目からうろこの整体コラム

首を鳴らすとなぜ悪い

僕の施術を受けているみなさんは、背骨をボキボキ鳴らすのは何の意味もないというのはご存知だと思います。

 

では自分で首をボキボキ鳴らす人がいますがあれはどうなのでしょう?

 

ボキボキ鳴らす事に何の意味も無いと先に書きましたが、一応効果は3つあると言われています。

 

ボキボキ鳴っている音の正体は、関節包にある液体が内圧が高まる事によって気化する時の音です。

液体が気化するので容積が増える為、関節内に隙間が出来動かしやすくなります。

それが一点目。

 

もう一つは、ボキボキ鳴らす事で神経レベルで痛みを遮断するゲートコントロールという作用が起こります。

ですから、一定時間痛みを軽減させる作用があると言われています。

一定期間ってどのくらいかというと大体20分程度です。

気化した物が再び液化するまでの時間と考えていいでしょう。

 

あと一点はプラシーボです。

ボキボキ鳴らす事で骨格が矯正されたような気がして痛みが改善したような気がするという物です。

暗示にかかるという事ですね。

 

自分で首を鳴らす場合、首や肩のこり感が気になり鳴らし出すでしょうから、鳴らす事で少し楽になる感じがするのです。

 

上にあげた3つの効果のうち主にゲートコントロールが作用していると考えられます。

動かしやすくなるからというのもあるかもしれませんが、少なくともプラシーボでは無いでしょう。

 

少しでも楽になるのであれば、ボキボキ鳴らしていればいいと思われるかもしれませんが、決してそういう物では無いのです。

 

上に書きましたが、一度骨を鳴らすとその後20分するとまた鳴らすことが可能になります。

つまり、1日に何度もボキボキ鳴らしてしまうのです。

1日に一度程度では特に悪影響は無いのですが、何度も何度も鳴らすのを長期間続けて行くと関節が緩んで来ます。

関節が緩むのでそれを保護しようと頚椎の周りの靭帯が硬直して来ます。

 

つまり、自分でムチウチの症状を作り、首を硬直化させて行くのです。

 

最近はスマホやノートパソコンの影響で首のこりは国民病と言えるほど増加しています。

 

これは確証が取れた話ではありませんが、そういう人が増えているという事は首をボキボキ鳴らす人も増えていると考えられるのではないでしょうか。




痛みが移動するってどういうこと?

腰痛や肩こりで来院頂く方が多いですが、施術を受けて行くにつれて「腰は痛くなくなったんですが、肩こりが」とか「今度は膝が痛いんです」とおっしゃる方が案外多いんですよね。

 

肩こりなどでは、「右肩のこりがきつかったんですが、最近は背中が重くて」という事もあります。

痛みが移るなんて言われたりしますがこれはどういう事なのでしょうか?

 

人の身体はそもそも痛みを感じる場合、1番きつい場所に意識がいってしまいます。

腰痛がきつければ腰、肩こりがきつければ肩という具合です。

 

しかし、腰痛が辛いからと言って肩が凝っていないわけではありません。

腰痛を持っている方は肩こりもあるケースがとても多いんですよね。

あまりに腰痛が辛いんで肩こりが気にならなかっただけなんです。

 

施術をして行くと、徐々に痛みが解消されて行きますので2番目に辛いところが辛く感じるようになるんです。

 

2番目が解消して来ると3番目がという感じです。

 

僕の施術は基本全体的にやらせて頂きますが、1番気になる箇所にかける時間はどうしても多くなります。

時間の制約の中で施術をする関係上、コリ感が移動するという事どうしてもが起こるのです。

 

ここまで読んで頂いておわかりのように、新たに痛みが発生したわけでは無く、固まっていた箇所が気になり出したという事なんです。

ではどのように改善させて行くかというと、一箇所一箇所潰して行くしか方法はありません。

 

固まっているものを一度崩せれば、その箇所も徐々に取れやすく、コリにくくなって行きます。

 

このように一度固めてしまったコリというものは一般的に言われている以上に厄介なんです‼︎




筋肉とコリの性質を知ってください。

「マッサージや整体に行ってもその時だけですぐに戻っちゃうんです」という事をよく聞きます。

どうしてすぐにこり感が戻るのか考えた事がありますか?

