目からうろこの整体コラム

冬になると肩こり・腰痛・膝痛が悪化する理由とは?

冬になると、

「肩こりがいつも以上につらい…」

「腰痛が悪化した気がする…」

「膝の痛みが強くなる…」

そんな経験はありませんか?

寒くなると「年齢のせいかな」「冬だから仕方ない」と思われる方も多いのですが、実は寒さには症状を悪化させる理由があります。

今回は、冬に肩こりや腰痛、膝痛が悪化しやすい理由と、自宅でできる簡単な対策をご紹介します。

寒さが肩こりや腰痛を悪化させる理由

寒くなると体は体温を逃がさないように血管を収縮させます。

そのため筋肉への血流が低下し、もともと慢性的なコリがある筋肉はさらに硬くなりやすくなります。

さらに寒さを感じると、無意識に肩をすくめたり、体に力が入ったりします。

この状態が続くことで肩や首、腰の筋肉はさらに緊張し、肩こりや腰痛を悪化させてしまうのです。

膝についても同様で、周囲の筋肉が硬くなることで動きが悪くなり、痛みを感じやすくなることがあります。

冬の対策は「冷やさないこと」

冬の肩こりや腰痛対策で一番大切なのは、

「筋肉を冷やさないこと」

です。

「温シップを貼っています。」

という方も多いのですが、私は約30年間の施術経験から、慢性的な肩こりや腰痛には、使い捨てカイロなどでしっかり保温する方が効果を感じる方が多いという印象を持っています。

※感じ方や効果には個人差があります。

おすすめの保温方法

肩こり

肩甲骨の内側、やや上のあたりに貼るタイプの使い捨てカイロを使用すると、肩周囲が冷えにくくなり、寒さで肩をすくめることの予防にもつながります。

腰痛

腰痛が出やすい腰の下部を温めると、筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。

膝痛

膝はカイロを直接貼りにくい場所です。

そのため、ウール素材などの保温性の高いサポーターを利用すると、膝周囲の冷え対策になります。

カイロを使う時の注意点

使い捨てカイロは便利ですが、一つだけ注意があります。

寝る時に背中や腰へ貼ったまま眠ってしまうと、体重で圧迫されて低温やけどを起こすことがあります。

カイロは就寝中の使用を避け、日中の活動時に利用することをおすすめします。

「寒いから仕方ない」と諦めないでください

冬は肩こりや腰痛、膝痛が悪化しやすい季節です。

しかし、その多くは筋肉が冷えて硬くなることが大きく関係しています。

「寒いから仕方ない」と我慢するのではなく、

  • 体を冷やさない
  • 筋肉を温める
  • 保温を意識する

この3つを心掛けるだけでも、冬のつらさは軽減できることがあります。

寒い季節こそ、体をしっかり温めながら、肩こりや腰痛、膝痛を悪化させないように過ごしていきましょう。

 

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朝起きると肩こりや腰痛がひどい…その原因とは?

「朝起きると肩がガチガチ…」

「寝る前より腰が痛くなっている…」

このような経験はありませんか?

こうした症状があると、多くの方は

「枕が合わないのかな?」

「マットレスが悪いのかな?」

と考えます。

もちろん寝具が影響するケースもありますが、私は約30年間の施術経験から、寝具そのものが主な原因であるケースは、それほど多くないと感じています。

では、なぜ朝になると肩こりや腰痛が強くなるのでしょうか?

朝に症状が強くなる理由

朝起きた時に肩こりや腰痛がひどくなる方の多くは、もともと慢性的なコリを抱えています。

夜眠っている間は活動量が減り、心拍数もゆっくりになります。

そのため筋肉への血流は日中より少なくなり、慢性的にコリがある筋肉はさらに硬くなりやすい状態になります。

その結果、

「朝起きた時が一番つらい」

という状態になるのです。

時間が経つと楽になるのはなぜ?

