- 2018年09月26日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
eastern youthと聞いても邦楽ロック通以外の方はほとんどが知らないバンドではないでしょうか。
そういう僕も彼らの事を知ったのは今年のフジロックのライブ配信だったんです。
出身は北海道、年齢はボーカル、ギターの吉野さん、ドラムの田森さんは僕と同じ50歳ということでそれだけでも親近感が湧いて来てしまんですよね?
そんなeastern youth、今年は結成30周年という事で記念のツアーをやるという事だったので僕も千葉ルックという小さなライブハウスに行って来たんです。
その前にeastern youthの何が魅力か書かなちゃいけませんね。
僕が好きなバンドは?って聞かれるとマンウィズとmonoeyesと答えると思います。
でも、eastern youth には全く違う魅力があるんです。
泥臭いんです。
みんなが一生懸命生きてるっていうのを彼らの詩を聞いていると感じられるんです。
吉野さんの書く詩が心に染みるんです。そしてあの歌い方。決して上手くない。でもあそこまで叫ばれるとこちらも震えて来ます‼︎
そして曲。
邦楽ロックの流れを決定付けたバンドだと言っている人もいます。
30年前にこのサウンドですからね。
邦楽ロック=パンクロックという流れを作ったという事でしょう。
一応代表曲でもある「夏の日の午後」という曲の詩を載せておきますね。
神様
あなたは何でも知っていて
心悪しき人を打ち負かすんだろう
でも真夏の太陽は罪を溶かして
見えないが確かに背中にそれを焼き付ける
蝉時雨と午後の光
まだ生きて果てぬこの身なら
罪も悪も我と共に在りて
俄雨と濡れた舗道
傘持たず走る街の角
追い付けない
追えば逃げる影に
明日を呼べば雲垂れ籠めて
甘い夢を見れば雷光る
濁り河流れ、水面に揺れる
拙い歌はゆっくりと沈みゆく
日暮れる街 風凪ぐ道
灯も遠く誘えども
『振り返るな』
どこかで低い声
月の明かり 縺れる足
酔い痴れて帰る帰り道
感じている永遠に続く闇を
曲がつくとこんな感じです。
そんなeastern youth、30周年のツアーを千葉ルックからスタートさせたんです。
200人くらい入れるライブハウスでしょうか当日はチケットも完売でした。
で、予想以上に女性客が多くいるのに驚きました。
まあ、今のベースの村岡さんも3年前に加入したんですが元々はファンだったらしいですからね。
みんなコアなファンだなあという印象ですね。新参者は僕くらいなものでしょうか(笑)
でも曲はほとんど網羅してますけどね?
みんな各々の聴き方でライブを楽しんでいましたね。
アンコールも2回あり、とてもエネルギッシュなライブでした。
最後の曲「踵鳴る」では会場全体が大合唱になってました。
もし、少しでも興味がありましたら彼らの曲を聴いてみてください。
人生の儚さやるせなさ、そして応援歌にも聴こえて来ますよ。