 

世間では全くと言っていいほど言われていませんが、こりは日々溜まって行くものなんです。

こりは蓄積して行くという事です。

 

どういう事でしょう?

 

肩こりや腰痛で悩んでいる方は昔を思い出して頂きたいのですが、肩が凝ったなぁと思っても一晩寝れば治っているという事があったと思います。

腰痛も同じで昔は一晩寝れば落ち着いていたと思います。

それがいつの日からか寝てもいっこうにこり感が取れない、むしろ年々酷くなってくるという状態になって来ます。

 

どうしてそういう事が起こるのかというと先程言ったようにこりは蓄積するからです。

 

最初のうち一晩寝て楽になったからと言って決してコリが取れているわけではありません。

筋肉も柔軟性があってコリ感を感じなくなるのです。

一晩寝て楽になったからと言ってコリが取れているわけではないのです。

 

日々肩が凝るような生活を続けて行くと筋肉が深部で固まり徐々にコリ感が一晩寝ても取れなくなります。

筋肉の許容範囲を超えてしまうのです。

 

これが慢性の肩こりの入り口です。

 

そんな生活を我慢して続けて行くとどんどん深部で固まり肩こりだけではなく、手が痺れたり頭痛が出たりとそんな二時的な症状も引き起こして行くのです。

 

痺れの原因も神経からのものではなく、筋肉のコリが引き起こすものが圧倒的に多いですし、頭痛もしかりです。

 

普通のマッサージや整体は基本的に筋肉の表面しか押しません。

深いところのコリを取るという概念が無いんです。

 

もう一つ筋肉のコリを取り除いて行くには固めてしまってからの年月が重要になって来ます。

固まって1、2年のものでしたらすぐに深部まで取れ、コリの戻りもあまり起こりません。

しかし、10年・20年と固めてしまったコリは深部まで取るにも時間が掛かりますし、何より戻りが出ます。

 

10年・20年固まった状態が普通になっていた物を急にコリを取っても、固まった状態が普通になっているものですから何もしなくて固まる方向に行ってしまいます。

 

では、深部まで固まったコリを出ないようにして行くにはどうしたらいいでしょうか?

 

答えは一つしかありません。

 

まずは深部のコリまでしっかりと取り、その後は筋肉は凝る方に引っ張られますからそれをまた取り除く。

コリが出ては取り、出てはコリを定期的に繰り返しながら筋肉に余裕を持たせて行くのです。

 

最初は2、3日しか保たなかったものが、1週間持つようになり、2週間保つようになりという具合にコリ感が出にくくなってくるのです。

 

「昨日は肩凝ってたんです。今は治っちゃいました」とか「先週腰痛があったんですが、自然に治っちゃいました」という話もよく聞きます。

 

上で書いた事をご理解頂ければ、それはまだ筋肉に余裕があるだけだというのがわかります。

 

もう一つ大切なのは筋肉が凝り固まった場合自然にコリが取れるという事は無いという事です。

表面的なコリでしたら有酸素運動やストレッチで取ることは可能です。

しかし、深部まで固まったコリは有酸素運動やストレッチでは取れません。

筋肉はゴムと同じ性質があり、ストレッチをしても本当に固まっている場所は伸びず周りの余裕のあるところが伸び、本当に固まっているところは伸びません。

深部まで固まった筋肉は押圧で強制的に取り除くしか方法はありません。

 

こんな事を書くとよっぽど強押しだと思われるかもしれませんが、深部のコリを取り除く技術は力ではありません。

押す角度なんです。

その証拠に力で押すと揉み返しが出やすいですが、僕の施術で揉み返しが出る事はまずありません。

 

最後は宣伝のようになってしまいましたが、筋肉の性質を知って頂くと解決の方法が見えて来ると思います。




顔の筋肉も凝るんです

先日新たな発見をしたんです。

何気なく頬っぺたの頬骨の下を押したら奥歯の方に関連痛が起こったんです。

 

関連痛は普通に凝っただけでは起こりません。

よっぽど凝り固まらないと起こらないんです。

 

顔の筋肉が凝って頭痛が出たりする事例はあるんですが、まさか頬っぺたを押して歯に響くとは。

そこで顔の色々な箇所を押してみたんです。

頭皮を押してもどこかに響いてるし、顎関節周りを押しても歯に響く。

顎を押してもやはり響きがあるんですよ。

首と顔の付け根を押しても響くし、極め付きは顎の下を押すと舌に響くんです。

これどうなってるの?

