目からうろこの整体コラム

その足の冷え・むくみ、原因は小学生の頃から? 意外と知らない「お尻のコリ」

「まだ若いのに、お尻がずいぶん硬いですね。」

施術をしていると、20代の若い患者さんでも、臀部に強いコリがある方は珍しくありません。

特に、

「足が冷えるんです」

「夕方になると脚がむくみます」

といった悩みを持っている方の臀部を触ってみると、かなり硬くなっていることがあります。

では、まだ20代なのに、どうしてこれほど臀部にコリがあるのでしょうか?

私は約30年間、さまざまな年代の患者さんを施術してきましたが、一つ思い当たることがあります。

もしかすると、その始まりは小学生の頃からではないでしょうか。

私たちは小学生の頃から長時間座っています

考えてみると、私たちは小学校に入った頃から、一日のかなり長い時間を椅子に座って過ごしています。

しかも学校の椅子は、クッションの効いた柔らかい椅子ではありません。

硬い座面の椅子に座って、何時間も授業を受けます。

それが小学校だけで終わるわけではありません。

中学校、高校、大学と続きます。

学校から帰れば、今度は家で勉強する。

塾へ行けば、そこでもまた椅子に座ります。

そして学校を卒業して仕事を始めると、デスクワークの方であれば、さらに一日何時間も座る生活が続きます。

つまり20代前半の若い方でも、考えてみれば10年以上にわたって長時間座る生活を続けているのです。

座っている間、お尻にはずっと体重がかかっています

立っている時と違い、椅子に座っている間は臀部に体重がかかり続けます。

特に硬い椅子では、臀部が長時間圧迫された状態になります。

もちろん、一日学校の椅子に座ったからといって、それだけで強いコリができるわけではありません。

問題は、それが毎日のように、何年も続くことです。

長時間の座位によって臀部への圧迫が繰り返され、その負担が長期間続くことで、臀部の筋肉の深部には少しずつコリが形成され、蓄積していきます。

ですから私は、

「まだ20代だから、長年のコリなんてないでしょう」

とは考えていません。

20代であっても、小学生の頃から考えれば、すでに十数年間の負担が積み重なっている可能性があるからです。

歩いている時より、座り続けている方が凝りやすい?

「でも、歩いている時の方がお尻の筋肉を使っているのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

確かに歩いている時も、臀部の筋肉は使っています。

ただし、歩行では筋肉を動かしながら使っています。

筋肉が収縮したり緩んだりを繰り返しながら、体を前へ運んでいます。

それに対して長時間の座位では、臀部に体重がかかった状態が長く続きます。

私は約30年間の施術経験から、筋肉を動かしながら使っている時よりも、同じ状態で長時間負担がかかり続ける方が、コリは蓄積しやすいと考えています。

もちろん、歩いていれば絶対に凝らないという意味ではありません。

歩き方や運動量、もともとの筋肉の状態などによって負担は変わります。

あくまで、同じ姿勢を長時間続ける場合と比べれば、筋肉を動かしている方がコリは蓄積しにくいということです。

冷えやむくみにも臀部のコリが関係している?

