- 2016年02月24日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
ここ10年くらい毎月のように歌舞伎に行っていたんですが、今年は異変が起こってるんです。
いつも1月は3回行ってしまうんですが(歌舞伎座、浅草、国立劇場)、今年はなんと0回。
何が起こったの?って感じでしょf^_^;)
今年は初心に戻って映画を観ようと思ってるんです。すでに今年に入って5本観てます。しかも、来週にはアカデミーも控えてますんで嫌が上にも盛り上がります。
そして久しぶりに文楽。あの独特の世界に浸りたいとも思っています。
なぜ、歌舞伎を観なくなったの?って声が聞こえてきそうですが決して歌舞伎が嫌いになったわけじゃないんです。随分通ってるんで海老蔵以外の役者の台詞は聞き取れるし(笑)、義太夫も長唄もほぼ聞き取れますが、演目が同じ物ばかりなんですよね。勧進帳なんて年に何回やってるんだって感じでしょ。
もちろん、家によって同じ演目でも演出が違うというのもあるんですが、そうそう変わるものじゃない。
あとは、次の世代がことごとく逝ってしまったというのも大きい。
勘三郎、三津五郎ですよね。そして、福助が倒れて女方の中心がいなくなってしまった。
そう、歌右衛門という名跡が復活出来ない。来月は雀右衛門襲名が控えてますが芝雀さんはとても堅実な役者だとは思うがいかんせん華がない。でも、とてもいい役者なんですよ。
この秋には橋之助の芝翫襲名がありますが、昨年3月に観た「髪結新三」の際どこかに書きましたが、とにかく地味。でも、大御所達の次の世代は橋之助になるんでとにかく頑張って欲しい。
でも、華ってなんなんでしょうね。
勘三郎は際立ってましたよね。彼が舞台に現れるとパッと明るくなるんですよね。これはホント大げさな話じゃないんです。
容姿も声も目の動きも勘三郎そっくりの勘九郎には全く華がない。ホント不思議です。
今の中堅どころで華があるのは猿之助は際立ってますね。何と言っても踊りが上手いし、演出もとてもシャープ。
彼の舞台は今後も行くつもりです。
そして、僕の一番の贔屓の菊之助。
中堅どころで彼の芸は群を抜いていますからね。
猿之助と菊之助は今年も追いかけますが、あとはいいかな。吉右衛門さんでいい演目が掛かったら行くかもしれませんが。
王道ももちろんいいですが、昨年秋に観たスーパー歌舞伎「ワンピース」の興奮を再び‼︎というのも願ってやみません。