 

僕は1年前からプライベートではマスクを外してましたが、整体院ではしてました。

という事はほとんどマスク生活だったと言っていいんですよね。

このマスク生活の3年で起こった自覚症状と言えば

 

・口が開けにくくなった

・唾が飲み込みにくくなった

・ずっと喋っているとロレツが回らなくなった

・ほうれい線とマリオネット線がくっついて超老け顔になった😱

 

という事でしょうか。

試しに二日間顔のコリを取っていったところ

 

・頭と目がスッキリした

・目が少し大きくなった(ような気がする)

・口が開けやすくなった

・喋りやすくなった

・唾が飲み込みやすくなった

 

という変化が生まれ、見た目にもコロナ前の顔に少し戻った感じがします。

マスク生活が長期化し顔と首が凝り固まったという事でしょう。

顎の下の筋肉を押して舌に響くという事はそこのコリを取ると誤嚥の予防にもなるのではないでしょうか。

 

また、高齢になって表情が乏しくなるのも感情の問題だけではなく顔の筋肉のこりも影響しているのかもしれません。

 

これから僕の技術を駆使し、自分の顔を実験台に3ヶ月程度を掛けて頭皮、顔、首の筋肉のコリを取り除いてどのような変化があるかやってみたいと思います。

 

3ヶ月後乞うご期待‼︎

シップの効能

湿布薬って巷に氾濫してますよね。

 

昔「えっ」て思ったのが、「ごんべさんの赤ちゃん」って童謡があるでしょ。

 

♪ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた、そこで慌ててシップした♪

 

って歌詞。

風邪ひいてシップ?って凄い違和感があったんですが、これの原曲は米国民謡のようでそこに歌詞を当てたんですが、その当時湿布薬は万能と考えられていたんでしょうね。

 

その万能という考えは昔程では無いですが、今でもあるように思います。

 

腰が痛かったり肩が凝っていたりしたら、とりあえずシップって事に今現在なっているように思います。

整形外科に行っても必ずと言っていい程湿布薬が処方されますものね。

 

本当に肩こりや腰痛に対して湿布薬は効果があるのでしょうか?

答えはcase-by-caseという事になります。

 

湿布薬の基本的な考え方は患部の熱を奪う消炎作用です。

 

ですから寝違えやぎっくり腰・捻挫などでは湿布薬は効果が期待出来ます。

しかし、慢性の腰痛や慢性の肩こり等ではどうかというと感覚的な作用だけという事になります。

 

あのスースーする感覚で痛みや違和感が紛れるだけという事です。

 

慢性の肩こりや腰痛は血流が悪い状態ですからそこにシップを貼っても効果が無いのはお分かりですよね。

 

最近はインドメタシン等痛みを取ると言われる成分を配合している物も発売されています。

TVCM等で皮膚を通って患部に直接作用しているイメージ図が紹介されてますが、そんなに浸透するのかは甚だ疑問です。

 

これも炎症を起こしているものには一定の効果が期待出来るでしょうが、慢性のこりから来るものは効果は無いと言っていいと思います。

 

最近はあまり見なくなりましたが温湿布等もサーモグラフィーで見てみると冷湿布と同様皮膚の熱を奪っているので効果は無いと言っていいと思います。

 

以前から温湿布を貼るくらいなら使い捨てカイロを貼った方がよっぽど効果があると言って来ましたが、それは正しかったという事でしょう。

 

商品名は出せませんが、シップのような薄い貼る商品もありますが、鎮静作用や血流を促す成分が含まれているようですが、表面的にそれを貼ってもどれだけ効果があるのかは疑問です。

 

やはり、スースーする感覚的な物と貼ったという安心感、いわゆるプラシーボ以上のものではないと思います。

もっと言わせてもらえれば、キネシオテープ(肌色の伸縮性のあるテープ)を筋肉に沿って貼っただけでも同じ効果があるのではないかと思います。

 

