- 2017年03月13日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 肩こり肩の症状
肩こりを防ぐトートバッグの持ち方。昔の考えを改めました
今回は、昔書いたブログを読み返していて、私自身の考えが変わっていることに気づいた記事です。
当時の私は、ショルダーバッグやトートバッグによる肩こりを防ぐために、
「いつも同じ肩に掛けず、左右交互に掛けましょう」
と書いていました。
もちろん、同じ側ばかりに掛け続けるよりは、左右を替えた方が負担を分散できると思います。
ただ、約30年間患者さんの肩を見てきた現在は、それ以上に大切なことがあると考えています。
それは、トートバッグを体の横ではなく、少し後ろに掛けることです。
なぜバッグで肩がこるのでしょう?
肩こりの原因はいろいろあります。
近年は、パソコンやスマートフォンを長時間使うことも大きな原因の一つですが、ショルダーバッグやトートバッグも、昔から肩こりにつながりやすいものとして知られています。
肩こりを起こしやすい動作の一つが、筋肉へ持続的に力を入れ続けることです。
バッグを肩に掛けた時、ずり落ちないように無意識に肩を上げたり、腕でバッグを体に押し付けたりしていないでしょうか。
この状態が長く続くと、首から肩にかけての筋肉が休めなくなります。
重いバッグを持った時だけでなく、軽いバッグでも、何時間も力を入れ続ければ筋肉には負担がたまります。
いつも同じ肩に掛ける理由
普段バッグを掛けている側とは反対の肩に掛けると、すぐにずり落ちてしまうという方がいます。
落ちないようにしようとすると、意識的に肩を持ち上げなければなりません。
ところが、いつも使っている側では、それほど意識しなくてもバッグが落ちません。
これは、長年バッグを掛け続けてきたことで、その側の肩を少し上げたり、体を傾けたりする姿勢が習慣になっている可能性があります。
バッグを下ろした後も、肩や腕に力が残ったままになっている方も少なくありません。
左右交互に掛ければいいのでしょうか?
以前の私は、同じ側に負担を集中させないために、左右交互に掛けることをおすすめしていました。
今でも、片側だけに掛け続けるよりは良いと思います。
ただ、左右を替えても、バッグが落ちないように肩をすくめたり、脇を締めて腕で押さえたりしていれば、肩や首の筋肉へかかる負担そのものは残ります。
左右を替えるだけでは、根本的な解決にならないこともあるのです。
今は「少し後ろに掛ける」ことをおすすめしています
現在、私はトートバッグを使う方には、バッグを体の真横や前で抱え込まず、少し後ろへ回して持つことをおすすめしています。
バッグが体の横や前にあると、前へずれないように腕で押さえたり、脇を締めたりする力が入りやすくなります。
一方、バッグを少し後ろへ回すと、脇で強く抱え込む必要が減り、肩や腕の力を抜きやすくなります。
大切なのは、バッグを落とさないように肩を持ち上げることではなく、肩をできるだけ自然に下ろした状態で持つことです。
ただし、バッグの形や持ち手の長さ、荷物の重さによっては後ろに掛けにくいこともあります。
その場合は、
- 荷物を入れ過ぎない
- 長時間同じ肩に掛け続けない
- ときどきバッグを下ろして肩の力を抜く
- 必要に応じてリュックを使う
といった工夫も大切です。

横に掛けると肩が上がります。

後ろに持っていくと肩が下がります。
肩関節の前に引っ掛けます。

肘で押さえるのがポイントです。
考えが変わることもあります
昔の私は、「左右交互に掛けること」が一番の対策だと考えていました。
しかし、長年多くの患者さんの肩を触り、バッグの持ち方や体の使い方を見ていく中で、今は「左右どちらに掛けるか」よりも、「どのように力を入れて持っているか」の方が大切だと考えるようになりました。
約30年間施術を続けていても、患者さんの体から新しく気づかされることがあります。
昔の考えに固執するのではなく、経験を重ねる中で、より負担の少ない方法へ考えを更新していく。
それも施術者として大切なことだと思っています。
トートバッグを持った時に肩がすくんでいないか、腕で強く抱え込んでいないか。
まずは一度、ご自身の持ち方を確認してみてください。

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