- 2022年07月06日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
歌舞伎とは、何でも飲み込んでしまう怪物のような演劇だと僕は思っていますが、今回は宮崎駿氏の名作「風の谷のナウシカ」を歌舞伎化した舞台です。
ナウシカが歌舞伎になるの?とお思いの方も多いかと思いますが、歌舞伎の約束事を盛り込んでちゃんと歌舞伎になっていましたよ。
ワンピースが歌舞伎化出来るんですから、何でも歌舞伎化出来るんです?
3年前に新橋演舞場で昼夜通しでナウシカの壮大な世界を描きましたが、今回は映画で描かれた前半部プラス、女性騎士クシャナの物語にスポットライトを当てた構成となっています。
この舞台、何が凄いって米吉君のナウシカがとにかく可愛い?
もうこの写真見てくださいよ‼︎
普通の歌舞伎でも米吉君は可愛いですが、このナウシカの扮装をした米吉君はホントに美少女です(^^)
そしてこの幕を見てもお分かりのように舞台美術が素晴らしい‼︎
衣装もセットもお金かかってるなぁという感想ですが、それがただお金を掛けているわけではなく、大切なところにしっかりと素晴らしいセットを作っているという印象です。
構成もとてもスピード感のある無駄の無い演出になっていましたね。
そして貫禄の菊之助の演技‼︎
もう大歌舞伎の夜の部のトリを堂々と務められるようになりましたね(^^)
ナウシカは本で全7巻の大作で映画で描かれたのは確か前半部分の2巻までだったと記憶しています。
前回演舞場では昼夜通して全7巻の舞台化でしたが、今回は3部構成のうちの夜の部だけなので映画部分+αではありますが、後半はずいぶんと駆け足でしたが、それでも十分楽しめました♪