目からうろこの整体コラム

骨盤矯正は意味がない

僕の整体院に来てくださっている方は、僕の考え方をご存知だと思うので骨盤矯正には意味が無いということをご存知だと思います。
でも、最近は骨盤矯正の考えが定着した感があってみんな骨盤の歪みを矯正したいと考えているのではないでしょうか。

でも、人間はそもそも完全に左右対象であるべきなのでしょうか?

僕はそんな必要は無いと考えています。
その理由をこれからお話していきますね。

みなさん利き手ってあるでしょ。
利き手があるっていうことは利き足もあるんです。
ボールを蹴るのが利き足です。止まっていて歩き出しに一歩目を出すのも利き足が多いはずです。
利き足があるという事は反対の足は体重が乗る足、すなわち軸足になります。

休めの姿勢で無意識に体重を乗せているのが軸足です。

人間の体にはこの様に左右によって働きの違いがあります。

これを前提に骨盤を考えて行きましょう。

体重は左足に乗ります。ですから左の臀部は立位では緊張状態にあります。

いつもお話ししますが筋肉が「こる」原因は持続的な力が加わっている状態が続く時です。
ですから左の臀部は右の臀部よりもコリやすい状態にあります。

身体が歪む原理は骨だけが歪むわけではなく、筋肉のコリが筋収縮を引き起こし骨を引っ張ることにより骨格の歪みが生じます。
ですから、骨をボキボキ鳴らしたからといって矯正できるはずがないんです。

これは僕の考え方の基本です。

左の臀部が緊張状態にある為、左に多少の骨盤の歪みが生じます。
ですから、左右の足の長さが微妙に違うわけです。
一般的に左の足が多少短いのはその為です。

よく、整体師が「足の長さを同じにします」と言ってボキボキやって足の長さを同じにするデモンストレーションをやったりしますが、あれは20分もすれば元に戻ってしまいます。

ここまでお話すればお分かりでしょうが、臀部の筋肉のコリを取ってあげれば骨盤はある程度の位置に戻ると考えます。

それよりも怖いのが、過去に足首や膝の怪我をした事から軸足が変わってしまうことです。

軸足が右に移り、利き足と軸足を兼ねる様になると、右の臀部のコリは著しくなります。

右臀部の筋収縮が起こりトリガーポイントが形成された場合そこから脚のシビレが出ます。

これが坐骨神経痛を起こす典型的なパターンです。

骨盤矯正よりもこちらの方がよっぽど重要だと考えます。

朝起きて肩こり、腰痛が増している理由

朝起きて肩こりや腰痛が増しているってことはありませんか?
起きた時に肩こりや腰痛がひどくなっていると得てして枕のせいだ、布団のせいだと言いたくなりますが本当にそうなのでしょうか?
これはご存知ない方が殆どだと思いますが、枕や布団で状態が出るケースは稀と言っていいんです。
では、何が原因で肩こりや腰痛がひどくなってしまうのでしょう。

 

寝起き

 

朝起きて症状が増す方は元々慢性的に肩こり、腰痛の状態を持っている方です。

夜眠っている時は心臓の動きもゆっくりになり血行自体が悪い状態になる為、元々慢性的に肩こり、腰痛持ちの方はよりコリが増している状態になってしまいます。

ですから朝起きた時に症状が増している感覚になるのです。

朝起きて2〜3時間程で血行も良くなってくるので朝起きた時の症状は改善して来ます。

いわゆるギックリ腰などもこのハリが増している時間帯に起きることが多いので午前中に注意しなければいけないという理由はこういう事なのです。

私が施術をさせて頂いている方も朝症状が出るという場合はまだ深部のコリが残っているという事であり、朝コリの症状が出なくなれば深部のコリも取れたと考えて頂いていいのです。

朝、肩こりや腰痛の症状が増している方は慢性的なコリをお持ちの方なのでこれ以上悪化させない為に早めにコリを取り除いた方がいいんですよ。

コリの低年齢化とその原因

昨今、肩こりの低年齢化が進んでいます。
私の整体院にも現在小学生と高校生の患者さん数人がいらしています。
一昔前でしたら子供の肩こりなんてと言われるかと思いますが今では親が子供の肩を揉んでいるなんて話も聞いたりします。
なぜ近年このような事が起こり出したのでしょう?

