目からうろこの整体コラム

マッサージガン、本当に肩こりに効果があるのでしょうか? ~正しい使い方を知って、筋肉を守りましょう~

数年前から「マッサージガン」が大きな話題になりました。

患者さんからも、

「先生、あれって肩こりに効くんですか?」

と聞かれることが何度もありました。

私はそのたびに、こうお答えしています。

「使い方によります。」

 

日本と海外では使われ方が違います

日本では、

「肩こり」

「首こり」

「腰痛」

などに使うイメージで紹介されることが多かったように思います。

しかし、もともとはスポーツ後の筋肉のケアを目的として使われることが多い器具です。

運動後の、

  • 太もも
  • ふくらはぎ

などの疲労した筋肉を軽く刺激し、ケアするために使用します。

コリは「叩いて」取るものではありません

マッサージガンは、高速で前後に動く「ピストン運動」です。

つまり、筋肉を細かく叩いている状態です。

もちろん、気持ち良さを感じる方もいるでしょう。

しかし私は約30年間の施術経験から、慢性的なコリは、叩くだけではほとんど変わらないと考えています。

慢性的な肩こりや腰痛では、長年にわたって同じ筋肉へ負担がかかり続けています。

その負担が積み重なることで、コリが少しずつ蓄積し、深部まで固まっていきます。

ですから、表面から振動を与えるだけで、長い年月をかけて深部まで固まったコリを取り除くことは難しいと私は考えています。

私が施術で大切にしているのは、深部まで固まったコリを見つけ、適切な角度から圧を加え、少しずつ取り除いていくことです。

強く押し当てるのはおすすめしません

気になる場所に、

「もっと効かせたい」

と思って強く押し付ける方もいます。

しかし、それはおすすめできません。

以前ブログでもお話ししたように、筋肉は強い刺激や長時間の刺激を受けると、反発して硬くなることがあります。

これはマッサージチェアでも同じです。

刺激が強ければ強いほど効果が高いわけではありません。

むしろ翌日に、

「前より張ってしまった。」

ということもあります。

首や肩への使い過ぎにも注意

特に首や肩は、とてもデリケートな場所です。

強い振動を長時間与えることはおすすめできません。

また、一か所に何分も当て続けるのではなく、軽く滑らせるように短時間で使用する方がよいでしょう。

私がおすすめする使い方

マッサージガンを使うのであれば、スポーツやウォーキングの後に、脚や腕などの筋肉へ軽く当てる程度で十分です。

「深部のコリを叩いて取ろう」

と考えるのではなく、

「運動後の筋肉をやさしくケアする」

というイメージで使うのがよいと思います。

運動による一時的な筋肉の疲労と、何年もの負担によって蓄積し、深部まで固まった慢性的なコリは、同じように考えない方がよいというのが私の考えです。

まとめ

マッサージガンは便利な道具ですが、万能ではありません。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた中で、慢性的な肩こりや腰痛では、長年の負担によってコリが蓄積し、深部まで固まっていると考えています。

そのため、深部まで固まったコリを、表面から強く叩けば取れるというものではありません。

どんな健康器具でも、「強く」「長く」使えば良いわけではありません。

マッサージガンは「コリを叩いて取る道具」ではなく、運動後などの筋肉を軽くケアするための道具として使う。

私は、そのくらいの使い方がちょうどよいと考えています。

 

 

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