- 2016年11月19日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
昨日喪中の葉書が届いた。
差出人を見てみても誰だか記憶に無い。ただ、横に手書きで「母が生前お世話になりました」と書いてある。
母?誰だろう?
名前を見てもよくわからない。享年47歳。
そして、住所を見てみる…….あっ‼
葉書から目が離せなくなった。
彼女とは高校のクラスメートだった。
1年2年と部活ばかりでほとんど高校時代の記憶が無い僕が、彼女と座席が隣になってから本当の高校生活が始まったような気がする。
僕たちの前の席にいた2人と4人でワイワイやるのが本当に楽しかった。
その時の記憶は今でも忘れないし、高校時代の大切な思い出の一つだ。
休み時間に話をしたり教科書を忘れて見せてもらったりそんな記憶がよみがえる。
彼女は友達とつるむタイプではなかったので余計に僕は話しやすかったのかもしれない。
ここまで書くと僕が彼女にどういう感情を持っていたかはわかるだろう。
高校を卒業して4年後にクラス会で再会した。
その時に「あの時好きだったんだよ」と言ったら「そうなの?もう、その時に言ってよ!」と彼女らしくあっけらかんと笑っていた。
その後彼女がどういう人生を送ったのかはわからない。
来年再会できるんじゃないかと思っていた。その時にはその後の事や当時の事を話ができると楽しみにしていたのに。
あの思い出を共有できないのがただただ悲しい。