若い方、特に女性の患者さんからよく聞くのが、

「足が冷える」

「脚がむくむ」

という悩みです。

冷えやむくみにはさまざまな原因があります。

ただ私は、こうした症状がある方の中には、長年蓄積してきた臀部の深いコリが関係している方もいるのではないかと考えています。

臀部は、腰から脚へとつながる大きな筋肉が集まっている場所です。

そこが長期間圧迫され、筋肉が硬くなった状態が続けば、脚の循環にも影響を与える可能性があります。

実際、冷えやむくみを訴える若い方の臀部を施術していると、

「お尻って、こんなに凝るんですね」

と驚かれることもあります。

肩こりは自分でも気付きやすいのですが、臀部のコリは自覚していない方が意外と多いのです。

足を組む癖も臀部への負担になります

もう一つ気を付けたいのが、座っている時に足を組む癖です。

足を組むと、左右の臀部に均等に体重がかからなくなります。

いつも同じ足を組んでいる方では、片側の臀部に負担が偏った状態を長時間続けることになります。

ただでさえ長時間座っているところへ、さらに左右差のある負担が加わるわけです。

その状態が長期間続けば、片側の臀部に強いコリが蓄積する原因にもなると私は考えています。

「若いからコリはない」とは限りません

肩こりや腰痛、臀部のコリというと、中高年になってからの問題だと思われがちです。

しかし筋肉は、年齢だけで硬くなるわけではありません。

どのくらいの負担を、どのくらい長く受け続けてきたのか。

私は、こちらの方が大切だと考えています。

小学生の頃から学校の硬い椅子に座り、中学、高校、大学でも座り続ける。

家でも勉強し、塾でも座る。

そして社会人になってからも、一日中パソコンの前で座っている。

こうして考えると、20代であっても臀部には十数年分の負担が積み重なっていても不思議ではありません。

そして、その長期間の負担によって、臀部の筋肉の深部にはコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

もし若いのに足の冷えやむくみが気になっているのであれば、脚だけではなく、その上にある臀部の筋肉が硬くなっていないかにも目を向けてみてください。

「若いから大丈夫」とは限りません。

症状を感じ始めたのは最近でも、その背景にある筋肉への負担は、小学生の頃から始まっているのかもしれません。

関連記事

臀部のコリや、腰・脚への影響についてもっと知りたい方はこちら

📌「坐骨神経痛」は本当に神経が原因なのでしょうか?」

📌「人間の体は、本当に左右対称であるべきなのでしょうか?」

📌「膝痛は「膝だけ」の問題ではありません ~負担が広がることで、コリも広がっていきます~

当院の考え方・施術について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

📌施術のご案内ページはこちら

 

 

いつも同じ側が痛い…その原因は「軸足」が変わっているからかもしれません

「いつも片側のお尻だけが張る。」

「腰痛がいつも同じ側に出る。」

「坐骨神経痛のような症状が片側ばかりに出る。」

このような方を施術していると、私は筋肉の硬さだけでなく、普段どちらの足に体重をかけているのかも確認するようにしています。

なぜなら約30年間、多くの患者さんを施術してきた中で、昔のケガなどをきっかけに軸足が変わっている方では、片側のお尻や腰への負担がより強くなり、症状につながりやすい傾向があると感じているからです。

ただし、軸足が変われば必ず症状が出るという意味ではありません。

まずは、そもそも人の体が左右均等ではないというところからお話ししたいと思います。

 