「朝は痛いのに、お昼頃には楽になってくる。」

このような方も多いのではないでしょうか。

起床後は体を動かし始めることで血流が徐々に改善し、硬くなっていた筋肉が少しずつ柔らかくなります。

そのため、朝感じていた肩こりや腰痛も軽くなっていくのです。

ぎっくり腰が朝に多い理由

ぎっくり腰は、朝から午前中に起こることが少なくありません。

私はその理由も、朝の筋肉の硬さが関係していると考えています。

慢性的にコリがある筋肉は、朝は特に硬くなっています。

その状態で、

  • 顔を洗う
  • 靴下を履く
  • 荷物を持ち上げる

といった何気ない動作をした時に、筋肉へ急な負担がかかり、ぎっくり腰につながることがあります。

そのため、朝は特に無理な動きをしないよう注意することが大切です。

改善の目安は「朝」です

施術を続けている患者さんにも、私はよくお話ししています。

朝起きた時の症状は、改善の一つの目安になります。

朝の肩こりや腰痛が少しずつ気にならなくなってきたら、それだけ深部のコリも改善してきていると私は考えています。

逆に、

「朝だけはまだつらい」

という場合は、深部のコリがまだ残っているサインかもしれません。

朝の痛みを当たり前にしないでください

「朝だけだから大丈夫。」

そう思っている方も少なくありません。

しかし、朝に症状が強く出るということは、慢性的なコリが積み重なっている可能性があります。

放っておくと、肩こりや腰痛がさらに悪化したり、ぎっくり腰などを起こしやすくなることもあります。

朝の肩こりや腰痛が続いている方は、「寝具が悪い」と決めつける前に、一度筋肉の状態にも目を向けてみてください。

慢性的なコリを改善することが、朝のつらさを軽減する近道になると私は考えています。

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子どもの肩こりが増えています。その原因とは?

「子どもでも肩こりになるんですか?」

最近、このような質問を受けることが増えました。

実は私の整体院にも、小学生や高校生の患者さんが来院されています。

一昔前であれば、「子どもが肩こりなんて」と驚かれたかもしれません。しかし今では、「子どもに肩を揉んでと言われる」「私が肩を揉んであげています」という親御さんの話も珍しくありません。

なぜ近年、子どもの肩こりがこれほど増えてきたのでしょうか。

運動不足による体力・筋力の低下

私は、その大きな要因の一つが運動不足による筋力の低下ではないかと考えています。

もちろん野球やサッカーなど、クラブ活動で体を動かしている子どももいます。

しかし、私たちが子どもの頃のように、毎日外で走り回って遊ぶ子どもは本当に少なくなりました。

道路では車の危険があり、防犯上の理由から子どもだけで遊ばせる機会も減っています。

公園へ行っても、みんなで体を動かすのではなく、ベンチに座って通信ゲームをしている光景を見かけることもあります。

筋肉は使わなければ十分に発達しません。

首や肩を支える筋肉が育ちにくければ、長時間同じ姿勢を続けるだけでも疲れやすく、コリが起こりやすい体になってしまうと私は考えています。

子どもを取り巻く生活環境の変化

もう一つ大きいのが、生活環境の変化です。

  • ゲーム
  • スマートフォン
  • タブレット
  • 習い事

今の子どもたちは、私たちが子どもの頃とは比べものにならないほど、座って過ごす時間が長くなっています。

ゲームやスマホは眼精疲労を起こしやすく、首や肩への負担も大きくなります。

さらに塾や習い事では、長時間机に向かう時間が増えます。

これらが重なることで、首や肩の筋肉には想像以上の負担がかかっているのです。

わが家でも同じことが起きています

実は、これは患者さんだけの話ではありません。

高校2年生の娘も、肩がつらくなると「肩を押して」と言ってきます。

小学5年生の息子は肩こりの自覚はありませんが、実際に肩を触ってみると、すでに筋肉は硬くなっています。

自分の子どもたちを見ていても、子どもの肩こりは決して特別なことではなくなってきたと感じています。

これからさらに増えていくかもしれません

ゲームやスマホの時間は家庭である程度調整できます。

しかし、塾や習い事は将来のために必要なことも多く、簡単に減らすことはできません。

そう考えると、今後はこれらが子どもの肩こりを引き起こす大きな要因になっていく可能性があります。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきましたが、近年は肩こりの低年齢化を強く感じています。

子どもだから肩こりにならない時代ではありません。

もしお子さんが首や肩を気にする様子があったり、「疲れた」「頭が重い」と訴えることが増えてきたら、一度肩や首の状態にも目を向けてあげてください。

子どもの頃から筋肉の状態を整えることは、大人になってからの肩こり予防にもつながると私は考えています。

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スマホ首は、本当にスマホだけが原因なのでしょうか?

