目からうろこの整体コラム

トートバッグを脇で抱えていませんか?肩がこりにくい持ち方とは

トートバッグは、荷物を出し入れしやすく、仕事や買い物にも便利ですよね。

私の患者さんでも、普段からトートバッグを使っている方はたくさんいます。

ただ、肩こりが強い方の話を聞いていると、バッグそのものの重さだけでなく、トートバッグ特有の持ち方によって肩や腕へ余計な力を入れていることがあります。

約30年間患者さんの肩を見てきて、私がトートバッグを使う方におすすめしているのが、

バッグを体の真横ではなく、少し後ろへ回して持つこと

です。

ちょっとした違いなのですが、これだけでも肩や腕の力を抜きやすくなります。

 

トートバッグを持っている時、肩が上がっていませんか?

トートバッグを肩に掛けて、一度自分の姿勢を確認してみてください。

バッグが落ちないように、肩を少し上げていないでしょうか。

あるいは、バッグが前へ動かないように脇を締め、腕でバッグを体へ押し付けていないでしょうか。

本人は普通に持っているつもりでも、無意識にこうした力を入れている方は少なくありません。

問題なのは、バッグの重さだけではありません。

バッグを安定させるために、肩や腕の筋肉へ力を入れ続けることです。

たとえそれほど重くないバッグでも、通勤や買い物などで長時間持ち続ければ、その間ずっと同じ筋肉が働くことになります。

さらに、それを毎日のように長期間繰り返せば、首や肩、腕の筋肉の深部にはコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

トートバッグは腕で押さえ込みやすい

ショルダーバッグにはさまざまな形がありますが、トートバッグの場合、肩に掛けるとバッグ本体が体の真横あたりに来ることが多いと思います。

この位置で歩くと、バッグが前後に動いたり、腕にぶつかったりします。

すると無意識に、

脇を締める



腕でバッグを押さえる



肩にも力が入る

という持ち方になりやすくなります。

実際にトートバッグを持っている時の腕を見てみると、バッグを持っていない側の腕は自然に下がっているのに、バッグ側だけ脇が締まり、腕や肩に力が入っていることがあります。

この状態が何十分、何時間と続けば、肩への負担は当然大きくなります。

バッグを「少し後ろ」に回してみてください

そこで私がおすすめしているのが、トートバッグを肩に掛けたら、バッグ本体を体の真横から少し後ろへ回すことです。

大きく背中側へ持っていく必要はありません。

少し後ろへずらすだけです。

こうすると、バッグを体の横で脇や腕を使って強く押さえ込む必要が減り、腕を自然に下ろしやすくなります。

その状態で、一度肩をストンと下ろしてみてください。

いつもの持ち方より肩や腕の力が抜けるようなら、その位置の方が体への負担は少ないと考えられます。

大切なのは、

「後ろに掛けること」そのものではありません。

目的は、肩をすくめたり、腕でバッグを押さえたりする余計な力を減らすことです。

左右交互に持つだけでは十分ではありません

肩こり対策として、

「バッグは左右交互に持ちましょう」

と言われることがあります。

確かに、いつも同じ肩ばかりに掛けるより、左右を替えた方が一方への負担を減らすことはできます。

ただし、

右肩ではバッグを落とさないように肩を上げる。

左肩に替えても、同じように肩を上げる。

これでは、負担を受ける側を替えているだけです。

ですから私は、左右を替えること以上に、

「バッグを持っている時、肩や腕に余計な力が入っていないか」

を確認することが大切だと考えています。

荷物が重ければ、持ち方だけでは解決できません

もちろん、バッグの中身が重ければ、どのような持ち方をしても肩への負担は大きくなります。

必要のない荷物を減らす。

長時間持ち続ける時は、ときどきバッグを下ろす。

同じ側ばかりで持たない。

荷物が多い日には、両肩で支えられるリュックを使う。

こうした工夫も必要です。

特に長時間歩く日や荷物が重い日は、トートバッグの持ち方だけで何とかしようとしない方がいいでしょう。

肩こりが強い方は、バッグを持っていない時も確認してみてください

長年同じ側でトートバッグを持っている方では、バッグを下ろした後も、いつもの側の肩に力が入っていることがあります。

バッグを持っていない状態で鏡の前に立ってみてください。

左右の肩の高さが大きく違っていないでしょうか。

片方の肩だけ上げる癖が残っていないでしょうか。

長期間同じような体の使い方を繰り返していれば、その筋肉には負担が蓄積していきます。

すでに慢性的な肩こりになっている場合は、バッグの持ち方を変えることによってこれから加わる負担を減らすことと、これまで首や肩の深部に蓄積してきたコリを減らしていくことの両方を考える必要があります。

トートバッグを持ったら、一度肩の力を抜いてみましょう

トートバッグは、とても便利なバッグです。

肩こりがあるからといって、使うのをやめる必要はありません。

大切なのは、どのように持っているかです。

次にトートバッグを使う時は、

バッグを肩に掛ける。

少し後ろへ回す。

腕を自然に下ろす。

そして、肩をストンと下ろす。

これを一度試してみてください。

「左右どちらの肩で持つか」だけではなく、「肩や腕の力を抜いた状態で持てているか」。

トートバッグによる肩への負担を減らすには、こちらの方が大切だと私は考えています。


 

横に掛けると肩が上がります。

 

後ろに持っていくと肩が下がります。

肩関節の前に引っ掛けます。

 

肘で押さえるのがポイントです。

 

 

 

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