人の体は、もともと左右同じではありません

私たちの体には、

  • 利き手
  • 利き足
  • 軸足

があり、左右で役割が違います。

そのため私は、左右の筋肉がまったく同じ状態であることが理想だとは考えていません。

例えば、右足でボールを蹴る方を考えてみましょう。

ボールを蹴るのは右足。

その時、体を支えているのは左足です。

この場合、

右足=動作をする利き足

左足=体を支える軸足

という役割になります。

普段何気なく立っている時にも、左足へ体重を乗せることが多ければ、当然、左のお尻や太ももの筋肉には右側よりも負担がかかります。

実際に施術をしていても、右足が利き足で左足が軸足の方では、左のお尻の筋肉の方が右より固くなっているケースを非常によく見ます。

これは必ずしも異常なことではありません。

左右の筋肉が同じように使われているわけではない以上、コリの蓄積にも左右差があるのは自然なことだと私は考えています。

軸足側が固いからといって、必ず症状が出るわけではありません

体を支える軸足側には、毎日の生活の中で負担がかかり続けます。

その負担が長期間続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで固まっていきます。

そのため、軸足側のお尻を触るとかなり固くなっている方は珍しくありません。

しかし、固いからといって必ず痛みやしびれが出るわけではありません。

かなりコリが蓄積していても、本人にはほとんど自覚症状がない方もいらっしゃいます。

もちろん反対に、通常の軸足側に腰痛やお尻の痛み、坐骨神経痛のような症状が出る方もいらっしゃいます。

つまり、

「軸足だから症状が出る」

あるいは、

「軸足だから症状が出ない」

と単純に決められるものではありません。

ただ私は、長年施術をしてきた中で、少し気になる傾向を感じるようになりました。

それが、昔のケガなどによって軸足が変わっている方です。

昔のケガをきっかけに軸足が変わることがあります

例えば、本来左足が軸足だった方が、左足首を強く捻挫したとします。

痛みがある間は、当然その足へ体重をかけたくありません。

そこで無意識に右足へ体重を逃がして生活するようになります。

これは傷めた場所を守るための自然な反応です。

やがて捻挫そのものが治り、普通に歩けるようになります。

ところが、ケガをしていた時に身についた体重のかけ方だけが、その後も残ってしまう方がいらっしゃいます。

すると、本来左足が担っていた「体を支える役割」を、右足が担うようになります。

私は、このような状態を施術の中で何度も見てきました。

利き足が軸足の仕事までするようになります

ここが、私が重要だと考えているところです。

もともと右足が利き足だったとします。

右足は本来、歩いたり、蹴ったり、さまざまな動作をする側です。

ところが左足のケガなどをきっかけに軸足が右へ移ると、

利き足として動く役割

に加えて、

軸足として体を支える役割

まで右足が担うようになります。

すると右側のお尻や太もも、腰の筋肉には、それまで以上の負担がかかるようになります。

そして、その状態が何年も続けば、筋肉にはコリが蓄積し、深部まで強く固まっていきます。

私は、こうして本来とは違う体の使い方が長期間続いている方では、通常の軸足の状態よりも筋肉への負担が大きくなり、症状につながりやすい傾向があると考えています。

腰痛や坐骨神経痛のような症状につながることもあります

私の施術経験では、軸足が変わっている方に、

  • 片側のお尻の強い張り
  • 腰痛
  • お尻から脚にかけての痛み
  • 坐骨神経痛のような症状

が見られることがあります。

もちろん、軸足が変わった人すべてに、このような症状が出るわけではありません。

また、軸足が変わっていなくても、通常の軸足側に症状が出る方もいらっしゃいます。

坐骨神経痛にも椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、さまざまな原因があります。

ですから私は、

「坐骨神経痛の原因は軸足です」

と考えているわけではありません。

ただ、約30年間多くの患者さんを施術してきた中で、昔のケガなどによって軸足が変わり、片側の筋肉へ通常以上の負担が長期間かかっていることが、症状を出しやすくする要因の一つになっているケースがあると考えています。

だから私は「昔のケガ」を聞きます

腰痛や坐骨神経痛で来院された方に、

「昔、足首を捻挫したことはありませんか?」

「膝の靱帯を傷めたことはありませんか?」

「足を骨折したことはありませんか?」

と、一見すると現在の症状とは関係なさそうなことまでお聞きすることがあります。

それは、今痛い場所だけを見ていては、なぜその側の筋肉にこれほど負担がかかっているのか分からないことがあるからです。

昔のケガをかばう。

↓

体重のかけ方が変わる。

↓

軸足が変わる。

↓

片側の筋肉への負担が増える。

↓

その状態が何年も続き、深部までコリが蓄積する。

私は、このような流れが隠れていないかを確認しています。

体重のかけ方だけを無理に直せばいいわけではありません

では、

「右に体重をかけているなら、今日から左にかければいい。」

ということなのでしょうか。

私は、そんなに単純ではないと考えています。

何年、何十年と同じ体の使い方を続けていれば、それに合わせて筋肉にもコリが蓄積し、深部まで固まっています。

その状態のまま、

「反対側に体重をかけましょう。」

と意識だけで変えようとしても、体にとってはかえって不自然で疲れることがあります。

だから私はまず、長年負担を受け続けてきた筋肉の深部のコリを少しずつ取り除き、自然に体重移動をしやすい状態へ戻していくことを大切にしています。

そのうえで、必要に応じて普段の立ち方や体の使い方にも目を向けていきます。

まずはご自身の立ち方を確認してみてください

一度、何も意識せずに立ってみてください。

どちらの足に体重が多く乗っているでしょうか?

そして、

「利き足はどちらか?」

「昔、大きなケガをした足はどちらか?」

「いつも痛くなるのはどちら側か?」

も思い出してみてください。

昔のケガと現在の体重のかけ方を比べてみると、意外なつながりが見つかるかもしれません。

まとめ

人の体は、もともと左右均等に使われているわけではありません。

利き足と軸足にはそれぞれ役割があり、通常でも軸足側の筋肉には負担がかかり、反対側よりコリが蓄積していることが多くあります。

それ自体を私は異常だとは考えていません。

もちろん、その通常の軸足側に腰痛や坐骨神経痛のような症状が出る方もいらっしゃいます。

ただ私は約30年間の施術経験から、昔のケガなどをきっかけに軸足が反対側へ変わった方では、その側の筋肉への負担がさらに大きくなり、症状につながりやすい傾向があると感じています。

