- 2017年02月13日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 頭・首の症状
作日、頭痛と首のコリの話を書きましたが、ちょっと面白い話を思い出したので書きますね。(もし、昨日の投稿を読んでいらっしゃらない方はぜひお読みくださいね♪)
まだ、僕が五反田の整体院で雇われ院長として働いていた時のことです。19年位前の話ですね。
その整体院には、宝塚歌劇団の方がよくいらしてたんですね。
本当にみなさん身体にきつい症状が出ていたのを覚えています。
そんな中、ある組の準トップの方がいらして数日前から頭痛が治らないとおっしゃるんです。
その整体院の方針として、背骨の矯正(いわゆるバキバキ)をやらなければならないので、僕に与えられた時間は20分程だったんです。
(ちなみに僕は矯正が出来ない訳ではなく、やる意味が無いからやらないだけですからね(^^))
当時はもう、トリガーポイントの考え方が僕の中にありましたから、首の上部のコリを取りに行ったんです。
しかし、首の上部のコリを取っても頭痛が治らないんですね。
他に考えられるところを色々押して行ったんですが、やはり頭痛は取れない。
と、いう事は筋肉以外の事を考えなきゃいけないのかと考えながら顎のまわりの咬筋を押してみたらそれが頭に響いたんです。
どういうことかというと、舞台でいつも表情を作っている為、顔の筋肉がハッてしまい、そこから頭痛を出していたようなんです。
表情筋まわりのコリを取ってあげたらその方の頭痛は消えてしまいました。
僕に取ってはマニュアル通りではダメだといういい経験になりました。
それから、本に載っていない自分で見つけたトリガーポイントも随分あります。
やはり、整体は奥が深いという事と生涯勉強という事ですね。