- 2016年06月15日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
5月に観た映画をまとめました。
「ズートピア」です。
全米公開になった時から観たくてfacebook等でも取り上げたんですが予想通りの素晴らしい作品でした。僕が子供2人を誘って5月の連休に観に行ったのですが本当に劇場で観て良かったと思える作品でした。
それはボックスオフィスにも表れていて6月10日現在全世界で10億ドル超えのメガヒットになっています。
どれだけすごい数字かというと歴代映画興行収入の25位です。しかも、完全オリジナル作品としては「アバター」に次いで2位というとんでもない興行収入なんです。
この映画のすごい点はアニメそして動物キャラクターというオブラートに包んで差別問題を扱っている点です。それは人種差別だったり、宗教的な差別だったり現代の社会問題を扱っている為子供騙しではなく大人の鑑賞に耐えうる作品に仕上がっています。
もちろん、CGアニメの技術も素晴らしくディズニーはもうピクサーを必要としないのではないかと思わせる程です。
難点を言えば誰が黒幕か見当がついちゃう点ですかね。
アメリカの共和党の大統領候補者がイスラム教徒の入国を拒むような発言をしていますが、この映画を観た人たちがそのような考えに与しない事を祈るばかりです。
2本目は「ヘイル、シーザー!」ですが、コーエン兄弟の作品だったんで期待していたんですが、全くつかみどころのない作品でした。当時の赤狩りの事を言いたいのか、キリスト教の事を言いたいのか、はたまた映画愛の事を言いたいのかどうも絞り切れない。
ただ、それぞれの箇所で面白いところはいろいろあって、演技が超ヘタなウェスタン俳優を演じる、アルデンエーレンライクと監督を演じるレイフファインズのやりとりが面白かったり、水兵のミュージカルはジーン・ケリーを彷彿とさせたり、あとこの映画で特に印象に残ったのがジョージ・クルーニーの表情の細やかさ。
以前から演技の上手い役者とは思っていたけど、これだけ演じ分けられるのはすごい‼︎
コメディだからその表情の演技の幅が広い分余計にわかるんですよね。
まあ、楽しい映画ではありましたよ。