だから私は、現在痛い場所だけではなく、

昔のケガ、利き足と軸足、普段の重心のかけ方、そして左右の筋肉の状態

まで確認しながら施術を行っています。

「なぜか、いつも同じ側だけ痛くなる。」

そんな方は、今痛い場所だけでなく、昔のケガをきっかけに体の使い方が変わっていないかという視点から、一度ご自身の体を見てみてください。

 

関連記事

腰痛や体の使い方についてもっと知りたい方はこちら

📌「昔のねんざが、今の『つまずき』の原因かもしれません」

📌「整体やマッサージに行っても、すぐに元へ戻ってしまうのはなぜ?」

腰痛が慢性化する仕組みや、当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、ホームページの「腰痛」ページもぜひご覧ください。

📌腰痛ページはこちら


人間の体は、本当に左右対称であるべきなのでしょうか?

整体院などで、

「骨盤が歪んでいますね」

「左右の足の長さが違いますね」

と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。

私の整体院に通われている方はご存じだと思いますが、私は骨盤の位置だけを見て、それを無理に左右対称にするような施術は行っていません。

それよりも大切にしているのが、骨盤を支えている筋肉がどのような状態になっているのかを見ることです。

そして、もう一つ確認していることがあります。

それが、

「普段、どちらの足で体を支えているのか」

です。

人間には「利き足」と「軸足」があります

右利き、左利きというように、人間には利き手があります。

足にも左右で役割の違いがあります。

例えば、ボールを蹴る時には、一方の足で体を支え、反対側の足を動かします。

この時、

動かす側が利き足、体を支える側が軸足

と考えると分かりやすいでしょう。

何気なく立っている時にも、左右均等に体重をかけているとは限りません。

片方の足へ体重を乗せ、反対側の足を楽にしていることがあります。

つまり、私たちの体は普段から左右をまったく同じように使っているわけではありません。

左右それぞれに違った役割があるのです。

左右の筋肉の硬さが違うのは不思議ではありません

軸足は、立っている時や動作をする時に体を支える役割を担います。

そのため私は、施術をしていると、軸足側の臀部の筋肉が反対側より硬くなっている方をよく見ます。

これはそれほど不思議なことではありません。

左右で役割が違えば、使われ方も違います。

使われ方が違えば、筋肉への負担も左右で同じにはなりません。

そして同じ筋肉へ負担が長期間かかり続ければ、その深部にはコリが形成され、蓄積していきます。

ですから私は、

「左右の筋肉の硬さが違う=体が異常に歪んでいる」

とは考えていません。

左右差があること自体は、人間の体にとって自然なことです。

私が「骨盤の歪み」だけを見ない理由

骨盤の左右差を見ると、

「骨盤が歪んでいるから筋肉がおかしくなった」

と考えたくなるかもしれません。

しかし私は、逆の見方も必要だと考えています。

骨盤の周囲には、臀部をはじめ多くの筋肉があります。

そうした筋肉の緊張に左右差があれば、骨盤の位置や姿勢にも影響します。

つまり、

骨盤の位置が違う

↓

だから骨盤だけを元に戻す

という単純な話ではありません。

なぜその位置になっているのか。

左右の筋肉はどうなっているのか。

普段どちらの足へ体重をかけているのか。

私は、こちらを見ることの方が大切だと考えています。

左右の足の長さが違って見える場合も同じです。

それだけを見て「骨盤が歪んでいる」と判断するのではなく、筋肉の緊張や姿勢、体重のかけ方なども含めて考える必要があります。

私が特に気にしているのは「軸足が変わっている人」です

ここからが、私が約30年間患者さんを見てきて興味深いと感じているところです。

例えば、もともと左足を軸足として使っていた人が、左足首をひどく捻挫したとします。

痛みがあるため、無意識に左足をかばいます。

すると、それまで右足が「動かす足」、左足が「支える足」だったものが、右足でも体を支えるようになります。

ケガそのものが治った後も、この体の使い方が残る方がいます。

すると右足は、

「動かす」という本来の役割に加えて、「支える」という役割まで担う

ことになります。

私は、このように昔のケガなどをきっかけに軸足が変わっている方では、新しく軸足になった側の臀部や腰へ、通常以上の負担が集中していることがあると感じています。

普通の軸足のコリと何が違うのでしょう?

