- 2015年07月23日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 肩の症状背中・腰の症状
以前、日本国民の総金融資産が1700兆円に達したなんてニュースをやっていましたがあるところにはあるという事で、ホントに日本人は貯めるのが好きな国民なんですね。
でも、「ためる」は「ためる」でもこの「溜める」も日本人に多いんです。
何を溜めるかと言うと「コリ」です。
みなさん、コリは蓄積するって知ってました?
あまりこのような事は言われていないのでほとんどの方がご存知ないのではないでしょうか。
ここでは一番身近であろう肩コリについてお話ししていきますね。
現在肩コリがひどい方は昔を思い出してみて下さい。
「肩が凝ったなあ」と思っても一晩寝ればコリ感が無くなってるってありませんでした?
この一晩寝て楽になるというのは決してコリが取れているかではなく、まだ筋肉に余裕があるため感覚的に楽になっているだけなんです。
このような肩が凝るような生活を続けていくと徐々に深部の方から固まり寝てもコリが取れないという事が起こってきます。
別の言い方をすれば筋肉の許容範囲を超えたという事ですかね。これが慢性の肩こりです。
ですから、普通のマッサージ等を受けても深いところのコリは残るので完全にはすっきりしないですし、すぐにコリ感が戻ってくるという事になるのです。
では、この深部のコリを放置するとどうなるのかというと、肩こり自体は本当にひどくなると感覚が鈍化し肩こりは感じなくなり、その後腕や仕舞には指先までシビレ感が出てきます。
つまり2次的な症状が出てくるんです。そこまで行くと本当にひどい状態ですけどね。
また、感覚が鈍化する前に腕にシビレ感が出る方も多くいらっしゃいます。こちらの方が一般的だと思います。
これは腰痛に関しても全く同じで座位での姿勢が崩れた状態が長時間続くと腰の筋肉がコリ、長期間に渡り続くと慢性の腰痛へて移行していきます。
では、これら慢性のコリはどうすればいいのでしょう?
答えは深部からコリを取り除く‼︎これしか方法はありません。
でも、深部のコリを取り除くって?表面的なマッサージではすぐに戻ってしまいますし、ストレッチをしても有酸素運動をしても何か残っているような感じがする。
手前味噌になってしまいますがトリガーポイント療法等の筋肉の深部へとアプローチ出来る施術を受け、一度深部のコリを崩す事しか方法はないのです。
ここで注意なのですが長期間、固めてしまったコリは徐々に取れにくくなるという事です。
つまり、コリの蓄積の年月と深部のコリを取り除く時間は比例するという事が言えると思います。
2年前からコリが辛くてという方と30年来我慢しているという方とではコリの取れやすさが違うという事なのです。
ただ決して取れないという事ではありませんのでその点はご安心ください。
深部からコリが取れた後は定期的にメンテを行うのもいいですし、運動をしてコリにくくしていく、もしくは前回肩コリを起こす姿勢についてお話ししましたが、肩をすくめないように注意をしコリを出にくくしていくという事になっていきます。
せっかく深部のコリを取り除いてもまた蓄積してしまっては同じ事になってしまいますので。
このような施術やご自身の努力によってコリ難い体質への移行は可能なのです。