パソコンが一般家庭に普及して約20年。私は約30年間、多くの患者さんを施術してきましたが、この間に肩こりや首こりの「出方」は大きく変わってきたと感じています。

パソコンが広く使われる以前は、肩こりは男性より女性に多く、右肩より左肩が凝る方が目立ちました。

ところが、長時間のパソコン作業やマウス操作が当たり前になるにつれ、男女差はほとんどなくなり、今では右肩のコリが強い方が増えています。

そして、この2〜3年でさらに変化を感じるようになりました。

それが**「スマホによる首のコリ」**です。

パソコンとスマホではコリ方が違います

パソコンを長時間使用する方は、姿勢の影響に加え、眼精疲労が強く出やすいため、首の上部が硬くなり、頭痛につながるケースが多く見られます。

一方、スマホを長時間見続ける方は、首全体にコリが広がり、とくに首の下部まで強く硬くなる傾向があります。

この状態が悪化すると、

  • 手のしびれ
  • 肩甲骨の内側の痛み

といった症状へ変化していくことがあります。

MRIやレントゲンで異常が見つからない理由

私は、このような症状の多くは神経そのものではなく、**筋肉の深部にできたトリガーポイント(深部のコリ)**が関連痛を引き起こしていると考えています。

そのため、MRIやレントゲンを撮っても異常が見つからないケースは少なくありません。

もちろん、すべての手のしびれや肩甲骨の痛みが筋肉だけで説明できるわけではありません。実際には頸椎や神経の病気が隠れている場合もありますので、そのような可能性は医療機関で確認することが大切です。

しかし、検査で大きな異常が見つからないにもかかわらず症状が続く方の中には、筋肉のコリが大きく関係しているケースを、私は日々の施術で数多く経験しています。

スマホを見る姿勢が首に負担をかけます

電車の中を見渡すと、多くの人が頭を前に倒してスマホを見ています。

頭は5kg前後あると言われています。

その重い頭を前に倒した状態では、首から背中にかけての筋肉が常に支え続けなければならず、筋肉は休むことができません。

この状態が続けば、首や肩のコリが強くなるのは当然です。

特に首の前側や付け根付近にトリガーポイントができると、手のしびれや肩甲骨内側の痛みとして現れることがあります。

根本的に改善するには

症状の原因が深部のコリであれば、そのコリを取り除くことで改善が期待できます。

逆に、一時的に痛みやしびれが軽くなったとしても、深部のコリが残ったままであれば、再び症状が出やすい状態は続いてしまいます。

私の臨床では、深部まで硬くなったコリが自然に消えていくことはほとんどありません。

だからこそ、症状だけではなく、その原因となっている筋肉の状態を改善することが重要だと考えています。

スマホ首=ストレートネックなのでしょうか?

最近では「スマホ首がストレートネックを作る」という説明をよく目にします。

しかし、この点については、私は少し違う考えを持っています。

筋肉が硬くなることで首に負担がかかることは十分考えられますが、それだけで首の生理的なカーブが失われるほど変化するとは、私自身は考えていません。

この点については様々な考え方があり、施術者によって意見が分かれるところでもあります。

私は約30年間の施術経験から、まず注目すべきなのは首の形よりも、筋肉の深部のコリを改善することだと考えています。

まとめ

スマホは現代生活に欠かせないものです。

だからこそ、「使わないようにしましょう」という話ではありません。

大切なのは、長時間同じ姿勢を続けないこと。

そして、すでに首のコリや手のしびれ、肩甲骨の痛みが出始めている場合は、症状だけでなく、その原因となっている筋肉の状態にも目を向けてみてください。

スマホを使う人が増え続ける限り、このような首のコリや二次的な症状は、これからさらに増えていくのではないかと私は感じています。

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首をボキボキ鳴らす癖、本当に大丈夫ですか?

首を自分でボキボキ鳴らす癖がある方はいませんか?

鳴らした瞬間は首がスッキリしたような感覚になりますよね。

そのため、「気持ちがいいから」と何度も鳴らしてしまう方も少なくありません。

実は私も、サラリーマン時代は首を鳴らす癖がありました。

今思い返すと、一日に何回鳴らしていたのかわからないほどです。

しかし整体の仕事に携わるようになり、首を鳴らすことのリスクを知ってからは意識してやめるようになりました。

癖になっていたので完全にやめるまでには時間がかかりましたが、気を付け続けることで一年ほどで自然と鳴らさなくなりました。

首を鳴らすと気持ちが良い理由

首が凝っていると、ボキボキ鳴らしたくなることがあります。

実際、鳴らした後はスッキリしたような感覚になります。

これはホームページでもご紹介していますが、「ゲートコントロール」という働きによって、一時的に痛みや違和感が軽減されるためだと考えられています。

しかし、その効果は長く続くものではありません。

そのため、また首が気になり、何度も鳴らしてしまうようになります。

ボキッという音は何なのでしょうか?

