- 2011年05月30日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- ママもプレママも
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赤ちゃんと一緒でも大丈夫
育児と肩こり、腰痛の関係性
- 2011年05月30日
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僕の治療院にもよく若いお母さんがいらっしゃいます。
症状は腰痛、肩こりとさまざまですが育児により出てきたものであることは間違いがありません。
そんなお母さん方を診ていて思うことは、やはり一人目よりも二人目の育児の方が症状がきつく出てくるということです。
これに関しては年齢を重ねたからという意見もあるでしょう。でも、やはり僕は疲労の蓄積だと思います。
一人目の育児の時は、まだ筋肉的にも余裕があり少々体がつらい状態になってもしばらくすると楽になってくるということがあるでしょうが、二人目以降になってくると筋肉的な余裕が無くなり症状として重いものが出てきてしまうのです。
睡眠不足やストレスなどからくる疲労ということもあるでしょうが、ここではお母さん方の肩こりと腰痛について考えてみたいと思います。
育児をする上でおんぶと抱っこは、必要不可欠なものです。
このおんぶと抱っこが肩こり、腰痛の原因になっているということに疑いを持つ人はいないのではないでしょうか。
では何故おんぶや抱っこがそれらの症状の原因になってくるのでしょう?
おんぶについては、みなさんにもわかりやすいのではないかと思います。
おんぶ紐などを使っておんぶする場合、どうしても赤ちゃんの重さが肩にかかってきます。
まあ、食い込むという言い方でもいいのかもしれません。
それにより肩が緊張したり、圧迫を受けるため肩こりが出やすくなってしまうのです。
解決方法としてはおんぶはしない!
と、いうことはできないでしょうから肩に食い込まないような幅広の紐ということになってくるのではないでしょうか。
次に抱っこです。
最近はおんぶよりも抱っこをしている人をよく見かけます。
抱っこをしても、実は男性は余り腰にはきません。
抱っこをして腰痛を起こすのは女性が圧倒的に多いのです。
それは何故かというと、男性が子供を抱っこする際は腕力がある分、腕で抱っこする形になりますが、女性は子供を支えるだけの腕力が無い為腰を反った形で抱っこをしてしまいます。
腰を反った状態では上体の重さがもろに腰の下部にかかる為、腰への負担が極端に増してしまうのです。
そこへ持ってきて、お子さんを抱っこしているわけですからハイヒールを履いて反っている状態でいるよりも腰への負担は大きいということが言えます。
数年前に流行ったウエストポーチ型の抱っこ紐というのはそういう点からも最悪だったということが言えると思います。
では、子供の抱っこはどのようにすればいいのでしょう?
僕もいろいろと試してみたのですが、10年前にトンガというものにめぐり合いました。
これはフランス製なのですが抱っこをする際、肩にも食い込まず、子供のお尻のところは網目状になっている為、比較的安定するのです。
これを使うことにより腰の反りはずいぶん是正できるようになったと思います。
ただ、肩への負担は残りますが・・・・。
そして、今流行にもなっているスリングです。
僕はこれが究極だと思っています。
子供の安定度では、トンガよりも上ですし肩への食い込みもずいぶん広く肩を包み込むように使用するため負担は格段に減ります。そして、腰も反る状態になりにくいのです。
また、スリングはいろいろなバリエーションで使用できるというのも大きなメリットだと思います。
せっかく楽しい育児体験です。
お父さんもお母さんも体に負担を出来るだけかけることなくこの貴重な時間を楽しんでください。
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- 2011年05月29日
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背骨のズレのホントのはなし
- 2011年04月13日
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整体を受ける上でみなさんが一番疑問に思っていること、そして一番大切な話をしていきたいと思います。
背骨のズレは本当か?
よくテレビなどで「背骨がずれていますね。ボキ!はい、治りました。」
というのを見たことあるでしょ。
あれ本当だと思います?
ここでちょっと考えてみてください。
背骨がずれるというのは関節のずれですよね。
関節がずれるというのは脱臼もしくは亜脱臼ということですよね。
背骨には神経が通っているわけですから、背骨が脱臼もしくは亜脱臼を起こすとこれは半身不随になると思いませんか?
百歩譲って背骨が亜脱臼を起こしているとしましょう。
肩関節を脱臼もしくは亜脱臼をした経験のある方はわかると思いますが、亜脱臼を起こしたあとは、その関節周りが炎症を起こしてしまい、数日は痛みが取れませんよね。
ボキ!とやってその場で痛みが消えるというのは論理的にあり得ないのです。
よく、ギックリ腰を腰の骨のずれとからめて説明する治療家もいますがそうではありません。
あれは、筋肉がいわゆる筋違いを起こし、その後炎症を起こすと理解した方がいいと思います。
ここでちょっと見方を変えてみましょう。
背骨をボキボキ鳴らして関節を元の正常な位置に戻しているという理屈ですよね。それでは、指の関節をポキポキ鳴らすと関節は元の位置に戻るのでしょうか。
そうではありませんよね。
関節はただ鳴っているだけなんです。
ここまで話をしてくると、あのボキという音はどうして鳴るの?という疑問が浮かんでくると思います。
関節はそれぞれ関節包というもので包まれています。(細かく言うと関節くう)
その中には液体が入っており、これが存在することにより関節がスムーズに動くようになっています。
この関節内圧を下げることにより、瞬間的に液体が気化します。
その時に発せられるのが、ボキっという音です。
要は液体が気体になる時の音なのです。(二酸化炭素と言われています)
(1947年にイギリスにて研究論文発表される)
また、その時にゲートコントロールという麻酔効果がが起こり痛みを多少緩和させることがわかっています。
昔理科の実験で見ませんでした?
試験管内の液体に対し圧力を下げることによりポンという音をたてて気体に変化させるのを。
あれが関節の内部で起こっているんです。
その後、関節内の気体は徐々に液体に戻っていき、約20分で元の液体に戻ります。
その証拠に20分後にはまた、関節はボキボキ音が鳴るようになります。
ここまでお話してくると何となくは、ご理解いただけたのではないでしょうか。
このような話を他の整体さんが知っているのかどうかはわかりませんが、いまだに背骨ボキボキの治療法がカイロや整体の主流であるのは間違いありません。
なんとかこういう流れを変えていきたいものです。