僕自身の膝が変形性になっておりいつ痛みが出てもおかしくない膝だからです。
若い頃に柔道をやっていた関係で左の膝の靭帯と半月板を何度も損傷し、整形外科の診断、判断ミスでその後もこの膝と付き合って来ました。
外から見ても左の膝が変形しているのはわかると思います。
もちろん自分でケアをしますが筋力が落ちると痛みが出るというのがわかるだけに怖いのです。
僕は運動開始の年齢は40歳だと思っています。
実際に僕もその年齢からウエートトレーニングを始めました。
なぜかというと40歳以降筋力の低下が如実に現れるからです。
その年齢なら筋力の維持という事で無理な負荷を掛けずに運動を習慣付けられます。
もちろん50歳や60歳でも遅いという事はありませんが、とても苦しい思いをしなければなりません。
ウエートトレーニングをなさった経験がある方はおわかりだと思いますが、下半身の筋力を鍛えるのは本当に苦しい事です。
下半身の筋力を鍛える=心肺機能を鍛えるという事になるからです。
筋力が低下した後に筋力を上げて行くのはとても大変な事なのです。
ですから、筋力がまだ落ちていないうちに筋力維持を心掛ける事が大切になって来ます。
では、どのような運動がいいのでしょう。
はっきり言ってウォーキングはよっぽど意識をして歩かないと効果はありません。
歩幅を広く早足で歩く事です。
近年流行っているジョギングなどは下半身のを鍛えるという点では適していますが、いきなりはじめると逆に膝を痛める事もありえます。
筋力の強さにもよると思いますが、スロージョギングのがbetterなのではないでしょうか。
本当はジムに行ってウエートトレーニングと言いたいところなのですが、コストも掛かるし不得手な方もいらっしゃるので、せめて日常生活で続けられることから始めてみるというのもいいともいます。
具体的にはエスカレーターを使わず階段を使うとかですね。
また、好きなスポーツを見つけるというのも一つだと思います。
テニスしかりバレーボール然りですね。
そして、そのような運動習慣をつける事。
点で終わらせず線にする事が、膝痛の最大の予防法だと思います。