- 2015年10月26日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 背中・腰の症状
ぎっくり腰(急性腰痛)ってよく聞きますけどやった事あります?
あれは痛いんですよね。数日寝たきりになっちゃったり、動けても恐る恐るじゃないと動けなかったり。
そもそもあれは腰がどのような事になっているかというと決して骨がずれたりしてるんじゃなく、筋肉の炎症なんですよね。
わかりやすく言うと寝違えが腰に起こったって理解してもらうのが一番わかりいいかな。そしてそのぎっくり腰を起こす時間帯というのもあって、ほとんどが午前中しかも朝方なんです。
なぜだかわかりますか?
寝ているときは心臓の動きもゆっくりになるんで朝起きたときは実は身体固い状態なんです。
血行が良くないって事ですよね。ですから、元々コリが強いところは朝起きた時にはとてもコッた感じがするんです。で、動いているうちにだんだん血流が良くなってきて朝起きた時に感じたコリ感が軽減されていくわけなんです。
ここまで話した事を理解して頂いて話をぎっくり腰に戻しますと、朝腰は固まっている状態にあるんでちょっとした拍子にピキッと筋肉を痛めてしまうんです。
それが急性腰痛(ぎっくり腰)なんです。
腰に柔軟性が無いためにちょっとした事で起こしてしまう。
顔を洗っていて上体を起こした時やちょっとリモコンなどを取ろうとしてソファから腰を上げた時なんか。もちろん、午後からもぎっくり腰を起こす事はあるんですが、それは重たい物を持ち上げた時がほとんどです。
ちょっとした拍子にぎっくり腰を起こすというのは朝なんです。
ぎっくり腰(急性腰痛)のイメージとしてはグキってやってバタンと倒れて動けなくなるというのを想像されるかもしれませんが、そういうのは稀です。
だいたいピキッとやって徐々に痛みが増して行って翌朝に痛みのピークが来る事が多いんです。
次第に炎症が増して行ってそれと共に痛みも増していくんです。
そういう場合、どのような対処をすればいいのでしょう?
腰痛が起こると「温めなきゃ」と思う方が案外多いんですが、腰は炎症を起こしているわけで炎症を抑えなきゃいけなんですよね。
そう考えれば自ずと答えは出てきますよね。
そうです、冷やすんです。
シップではちょっと弱いと思いますんで、アイスノン等の保冷剤で冷やしてあげるんですが、どうしても外出しなきゃいけない場合などはシップでも構わないと思います。
夜もお風呂は避けた方がいいです。そうしてしっかり冷やして炎症を抑え込んであげれば翌朝に動けなくなるというのは回避できると思います。
ではどのくらいの時間冷やせばいいかというと、炎症はだいたい72時間続くと言われています(あくまでもこじらさない場合です)。
まあ、3日間ですね。
腰の状況にもよりますが2日目からはシップでもいいと思います。
ぎっくり腰(急性腰痛)の痛みが治まったからといって油断しないで下さい。
ぎっくり腰(急性腰痛)の場合、痛めた箇所の筋肉は硬直します。
急激な痛みが緩和したのは炎症が治まったからなんです。
ですから、腰の筋肉は固まった状態をキープされていますから、慢性腰痛に移行したり、ぎっくり腰(急性腰痛)が癖になったりするんです。
しっかりと筋肉の深部からコリを取り除く事をおすすめします。