- 2026年05月27日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方膝・足の症状
過去2回にわたって「膝」のお話をしてきましたが、膝の痛みの原因の大半が**「筋肉」**にあるということが、だんだんお分かりいただけたかと思います。
では、ここで疑問が浮かびますよね。
「じゃあ膝痛の場合、膝の周りの筋肉をほぐせば痛みは取れるの?」
答えは……半分YESで、半分NOです!
実は、膝の痛みが出てからそんなに時間が経っていない方(例えば1〜2ヶ月程度の方)であれば、膝の周りの筋肉をほぐすだけで、すんなり痛みが取れるケースはとても多いです。
ですが……「もう数年も痛みを我慢しながら生活してきたんだよね」という重症の方の場合、そう簡単にはいきません。
なぜだと思いますか?
理由は、筋肉のハリがどんどん「広く」「強く」育ってしまうからです。
痛みが出ているのに無理をして我慢を続けていると、体は痛い部分をかばおうとします。すると、ハリがある範囲がまるでドミノ倒しのように広がっていくんです。そして筋肉はより固まっていきます。
最初は膝の周りだけだったコリが、
- 腿(もも)の前側にある「大腿四頭筋」へ広がり……
- 腿の裏側にある「ハムストリング」の上部までガチガチになり……
- 最終的には、お尻の筋肉(臀部)にまでハリが広がっていきます。
こうして「痛みの包囲網」が完成してしまうわけです。
この状態まで進んでしまうと、いくら膝の周りのコリだけをピンポイントで取っても、楽に感じるのは一瞬だけ。すぐに痛みが戻ってきてしまいます。
そりゃそうですよね、痛みを出している黒幕(筋肉)の範囲が、足全体にまで広がってしまっているのですから。
だからこそ、長年悪化させてしまった膝痛は、膝だけを診てもダメなんです。お尻、腿、ふくらはぎ……と、「足全体」をセットで丁寧にほぐしていかないと解決しません。
これ、実は膝痛に限った話ではないんですよ。
肩こり、腰痛、坐骨神経痛なども、みんな全く同じ性質を持っています。コリは放っておくと、どんどん「お友達」を増やして広がっていくんです(笑)。
ですから、どうか我慢はなさらないでくださいね。
「おかしいな?」と思ったら、早めに対処してコリを溜め込まないようにしていくことが、本当に大切です。
「最近、膝の痛みが上の方まで上がってきた気がする……」そして「膝の痛みが増して来ている」という方は、コリが広がっているサインかも。手遅れになる前に、ぜひお気軽にご相談くださいね!

