- 2023年05月21日
- くすのきカイロプラクティックオフィス
あー、もったいない。
その言葉しか出てこない。
当時、亀治郎が澤瀉屋を背負って行こうと決意した時期がこの「お染七役」の頃だったと思う。
この頃から「三代目猿之助四十八撰」の演目を積極的に演じるようになった。
それまで女方のイメージが強かった亀治郎の決意が伺えた。
それ以降様々な舞台を観させてもらった。
四代目猿之助が勤める舞台は華やかで観客に対するサービス精神に富んだ楽しい舞台ばかりだった。
チラシは無いが特に浅草歌舞伎で演じた「敵討天下茶屋聚」、明治座で観た「天竺徳兵衛韓噺」は特に楽しかった。
猿之助を襲名した後も「ワンピース」をはじめ多くの舞台で楽しませてもらった。
今月も「御贔屓繫馬」を観て来たがとても楽しい舞台だった。
これが最後になんてなって欲しくない。
これだけ重大な事をしでかしたのだからそれなりの償いはしなければならないだろう。
何年先になるのかもう舞台に上がれないのかもしれないが、それでも歌舞伎ファンは彼の復帰を願っていると思う。
もう一度、彼の「黒塚」を観てみたい‼︎