目からうろこの整体コラム

子どもの肩こりが増えています。その原因とは?

「子どもでも肩こりになるんですか?」

最近、このような質問を受けることが増えました。

実は私の整体院にも、小学生や高校生の患者さんが来院されています。

一昔前であれば、「子どもが肩こりなんて」と驚かれたかもしれません。しかし今では、「子どもに肩を揉んでと言われる」「私が肩を揉んであげています」という親御さんの話も珍しくありません。

なぜ近年、子どもの肩こりがこれほど増えてきたのでしょうか。

 

運動不足による体力・筋力の低下

私は、その大きな要因の一つが運動不足による筋力の低下ではないかと考えています。

もちろん野球やサッカーなど、クラブ活動で体を動かしている子どももいます。

しかし、私たちが子どもの頃のように、毎日外で走り回って遊ぶ子どもは本当に少なくなりました。

道路では車の危険があり、防犯上の理由から子どもだけで遊ばせる機会も減っています。

公園へ行っても、みんなで体を動かすのではなく、ベンチに座って通信ゲームをしている光景を見かけることもあります。

筋肉は使わなければ十分に発達しません。

首や肩を支える筋肉が十分に発達していなければ、長時間同じ姿勢を続けた時の負担も大きくなります。

そして、そのような負担が長期間続けば、子どもであっても首や肩の筋肉の深部にコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

子どもを取り巻く生活環境の変化

もう一つ大きいのが、生活環境の変化です。

  • ゲーム
  • スマートフォン
  • タブレット
  • 塾
  • 習い事

今の子どもたちは、私たちが子どもの頃とは比べものにならないほど、座って過ごす時間が長くなっています。

ゲームやスマホは眼精疲労を起こしやすく、首や肩への負担も大きくなります。

さらに塾や習い事では、長時間机に向かう時間が増えます。

こうした生活が毎日のように続けば、首や肩の筋肉には長期間にわたって負担がかかり続けます。

その結果、筋肉の深部にコリが形成され、それが少しずつ蓄積していくことで、子どもでも肩こりを感じるようになると私は考えています。

わが家でも同じことが起きています

実は、これは患者さんだけの話ではありません。

高校2年生の娘も、肩がつらくなると「肩を押して」と言ってきます。

小学5年生の息子は肩こりの自覚はありませんが、実際に肩を触ってみると、すでに筋肉は硬くなっています。

自分の子どもたちを見ていても、子どもの肩こりは決して特別なことではなくなってきたと感じています。

これからさらに増えていくかもしれません

ゲームやスマホの時間は家庭である程度調整できます。

しかし、塾や習い事は将来のために必要なことも多く、簡単に減らすことはできません。

そう考えると、今後はこれらが子どもの肩こりを引き起こす大きな要因になっていく可能性があります。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきましたが、近年は肩こりの低年齢化を強く感じています。

子どもだから肩こりにならない時代ではありません。

大人と同じように、子どもでも首や肩への負担が長期間続けば、筋肉の深部にはコリが形成され、蓄積していきます。

もしお子さんが首や肩を気にする様子があったり、「疲れた」「頭が重い」と訴えることが増えてきたら、一度肩や首の状態にも目を向けてあげてください。

子どもの頃から筋肉の状態を整え、コリを蓄積させないようにすることは、大人になってからの肩こり予防にもつながると私は考えています。

 

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「背骨のズレ」は本当にあるのでしょうか?

~当院がボキボキ矯正を行わない理由~

「先生、以前ほかの整体院で『背骨がずれていますね』と言われたことがあるんです。」

このようなご相談を受けることがあります。

整体院や接骨院で、

「背骨がずれています。」
「骨盤がずれています。」

と言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。

また、テレビなどでは整体師が背骨をボキボキと鳴らし、

「これで背骨のズレが戻りました。」

という場面を見ることもあります。

では、本当に背骨はそんな簡単にずれてしまうものなのでしょうか。

 

 


私は「痛みの原因を背骨のズレだけで説明することは難しい」と考えています

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきました。

その経験から、肩こりや腰痛などの痛みを**「背骨がずれているから」という一つの理由だけで説明することは難しい**と考えています。

もちろん、姿勢の変化や左右のバランスの違いはあります。

しかし、それだけが痛みの原因とは限りません。

私が重視しているのは、筋肉の状態です。

 


本当に背骨が大きくずれたらどうなるのでしょう?

「背骨がずれた」と聞くと、

骨が本来ある場所から大きく動いてしまったようなイメージを持つ方も多いと思います。

もし関節が本当に大きくずれてしまえば、それは脱臼のような状態になります。

肩を脱臼すると、強い痛みが出て自由に動かすことはできません。

そのため、一般的な肩こりや腰痛でみられる状態とは区別して考える必要があります。

私はこのことからも、

「背骨がずれているから痛い」

という説明だけでは十分ではないと考えています。

 


ボキボキ鳴る音は何なのでしょうか?

では、施術中に聞こえる「ボキッ」という音は何なのでしょう。

これは骨が元の位置へ戻る音ではありません。

関節は関節包という袋に包まれており、その中には関節液があります。

関節に瞬間的な力が加わると関節内の圧力が変化し、気泡が生じます。

この現象によって「ボキッ」という音が鳴ると考えられています。

一度指の関節を鳴らすと、すぐにはもう一度鳴りませんよね。

これも同じような仕組みです。

つまり、音が鳴ることと、骨が元の位置へ戻ることは別の話なのです。

 


ボキボキする施術を否定しているわけではありません

ここで誤解していただきたくないのは、

ボキボキする施術そのものを否定しているわけではないということです。

施術を受けたあとに、

「体が動かしやすくなった。」

「楽になった。」

と感じる方もいらっしゃいます。

ただ私は、

音が鳴ったこと=痛みの原因が改善した

とは考えていません。

そのため、当院では音を鳴らすことを目的とした施術は行っていません。

 


私が重視しているのは筋肉です

骨は筋肉によって支えられています。

筋肉に長年コリが蓄積すると、その筋肉が骨を引っ張り、姿勢や体のバランスに影響を与えることがあります。

私は約30年間の施術経験から、肩こりや腰痛、体のバランスの変化には、筋肉の状態が深く関係しているケースを数多く見てきました。

そのため施術では、

「骨を動かすこと」ではなく、「筋肉のコリを丁寧に取り除くこと」

を最も大切にしています。

筋肉の状態が改善すれば、それまで筋肉に引っ張られていた体のバランスも、自然に変化していくケースを多く経験しています。

 


まとめ

「背骨がずれている」と言われると、不安になってしまう方も少なくありません。

しかし私は約30年間、多くの患者さんを施術してきた経験から、肩こりや腰痛では筋肉の状態が大きく関係しているケースを数多く見てきました。

だからこそ、当院ではボキボキと音を鳴らすことを目的とするのではなく、痛みの原因となっている筋肉を丁寧に確認し、深部のコリを取り除く施術を行っています。

「背骨がずれているから」と決めつける前に、一度筋肉の状態にも目を向けてみてください。

痛みの原因を丁寧に探ることが、改善への第一歩になると私は考えています。

 

 

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