目からうろこの整体コラム

朝起きると肩こりや腰痛がひどい…その原因とは?

「朝起きると肩がガチガチ…」

「寝る前より腰が痛くなっている…」

このような経験はありませんか?

こうした症状があると、多くの方は

「枕が合わないのかな?」

「マットレスが悪いのかな?」

と考えます。

もちろん寝具が影響するケースもありますが、私は約30年間の施術経験から、寝具そのものが主な原因であるケースは、それほど多くないと感じています。

では、なぜ朝になると肩こりや腰痛が強くなるのでしょうか?

朝に症状が強くなる理由

朝起きた時に肩こりや腰痛がひどくなる方の多くは、もともと慢性的なコリを抱えています。

夜眠っている間は活動量が減り、心拍数もゆっくりになります。

そのため筋肉への血流は日中より少なくなり、慢性的にコリがある筋肉はさらに硬くなりやすい状態になります。

その結果、

「朝起きた時が一番つらい」

という状態になるのです。

時間が経つと楽になるのはなぜ?

「朝は痛いのに、お昼頃には楽になってくる。」

このような方も多いのではないでしょうか。

起床後は体を動かし始めることで血流が徐々に改善し、硬くなっていた筋肉が少しずつ柔らかくなります。

そのため、朝感じていた肩こりや腰痛も軽くなっていくのです。

ぎっくり腰が朝に多い理由

ぎっくり腰は、朝から午前中に起こることが少なくありません。

私はその理由も、朝の筋肉の硬さが関係していると考えています。

慢性的にコリがある筋肉は、朝は特に硬くなっています。

その状態で、

  • 顔を洗う
  • 靴下を履く
  • 荷物を持ち上げる

といった何気ない動作をした時に、筋肉へ急な負担がかかり、ぎっくり腰につながることがあります。

そのため、朝は特に無理な動きをしないよう注意することが大切です。

改善の目安は「朝」です

施術を続けている患者さんにも、私はよくお話ししています。

朝起きた時の症状は、改善の一つの目安になります。

朝の肩こりや腰痛が少しずつ気にならなくなってきたら、それだけ深部のコリも改善してきていると私は考えています。

逆に、

「朝だけはまだつらい」

という場合は、深部のコリがまだ残っているサインかもしれません。

朝の痛みを当たり前にしないでください

「朝だけだから大丈夫。」

そう思っている方も少なくありません。

しかし、朝に症状が強く出るということは、慢性的なコリが積み重なっている可能性があります。

放っておくと、肩こりや腰痛がさらに悪化したり、ぎっくり腰などを起こしやすくなることもあります。

朝の肩こりや腰痛が続いている方は、「寝具が悪い」と決めつける前に、一度筋肉の状態にも目を向けてみてください。

慢性的なコリを改善することが、朝のつらさを軽減する近道になると私は考えています。

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ぎっくり腰は、なぜ朝に多いのでしょうか?

「ぎっくり腰(急性腰痛)」を経験したことはありますか?

突然腰に激痛が走り、その場から動けなくなってしまう…。

数日間寝たきりになったり、少し動くだけでも恐る恐るになってしまったりと、本当につらい症状ですよね。

では、ぎっくり腰は腰で何が起きているのでしょうか。

私は約30年間の施術経験から、多くのぎっくり腰は筋肉を痛めることで起こると考えています。

患者さんにはよく、

「腰に寝違えが起きたようなものだと思ってください。」

とお話ししています。

 

ぎっくり腰は朝に起こりやすい

実は、ぎっくり腰には起こりやすい時間帯があります。

それは朝です。

なぜだと思いますか?

慢性的な腰痛がある方では、長期間の負担によって腰の筋肉の深部にコリが形成され、少しずつ蓄積しています。

コリが蓄積していくと、筋肉は次第に柔軟性や余裕を失っていきます。

さらに寝ている間はほとんど体を動かさないため、もともと深部にコリが蓄積している方ほど、朝起きた直後は腰が固まった状態になります。

その状態で、

  • 顔を洗おうと前かがみになった時
  • 靴下を履こうとした時
  • ソファから立ち上がろうとした時

このような何気ない動作をした時に筋肉へ急な負担がかかり、ぎっくり腰の最後のきっかけになることがあります。

つまり、顔を洗ったり靴下を履いたりしたことだけが原因なのではありません。

それまで長期間にわたって腰の筋肉へ負担がかかり、深部にコリが蓄積して筋肉の余裕が少なくなっていたところへ、何気ない動作が最後のきっかけとして加わったと私は考えています。

