- 2016年05月08日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
4月に読んだ本をまとめました。
さっき気づいたのですが3月に読んだ本について書いてなかったですね。
3月に読んだ本は、スタンダールの「パルㇺの僧院」(上下)(岩波文庫版)とジェイン・オースティンの「分別と多感」(ちくま文庫版)です。
両方とも面白かったですよ♪(そんな感想でいいんかい‼‼゛(`ヘ´#) ムッキー)
と、いうことで4月はこんな本を読みました♪
〈勇気と想像力ある秘書求む。当方は隠退した聖職者。テノールの声とヘブライ語の多少の知識が必須〉そんな求人広告があったらみなさんはどう思います?ちょっと怪しくありません?
でも、主人公は行っちゃうんですよね。そして、不思議な体験をしていくんです。
このストーリーって僕はどこかで読んだか見たかしてるんですけどどうしてもそれが思い出せないんですよ。
と、いうのはそのものの本当の名前を呼ぶとその物体を支配できるというものなんです。ブラックウッドのこの小説自体は初の翻訳なんでこれを読んだわけじゃない。じゃあ、何かの映画なのかな?と考えているうちに物語は終わってしまいました(笑)
ただ、この物語を想像しながら読むとちょっと笑えるんですよ。
だって、名前を呼ぶ時に必ず歌わなきゃいけないんですよ。しかも4人で(笑)想像してみました?これでは怪奇的というよりはコメディっぽくなっちゃうのは否めないのかな。
でも、ブラックウッドの傑作と言われるだけの事はありますよ。
昔好きだった人や付き合っていた人に月日をおいて再会すると誰だって照れや気まずさを感じますよね。
アンとウェントワースの場合は婚約までしていたわけだからもうその気まずさってきっと大変なものですよね。2人は愛し合っていたのに財産が無いという理由で周りに説得され婚約は破棄されたわけだから。その心が残る2人が8年振りに再会するところからこの物語は始まります。
いや~、とにかく面白い‼
じれったくてじれったくて仕方ない‼安全地帯の歌を歌っちゃいそうですよ(笑)そして胸がキュンキュンしちゃいます(笑)
オースティンの作品は大好きで恋愛小説では彼女の作品だけは読みます。
その中でも本書は「高慢と偏見」に並ぶ傑作だと思います。これは騙されたと思ってぜひ恋愛小説を読まない方々に読んでもらいたい1冊です。
面白い短編集は読むのに時間が掛かって困っちゃう。一編一編が良作な為、余韻に浸りたくなっちゃうからなんだけど、O・ヘンリーの短編集然り、本書然り。
アラムの目から見て変わったおじさん達が現れるが子供から見た大人社会が変わっているからそういう目で特に捉えちゃうんだろうね。
そういう点ではハックルベリーフィン好きの僕にとってはたまらない1冊。
村上柴田翻訳堂シリーズの第一弾として刊行された本書だが今後のラインナップを見てみると知らない本ばかり。これは全部読まなきゃいかんでしょう!
最近は本を読むペースが落ちています。
電車の中で違うことをしているからなんですが、月に4~5冊とはいかないまでも3冊くらいは読めたらいいなぁなんて思っちゃいます。