ここは少し分かりにくいところなので、分けて考えてみましょう。

もともとの軸足でも、体を支えているのですから臀部の筋肉には負担がかかります。

ですから、

軸足側の臀部が硬いこと自体は珍しいことではありません。

もちろん、その通常の軸足側に腰痛や臀部痛などの症状が出る方もいます。

一方、昔のケガなどをきっかけに軸足が反対側へ変わると、それまでとは違った負担のかかり方になります。

本来よく動かしていた側が、今度は体を支える仕事まで担う。

その状態が長期間続けば、臀部や腰の筋肉にはさらに強い負担が蓄積していきます。

私が問題だと考えているのは、単純に**「左右差があること」ではなく、「本来の役割分担が変わり、一方へ通常以上の負担が集中していること」**なのです。

昔のケガと、現在の腰痛や臀部痛がつながっていることもあります

患者さんに、

「昔、足首や膝を大きくケガしたことはありませんか?」

と聞くと、

「そういえば20年前に右足首をひどく捻挫しました」

「学生時代に左膝の靱帯を傷めました」

といった話が出てくることがあります。

患者さん自身は、

「そんな昔のケガが今と関係あるんですか?」

と驚かれることがあります。

ケガそのものは、とっくに治っているかもしれません。

しかし、ケガをかばったことで体重のかけ方が変わり、その後も同じ使い方を何年、何十年と続けていれば、筋肉への負担は積み重なっていきます。

その結果、片側の臀部や腰の深部に強いコリが蓄積している方がいます。

そして、そこにできたトリガーポイントなどが、臀部痛や脚への関連痛を出しているケースもあります。

私は約30年間の施術経験から、昔のケガなどをきっかけに軸足が変わっている方では、片側の臀部や腰への負担がより強くなり、腰痛や坐骨神経痛のような症状につながりやすい傾向があると感じています。

もちろん、坐骨神経痛には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などを含め、さまざまな原因があります。

ですから、すべての坐骨神経痛を軸足だけで説明することはできません。

骨盤だけを見るのではなく、「なぜそうなったのか」を見る

私は骨盤の左右差そのものを否定しているわけではありません。

大切なのは、左右差を見つけて、

「歪んでいるから戻しましょう」

で終わらせないことです。

なぜ左右差があるのか。

どちらが軸足なのか。

左右の臀部の筋肉はどう違うのか。

昔、足首や膝をケガしていないか。

立っている時、どちらへ体重をかけているのか。

そして、その状態が何年続いているのか。

こうしたことを一つずつ見ていくと、現在の腰痛や臀部のコリにつながる理由が見えてくることがあります。

人間の体は、もともと完全な左右対称ではありません。

だから私は、左右差を無理にゼロにすることを目標にはしていません。

それよりも、

「なぜ今、この筋肉にこれほど負担がかかっているのか」

を考え、深部に蓄積したコリを少しずつ取り除いていく。

それが、骨盤周辺を見る時にも私が大切にしている考え方です。

関連記事

坐骨神経痛やお尻の筋肉についてもっと知りたい方はこちら

📌「いつも同じ側が痛い…その原因は「軸足」が変わっているからかもしれません」

📌「昔のねんざが、今の『つまずき』の原因かもしれません」

坐骨神経痛が起こる仕組みや、当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、ホームページの「坐骨神経痛」ページもぜひご覧ください。

📌 坐骨神経痛ページはこちら

「坐骨神経痛」は本当に神経が原因なのでしょうか?

腰痛に加えて、お尻から足にかけて痛みやしびれが出ると、多くの方が思い浮かべるのが**「坐骨神経痛」**ではないでしょうか。

「神経痛」という名前が付いているくらいですから、「神経が悪いんだろう」と考えるのも無理はありません。

実際、私の整体院にも、

「整形外科で坐骨神経痛と言われました。」

という患者さんが多く来院されます。

では、この「坐骨神経痛」とは、一体どのようなものなのでしょうか。

 

