- 2015年07月10日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 肩こり肩の症状
私の大好きな戯曲の一つに、井上ひさしさんの**『頭痛肩こり樋口一葉』**があります。
中学生の頃、NHK教育テレビの「芸術劇場」でこの作品を観て以来、舞台が好きになりました。今でも井上ひさしさんの代表作の一つだと思っています。
主人公の樋口一葉は、若くして家督を継ぎ、一家を支えるために朝から晩まで働き続けます。
裁縫や内職、本を読み、机に向かって執筆する毎日。そして、作中では頭痛や肩こりにも悩まされ、軟膏を塗りながら仕事を続ける姿が描かれています。
中学生だった私は、
「肩こりや頭痛の人は大変なんだな」
という程度にしか感じていませんでした。
しかし、整体師になって30年近く経った今改めて作品を見ると、
「これは肩がこることばかりしているな」
と思わずにはいられません。
肩をすくめるクセはありませんか?
肩こりで来院される方を施術していると、多くの方に共通していることがあります。
それは、無意識に肩へ力が入り続けていることです。
細かい作業をしている時。
集中してパソコンを使っている時。
緊張している時。
知らないうちに肩が少し持ち上がり、その状態が長時間続いていることがあります。
本人は気付いていなくても、首や肩の筋肉は休めず、疲労が蓄積しやすくなります。
パソコン作業でも同じことが起こります
現代ではパソコン作業をする方が非常に多くなりました。
キーボードを打つ時も、マウスを操作する時も、集中すると肩に力が入りやすくなります。
もし今この記事をパソコンで読んでいるなら、一度肩を意識してみてください。
少し上がっていたり、力が入っていたりしませんか?
ほんの少しの緊張でも、それが何時間も続けば肩への負担は大きくなります。
私がおすすめしている簡単なリセット方法
私が患者さんによくお伝えしている方法があります。
それは、
一度思い切り肩をすくめて、そのままストンと力を抜くこと。
これを数回繰り返します。
肩を一度大きく上げることで、
「こんなに力が入っていたんだ」
と気付きやすくなり、その後に自然な肩の位置を感じやすくなります。
デスクワークが長い方は、1〜2時間に一度、この動作を取り入れてみるのもよいでしょう。
肩こりはこれだけが原因ではありません
もちろん、肩こりの原因は一つではありません。
姿勢や筋力のバランス、長年蓄積したコリ、生活習慣など、さまざまな要因が重なっていることが多くあります。
そのため、この方法だけで全ての肩こりが改善するわけではありませんが、肩へ力が入り続けるクセに気付くきっかけにはなると思います。
樋口一葉の努力に改めて感動します
改めて作品を見返すと、一葉は頭痛や肩こりを抱えながら家族を支え、後世に残る数々の名作を書き上げました。
その努力は本当に並大抵のものではありません。
そして、お金に苦労した彼女が、後に五千円札の肖像となったことには、不思議な巡り合わせを感じます。
作品を楽しみながら、
「肩に力が入っていないかな?」
と自分の体にも少し意識を向けてみる。
そんなきっかけになれば嬉しいです。

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