一方、午後以降に起こるぎっくり腰は、重い物を持ち上げた時など、大きな負荷がかかった場面で起こることが多い印象です。

痛みは時間が経ってから強くなることもあります

ぎっくり腰というと、

「グキッ!」

という瞬間に、その場へ倒れ込んでしまうイメージを持つ方も多いでしょう。

もちろん、そのようなケースもあります。

しかし実際には、

「ピキッと違和感があっただけなのに、時間が経つにつれて痛みが強くなり、翌朝には動けなくなってしまった。」

というケースも少なくありません。

これは、筋肉を傷めたあとに炎症が広がっていくためです。

温めるより、まずは冷やしましょう

ぎっくり腰になると、

「温めた方がいいのでは?」

と思われる方も多いのですが、受傷直後は炎症を抑えることが大切です。

そのため、まずは患部を冷やすことをおすすめします。

湿布でも構いませんが、可能であれば保冷剤やアイスノンなどをタオルで包み、患部を冷やす方が効果的です。

また、炎症が強い間は長時間の入浴も控えた方がよいでしょう。

一般的には炎症は約72時間続くと言われていますので、最初の2〜3日間は無理をせず、炎症を落ち着かせることを優先してください。

痛みが治まっても終わりではありません

痛みが軽くなると、

「もう治った。」

と思ってしまう方も少なくありません。

しかし、炎症が治まったからといって、腰の筋肉が元の状態に戻ったわけではありません。

ぎっくり腰を起こす以前から、長期間の負担によって筋肉の深部に蓄積していたコリは残っています。

さらに、ぎっくり腰で傷めた部分や、それをかばって働いていた周囲の筋肉にも硬さが残ります。

私は約30年間の施術経験から、こうした状態をそのままにしていると、慢性腰痛へ移行したり、ぎっくり腰を繰り返しやすくなったりすると考えています。

だからこそ、痛みが落ち着いた後に筋肉の状態をしっかり整え、深部に蓄積したコリを少しずつ取り除いていくことが、再発予防につながると考えています。

まとめ

ぎっくり腰は突然起こるように見えますが、私はその背景に、長期間の負担によって腰の筋肉の深部に形成・蓄積してきたコリがあることが多いと考えています。

コリが蓄積して筋肉の柔軟性や余裕が少なくなり、さらに睡眠中に長時間体を動かさないことで、朝は腰が固まった状態になります。

そこへ前かがみになるなどの何気ない動作が加わり、それが最後のきっかけとなって、ぎっくり腰を起こすことがあります。

そして大切なのは、

「痛みが引いた=腰が元の状態に戻った」ではない

ということです。

痛みが落ち着いた後も、以前から深部に蓄積していたコリや、傷めた部分をかばって働いた周囲の筋肉の硬さは残っています。

ぎっくり腰を繰り返している方や、腰に不安を抱えている方は、痛みだけではなく、その背景にある筋肉の状態にも目を向けることが大切だと私は考えています。

 

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「椎間板ヘルニア=腰痛の原因」とは限りません

腰痛で悩まれている方は本当に多く、その中には**「椎間板ヘルニア」と診断された**という方も少なくありません。

来院された患者さんから、

「MRIでヘルニアと言われました。」

「ヘルニアだから腰痛は治らないのでしょうか?」

という相談を受けることもよくあります。

しかし、ヘルニアが見つかったからといって、それだけで現在の腰痛や足のしびれの原因と決められるとは限りません。

 

椎間板ヘルニアはMRIで確認します

腰痛で病院を受診すると、まずレントゲン検査が行われることがあります。

レントゲンは骨の状態を確認するためには非常に有効ですが、椎間板そのものや神経の状態を直接映し出すことはできません。

そのため、椎間板ヘルニアを詳しく調べる必要がある場合には、MRI検査が行われます。

MRIでは椎間板や神経の状態を詳しく確認できるため、診断に大きく役立ちます。

ヘルニアがあっても症状がない人もいます

近年では、MRIで椎間板ヘルニアが見つかっても、腰痛や足のしびれなどの症状がまったくない人もいることが分かっています。

つまり、

「ヘルニアがある=必ず痛みの原因」

とは言い切れません。

逆に、強い腰痛があってもヘルニアだけでは説明できないケースもあります。

画像検査はとても重要ですが、画像だけで症状の全てを説明できるとは限らないのです。

ヘルニアは自然に小さくなることもあります

椎間板ヘルニアは、時間の経過とともに体内で吸収され、小さくなることがあります。

そのため、症状や神経への影響などを総合的に判断しながら、保存療法を選択するケースも少なくありません。

もちろん、神経の圧迫が強い場合や筋力低下などがある場合には、手術が適しているケースもあります。

治療方法は一人ひとり異なりますので、担当医とよく相談することが大切です。

私が30年近くの施術で感じていること

私は約30年、多くの腰痛の患者さんを施術してきました。

その中で感じているのは、腰痛は一つの原因だけで起こるものではないということです。

姿勢や生活習慣などによって、同じ筋肉に長期間負担がかかり続ければ、腰や臀部などの筋肉の深部にはコリが形成され、少しずつ蓄積していきます。

私は約30年間の施術経験から、画像で確認できるヘルニアだけではなく、こうした長年蓄積した筋肉のコリが腰痛や足の症状に関係しているケースも数多くあると感じています。

