- 2026年10月13日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方
先日、Yahoo!ニュースを見ていたら、ちょっと気になる記事を見つけました。
北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が、自宅に設置された大きな「酸素BOX」の写真をInstagramに投稿したという記事です。
写真を見て、まず思ったのが、
「でかい!」
でした(笑)。
一人が横になって入る、いわゆる「酸素カプセル」を想像していたのですが、写真に写っていたのは、人が普通に中へ入れるほどのかなり大きなタイプ。
新庄監督は日頃から体のコンディショニングにはかなり気を使っているイメージがありますが、とうとう自宅にここまで大きな酸素BOXを置いたのかと、思わず記事を読んでしまいました。
また、ボクシングの那須川天心選手が酸素BOXを利用している様子を紹介した記事もありました。
こうしたものをスポーツ選手がコンディショニングの一つとして利用している例はあります。
そして当院でも高濃度酸素を利用しています。
新庄監督の酸素BOXと、当院の高濃度酸素は同じもの?
ここは最初に説明しておきたいところです。
新庄監督の自宅に設置された酸素BOXと、くすのきカイロプラクティックで使用している高濃度酸素は、同じものではありません。
酸素BOXや酸素カプセルには、BOXやカプセル内部の気圧を高めて利用するタイプがあります。
一方、当院では酸素濃縮器で作られた高濃度酸素を、整体を受けながら吸っていただく方法を取り入れています。
患者さんにはベッドに横になって施術を受けてもらい、その間に顔枕の下から高濃度酸素を送っています。
ですから、仕組みも使い方も違います。
ただ、
「体のコンディションを整えるために酸素を利用する」
という発想には、共通するところがあります。
なぜ私は整体に高濃度酸素を組み合わせようと思ったのか?
私は約30年間、筋肉を中心に多くの患者さんを施術してきました。
長期間、同じ筋肉に負担がかかり続けると、筋肉の深部にはコリが形成され、それが少しずつ蓄積していくと私は考えています。
デスクワーク、スマートフォン、立ち仕事、家事、育児、スポーツ。
日常生活の中でも、筋肉には毎日さまざまな負担がかかっています。
私の施術では、こうして長い時間をかけて形成された深部のコリを、できるだけ的確に捉えて緩めていくことを大切にしています。
でも、ある時から私は、
「施術で筋肉を緩めるだけでなく、その後の筋肉の回復まで考えたらどうだろう?」
と思うようになりました。
そこで注目したのが酸素でした。
酸素は体の回復に欠かせないもの
私たちの体にとって、酸素はなくてはならないものです。
体がエネルギーを作り、疲労した体が回復していく過程でも酸素は使われています。
それなら、
施術で硬くなった筋肉を緩めながら高濃度酸素を取り入れれば、筋肉の回復を後押しできるのではないか。
そして、筋肉がより良い状態を保ちやすくなれば、結果として施術で緩めた筋肉も再び固まりにくくなるのではないか。
私はそう考え、高濃度酸素を施術に取り入れることにしました。
もちろん、
「高濃度酸素を吸えば、それだけでコリが取れる」
という意味ではありません。
長い時間をかけて筋肉の深部に形成されたコリは、やはり施術によって少しずつ取り除いていく必要があります。
あくまでも、
施術で深部のコリを緩める
+
高濃度酸素で筋肉の回復を後押しする
というのが、私の考え方です。
実際に取り入れてみて、私自身が驚きました
高濃度酸素を導入してから、私自身が一番驚いたのは患者さんの施術間隔でした。
以前は、慢性的な肩こりや腰の張りなどで定期的に来院されている患者さんの場合、
2週間くらい施術間隔を空けるのがやっと
という方が多くいらっしゃいました。
ところが、施術中に高濃度酸素を取り入れるようになってから、
3週間、4週間と施術間隔を空けられる患者さんが増えてきたのです。
これは私にとって、かなり大きな変化でした。
約30年間、筋肉を中心に施術を続けてきましたから、同じ患者さんがどのくらいの期間で再び筋肉が固くなってくるのかは、ずっと見続けています。
その患者さんたちの施術間隔が以前より長くなってきた。
これは施術をしている私自身が、はっきり感じた変化です。
もちろん、すべての方が同じように変化するわけではありません。
また、
「施術間隔が延びたのは、すべて高濃度酸素のおかげです」
と断定することもできません。
それでも、導入前と導入後を長く見ている私にとって、とても興味深い変化だったことは間違いありません。
だから現在も、整体と高濃度酸素を組み合わせています。
「整体か酸素か」ではありません
当院で高濃度酸素を取り入れているというと、
「酸素を吸えば肩こりが良くなるんですか?」
と思われるかもしれません。
私はそう考えているわけではありません。
私が約30年間施術をしてきて一番大切にしているのは、あくまでも筋肉の深部に蓄積したコリをきちんと捉えることです。
長年蓄積したコリをそのままにして、高濃度酸素を吸うだけで何とかしようという考えではありません。
だから、
整体か、高濃度酸素か。
ではなく、
整体+高濃度酸素。
施術によって筋肉を緩め、そこに高濃度酸素を組み合わせる。
この組み合わせに意味があるのではないかと私は考えています。
新庄監督の記事を見て、改めて思ったこと
今回、新庄監督の自宅に大きな酸素BOXが設置されたという記事を見て、
「プロスポーツの世界でも、酸素をコンディショニングに利用している人がいるんだな」
と改めて思いました。
もちろん、新庄監督が使っている酸素BOXと、当院の高濃度酸素は仕組みが違います。
また、新庄監督や那須川天心選手が利用しているから、高濃度酸素に特別な効果があるという話でもありません。
ただ、体を使うことを仕事にしている人たちが、日頃からコンディションを整える方法の一つとして「酸素」に注目しているというのは興味深いことだと思います。
私も約30年間、人の筋肉を触り続けてきました。
そして現在は、
深部のコリを施術で緩めることに加えて、その後の筋肉の回復まで考える。
その一つの方法として、高濃度酸素を取り入れています。
新庄監督の巨大な酸素BOXを見ながら、
「やり方は違うけど、注目しているところは同じなんだな」
と、ちょっと嬉しくなりました(笑)。
これからも患者さんの体の変化を見ながら、整体と高濃度酸素の組み合わせを続けていきたいと思っています。

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