大きな要因の一つが子供達の体力の低下です。
子供の頃の運動不足により必要な筋力の発達が進まず凝りやすい体質を作っているのだと思います。
実際、野球やサッカー等クラブ活動で身体を動かす子供はいても私達の子供の頃の様に外で走り回って遊ぶ子供は皆無です。
道路で遊ぶと車が危ない、知らない大人が危険、だから極力子供だけで遊ばせない。
公園で子供を見つけてもみんなで通信ゲームをする始末。
これでは必要な筋力の発達は行われず凝りやすい体質になってしまいます。

そして子供をめぐる生活環境の変化です。
ゲーム、スマホ、塾その他の習い事。
それらは眼精疲労も起こり首や肩こりの原因となっていきます。
実際に私の子供も塾や習い事に行っていますが高2の娘は私に肩を押してくれと言ってきます。

 

無題

小5の息子も自覚症状こそありませんが肩を押してみると凝っている状態です。
ゲームやスマホの時間は制限を掛けられますが塾や習い事となると多くなる事はあっても少なくなる事はあまり考えられないでしょうから今後はそれらが子供達のコリの大きな要因になってくるのだと思います。

自分の子供を被験者にしてしまっているのですが今後も塾や習い事によるコリの発生に注視し成長と共に人の体にどの様な影響があるのか考察して行きたいと思います。

背骨の「ゆがみ」と「ずれ」の話

整体院などに行くと「背骨がずれてますね」とか「歪んでますね」という事を言われる時があると思います。また、テレビなどに出てくる整体師さんなども「背骨がずれてますから矯正しましょう」と言ってボキボキとテレビ的なデモンストレーションをして芸人さんなどがリアクションを取ったりしているところを見た事があるのではないでしょうか。

ここでみなさんにお聞きしたいのですが背骨がズレるなんていう事が本当にあると思いますか?人形でもあるまいし、矯正という事でボキボキやって背骨が正常な位置に戻るという事が本当に可能だと思いますか?

背骨がズレるというと、背骨自体がズレてしまうと考えがちですが背骨の関節は極突起という背中に突き出ている箇所に関節があります。その極突起の部分がズレるというと事ですが関節のズレというのは別の言葉でいうと脱臼ですよね。例えば肩関節を脱臼した経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、脱臼した時はとにかく痛い‼︎これは脱臼によって肩関節が炎症を起こすから痛いのですが前述のように背骨がずれたという際そんな痛みは出ますか?(ぎっくり腰は違いますよ)そう、そんな痛みは出ていませんよね。背骨のズレはあり得ないんです。ましてそれをボキボキやって治すなんて。

指の関節をボキボキやる人もいますが、あれは関節の位置を動かしているのでしょうか?指の関節のズレを治しているのでしょうか?違いますよね。指の関節はただボキボキ鳴っているだけなんです。つまり背骨もただボキボキなっているだけということなんです。

では、あのボキボキの音の正体はなんなのでしょう?

答えは関節の中にある液体なんです。関節に圧を加えるとその関節の中にある液体が気化するんです。液体が気体になるわけですからもちろん容積が増えます。ですから、関節をボキボキと鳴らした後は関節の可動範囲が広がるんです。しかし、その気体も約20分程で液体に戻るんです。だから、一度鳴らした後はすぐには鳴らず時間が経って液化してからまたボキボキ鳴るようになるんですよね。

背骨のずれは脱臼でありボキボキ矯正することで治ることはないということは書きましたがでは、「ゆがみ」はどうなんでしょうか。

ゆがみは起こります。ただ、骨だけが歪むわけではなく筋肉が影響しているんです。

骨の周りには筋肉が付着しています。その筋肉が凝ってきて収縮する事によって骨を引っ張りゆがみが出るんです。

ですから、筋肉のコリをしっかり取り除いてしまえばゆがみは自然と元の状態に戻るのです。

ぎっくり腰をした後などに腰が横に曲がってしまう事があります。「側へん」というのですがこれもぎっくり腰による筋肉の収縮を取り除いてあげれはすぐに元の状態に戻ります。

ここに書いてきたように肩こりや腰痛の痛みの原因は筋肉だと私は考えます。

 

 

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