- 2023年10月18日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
サウナブームと言われるようになってもう4年くらい経ちますが、そのブームは衰えるどころかどんどんエスカレートしている感じすらします。
コロナ騒動で下火になるかと思いきや、新たなサウナ施設、個室サウナなるものまで出来る始末。
ブームに終わらず、このまま定着しそうな感じですね。
僕自身はどうかというと、もう35年来のサウナーです😆
いや、サウナーでした。
大学に通っている時に、借りていたアパートの側に今で言うスーパー銭湯と銭湯との合いの子のような施設がありそこに週一くらいのペースで通っていました。
もちろん入浴方法は昭和ストロングスタイル😤
サウナ、水風呂に入っても休憩なんてしません!
水風呂の後、そのまままたサウナにはいるんです。
今のような形で休憩するのが一般化したのはホントここ数年のように思います。
そんなこんなでサウナに入る習慣は僕自身あったのですが、どうも今の猫も杓子もサウナと言うのは僕自身は頂けない。
僕は最近はもうサウナにあまり入りません。
スパやスーパー銭湯よりも普通の銭湯に楽しさを見出したからと言うのと、ある程度の年齢からのサウナは危険だと考えるからです。
「ととのう」と言う言葉で表現されますが、あの現象自体が体に良いことだと思いません。
動機のように心臓がバクバクになり、グルングルンめまいがし、ぼーっとしてくる。
あのボーッとして来るのを「ととのう」と言う言葉を使うのでしょうが、あれは体に負担を掛けたことにたいする脳の防御反応のように思えてなりません。
脳から麻薬のような感じで物質が出ているのだと思います。
ランナーズハイに近い感じと言えば良いでしょうか。
(ジョギングも健康の事を考えるのであれば10キロまでだと思います)
また、何度かそれを繰り返していくと体にまだらな紋様が出てくる。
今のサウナーの方々はそれを「蜜が出た」と言うそうですが、決して体にいいことだとは思えません。
それだけ体に負担を掛けている証拠とも言えると思います。
まだ若い人は良いんです。
血管も柔らかいし、血圧も高くはない。
僕のように50を過ぎてくるとそういう環境自体が危険だと言えます。
その証拠に冬場になると「お風呂に入る時はヒートショックに気をつけましょう」と言われます。
ヒートショックがダメならサウナもダメだと思いませんか?
西城秀樹さんや元若嶋津の前二所ノ関親方もサウナからの帰りに脳梗塞になっています。
報道こそされていませんが、サウナ後に脳梗塞を起こしている中高年は決して少なくないのではないかと思います。
あと心臓のバクバク具合を考えると高齢者は心筋梗塞のリスクも増えるのではないでしょうか。
では中高年はどういう入浴が良いのでしょうか。
銭湯にはサウナは無いのに水風呂があるところが少なくありません。
あれはどういうことかというと、江戸時代から行われていた冷温交代浴を行う為のものです。
お湯に入ってその後に水風呂に入るんです。
そう聞くと「サウナと同じなんじゃない?」ってツッコミを入れられそうですが、お湯と言っても熱くても42度か43度位、普通は38度とか40度でサウナの90度、100度とは温度差がそこまでありません。
水風呂の水温も20度は超えていて、そこまで急激な温度変化ではないのです。
そして水風呂に入った後の体のポカポカ感が本当に気持ちがいい。
適度に熱った体を覚ましている感じで、こちらの方が血管拡張作用はあるのだと思います。
その他だと、岩盤浴や高濃度炭酸泉などは体に負担を掛けることは少ないでしょう。
若い人はサウナに入っても健康を害することはほとんど無いでしょうからそこを否定するものではありませんが、中高年の方は極力避けた方が無難では無いかと思います。
最後に、日本式のこのサウナは北欧を除いては世界的には稀な文化だと思います。
何でも取り入れる日本人が見様見真似で取り入れ、それが独自の発展をして「ととのう」いう言葉を生み出し、無意味なサウナハットが流行ったりしているのでしょう。