くすのきカイロの院長ブログ

ラ・ラ・ランド〜どこか懐かしい映画

見終わっての感想はどこか懐かしい映画を観させてもらったという感じでした。

本作を観ていて感じるのは、往年のMGMのミュージカル映画をとても意識した映画だという事です。ジーン・ケリーの映画を観ているかのようでした。特に展開で似ていたのは「巴里のアメリカ人」かな。

久しぶりにジーン・ケリーの映画を観たくなっちゃいました♪

「ラ・ラ・ランド」に話を戻しますね。

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とにかくオープニングですね。

最初の渋滞のシーンですよ。あれは監督の宣言ですね。

「あなたはこれからミュージカルを観るんです!」っていう。

最初は違和感を感じる人でもあの冒頭の極端なミュージカルシーンを観てしまうと嫌でもミュージカルの世界に引きずり来まれてしまいます。

しかも、それを長回しで一気に観せています。この冒頭のシーンと最後のシーンがこの映画を傑作にしているのだと思います。

そしてとても美しい映画なんです。

それぞれのダンスシーンもそうですがとにかく光にこだわっています。観ていて気付くと思いますが夕焼けのシーンが特に多いのが印象的です。

また、チャゼル監督の前作「セッション」でも思った事ですが照明の使い方が上手いんですね。セッションではドラム、本作ではピアノを弾いている場面が際立ってくるんです。

若干32歳の監督の技量ではないですね。

俳優陣も随分追い込まれた演技を求められていたんだと思います。

エマ・ストーンのオーディションの場面の表情の作り方が本当に上手い!オーディションの審査をしている人間はどこを観ているんだ‼︎って叫びたくなります(笑)。その場面は「羊たちの沈黙」のジョディー・フォスターの表情の演技を連想してしまいました。2人共顔も似ていますからね。

あと、この映画で完全にライアン・ゴズリングに惚れてしまいました。今まで彼の出た映画は何本か観ていますが本作が断然魅力的ですね。

どんどん好きな俳優さんが増えていって困ってしまいます(笑)

ネタバレにはしたくないのでストーリーは 書きませんが、ラストシーンはとにかく素晴らしいです。

出会いの曲を弾く事で2人の記憶が違う形でリンクしていきます。

それがとにかく美しいし、、、、、、、これ以上は書きません(笑)

ぜひ映画館でご覧になってください。

きっと僕だけではなく多くの方の心に残る映画だと思います。

 

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