湿布薬はあくまでも急性期の痛みに対して貼るものですね。





筋肉のこりが痛みの原因って知らない方がとても多いんですよね

早いもので今年の3月で船橋で開業して丸24年になります。

 

もうそんなになるのかと自分でもビックリなのですが、この間一貫しているのは筋肉に対する施術をしているという事です。

 

当時はまだまだボキボキ矯正をする施術が圧倒的に多く、筋肉に対する施術と言っても肩こり、腰痛くらいしか該当しないと思っている方がほぼ全員だったと思います。

 

現在は筋肉に対する施術をする整体院自体はずいぶん増えましたが、それでもまだボキボキ矯正をする整体院の方が多いのが実状です。

 

この24年で世の中もずいぶん変わりました。

 

パソコンが普及し、スマホが普及し、それらが無ければ仕事にならない、生活が出来ないという状況になりました。

 

この間に、肩こり、首こり、頭痛、手のしびれ、肩の痛み、背中の痛みやコリによる疲労の蓄積。

 

長時間のキーボードやテンキーの使用による前腕の痛みや指の痛み、それらがもっと進んだバネ指。

 

元々多かった腰痛も、リモートワークの一般化でさらに増えているように感じますし、長時間座っている事により臀部のコリ感や痛み、そこから来る足のしびれ等を訴える方も少なくありません。

 

脚の筋力低下により膝の痛みを訴える方もいらっしゃいます。

(膝の痛みの大部分は軟部組織の問題ではなく筋肉の問題です)

 

中高年から多くなるこむら返り等はふくらはぎの奥の筋肉が原因ですし、足底の痛みもふくらはぎの同じ部分が関係している事が多いです。

 

まだまだ一般的に痛みやしびれ、疲労感の原因が筋肉のコリから来ているとは認識されていません。

 

痛みやしびれがあってもどこに行っていいのか、何をすればいいのかわからない方が圧倒的に多いと思います。

 

それらの悩みを抱える方は5年後、10年後はさらに増える事でしょう。

 

僕がいつもお話しするようにコリは蓄積するからです。

10代、20代の人達が今のスマホやパソコンに支配された生活を続けて行けばそうなる事は容易に予想がつきます。

 

おそらく僕のやっている仕事は今後さらに需要が増えると思います。

 

そこで問題になってくるのが施術者の技量や考え方になって来るのではないでしょうか。

 

この世界は整体院によって施術方法や考え方がまちまちなので。

 

僕は1人でやっているので、多くの患者さんを施術する事は出来ません。

 

僕のところを見つけて頂いたのも縁、来て頂いたのも縁と思って今後もお一人お一人に対して誠実に施術をし、結果を求めて行きたいと思っています。

 

新しい年を迎えて今年で25年目に入るのかぁと、考えた時にふと思いついた事を書いてしまいました。

 

25年は通過点で僕自身が健康であれば70代半ばくらいまではこの仕事をやってるでしょうけどね。

 

昔は嫌いだったアントニオ猪木氏の「元気があればなんでも出来る‼︎」というのは単純だけど凄い言葉だなぁと改めて思う今日この頃です。





安眠出来ないあなたへ

ここ最近ヤクルト1000の売り上げが凄いらしいですね。
都内では品切れで買えないという話も聞きました。
ヤクルト1000のキャッチコピーと言えば「睡眠の質向上」。
 