関節は「関節包」という袋に包まれ、その中には関節液が入っています。

この関節に急な力が加わることで、関節液の中に気泡が発生し、その現象が「ボキッ」という音になると言われています。

そのため、鳴らした直後は関節が軽く動くような感覚になることがあります。

しかし、その状態は永続的なものではありません。

時間が経つと元の状態に戻るため、再び鳴らしたくなってしまいます。

この繰り返しが癖になってしまうのです。

何度も鳴らすことが問題です

一度や二度鳴らしたからといって、すぐに大きな問題になるわけではありません。

しかし、一日に何度も何度も首を鳴らす習慣が続くことはおすすめできません。

私自身も以前はその状態でした。

「気持ちいいから、また鳴らす。」

これを繰り返してしまうのです。

私は長年の施術経験から、首をボキボキ鳴らす癖はできるだけやめた方が良いと考えています。

まとめ

首をボキボキ鳴らすと、一時的に楽になったように感じることがあります。

しかし、その気持ち良さが癖となり、一日に何度も鳴らしてしまう方も少なくありません。

私自身も以前は首を鳴らす癖がありましたが、整体の仕事に携わるようになってからやめました。

もし首を鳴らすことが習慣になっている方は、一度その癖を見直してみてはいかがでしょうか。

 

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肩こりは蓄積する!寝ても治らない肩こりが慢性化する理由

日本人は「コリ」を溜めるのが好き?

以前、「日本人の総金融資産が○○兆円」というニュースが話題になりました。

日本人は本当に「貯める」のが好きな国民ですよね。

でも、「ためる」は「ためる」でも、多くの方が気付かないうちに溜めているものがあります。

それが**「コリ」**です。

コリは少しずつ蓄積していきます

「コリは蓄積する」

この考え方は、あまり耳にしたことがないかもしれません。

しかし、私は30年以上患者さんを診てきて、この蓄積が慢性的な肩こりや腰痛につながっているケースを数多く見てきました。

今回は、一番身近な肩こりを例にお話しします。

昔は、一晩寝れば楽になっていませんでしたか?

慢性的な肩こりの方に、よくこんな質問をします。

「昔は寝れば肩こりが楽になっていませんでしたか?」

多くの方が

「そういえば昔は朝になると楽になっていました。」

と答えます。

ここがとても大切なポイントです。

私は、この時期はコリが無くなったのではなく、まだ筋肉に余裕が残っていた状態だと考えています。

日中に疲れても、筋肉が回復できる範囲だったため、翌朝には症状をあまり感じなかったのです。

そして、コリは深部へ蓄積していきます

同じ生活を何年も続けていると、筋肉は少しずつ深い部分から硬くなっていきます。

すると、

  • 朝起きても肩が重い
  • マッサージを受けてもすぐ戻る
  • 常に肩が張っている

という状態になってきます。

私は、この状態を筋肉の許容範囲を超えた状態と考えています。

これが慢性的な肩こりです。

なぜマッサージを受けても戻ってしまうのでしょう?