「坐骨神経痛」は病名ではありません

実は、坐骨神経痛は病名ではありません。

お尻から太ももの後ろ、ふくらはぎ、足先にかけて現れる痛みやしびれなどの症状をまとめて「坐骨神経痛」と呼んでいます。

例えば、MRIで椎間板ヘルニアが確認されれば、その原因はヘルニアと考えられます。

しかし、レントゲンやMRIを撮っても特に異常が見つからないにもかかわらず、お尻から足へ痛みやしびれが出る方も少なくありません。

そのような場合にも、「坐骨神経痛」という言葉が使われます。

つまり、「坐骨神経痛」という言葉だけでは、痛みやしびれが出ているという状態を表しているだけで、原因までは分からないということです。

私は原因の多くがお尻の筋肉にあると考えています

私は約30年間、多くの坐骨神経痛の患者さんを施術してきました。

その中で私がたどり着いた答えは、坐骨神経痛の原因の多くは腰ではなく、お尻の筋肉にあるということです。

もちろん、椎間板ヘルニアなどが原因となるケースもあります。

しかし、私が日々施術している中では、原因がお尻の筋肉にある方が圧倒的に多いと感じています。

では、なぜお尻の筋肉にコリができるのでしょうか。

大きな原因の一つが、長時間同じ姿勢を続けることです。

長時間座っていると、お尻の筋肉には体重がかかり続け、長い時間圧迫された状態になります。

反対に、立ち仕事などで長時間立ち続けている場合には、直立姿勢を維持するために中臀筋などの筋肉が長時間緊張し続けます。

また、座っている時に足を組む癖がある方では、左右の臀部にかかる負担にも偏りが生まれます。

こうした負担が毎日のように長期間続くことで、臀部の筋肉の深部にコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

一方、歩いている時にも臀部の筋肉は使っています。

ただ、歩行では筋肉を動かしながら使っているため、同じ姿勢で長時間座ったり立ったりしている場合と比べると、コリは蓄積しにくいと私は考えています。

もちろん、歩いていれば絶対にコリができないということではありません。

同じ筋肉を長時間固定した状態で使い続けるよりも、動かしながら使っている方がコリは蓄積しにくいということです。

トリガーポイントという考え方があります

私が施術の中で大切にしているのが、トリガーポイントという考え方です。

長期間の負担によって筋肉の深部に形成・蓄積したコリは、その場所だけではなく、離れた場所へ痛みやしびれを飛ばすことがあります。

坐骨神経痛のような症状も、その代表的な例の一つです。

実際に施術をしていても、お尻の深いコリを取り除いていくことで、足の痛みやしびれが軽くなっていくケースを数多く経験してきました。

腰ばかり施術しても改善しない理由

坐骨神経痛と言われると、多くの方は腰ばかり気にしてしまいます。

しかし、原因がお尻の筋肉にあるのであれば、腰だけ施術していても思うような変化は期待できません。

私は、痛みやしびれがどこに出ているかだけではなく、本当の原因がどこにあるのかを見極めることを大切にしています。

その結果、お尻の筋肉へ施術を行うことで改善していく患者さんを、これまで数多く診てきました。

まとめ

「坐骨神経痛」と言われると、神経そのものが悪くなっているように感じてしまうかもしれません。

しかし、「坐骨神経痛」は症状を表す言葉であり、原因は人によって異なります。

私は約30年間、多くの患者さんを施術してきましたが、坐骨神経痛の原因の多くは、お尻の筋肉にあると考えています。

特に長時間の座位や立位、足を組む癖などによって臀部への負担が長期間続けば、筋肉の深部にはコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

そして、この深部に蓄積したコリが、臀部だけではなく、太ももやふくらはぎなど離れた場所へ痛みやしびれを飛ばしている方を、私は数多く診てきました。

長年蓄積したお尻のコリを一つひとつ取り除いていくことで、痛みやしびれが改善していく患者さんも数多く見てきました。

腰痛や足のしびれでお悩みの方は、「腰だけ」が原因と決めつけるのではなく、一度お尻の筋肉の状態にも目を向けてみてください。

関連記事

坐骨神経痛やお尻の筋肉についてもっと知りたい方はこちら

📌「いつも同じ側が痛い…その原因は「軸足」が変わっているからかもしれません」

📌「人間の体は、本当に左右対称であるべきなのでしょうか?」

📌「腰痛には腹筋運動?その前に知ってほしいこと。」

坐骨神経痛の原因や当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、ホームページの「坐骨神経痛」ページもご覧ください。

📌坐骨神経痛ページはこちら

 

 

