- 2017年01月26日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 背中・腰の症状
よく、腰が痛いと言うと「筋力が弱いから腰痛が出るんですよ。腹筋運動をして下さい。」と言われたなんて話を聞いたことないですか?
あれは本当なんでしょうか?
確かに筋力が強い方がコリは出にくくなります。
だからといって腰痛がある人に腹筋運動をさせるというのはいかがなものでしょう。
まず、筋肉の発達のメカニズムから考えてみると、筋肉に短時間に負荷をかける事により筋繊維が壊れその修復により筋力は強化されて行くと考えられています。
でもそれは筋肉に柔軟性があり血流も良く、筋肉の修復に耐えうる状態にある時です。
腰痛が出ているということは筋肉は固まっている状態で血流も悪くなっています。
そこに腹筋運動のような負荷を掛けると筋力強化ではなく筋肉はさらに固まり腰痛の悪化を招きます。
まず、筋肉のコリ固まっている状態を取り除き血流を良くし、筋肉が発達する土壌を作ってあげた上で腹筋運動などの筋力強化をすべきだと考えます。
筋力強化はコリを出しにくい身体になる為には有効な方法ですが、順番を間違えると腰痛をさらに悪化させる行為になってしまいますので気をつけましょうね。