- 2020年10月21日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方背中・腰の症状
ぎっくり腰を起こすシチュエーションを想像してみて下さい。
どのような場面を想像しますか?
顔を洗っていて、歯を磨いていて、物を拾おうとして、ソファーから腰を上げた瞬間、くしゃみをした拍子、ラジオ体操をしていて等々。
パッと思いつくのは特に重い物を持ったわけではないのにぎっくり腰を起こすものばかりです。
なぜこのようなちょっとした日常生活の動作で起こすのでしょう?
元々腰に柔軟性があればぎっくり腰を起こす事はありません。
その証拠に子供がぎっくり腰を起こしたという話は聞いたことがないはずです。
長年の座り方や運動不足などで腰の筋肉が硬くなりちょっとした拍子にぎっくり腰を起こしてしまうのです。
ぎっくり腰とは骨や関節の問題ではなく筋肉を痛めてしまっての炎症ですから柔軟性があればぎっくり腰を起こすリスクは格段に下がります。
上にあげたようなちょっとした拍子に起こすぎっくり腰には起こしやすい時間帯があるというのはご存知でしょうか?
顔を洗っていてや歯を磨いていてに代表されるようにぎっくり腰は朝起こすリスクが他の時間帯と比べて格段に高いのです。
眠れば疲れが取れ身体が回復すると思われるでしょう。
一般的にはそうなのですが、普段からコリが酷くある場所はそうではなく、朝起きた時にコリが増しているということが起こります。
寝ている時は心臓の動きもゆっくりとなり血流は起きている時よりもゆっくりとなります。
言い換えれば血流が悪くなっているので慢性的にコリが強い場所はコリが増す方向に行くのです。
寝起きに腰が痛いとか肩こりが強く出てしまうのはその為です。
決して布団や枕のせいではなく、慢性的に腰や肩が凝っているという事なのです。
朝、腰が重いという症状が出る方も2〜3時間で軽減する事が多いのは血流が良くなり腰のハリが多少緩和するからですが、逆に言えばぎっくり腰を起こすリスクとしてはその2〜3時間が危険な時間帯と言えます。
ネコ体操のように上半身の重さを加えないストレッチやカイロなどを貼って最初に腰を温めてから動くという工夫が必要になります。
そして根本からぎっくり腰のリスクを下げるには腰の深部からコリを取り除き柔軟性をつけるしか方法が無いというのが現実です。