目からうろこの整体コラム

年々肩こりがひどくなっていませんか?〜コリの蓄積の話

以前、日本国民の総金融資産が1700兆円に達したなんてニュースをやっていましたがあるところにはあるという事で、ホントに日本人は貯めるのが好きな国民なんですね。

でも、「ためる」は「ためる」でもこの「溜める」も日本人に多いんです。

何を溜めるかと言うと「コリ」です。

 

みなさん、コリは蓄積するって知ってました?

あまりこのような事は言われていないのでほとんどの方がご存知ないのではないでしょうか。

ここでは一番身近であろう肩コリについてお話ししていきますね。

 

現在肩コリがひどい方は昔を思い出してみて下さい。

「肩が凝ったなあ」と思っても一晩寝ればコリ感が無くなってるってありませんでした?

この一晩寝て楽になるというのは決してコリが取れているかではなく、まだ筋肉に余裕があるため感覚的に楽になっているだけなんです。

このような肩が凝るような生活を続けていくと徐々に深部の方から固まり寝てもコリが取れないという事が起こってきます。

別の言い方をすれば筋肉の許容範囲を超えたという事ですかね。これが慢性の肩こりです。

ですから、普通のマッサージ等を受けても深いところのコリは残るので完全にはすっきりしないですし、すぐにコリ感が戻ってくるという事になるのです。

では、この深部のコリを放置するとどうなるのかというと、肩こり自体は本当にひどくなると感覚が鈍化し肩こりは感じなくなり、その後腕や仕舞には指先までシビレ感が出てきます。

つまり2次的な症状が出てくるんです。そこまで行くと本当にひどい状態ですけどね。

また、感覚が鈍化する前に腕にシビレ感が出る方も多くいらっしゃいます。こちらの方が一般的だと思います。

 

これは腰痛に関しても全く同じで座位での姿勢が崩れた状態が長時間続くと腰の筋肉がコリ、長期間に渡り続くと慢性の腰痛へて移行していきます。

 

では、これら慢性のコリはどうすればいいのでしょう?

 

答えは深部からコリを取り除く‼︎これしか方法はありません。

でも、深部のコリを取り除くって?表面的なマッサージではすぐに戻ってしまいますし、ストレッチをしても有酸素運動をしても何か残っているような感じがする。

 

手前味噌になってしまいますがトリガーポイント療法等の筋肉の深部へとアプローチ出来る施術を受け、一度深部のコリを崩す事しか方法はないのです。

 

ここで注意なのですが長期間、固めてしまったコリは徐々に取れにくくなるという事です。

つまり、コリの蓄積の年月と深部のコリを取り除く時間は比例するという事が言えると思います。

2年前からコリが辛くてという方と30年来我慢しているという方とではコリの取れやすさが違うという事なのです。

ただ決して取れないという事ではありませんのでその点はご安心ください。

 

深部からコリが取れた後は定期的にメンテを行うのもいいですし、運動をしてコリにくくしていく、もしくは前回肩コリを起こす姿勢についてお話ししましたが、肩をすくめないように注意をしコリを出にくくしていくという事になっていきます。

せっかく深部のコリを取り除いてもまた蓄積してしまっては同じ事になってしまいますので。

このような施術やご自身の努力によってコリ難い体質への移行は可能なのです。

頭痛肩こり樋口一葉 ~肩こりの原因のお話~

 僕の好きな戯曲に井上ひさし氏の「頭痛肩こり樋口一葉」という戯曲があります。

 

 僕は中学生の頃この舞台を教育テレビの「芸術劇場」で観て舞台好きになったという思い出の舞台であり井上ひさし氏の最高傑作だと今でも思っています。

 

 一葉女史は若くして樋口家の家督を継ぐわけですが何分女手一人で家を守らなければならないため朝から晩まで働きづめ。

お裁縫や内職、その他にも本を読んだりそして机に向かって文章を書いたり・・・・・。

しかも一葉女史は肩こり症の頭痛持ち。軟膏塗って頑張るわけです。

 

 当時僕は、「肩こりや頭痛もちの人って大変だなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、今この仕事をしてみるとなんと一葉女史は肩のこることばかりしているかとびっくりしてしまいます。

 

そもそも、肩こりの原因は何なのかということです。

それは常に力を入れ肩が上がっている状態を長時間続けているということです。緊張状態にあるという言い方もできるかもしれません。

どういうことかというと、何かストレスや細かい作業などを行った時など無意識のうちに肩をすくめてしまいます。

それは誰にでも起こることで仕方がないことでもあるのですが、それを自覚できるかできないかによって肩こり症になるかどうかが決まってくると言っても過言ではありません。

 

 針仕事などを一日していて、針先をじっと見て目が疲れた状態になり、それに集中するために肩をすくめた状態が長時間続いてしまうとそれは頭痛や肩こりになります。

 

 現在みなさんの仕事のアイテムとして欠かせないパソコンですが、これも全く同じことが言えます。

キーボードとマウスがありますが、キーボードは両肩をすくめる状態になり、マウスは右肩を上げる状態を作ります。

嘘だと思ったらパソコンを使用している時ちょっと肩を見てみてください。肩は上がっているはずですよ。

 

 では、予防はどうすればいいの?という話になりますが、それは肩を下げることです。と、いうのは簡単ですが今まで自覚できていないものをどのように自覚するのでしょう?

それは肩を一度思いっきり上にすくめてみることです。そして、瞬間脱力。

上にあげてストンと落とす、上にあげてストンと落とす。これを繰り返すことによって肩の正常の位置が自覚できるようになります。

そして、それをキープすることです。

 

ただ、やはり時間が経過すると肩はまた上がってきてしまいますので1,2時間に一度は肩を落とす動作を入れた方がいいと思います。

 

今回はパソコン使用時の事を例に取ってお話しましたが、肩をすくめる行為すべてに対して脱力するということが重要になってきます。

 

また、姿勢の問題や筋力の強弱、あとコリの蓄積度合いによっても変わってきますのでそれは別の機会にお話できればと思います。

 

それにしても一葉女史はそんな辛い状態で頑張って一家を支え、しかも後世にまで残る作品を書いたのですから本当にすごい事です。

 

あれだけお金に苦労した彼女が現在紙幣になっているというのも何とも皮肉な感じがしますが。

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