ヤクルト1000だけではなく、寝具用品も睡眠の質という事をうたった物が少なくありません。
それだけ睡眠の質について悩んでいる方が多いということでしょう。
 
そもそもなぜ睡眠の質が下がるのか?しいてはなぜ朝起きた時に疲れが取れていないのか?常に一日中疲れが抜けないのか考えてみましょう。
 
寝る前にスマホを使うと寝付きが悪くなるという事を聞きます。
つまらない本を読んでいるとすぐに眠くなりますが、面白い本を読んでいると眠れなくなります。
 
それと同じで、スマホの場合自分の興味のある事柄を常に追いかける為常に興奮状態になる。
あとスマホは凝視してしまいますから余計に興奮状態になるのでしょう。
 
この場合、自律神経で言うと交感神経が優位に立ち寝付きが悪くなります。
 
寝る為にはリラックスした状態、つまり副交感神経が優位に立たなければ寝付きが悪くなります。
 
交感神経が優位に立つ場合、寝付きだけではなく眠り自体が浅くなり朝起きた時に疲れが抜けていない状態になります。
 
「私は寝る前にスマホは使わないが寝付きが悪い」という方も少なくないと思います。
いや、そういう方がほとんどだと思います。
 
これはどういう事なのかというと、身体が常に緊張状態にあり、いつも交感神経が優位な状態にあるため寝付きも悪く眠りも浅くなるという事が言えます。
 
具体的な理由は背中のコリです‼︎
 
生き物は戦闘モードに入ると筋肉を緊張させ興奮状態になります。
つまりその状態は交感神経が優位な状態にあるのです。
 
現代人のようにストレス社会で生活していると常に緊張状態でいるという事が言えます。
 
ストレス=緊張ですから。
 
物事に集中して長時間姿勢が崩れてコリが増すというケースもあります。
パソコンを使っていてだんだん前のめりにになったり、マウスを使っている肩が常に上がっていたり。
物事に集中する時点で交感神経が優位に立ちますので、これも戦闘モードという事が言えます。
 
その緊張状態が長時間続くと一過性の筋肉の緊張ではなくコリに変わっていくのです。
 
そもそも自然界ではそんな長時間緊張状態にさらされるという事はほとんどありません。
 
これは現代人特有の現象という事が言えます。
その結果背中や首がコリ、常にリラックス出来ない状態になるのです。
 
では改善方法は?
 
答えは簡単です。
背中のコリを深部から取り除き、副交感神経が優位になる土壌を作ってあげればいいのです。
 
決して寝具を変えて解決する話ではないのです。
 
身体の防衛反応である筋肉の収縮が、コリに変わることによって生活に弊害を与えて行くのです。
(朝起きて肩のコリが増していたり、腰痛がひどくなるケースもありますがそれについては以下をお読み下さい。その答えが全て書いてあります)
 
 

ボキボキ矯正をやらない理由

カイロプラクティックや整体というと、背骨をボキボキ鳴らして背骨の歪みやズレを矯正するってイメージがありますよね。

 

僕のところではそのような施術は行っていません。

 

カイロなのに矯正しない?って開業当時はビックリされた事もあります。

 

23、4年前はまだまだボキボキする整体屋さんが主流でしたから。

今でもボキボキ矯正する整体やカイロは決して少なくありませんけどね。

 

では、僕がどうしてボキボキ矯正をしないかというと、背骨のズレという事自体が無いからです。

世間では普通にズレや歪みを指摘する事がありますよね。

でも、それは違うのです。

 

先入観無く考えてみて下さい。

 

背骨のズレというのは、脱臼ですよね。

背骨が脱臼を起こせば半身不随、首の頸椎だと全身麻痺になると思いませんか?

 

また、肩関節等が脱臼した場合もその時点で炎症が起き、元に戻しても炎症の痛みは数日続きます。

 

仮に背骨のズレが本当にあった場合でもボキボキやって、「はい!スッキリ!」とは絶対にならないのです。

 

つまり、背骨のズレは存在しないという事です。

ただし、歪みは存在します。

 

筋肉は骨に付着していますので、その筋肉がこる事によって筋肉が収縮し、骨をも歪めるのです。

 

1番いい例が骨盤の歪みです。

 

右利きの人の場合は左足が軸足になりますので、普段立っている時は左足に体重が乗ります。

よって、左の骨盤周りの筋肉は右に比べて固まっている為筋収縮を起こし骨盤が歪んでいます。

その歪みが原因となって左の足の長さが数ミリ短いのです。

これもボキボキ矯正をするのではなく、臀部の筋肉のこりを深部から取れば自然と歪みは消えて行きます。

〈骨盤の歪みは左右の働きの違いから生ずるものなので、臀部の痛みや足のしびれが無ければ無理に正す事はないと僕は考えています。)

 

