- 2017年03月08日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
国立劇場に歌舞伎通し狂言「 伊賀越道中双六」を観て来ました。
僕に取っては実に6ヶ月振りの歌舞伎ですね。
この演目、みどり狂言では「沼津」という場面はよく演じられますが、他の部分は観たことが無かったのでどうしても観たかったんですよね。
通しと言っても全部やったら朝から日没までかかっちゃうんで本当の通しではないんですがそれでも休憩含めて4時間半ですからね。
長い(笑)
今回は逆に沼津をやらなかったのが良かったです。
その分他の場面を観られましたから。
ストーリーは知っていてもやはり一度は通しで観ないとダメですね。
特に三州岡崎の場面は観ごたえがありました。
歌舞伎特有の因縁、因縁なんですがまだ許せるかなって内容だったんで。
歌舞伎特有っていうより文楽特有って言った方がいいのかな。
文楽の歌舞伎化ですからね。
今回は僕に取って観ていてとてもさみしい舞台になってしまいました。
吉右衛門さんの体が動かなくなってるんです。
立ち回りなどは観ていて痛々しい川島さえ覚えました。
仕方がない事ではあるんですが。
昨年9月に吉右衛門さんを観た時はそんな事感じなかったんですけど。
僕は一番いい時の吉右衛門さんをずっと観て来たんでその点でもとてもさみしいし、いい時の吉右衛門さんを観て来て良かったと思います。
もちろん今でも、存在感は凄いしまだまだ現役で頑張れるんですよ。
歌舞伎界全体に菊之助世代に世代交代が進んでますね。
やはり菊之助はいい‼︎
彼が出てくるとどうしても彼に目が行ってしまう‼︎
個人的に応援している歌昇君、種之助君兄弟がずいぶん良くなっていたと思います。
今度は何に行きましょうか(*´∇`*)