目からうろこの整体コラム

肩をすくめるクセが肩こりを招く?~『頭痛肩こり樋口一葉』から考える~

私の大好きな戯曲の一つに、井上ひさしさんの**『頭痛肩こり樋口一葉』**があります。

中学生の頃、NHK教育テレビの「芸術劇場」でこの作品を観て以来、舞台が好きになりました。今でも井上ひさしさんの代表作の一つだと思っています。

主人公の樋口一葉は、若くして家督を継ぎ、一家を支えるために朝から晩まで働き続けます。

裁縫や内職、本を読み、机に向かって執筆する毎日。そして、作中では頭痛や肩こりにも悩まされ、軟膏を塗りながら仕事を続ける姿が描かれています。

中学生だった私は、

「肩こりや頭痛の人は大変なんだな」

という程度にしか感じていませんでした。

しかし、整体師になって30年近く経った今改めて作品を見ると、

「これは肩がこることばかりしているな」

と思わずにはいられません。

 


肩をすくめるクセはありませんか?

肩こりで来院される方を施術していると、多くの方に共通していることがあります。

それは、無意識に肩へ力が入り続けていることです。

細かい作業をしている時。

集中してパソコンを使っている時。

緊張している時。

知らないうちに肩が少し持ち上がり、その状態が長時間続いていることがあります。

本人は気付いていなくても、首や肩の筋肉は休めず、疲労が蓄積しやすくなります。

 


パソコン作業でも同じことが起こります

現代ではパソコン作業をする方が非常に多くなりました。

キーボードを打つ時も、マウスを操作する時も、集中すると肩に力が入りやすくなります。

もし今この記事をパソコンで読んでいるなら、一度肩を意識してみてください。

少し上がっていたり、力が入っていたりしませんか?

ほんの少しの緊張でも、それが何時間も続けば肩への負担は大きくなります。

 


私がおすすめしている簡単なリセット方法

私が患者さんによくお伝えしている方法があります。

それは、

一度思い切り肩をすくめて、そのままストンと力を抜くこと。

これを数回繰り返します。

肩を一度大きく上げることで、

「こんなに力が入っていたんだ」

と気付きやすくなり、その後に自然な肩の位置を感じやすくなります。

デスクワークが長い方は、1〜2時間に一度、この動作を取り入れてみるのもよいでしょう。

 


肩こりはこれだけが原因ではありません

もちろん、肩こりの原因は一つではありません。

姿勢や筋力のバランス、長年蓄積したコリ、生活習慣など、さまざまな要因が重なっていることが多くあります。

そのため、この方法だけで全ての肩こりが改善するわけではありませんが、肩へ力が入り続けるクセに気付くきっかけにはなると思います。

 


樋口一葉の努力に改めて感動します

改めて作品を見返すと、一葉は頭痛や肩こりを抱えながら家族を支え、後世に残る数々の名作を書き上げました。

その努力は本当に並大抵のものではありません。

そして、お金に苦労した彼女が、後に五千円札の肖像となったことには、不思議な巡り合わせを感じます。

作品を楽しみながら、

「肩に力が入っていないかな?」

と自分の体にも少し意識を向けてみる。

そんなきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

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肩こりについて詳しく知りたい方は、ホームページの「肩こり」ページもご覧ください。

 

 

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