そのため私は、MRIの画像だけを見るのではなく、

「どの筋肉が硬くなっているのか」

「どの動作で痛みが出るのか」

「普段どのような生活を送っているのか」

こうしたことも含めて、総合的に考えることが大切だと感じています。

画像だけでは分からないこともあります

MRIやレントゲンはとても重要な検査です。

しかし、画像だけで現在の症状をすべて説明できるとは限りません。

もしヘルニアと言われて不安を感じているのであれば、画像だけで判断するのではなく、体全体の状態や筋肉の緊張なども含めて考えてみることが大切です。

腰痛は一人ひとり原因や背景が異なります。

だからこそ、丁寧に体の状態を確認しながら、その方に合った方法を選択していくことが大切だと私は考えています。

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慢性腰痛は「脳の錯覚」だけで説明できるのでしょうか? 〜30年間の臨床で感じていること〜

以前、テレビで「慢性腰痛は脳の影響が大きい」という内容の特集が放送されました。

腰痛で悩んでいる方の中には、ご覧になった方もいるかもしれません。

実は私は、その番組を見ながら少し違和感を覚えました。

もちろん、番組の内容を否定したいわけではありません。

痛みは筋肉や関節だけではなく、脳の働きや心理的な要因が影響することも現在ではよく知られています。

私自身も、その考え方は決して否定していません。

しかし、30年間施術を続けてきた経験からすると、慢性腰痛のすべてを「脳の錯覚」だけで説明するのは少し難しいのではないかと感じています。

 

私が大切にしているのは「筋肉」という視点です

私の施術はトリガーポイントの考え方をベースにしています。

例えば足のしびれがある方でも、お尻の筋肉を押すことで脚に痛みが広がり、その筋肉が緩んでくると、普段感じていたしびれまで軽くなることがあります。

このような現象は、30年間の臨床の中で何度も経験してきました。

神経だけでは説明しきれない痛みがあることは、私自身も実感しています。

そのため、脳が痛みに関わるという考え方にも一定の理解があります。

ただ、それだけでは説明できない患者さんも多くいます

一方で、私が施術してきた患者さんの中には、ぎっくり腰を経験したことがないにもかかわらず慢性腰痛になった方も数多くいます。

逆に、ぎっくり腰を経験しても慢性化せずに改善する方もいます。

このような方々を見ていると、

慢性腰痛には一つではなく、いくつもの原因が重なっている

ように感じます。

私が臨床でよく感じること

長時間のデスクワークや同じ姿勢などによって、腰の筋肉に負担がかかり続ける。

その状態が長期間続けば、腰の筋肉の深部にはコリが形成され、それが少しずつ蓄積していきます。

私は約30年間の施術経験から、こうして長年蓄積した筋肉のコリが、慢性腰痛に大きく関係している方を数多く診てきました。

もちろん画像検査だけでは分からないこともありますし、逆に画像で異常があっても痛みがない方もいます。

だからこそ私は、

筋肉の状態も重要な判断材料の一つ

だと考えています。

運動は誰にでも同じではありません

最近は運動療法が推奨されることも多くなっています。

私も運動そのものを否定しているわけではありません。

ただし、長年の負担によって腰の深部にコリが蓄積し、筋肉に余裕がなくなっている状態で無理に運動を始めると、かえって症状が悪化してしまう方も実際にいらっしゃいます。

そのため、運動を始めるタイミングや内容は、一人ひとり違ってよいと私は考えています。

大切なのは、単純に「運動をするか、しないか」ではなく、今の筋肉がどのような状態なのかを見ながら、どのタイミングで運動を始めるのかを考えることです。

手術だけが選択肢ではない時代になったことは良い変化です

テレビでは、

「ヘルニアでも自然に改善することがある」

という内容も紹介されていました。

これは私も患者さんへ以前からお伝えしてきたことです。

必要以上に不安にならず、まず保存療法を検討するという流れが広がってきたことは、とても良い変化だと思っています。

まとめ

痛みには、脳の影響もあります。

心理的な要因もあります。

もちろん筋肉もあります。

私は30年間、多くの患者さんを施術してきた中で、

慢性腰痛は一つの理論だけでは説明できない

と感じています。

そして筋肉について考える時には、その時だけの硬さを見るのではなく、長期間の負担によって深部に形成され、少しずつ蓄積してきたコリにも目を向けることが大切だと考えています。

だから私は、

「脳か筋肉か」

ではなく、

どちらの可能性も考えながら、その方に合った施術を行うこと

を大切にしています。

 

 

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