それでは、あのボキボキしているのは何?という話ですが、ただボキボキ鳴っているだけという答えになってしまいます。

指の関節をボキボキ鳴らしても関節がズレたり戻ったりしませんよね。

 

そういう事なんです。

 

あの音は何が鳴っているの?という話ですが、関節は関節包という膜で覆われています。

そこは液体が入っていて、関節の動きを円滑に行う働きがあります。

そこに圧を加えると関節包内の内圧が高まり液体が気化するんです。

その時の音がボキッという音として聞こえるんです。

ただそれだけの話です。

 

では、ボキボキ矯正は全く効果が無いかというとそんな事はありません。

 

一つは、関節内で液体が気化するので容積が増える為、関節の可動範囲が広がり動きやすくなります。

もう一つはゲートコントロールという神経的に痛みを遮断する効果がある事が報告されています。

それらも、気化した体液が液化する20分程度で効果は無くなります。

そしてボキボキ矯正の最大の効果がプラシーボ効果です。

つまり、ボキボキ矯正してもらう事で楽になったと暗示に掛かることです。

 

ボキボキ矯正をする整体屋さんがこれらの事実を知って矯正しているのがどうかはわかりませんが、施術を受ける側はこれらの事実は知っておいた方がいいと思います。

 

開業当時からこれらの事をホームページやブログで発信していますがなかなか広まりません?

せめて僕のところに来てくださっている方には本当の事を知っておいて頂きたいので改めて書きました?

温泉の効能と湯あたり

温泉に行くと色々と効能が書いてありますね。

 

肩こり、腰痛、坐骨神経痛、疲労回復等々。

 

殆どが僕がやっている整体と効能が重なります。

 

自宅のお風呂では、なかなか実感が出来ない効能も温泉なら変化がわかるという方も多いかと思います。

 

これって気のせいなのでしょうか?

それとも何か理由があるのでしょうか?

 

「気分的なものだよ」という方もいますが、実はこれは化学的にも効果が証明されています。

 

その効果の理由は硫酸ナトリウムという成分の働きです。

 

43度という少し熱めのお風呂を普通の水道水と硫酸ナトリウムが入った温泉水とを用意し、入り比べる実験をしたところ、温泉水の方が長い時間入浴をする事が出来たのです。

 

これは何を意味するのかというと、水道水に比べて温泉水の方が水温を低く感じるという事です。

 

つまり温泉水の方がぬるく感じる為、水道水のお風呂よりも長くお風呂に浸かっていられ、血流がさらに良くなるのです。

 

何度も温泉に入ると湯あたりを起こす事がありますが、あれは筋肉の緊張が取り除かれ交感神経よりも副交感神経の方が優位に立つ事で起こる現象だと考えられます。

 

もっと単純に言えば、溜まった疲れが表面に出て来たという言い方でもいいのかと思います。

 

昔は1週間以上逗留する湯治をする方もいましたが、そうする事で精神的だけではなく肉体的にも筋肉の弛緩により、疲労を回復して行ったのです。

 

玉川温泉等はがん患者の方が湯治をする事で有名ですが、その効果の理由も岩から出る微量の放射線というよりは、疲労が回復し免疫機能が高まることによる効果の方が高く、がんにも効果があると言われているのではないかと思います。

 

免疫をつかさどるT細胞の働きが活発になるという事だと思います。

 

現代人は忙しく長期間湯治等は出来ませんが、筋肉のこりがない状態、つまりは自律神経(交感神経と副交感神経)が正常な状態が睡眠の質を上げ、免疫力を高め、さまざまな病気の予防にもなるという事が言えるのです。

 

決して肩こりや腰痛の改善だけの話ではないのです。

肩こりに湿布って効果あり?

よくテレビ等で「〇〇配合!患部に届いて痛みを取る‼︎」って湿布薬のCMがあったりしますが、あれって本当なんでしょうか?

肩こりに湿布を貼ると肩こりが楽になるという事も聞きますがそれはどういう事なのでしょう?

そもそも湿布薬ってどういうものなのでしょう?

