- 2023年02月22日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
歌舞伎座の2部と3部を観て来ました。
お目当ては2部の鷹之資君の「船弁慶」と3部の仁左衛門さんの「霊言亀山鉾」。
「船弁慶」自体は以前、勘三郎さんで観たことがありますが、今回は鷹之資君が演じるということで涙ものです😭
鷹之資君を初めて観たのが歌舞伎座のさよなら公演で富十郎さんと一緒に「石橋」を演じた時でした。
まだ小さかったのにお父さんによく鍛えられてるなぁというのが当時の感想で、あの時の舞踊は今でもよく覚えています。
富十郎さんが亡くなって鷹之資君どうなっちゃうんだろうと思っていたら、吉右衛門さんのところで面倒を見てもらっていて、その後吉右衛門さんと一緒に演じた「連獅子」もよく覚えています。
そして今回、富十郎さんの十三回忌追善で大曲の「船弁慶」をやると聞いてびっくりしました。
前半の静御前の静の舞と後半の知盛の亡霊の動の舞を演じ分けないといけないんですから。
結論から言うと素晴らしかったです‼︎
静御前の舞では指先まで神経の行き届いた清楚な踊り、知盛は本当に荒々しい踊りをしっかり演じ分けていました。
こんなに成長した姿を見られておじさんうれしい🥹🥹🥹
そして第三部の仁左衛門さんの「霊言亀山鉾」は数年前に国立劇場で掛かった時に見逃してしまったんですよ‼︎
凄く観たかったんですけどね。
今回は一世一代という事で絶対に見なければというところでした。
いやー、魅せますねえ。
ホント悪いやつなんですよ。
仇討ちの相手を汚い手を使ってどんどん返り討ちにしちゃって😱
でもそれがカッコいいんですよね。
仁左衛門さんってこういう役ホント似合うんですよねぇ。
カミナリが光り雨が降る、本水の中での立ち回りっていうか殺し合いは凄い緊張感があって瞬きするのすら忘れてしまいました。
やっぱりこういう演出を普通にやっちゃう歌舞伎って凄いなぁと改めて思いましたね😁