一般的なマッサージで一時的に楽になる方は多くいらっしゃいます。

しかし、慢性的な肩こりでは、深い部分のコリが残っていることがあります。

そのため、

「その場は気持ちいい。」

「でも数日で元に戻る。」

ということが繰り返されてしまいます。

放っておくと肩こり以外の症状が出ることも

慢性的な肩こりが続くと、肩だけの問題では済まなくなることがあります。

私の臨床では、

  • 腕のだるさ
  • 腕や手のしびれ感
  • 頭痛

などの症状を訴える方も少なくありません。

もちろん、しびれには神経の病気など他の原因が隠れている場合もありますので、そのような症状がある場合は医療機関での検査も大切です。

そのうえで、筋肉の緊張が症状に関係しているケースも数多く経験しています。

腰痛も同じように蓄積していきます

これは腰痛も同じです。

座り姿勢が悪い状態や、同じ姿勢が長時間続くことで腰の筋肉が硬くなり、それが積み重なると慢性的な腰痛へ移行していく方も少なくありません。

慢性的なコリを改善するには

慢性的なコリを改善するためには、深部まで硬くなった筋肉へアプローチすることが重要だと私は考えています。

ストレッチや運動も健康維持にはとても大切です。

ただ、長年蓄積した深部のコリは、それだけでは十分改善しないケースもあります。

当院では、トリガーポイント療法をベースに、深部の筋肉へアプローチしながら、コリが戻りにくい状態を目指して施術を行っています。

コリは長く蓄積するほど時間がかかる傾向があります

もう一つお伝えしたいことがあります。

コリは、長期間蓄積するほど改善に時間がかかる傾向があります。

例えば、

  • 2年前から肩こりが気になる方
  • 30年間我慢してきた方

では、改善までに必要な期間が同じとは限りません。

だからこそ、

「まだ我慢できるから。」

ではなく、

「最近戻りが早くなってきた。」

そのタイミングが一つのサインだと思っています。

コリにくい体は作ることができます

深部のコリが改善してきたら、今度は蓄積しにくい体を作っていくことが大切です。

例えば、

  • 定期的なメンテナンス
  • 適度な運動
  • 肩をすくめない意識
  • 長時間同じ姿勢を避ける

こうした日々の積み重ねによって、コリが蓄積しにくい体へ近づいていきます。

せっかく改善したコリを、また何年もかけて蓄積させないためにも、施術とセルフケアの両方が大切です。

コリは蓄積します。

だからこそ、早めに取り除くほど改善もしやすくなります。

「最近、一晩寝ても肩が楽にならない。」

そんな方は、筋肉からのサインかもしれません。

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肩をすくめるクセが肩こりを招く?~『頭痛肩こり樋口一葉』から考える~

私の大好きな戯曲の一つに、井上ひさしさんの**『頭痛肩こり樋口一葉』**があります。

中学生の頃、NHK教育テレビの「芸術劇場」でこの作品を観て以来、舞台が好きになりました。今でも井上ひさしさんの代表作の一つだと思っています。

主人公の樋口一葉は、若くして家督を継ぎ、一家を支えるために朝から晩まで働き続けます。

裁縫や内職、本を読み、机に向かって執筆する毎日。そして、作中では頭痛や肩こりにも悩まされ、軟膏を塗りながら仕事を続ける姿が描かれています。

中学生だった私は、

「肩こりや頭痛の人は大変なんだな」

という程度にしか感じていませんでした。

しかし、整体師になって30年近く経った今改めて作品を見ると、

「これは肩がこることばかりしているな」

と思わずにはいられません。

 


肩をすくめるクセはありませんか?

肩こりで来院される方を施術していると、多くの方に共通していることがあります。

それは、無意識に肩へ力が入り続けていることです。

細かい作業をしている時。

集中してパソコンを使っている時。

緊張している時。

知らないうちに肩が少し持ち上がり、その状態が長時間続いていることがあります。

本人は気付いていなくても、首や肩の筋肉は休めず、疲労が蓄積しやすくなります。

 


パソコン作業でも同じことが起こります

現代ではパソコン作業をする方が非常に多くなりました。

キーボードを打つ時も、マウスを操作する時も、集中すると肩に力が入りやすくなります。

もし今この記事をパソコンで読んでいるなら、一度肩を意識してみてください。

少し上がっていたり、力が入っていたりしませんか?

ほんの少しの緊張でも、それが何時間も続けば肩への負担は大きくなります。

 


私がおすすめしている簡単なリセット方法

私が患者さんによくお伝えしている方法があります。

それは、

一度思い切り肩をすくめて、そのままストンと力を抜くこと。

これを数回繰り返します。

肩を一度大きく上げることで、

「こんなに力が入っていたんだ」

と気付きやすくなり、その後に自然な肩の位置を感じやすくなります。

デスクワークが長い方は、1〜2時間に一度、この動作を取り入れてみるのもよいでしょう。

 


肩こりはこれだけが原因ではありません

もちろん、肩こりの原因は一つではありません。

姿勢や筋力のバランス、長年蓄積したコリ、生活習慣など、さまざまな要因が重なっていることが多くあります。

そのため、この方法だけで全ての肩こりが改善するわけではありませんが、肩へ力が入り続けるクセに気付くきっかけにはなると思います。

 


樋口一葉の努力に改めて感動します

改めて作品を見返すと、一葉は頭痛や肩こりを抱えながら家族を支え、後世に残る数々の名作を書き上げました。

その努力は本当に並大抵のものではありません。

そして、お金に苦労した彼女が、後に五千円札の肖像となったことには、不思議な巡り合わせを感じます。

作品を楽しみながら、

「肩に力が入っていないかな?」

と自分の体にも少し意識を向けてみる。

そんなきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

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