- 2023年10月11日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方施術のご案内
患者さんから、
「先生、お腹を引っ込めたいので腹筋を頑張っているんです。」
というお話をいただくことがあります。
テレビや雑誌でも、お腹を引き締めるために腹筋運動をしている映像をよく見かけますよね。
でも実は、腹筋運動だけでお腹の脂肪を減らすことはできません。
今回は、その理由についてお話ししたいと思います。
なぜ中年になるとお腹が出てくるのでしょう?
「中年太り」という言葉があります。
若い頃は気にならなかったのに、40代、50代になるとお腹周りが気になり始める方は少なくありません。
年齢とともに筋肉量が減りやすくなったり、日常生活での活動量が少なくなったりすると、消費するエネルギーも減っていきます。
そこへ若い頃と同じような食生活を続けていれば、摂取するエネルギーが消費するエネルギーを上回り、脂肪がつきやすくなります。
ですから中高年では、食事だけでなく、筋肉量や日頃の運動量を維持することも大切になってきます。
腹筋をしても脂肪は筋肉になりません
ここでよくある勘違いがあります。
「腹筋をすれば脂肪が筋肉に変わる」
そう思っている方もいらっしゃいますが、それは違います。
脂肪と筋肉はまったく別の組織です。
脂肪が筋肉に変わることも、筋肉が脂肪に変わることもありません。
筋トレとは、筋肉に負荷をかけて筋力や筋肉量を高めていく運動です。
つまり、腹筋を鍛えれば腹筋そのものは鍛えられますが、その上にあるお腹の脂肪だけが直接減るわけではありません。
部分痩せは基本的にはできません
「お腹だけ痩せたい。」
「二の腕だけ細くしたい。」
このようなお話もよく聞きます。
しかし、特定の場所を運動したからといって、その場所の脂肪だけを狙って落とすことは基本的にはできません。
お腹の脂肪を減らしたい場合も、腹筋運動だけではなく、体全体の脂肪を減らしていくことを考える必要があります。
お腹を引っ込めるために大切なこと
お腹周りをすっきりさせるためには、
- 食事内容を見直す
- 全身の筋肉を鍛える
- ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる
この3つを組み合わせることが大切です。
特に脂肪を減らすためには、食事の見直しが重要です。
そのうえで筋トレや有酸素運動を続け、筋肉量や活動量を維持していく。
腹筋だけを何百回も行うより、私はその方が健康的だと考えています。
中高年の筋トレは少し考え方が違います
そして、ここは私が約30年間患者さんの筋肉を施術してきて、とても大切だと感じているところです。
40代、50代になってから、
「運動不足だから鍛えなければ」
と急に強い筋トレを始める方がいます。
もちろん、筋肉を鍛えることは大切です。
しかし、強い負荷を繰り返し、その疲労を十分に回復させないまま運動を続ければ、筋肉には疲労が蓄積し、次第に固くなっていきます。
せっかく健康のために運動を始めたのに、肩や腰、膝を痛めて運動をやめてしまっては本末転倒です。
特に中高年では、
「鍛えること」と「筋肉の柔軟性を保つこと」
この両方を考えることが大切だと思っています。
まとめ
「腹筋をすればお腹が引っ込む。」
そう思われがちですが、実際はそう単純ではありません。
腹筋を鍛えることと、お腹の脂肪を減らすことは別の話です。
お腹周りをすっきりさせたいのであれば、
食事を見直し、全身を動かし、筋肉量を維持する。
そして中高年では、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、疲労をため込まず、筋肉の柔軟性を保つことも忘れないでください。
健康のための運動なのですから、無理をして体を痛めるのではなく、長く続けられることが一番大切です。

中高年の筋力維持や運動については、こちらの記事でも詳しくお話ししています。
📌「40歳を過ぎたら筋力維持を始めましょう」
