- 2017年01月01日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
以前にも「スターウォーズ」への思い入れは書いているんで、わかって頂けると思いますがもちろんこのスピンオフである「ローグ ワン」も公開を楽しみにしていたんです。
ただ、スピンオフとしてはアニメでは何作品か製作されているのでそのスタンス、そして今までのスターウォーズのスタンスを踏まえた作品になるのだろうと思っていたがその期待は完全に裏切られた。裏切られたんですがそれはいい意味で裏切られたと言っていいのだと思います。
いわゆるスターウォーズの神話性は影をひそめよりリアルなレジスタンスの戦いが描かれていた。
帝国は悪、反乱同盟軍は善という構図が成り立つのか。反乱同盟軍も結構裏で汚い事をやっている。「悲しいけどそれが戦争なのよね」どこかで聞いた言葉を言わんとしているかのようだった。
あと、本作の成功は登場人物のキャラの設定だろう。
フォースの存在を信じる盲目の僧チアルート、彼の相棒とも呼べるベイズの存在感が半端ない。そしてドロイドのKー2SO。もちろん主人公のジン。どの登場人物も個性的でしかも全体のバランスがいい。
帝国側ではターキン総督の悪党ぶり、クレニックの中間管理職っぷりも敵役として際立っていたし何と言ってもベイダー卿の存在感!最後にライトセーバーをブンブン振りまわす様は「やっぱりベイダーすげ〜」と思わせてくれます。
もちろんスターウォーズの世界観は大好きで本編への思い入れも強いですが、映画の出来としては本作「ローグワン」が数段上だと言えます。
2年後には新たなスピンオフ、ハンソロの青春時代が映画化されますがそちらも僕の期待を裏切ってくれたらいいと思います。