「椎間板ヘルニア=腰痛の原因」とは限りません

腰痛で悩まれている方は本当に多く、その中には**「椎間板ヘルニア」と診断された**という方も少なくありません。

来院された患者さんから、

「MRIでヘルニアと言われました。」

「ヘルニアだから腰痛は治らないのでしょうか?」

という相談を受けることもよくあります。

しかし、ヘルニアが見つかったからといって、それだけで現在の腰痛や足のしびれの原因と決められるとは限りません。

 

椎間板ヘルニアはMRIで確認します

腰痛で病院を受診すると、まずレントゲン検査が行われることがあります。

レントゲンは骨の状態を確認するためには非常に有効ですが、椎間板そのものや神経の状態を直接映し出すことはできません。

そのため、椎間板ヘルニアを詳しく調べる必要がある場合には、MRI検査が行われます。

MRIでは椎間板や神経の状態を詳しく確認できるため、診断に大きく役立ちます。

ヘルニアがあっても症状がない人もいます

近年では、MRIで椎間板ヘルニアが見つかっても、腰痛や足のしびれなどの症状がまったくない人もいることが分かっています。

つまり、

「ヘルニアがある=必ず痛みの原因」

とは言い切れません。

逆に、強い腰痛があってもヘルニアだけでは説明できないケースもあります。

画像検査はとても重要ですが、画像だけで症状の全てを説明できるとは限らないのです。

ヘルニアは自然に小さくなることもあります

椎間板ヘルニアは、時間の経過とともに体内で吸収され、小さくなることがあります。

そのため、症状や神経への影響などを総合的に判断しながら、保存療法を選択するケースも少なくありません。

もちろん、神経の圧迫が強い場合や筋力低下などがある場合には、手術が適しているケースもあります。

治療方法は一人ひとり異なりますので、担当医とよく相談することが大切です。

私が30年近くの施術で感じていること

私は約30年、多くの腰痛の患者さんを施術してきました。

その中で感じているのは、腰痛は一つの原因だけで起こるものではないということです。

姿勢や生活習慣などによって、同じ筋肉に長期間負担がかかり続ければ、腰や臀部などの筋肉の深部にはコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

私は約30年間の施術経験から、画像で確認できるヘルニアだけではなく、こうした長年蓄積した筋肉のコリが腰痛や足の症状に関係しているケースも数多くあると感じています。

そのため私は、MRIの画像だけを見るのではなく、

「どの筋肉が硬くなっているのか」

「どの動作で痛みが出るのか」

「普段どのような生活を送っているのか」

こうしたことも含めて、総合的に考えることが大切だと感じています。

画像だけでは分からないこともあります

MRIやレントゲンはとても重要な検査です。

しかし、画像だけで現在の症状をすべて説明できるとは限りません。

もしヘルニアと言われて不安を感じているのであれば、画像だけで判断するのではなく、体全体の状態や筋肉の緊張なども含めて考えてみることが大切です。

腰痛は一人ひとり原因や背景が異なります。

だからこそ、丁寧に体の状態を確認しながら、その方に合った方法を選択していくことが大切だと私は考えています。

関連記事

腰痛についてもっと知りたい方はこちら

📌「腰痛には腹筋運動?その前に知ってほしいこと。」

📌「朝起きると腰が痛い・肩がこるのは、寝具のせいなのでしょうか?」

📌「ぎっくり腰は、痛みが引いてからが大切です」

腰痛が慢性化する仕組みや、当院の施術についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもぜひご覧ください。

📌腰痛ページはこちら

 

船橋駅徒歩3分
〒273-0005
千葉県船橋市本町6丁目3−10
レジデンス船橋 304号

診療時間:9:00~20:00
休診日:火曜・祝祭日
駐車場:なし(近くにコインパーキング有)

雑談コラム
最新投稿一覧
整体ブログ
最新投稿一覧
お得なクーポンはこちらから

当院の施術を受けて頂きやす
いように初回限定クーポンを
ご用意しております。
バナーをクリックして印刷して お持ちください。

施術対象となる症状
  • 背中が重い・痛い
  • 腰痛(ぎっくり腰)
  • 慢性疲労
  • 首・肩こりなどの痛み
  • 椎間板ヘルニア
  • 頭痛
  • 膝の痛み
  • むちうち
  • 内臓機能低下
  • 手足のシビレ
  • O脚
  • 坐骨神経障害
  • 各種スポーツ障害
  • 五十肩
  • 妊娠・出産による腰痛、など
TOP

メニュー