- 2023年08月26日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方施術のご案内
施術を受けていただいた患者さんから、こんなお話をいただくことがあります。
「腰はずいぶん楽になったのですが、今度は肩こりが気になるようになりました。」
あるいは、
「肩こりは良くなったのですが、今度は膝が痛く感じるんです。」
「痛みが移ったのでしょうか?」
そう不安に思われる方もいらっしゃいますが、私は痛みが別の場所へ移ったわけではないと考えています。
一番つらい場所に意識が向きます
私たちの体に複数の不調があっても、一番つらい場所がどうしても気になります。
例えば腰痛が強ければ腰ばかり気になりますし、肩こりが強ければ肩ばかり気になります。
しかし、だからといって他の場所の筋肉に問題がないわけではありません。
実際に患者さんの体を触ってみると、腰痛で来院された方でも肩や首、背中などの筋肉が固まっていますし、肩こりで来院された方でも腰や脚など、ほかの場所に強いコリが見つかります。
本人がまだ症状として感じていないだけで、体の中ではすでに筋肉への負担が蓄積しているのです。
一番つらい場所が楽になると、次の場所が気になってきます
施術によって一番つらかった場所の深部のコリが減ってくると、それまであまり気にならなかった二番目、三番目の不調を感じるようになることがあります。
これは、新しい痛みが出てきたわけではありません。
以前からあった筋肉のコリを感じるようになったということです。
例えば、
「腰が10、肩が5」
という状態なら、どうしても腰の方が気になります。
ところが施術によって腰が「3」まで楽になれば、それまで隠れていた「5」の肩こりの方が気になるようになります。
患者さんからすると、
「腰の痛みが肩へ移った。」
ように感じるかもしれません。
でも、肩のコリは以前からあったのです。
長年のコリは、一か所だけではありません
ここは、私が約30年間施術をしてきて大切だと感じているところです。
パソコン作業やスマートフォン、仕事中の姿勢、家事、スポーツ、ストレスなど、私たちの筋肉には毎日さまざまな負担がかかっています。
その負担が長期間続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。
そして、長年の生活の中で負担がかかる筋肉は一つだけではありません。
首にも負担がかかる。
肩にも負担がかかる。
腰にも負担がかかる。
脚にも負担がかかる。
その積み重ねによって、体のさまざまな場所に深部のコリが形成されていきます。
その中で一番強く症状を出している場所を、私たちは「今悪いところ」と感じているのです。
だから私は痛い場所だけを見ません
当院では、その時に痛い場所だけを追いかける施術はしていません。
もちろん、その日の一番つらい場所は重点的に確認します。
しかし同時に、その周囲や関連する筋肉、そして長年負担がかかってきた場所も確認します。
なぜなら、今痛い場所だけにコリがあるとは限らないからです。
深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていくことで筋肉に余裕が生まれ、体全体が少しずつ楽な状態へ変わっていきます。
「痛みが移った」と感じても不思議ではありません
「肩が良くなったら、今度は腰。」
「腰が楽になったら、今度は首。」
こうした変化があると、
「次から次へと悪くなっているのでは?」
と心配される方もいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
一番つらかった場所が楽になったことで、それまで隠れていた次の不調を感じるようになったということがあります。
ですから私は、患者さんにも、
「痛みが移ったのではなく、今まで一番つらいところに隠れていた場所が気になるようになったんですよ。」
と説明しています。
まとめ
長年にわたって筋肉へ負担がかかり続ければ、コリは蓄積し、深部まで固まっていきます。
しかも、それは一か所だけとは限りません。
体のさまざまな筋肉へ長年の負担が積み重なっています。
その中で一番つらかった場所が施術によって楽になると、それまで気にならなかった二番目、三番目の場所を感じるようになることがあります。
それが、
「痛みが移ったように感じる」
理由の一つです。
私は、一番痛い場所だけを見るのではなく、体全体を見ながら、長年蓄積して深部まで固まったコリを一つひとつ取り除いていくことを大切にしています。
その積み重ねによって、
「最近、体全体が楽になりました。」
と感じる患者さんも多くいらっしゃいます。

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