- 2015年09月18日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
- 整体の考え方
「背骨がずれている」と言われたことはありませんか?
整体院や接骨院で、
「背骨がずれていますね。」
「骨盤がずれていますね。」
と言われた経験のある方は多いのではないでしょうか。
テレビでも、整体師が背骨をボキボキと鳴らし、「これで背骨のズレが戻りました。」というような場面を見かけることがあります。
では、本当に背骨はそんな簡単にずれてしまうものなのでしょうか。
私は約30年間、多くの患者さんを施術してきましたが、一般的に言われるような「背骨がずれたから痛みが出る」という考え方には疑問を持っています。
背骨が本当にずれたらどうなるのでしょう?
「背骨がずれた」と聞くと、骨が本来ある場所から動いてしまったようなイメージを持つ方が多いと思います。
しかし、もし本当に関節が大きくずれてしまえば、それは脱臼に近い状態です。
肩を脱臼した経験のある方なら分かると思いますが、脱臼すると強い痛みが出て、普通に動かすこともできません。
ところが、肩こりや腰痛の患者さんにそのような状態が起きているでしょうか。
ほとんどの場合、そのような強い炎症や痛みはありません。
私は、このことからも「背骨がずれているから痛い」という説明だけでは十分ではないと考えています。
ボキボキ鳴る音は骨が戻る音ではありません
では、ボキボキという音は何なのでしょうか。
これは骨が元の位置へ戻る音ではありません。
関節の中には液体が入っています。
関節に瞬間的な力が加わることで、その液体の中に気泡ができ、それがボキッという音になります。
一度指をボキボキ鳴らすと、すぐにはもう一度鳴りませんよね。
これは関節の中の状態が元に戻るまで時間がかかるためです。
つまり、音が鳴ったからといって、骨が元の位置へ戻ったというわけではありません。
私が重視しているのは筋肉です
以前のブログでも書きましたが、骨は筋肉によって支えられています。
筋肉に長年コリが蓄積すると、その筋肉が骨を引っ張り、姿勢やバランスに影響を与えることがあります。
私は約30年間の施術経験から、肩こりや腰痛、体のゆがみの多くは、こうした筋肉の状態と深く関係していると考えています。
そのため、施術では骨だけを見るのではなく、筋肉のコリを取り除くことを最も大切にしています。
筋肉の状態が改善すれば、それまで筋肉に引っ張られていた体のバランスも、自然と変化していくケースを数多く見てきました。
まとめ
「背骨がずれている」と言われると、不安になってしまう方もいるでしょう。
しかし、私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた経験から、痛みの原因は骨そのものではなく、筋肉のコリにあることが多いと考えています。
だからこそ、私はボキボキと骨を鳴らすことよりも、痛みの原因となっている筋肉を丁寧に見つけ、一つひとつ取り除いていく施術を大切にしています。

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