ちょっと考えてみましょうか。

 

 

最近はロキソプロフェンやフェルビナクなどを配合し強い鎮痛効果をうたった湿布薬が薬局等で販売されています。

CMなどを見ると患部まで浸透し痛みを取るというイメージ図が出て来ます。

あれがどうも僕には信じられない‼︎

湿布薬は水分を含んでいますがそれが皮下の痛みの原因まで届いて痛みを取るなんてハッキリ言って不可能だと思います。

多少浸透はするでしょうが、そんなに深いところまで浸透していくとは到底考えられない。

 

今話しているのは急性の痛みについての話です。

鋭い痛みですね。

 

じゃあ、肩こりが辛くて湿布薬を貼るって事もよく聞きますけど、これって効果あるのでしょうか?

 

肩こりや慢性腰痛の原因は筋肉のコリです。

仮に本当に浸透力があり、皮下まで入ったとしても肩こりには痛みの患部が無いんですよね。

だって筋肉の硬直した状態が痛みを出しているのですから。

 

じゃあ、僕の考える湿布薬の効能ってなに?って話ですが、急性と慢性とではその理由が変わって来ると考えます。

 

最初に書いた急性、具体的に言うとぎっくり腰や寝違え、捻挫等ですがこれは痛みに伴って患部に熱を持ちます。

炎症を起こしている状態ですね。

湿布薬を貼る事によって患部の熱を奪う消炎効果!これだけでしょうね。

そういう熱を持っている箇所に湿布薬を貼っていると数時間すると乾燥してるでしょ。

つまり熱に対してその熱を奪って炎症を押さえる働きと考えていいです。

 

整体をやっていてよくあるのがぎっくり腰ですが、その場合僕も「できればアイスノンノような物で冷やして下さい。それがなければ湿布薬でも構いません」という言い方をしています。

ただ、ぎっくり腰の場合痛みの患部が深いケースが多いので、足首や膝の捻挫等のように効果が必ず認められる物ではないと思いますが。

 

では、慢性の肩こり等に対して湿布の効果はというとハッキリ言ってありません。

でも、肩こりでも湿布薬を貼ると痛みが治まったという話を聞きますがあれは何かというと気化熱です。

湿布薬を貼るとスースーした感じがしますよね。

湿布を貼ることで皮膚の表面の熱を奪っているんですが、そのスースーする感じでコリ感が緩和した感じがするんです。

コリ感がまぎれるという事ですかね。

 

〇〇ヨコヨコなる商品もありますが、あれも気加熱でコリ感を紛らわすという事です。

おそらく、アルコール等の揮発性のあるものなら同じ効果が得られると思います。

 

あとはそれを貼った、塗った事によりこれで少しは改善するという気になるプラシーボ効果です。

案外これが大きいかもしれません。

 

では温湿布は?という疑問が出て来る方もいらっしゃるかもしれません。

温湿布もサーモグラフィーで見ると湿布を貼ったまわりの熱を奪っています。。

つまり、皮膚自体は温まっていません。

 

僕は冬場など温めた方がいいケースではホッカイロのような使い捨てカイロの使用をおすすめしています。

 

湿布薬が万能薬のように扱われている感がありますが、決してそうではなく使用範囲が限られるという事を覚えておいた方がいいと思います。

 

コリ感を紛らわすという点ではストレッチ等の方がいいと思います。

そのストレッチにも限界はありますが。

(ストレッチの限界についてはまた今度書きますね)

船橋駅徒歩3分
〒273-0005
千葉県船橋市本町6-3-10
グリーンシティときた304号

診療時間:9:00~20:00
休診日:火曜・祝祭日
駐車場:なし(近くにコインパーキング有)

院長ブログ
最新投稿一覧
整体ブログ
最新投稿一覧
お得なクーポンはこちらから

当院の施術を受けて頂きやす
いように初回限定クーポンを
ご用意しております。
バナーをクリックして印刷して お持ちください。

施術対象となる症状
  • 背中が重い・痛い
  • 腰痛(ぎっくり腰)
  • 慢性疲労
  • 首・肩こりなどの痛み
  • 椎間板ヘルニア
  • 頭痛
  • 膝の痛み
  • むちうち
  • 内臓機能低下
  • 手足のシビレ
  • O脚
  • 坐骨神経障害
  • 各種スポーツ障害
  • 五十肩
  • 妊娠・出産による腰痛、など
TOP